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ぽんたしろお

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2020/01/20

こんなクライアント様は絶対嫌だ!(2020/11/05 改)

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 クラウドソーシングサービスを利用する受注者もいろいろだが、発注側もいろいろなのは、まぁ、二年間やってきたらわかってくる。

 最初はお金が欲しいばっかりで、お金を払うクライアント様を神様のように思っていたが、二年間の経験で、自分も随分こすっからい受注者になってしまった。
 案件をみただけで、あ、これ嫌だわと感じるのだ。で、嫌な案件をはねていくと、受注してみたい案件がなくなってしまうのだ。
 もうね、探す時間が無駄に思えてくる。実際、探す時間に報酬は発生しないしな。
 
 今更、テレワークとかソーシャルワークに幻想なんてこれっぽちも持っていない。それぐらい幻滅することが多かった。まぁ、ほぼ全員、数年で離れていくんでないかな。長期間、受注している人がいたら、自分は尊敬する。
 あなたはえらい! そこまで頑張れるなら、どっかの会社に雇われるなり、自立してやる方が絶対稼げるんでね?と思うのだがな。
 在宅で作業したいから、耐えている人が多いのだろうけど、それだって限界あると思う。

 離脱した私には、今更、関係ないけどね。初心者がザクザク入れ食い状態だろうし、おそらくそれが新陳代謝になっていいのだろうよ(皮肉)とも思う。

 さて、ここまでささくれだった状態でクライアントを眺めている、その中でも際立って、すごいなぁと記憶に残った方がお二人ほどいたのでご紹介しよう。

 ・お一人目「会社からやれと言われた業務を、クラウドソーシングに丸投げしていたクライアント様」
 これは案件をみていたわけではない。ご自分でブログに経験談として載せていたのを偶然見たのだ。会社やめて独立して悠々稼いでいらっしゃる時に、会社員時代の「楽しい思い出」として語っておられておった。
 話によると、上司からデータかレポートのとりまとめを指示されたそうで。それが単調な作業だったので、クラウドソーシングに投げて、ワーカーにやらせたとのこと。納品されたデータをそのまま上司に提出、お褒めいただいたという。
 報酬もそこそこ弾んで、おそらく、高額良案件の部類だったのかもしれないが。
 しかし、ワーカーが必死こいて作業して浮いた時間を読書など自分磨きにあて、人生が向上したとかのたまっているのを見た時、ぶちきれそうになった。
 お前の人生の向上のために、下請けに仕事丸投げなのかよ。自分を豊かに向上させるために、他人を上手に使う自分が素敵かよ。
 今の下請けって、個人でなくても会社でも同じなのかもしれないけれど、全部、そういうの呑み込んでやっているのだとは思う。思うけどさ、会社員の立場でやっていたとほざくことをおかしいと思わないその神経が、すごいなと思った。コスパよく、自分の社内の評価も上がりウインウインだと書いてあったな。ふざけんなっ!
 その言い草から、ワーカーを人と思っていないのが伝わってきて、ぞっとした。一生関わりたくない方だ。

 ・お二人目「自分なら簡単にできるけど、案件でワーカーにやらせよう」
 詳細はわからないが、短編の話を一か月で四本ほど書くという案件だった。お話書くの好きだし、ちょっと興味を持ってしまったのだが、募集の最後に書かれていた文章が、自分にはカチンときた。
 「私ならこれぐらいなら、ささっとできますよ」
 いや、出来るのかよ? 文章とかお話書くの苦手だから頼むのでないのかよ? 自分ならささっと出来るなら、なぜ人に頼むのか? 謎すぎる。
 文章書ける人がオリジナルの話を「自分ならササッと書ける」といい放って作業を発注するの? 今、この体験談を好き勝手に書いているけれど、自分で「ささっと書ける」とか言えないよな。
 いや、日記風なのは自分でも「さっと書いておこうかな」みたいに使うけど、それとニュアンス違うだろ? オリジナルの短編、一か月で四つ、ささっと作れる人は、ワーカーに仕事発注しないだろうよ。
 作る苦労知らないからこそ大法螺ふけるとしか、私には思えなかったのだ。
 受注きたのかね? あれで応募するのは、何も知らない初心者で、文章書くことに慣れていない人だと思う。きっと受注しても、あの発注者は満足できず、「文章の基本ぐらい覚えてから応募してください!」とか高圧的に言い放って、再度募集案件として発注しかねないと、思った(悪意に満ちた妄想)。
 ほんとは、文章書けないんだろ? 文字を紡ぎだす人の言葉とは、とても信じられなかったのだ。
 文章作成に対する態度が冒涜的で、自分は案件見ただけで吐き気がした(※個人の感想ですw)。

 発注者側にも、いろいろ不満はあるだろうけれど、自分は受注側しか知らないし、こんな発注者の仕事は受けたくないし、たとえ経験ゼロのワーカーさんでも、応じて欲しくないな。

 このお二人に言いたいことは共通した一つ言葉である。「自分でやれよ!」 以上っ!



(つづく)


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