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告白とその心意
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しばらくの間そうやって長いキスをしていたけれど、ほんの少し間が空いた時に美咲さんが囁いてくる。
「それとも、二人きりになったら一刻も早くこんな風にされないと、嫌だったりする?」
「そんなこと、ないです、あり得ないです」
「…何がよ」
私が猛烈に否定したので、美咲さんは笑っている。
「私、お姉さまとずっと一緒にいたいんです、だから」
「冴子…?」
「だから本当は、一緒に会社を出て、それでごはんを食べて、ってしたかったんです」
ずっと思っていたけれど言えなかった事を私はやっと言葉にできた。
その理由は間違いなく、晴香ちゃんに指摘された、あのキスマークの事があったから、それで勇気が出たのだと思う。
自分でも、そんな担保がなければ本音を伝えられないのか、と思うとずるくて情けない気もしたが、だからこそ、あのキスマークに深い意味がなかったとしても、私は本当の気持ちを伝える事を決めていた。
頭の中に一瞬、あの時の晴香ちゃんの言葉が蘇る。
晴香ちゃんは、私の身体に新たな跡を残して「この跡をつけた人に挑みたい」と言ったのだった。
その記憶を追いやりながら私は美咲さんの事だけを考えた。
「私は、お姉さまのものです、だから何番目でもいいから、いや、一番になりたくて」
「……」
私は、はっと思い出して美咲さんの身体から離れ持参したバッグをあさる。美咲さんは若干びっくりした様子で私を見ていた。
「冴子…?」
「これです、恥ずかしいけど、こそこそするのはやめます」
私はバッグから秘書検定やTOEICのテキストを取り出して美咲さんに見せた。
「必ず、自分の力でお姉さまのそばに行けるようにします」
「…」
美咲さんは、なるほどね、という表情を見せる。
「だから一人で待っているのもつらくありません」
しかし美咲さんは特に返事をせず、ソファに戻れと視線だけで告げてきたので、私は慌てて本をしまいソファに戻った。
さっきのように大胆な態勢は取れず、改めて美咲さんの隣に座る。
必死だったので意識していなかったが、美咲さんは仕事帰りのスーツ姿のままなので、私の宣言を聞いてそれを軽く受け流した時に、改めて「立場の違い」を思い知らされたような思いがした。
だが、今こうして隣に座っていると、さっき、ほんの一瞬感じた冷淡さはもう消えてしまっている。再び肩を抱き寄せられて言われた。
「何かあった?」
「…いえ」
晴香ちゃんとの事も、キスマークの存在に気付いた事も話せない。
微妙な沈黙が流れる。それに耐えられず、私はつい「すみません」と理由のわからない謝罪をした。
「冴子の気持ちはわかった、嬉しい」
目を合わさずにそう言われる。美咲さんは何か考えているのだ。
多分、私が突然にこんなにも考えを変え行動した事、その上それをわざわざ美咲さんに宣言した事の心意を探っているに違いない。
ただ、それを正確に推測できなかったとしても、今尋ねられた事と私の反応から、私の中にある後ろめたさは察知したはずだ、そこはごまかしきれているとは自分でも思えない。
でもキスマークの件について美咲さんから言及する事も難しいはずだ。
こっそりとそれを行っていたつもりなら、の話だけど。
「冴子」
美咲さんがいつものように私の顔を覗き込んでくる。私は一瞬身構えた。
この短い時間の間に、美咲さんの中では何かが腑に落ちたようだった。
「つまり、私がもっとちゃんと冴子を捕まえておかないとダメってことね」
「…」
それは、先ほどの私の宣言にも対応しているし、私の後ろめたさの理由にも対応した言葉だった。
「冴子、いい?」
「…はい」
「さっき自分で宣言してたけど、私からも言わせてもらうからね」
「何をですか?」
「冴子は私だけのものなのよ」
人を縛りたくない、と言っていた美咲さんがとうとう私を縛るための呪文を唱えたのだと思った。
美咲さんが言葉にすれば私はその通りになる。
「だから、早く私のもとへ来なさい」
「はいっ」
これは業務命令だ。必ず秘書課への異動を勝ち取れという意味だ。
気が付くと私の目には涙がたまっている。
「…それから」
美咲さんはあえて少し身体を離して続ける。触り始まってしまうと大事な話ができないからだろう。
「私も、あの日からずっと冴子だけよ」
「…え」
「冴子が思うほど、遊んでるわけじゃないのよ、私…立場もあるからね」
その言葉に妙に納得してしまった。そして自分は一体何を心配していたのだろうという気持ちになる。
よく考えれば美咲さんはそこまで暇な人でもない。リスクを負ってまで出会い系アプリで相手探しをする事もないのだ。
妙にこなれて見えたのは私が未熟過ぎたせいなのかもしれない。
…そうか、私が先に写真を送っていたから、だからいきなりこの部屋に招いてくれたんだ。私の素性を知っていたから、という事だったのか。
今度は私が思考を巡らせていると、美咲さんはなぜか間を取って待っていてくれた。
「…だけど、会社の人に知られたら」
やっと私がそれを口にすると、「そんなのどうにでもなるわよ」と一蹴されたが、思い直したように美咲さんはこう続けた。
「でも、私の口利きで異動したって思われたくないだろうから、社内では伏せておいた方がいいわね」
「…はい」
「…それで?」
急に美咲さんがモードを切り替えて尋ねてくる。いやらしい事を始める前にわざとこういう冷たい空気を醸す事はよくあった。
「……」
私なりに最善の回答を考えるが、時間がかかってしまう。
「冴子が秘書になったら、公私共に尽くしてくれるって事だよね?」
「もちろんです」
やり取りの間にはっと思い出す。晴香ちゃんとの事を後ろめたく思っていた日々、次に美咲さんに会う時には徹底的に奉仕しようと決めていたのだ。
変な流れで告白めいた宣言をしてしまったのですっかり忘れていたが。
幸い今日の美咲さんは、珍しくスカートスーツを着ているし、これは将来をイメージして奉仕するのに絶好のチャンスだ。
私はさっと美咲さんの足元に跪いてストッキング越しにふくらはぎを撫でた。
今日の美咲さんは、チャコールグレーのスカートスーツを着ている。インナーは黒のVネックカットソーを合わせていて、とても大人っぽさが強調されている。
「お姉さま、今日も本当に素敵です」
特に意識せず言葉が出てしまう。直接見る機会は少ないが、部下を連れて外出する際や、来客の出迎え等でごくたまに仕事モードの美咲さんを見かけるけれど、やはりその姿には憧れを抱いてしまうのだ。
これだけ親密な関係になっていても、それは今も変わる事はない。
そういう美咲さんを傍で見ていたい、これは心から願う事なのだ。
「冴子に癒してもらったら、バリバリ仕事頑張れちゃうかな、あ…逆かな?仕事なんてどうでも良くなったりして」
「…どっちも嬉しいけど、どっちも困ります」
私が真剣に答えたので美咲さんは吹き出したが、「ごめんごめん」と謝ってきた。
私はその隙にキッチンへと走り、冷蔵庫から缶ビールと、肴になりそうなチーズを掴んでリビングに戻る。それらをテーブルに載せて再び元の位置に座り込んだ。
「お疲れでしょうから、寛いでいてください」
「…冴子は?」
「気持ち良くなってもらえるように頑張ります」
私は笑顔で返す。美咲さんは付き合ってくれるようで、缶ビールを手に取りプルトップを開けた。
私はそっと美咲さんの両膝に手を添えながらゆっくりと開いていく。自分の頭が入るギリギリの幅で良い。あまり美咲さんの態勢をきついものにしたくなかった。
美咲さんはそれでも、あえてソファに背中をもたれて腰を前に出すように身体をずらしてくれる。
私は美咲さんの両脚の間に身体を挟むようにして近づく。真正面からスカートの中が見えて私は興奮を抑えられなかった。
「お姉さま…これって」
「そう、これにして正解だったわね」
美咲さんが不敵に笑う。
私に見えたもの、それはガーターストッキングと黒いショーツだったのだ。
もう、これを見せつけられただけで私の下半身はうずく勢いだった。勢い余って涙やらよだれが湧いてくる気さえする。
はやる気持ちを押さえて私は黒いショーツのクロッチの上からそっと美咲さんの秘部に指を沿わせた。ここにしみができる様子を見たくなり、私は舌を尖らせてクロッチの中央に突き立ててみる。
舌先がちょうど入口の窪みをとらえて沈んだ。
そこで舌先をぐいぐい動かしてその向こう側を刺激していく。
主に私の吐息なのだとは思うが、スカートの中に熱がこもっていくのが感じられた。
美咲さんは緩慢に「はぁ」と軽く吐息を漏らしつつも、寛いでビールを飲んでいる様子だった。まだ余裕はありそうだ。
私はさっと両手の指で美咲さんの足を撫でながら、それまでよりほんの少し広く両脚を開かせる。
それからクロッチにねじ込んでいた舌を離してみると、きっと私の唾液でそうなったのだろうが、生地の中央にしみができているのが見えて、なんとなく優越感を感じた。
「お姉さま、ここ」
そのしみの少し上の突起を布越しに指でつつく。更に上下に擦って突起に刺激を与えていくと、更に美咲さんの体温が上がったような気がした。
「冴子ったら…」
「それから、ここ…私の唾液でしみができちゃいました」
突起を刺激しながら、もう片方の手でさっきの窪みに指先を沈めてみると、内側から染み出る蜜の感触があった。
「…濡れてます」
「冴子、言わないで」
少しずつ、美咲さんは快楽に集中してきているのか、缶ビールを持つ手は下に下ろしている。私はその手から缶を受け取りテーブルに戻した。中身は半分くらいになっていた。
「脱がせてもいいですか?」
「…」
「それとも、二人きりになったら一刻も早くこんな風にされないと、嫌だったりする?」
「そんなこと、ないです、あり得ないです」
「…何がよ」
私が猛烈に否定したので、美咲さんは笑っている。
「私、お姉さまとずっと一緒にいたいんです、だから」
「冴子…?」
「だから本当は、一緒に会社を出て、それでごはんを食べて、ってしたかったんです」
ずっと思っていたけれど言えなかった事を私はやっと言葉にできた。
その理由は間違いなく、晴香ちゃんに指摘された、あのキスマークの事があったから、それで勇気が出たのだと思う。
自分でも、そんな担保がなければ本音を伝えられないのか、と思うとずるくて情けない気もしたが、だからこそ、あのキスマークに深い意味がなかったとしても、私は本当の気持ちを伝える事を決めていた。
頭の中に一瞬、あの時の晴香ちゃんの言葉が蘇る。
晴香ちゃんは、私の身体に新たな跡を残して「この跡をつけた人に挑みたい」と言ったのだった。
その記憶を追いやりながら私は美咲さんの事だけを考えた。
「私は、お姉さまのものです、だから何番目でもいいから、いや、一番になりたくて」
「……」
私は、はっと思い出して美咲さんの身体から離れ持参したバッグをあさる。美咲さんは若干びっくりした様子で私を見ていた。
「冴子…?」
「これです、恥ずかしいけど、こそこそするのはやめます」
私はバッグから秘書検定やTOEICのテキストを取り出して美咲さんに見せた。
「必ず、自分の力でお姉さまのそばに行けるようにします」
「…」
美咲さんは、なるほどね、という表情を見せる。
「だから一人で待っているのもつらくありません」
しかし美咲さんは特に返事をせず、ソファに戻れと視線だけで告げてきたので、私は慌てて本をしまいソファに戻った。
さっきのように大胆な態勢は取れず、改めて美咲さんの隣に座る。
必死だったので意識していなかったが、美咲さんは仕事帰りのスーツ姿のままなので、私の宣言を聞いてそれを軽く受け流した時に、改めて「立場の違い」を思い知らされたような思いがした。
だが、今こうして隣に座っていると、さっき、ほんの一瞬感じた冷淡さはもう消えてしまっている。再び肩を抱き寄せられて言われた。
「何かあった?」
「…いえ」
晴香ちゃんとの事も、キスマークの存在に気付いた事も話せない。
微妙な沈黙が流れる。それに耐えられず、私はつい「すみません」と理由のわからない謝罪をした。
「冴子の気持ちはわかった、嬉しい」
目を合わさずにそう言われる。美咲さんは何か考えているのだ。
多分、私が突然にこんなにも考えを変え行動した事、その上それをわざわざ美咲さんに宣言した事の心意を探っているに違いない。
ただ、それを正確に推測できなかったとしても、今尋ねられた事と私の反応から、私の中にある後ろめたさは察知したはずだ、そこはごまかしきれているとは自分でも思えない。
でもキスマークの件について美咲さんから言及する事も難しいはずだ。
こっそりとそれを行っていたつもりなら、の話だけど。
「冴子」
美咲さんがいつものように私の顔を覗き込んでくる。私は一瞬身構えた。
この短い時間の間に、美咲さんの中では何かが腑に落ちたようだった。
「つまり、私がもっとちゃんと冴子を捕まえておかないとダメってことね」
「…」
それは、先ほどの私の宣言にも対応しているし、私の後ろめたさの理由にも対応した言葉だった。
「冴子、いい?」
「…はい」
「さっき自分で宣言してたけど、私からも言わせてもらうからね」
「何をですか?」
「冴子は私だけのものなのよ」
人を縛りたくない、と言っていた美咲さんがとうとう私を縛るための呪文を唱えたのだと思った。
美咲さんが言葉にすれば私はその通りになる。
「だから、早く私のもとへ来なさい」
「はいっ」
これは業務命令だ。必ず秘書課への異動を勝ち取れという意味だ。
気が付くと私の目には涙がたまっている。
「…それから」
美咲さんはあえて少し身体を離して続ける。触り始まってしまうと大事な話ができないからだろう。
「私も、あの日からずっと冴子だけよ」
「…え」
「冴子が思うほど、遊んでるわけじゃないのよ、私…立場もあるからね」
その言葉に妙に納得してしまった。そして自分は一体何を心配していたのだろうという気持ちになる。
よく考えれば美咲さんはそこまで暇な人でもない。リスクを負ってまで出会い系アプリで相手探しをする事もないのだ。
妙にこなれて見えたのは私が未熟過ぎたせいなのかもしれない。
…そうか、私が先に写真を送っていたから、だからいきなりこの部屋に招いてくれたんだ。私の素性を知っていたから、という事だったのか。
今度は私が思考を巡らせていると、美咲さんはなぜか間を取って待っていてくれた。
「…だけど、会社の人に知られたら」
やっと私がそれを口にすると、「そんなのどうにでもなるわよ」と一蹴されたが、思い直したように美咲さんはこう続けた。
「でも、私の口利きで異動したって思われたくないだろうから、社内では伏せておいた方がいいわね」
「…はい」
「…それで?」
急に美咲さんがモードを切り替えて尋ねてくる。いやらしい事を始める前にわざとこういう冷たい空気を醸す事はよくあった。
「……」
私なりに最善の回答を考えるが、時間がかかってしまう。
「冴子が秘書になったら、公私共に尽くしてくれるって事だよね?」
「もちろんです」
やり取りの間にはっと思い出す。晴香ちゃんとの事を後ろめたく思っていた日々、次に美咲さんに会う時には徹底的に奉仕しようと決めていたのだ。
変な流れで告白めいた宣言をしてしまったのですっかり忘れていたが。
幸い今日の美咲さんは、珍しくスカートスーツを着ているし、これは将来をイメージして奉仕するのに絶好のチャンスだ。
私はさっと美咲さんの足元に跪いてストッキング越しにふくらはぎを撫でた。
今日の美咲さんは、チャコールグレーのスカートスーツを着ている。インナーは黒のVネックカットソーを合わせていて、とても大人っぽさが強調されている。
「お姉さま、今日も本当に素敵です」
特に意識せず言葉が出てしまう。直接見る機会は少ないが、部下を連れて外出する際や、来客の出迎え等でごくたまに仕事モードの美咲さんを見かけるけれど、やはりその姿には憧れを抱いてしまうのだ。
これだけ親密な関係になっていても、それは今も変わる事はない。
そういう美咲さんを傍で見ていたい、これは心から願う事なのだ。
「冴子に癒してもらったら、バリバリ仕事頑張れちゃうかな、あ…逆かな?仕事なんてどうでも良くなったりして」
「…どっちも嬉しいけど、どっちも困ります」
私が真剣に答えたので美咲さんは吹き出したが、「ごめんごめん」と謝ってきた。
私はその隙にキッチンへと走り、冷蔵庫から缶ビールと、肴になりそうなチーズを掴んでリビングに戻る。それらをテーブルに載せて再び元の位置に座り込んだ。
「お疲れでしょうから、寛いでいてください」
「…冴子は?」
「気持ち良くなってもらえるように頑張ります」
私は笑顔で返す。美咲さんは付き合ってくれるようで、缶ビールを手に取りプルトップを開けた。
私はそっと美咲さんの両膝に手を添えながらゆっくりと開いていく。自分の頭が入るギリギリの幅で良い。あまり美咲さんの態勢をきついものにしたくなかった。
美咲さんはそれでも、あえてソファに背中をもたれて腰を前に出すように身体をずらしてくれる。
私は美咲さんの両脚の間に身体を挟むようにして近づく。真正面からスカートの中が見えて私は興奮を抑えられなかった。
「お姉さま…これって」
「そう、これにして正解だったわね」
美咲さんが不敵に笑う。
私に見えたもの、それはガーターストッキングと黒いショーツだったのだ。
もう、これを見せつけられただけで私の下半身はうずく勢いだった。勢い余って涙やらよだれが湧いてくる気さえする。
はやる気持ちを押さえて私は黒いショーツのクロッチの上からそっと美咲さんの秘部に指を沿わせた。ここにしみができる様子を見たくなり、私は舌を尖らせてクロッチの中央に突き立ててみる。
舌先がちょうど入口の窪みをとらえて沈んだ。
そこで舌先をぐいぐい動かしてその向こう側を刺激していく。
主に私の吐息なのだとは思うが、スカートの中に熱がこもっていくのが感じられた。
美咲さんは緩慢に「はぁ」と軽く吐息を漏らしつつも、寛いでビールを飲んでいる様子だった。まだ余裕はありそうだ。
私はさっと両手の指で美咲さんの足を撫でながら、それまでよりほんの少し広く両脚を開かせる。
それからクロッチにねじ込んでいた舌を離してみると、きっと私の唾液でそうなったのだろうが、生地の中央にしみができているのが見えて、なんとなく優越感を感じた。
「お姉さま、ここ」
そのしみの少し上の突起を布越しに指でつつく。更に上下に擦って突起に刺激を与えていくと、更に美咲さんの体温が上がったような気がした。
「冴子ったら…」
「それから、ここ…私の唾液でしみができちゃいました」
突起を刺激しながら、もう片方の手でさっきの窪みに指先を沈めてみると、内側から染み出る蜜の感触があった。
「…濡れてます」
「冴子、言わないで」
少しずつ、美咲さんは快楽に集中してきているのか、缶ビールを持つ手は下に下ろしている。私はその手から缶を受け取りテーブルに戻した。中身は半分くらいになっていた。
「脱がせてもいいですか?」
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