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2019/12/21
書き手は演技者! 真実はどこにあるのかな?(2020/11/02 改)
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ブログの下書きで求められたことの一つに、書き手としての設定とターゲットになる読み手の指定があった。
ペルソナとかいうらしい。クラウドソーシングの講座に潜入wして、その言葉自体を知った。言葉は知らなかったけれど、クライアントから、指定されていたので、あの指示が「ペルソナ」なのか、と思った次第。
今、広告は二十代~三十代をターゲットにしていると言われている。
よく聞くテレビ離れというのは、CMの出す企業が狙いたい二十代~三十代がテレビを見ないことを言うのであって、その上の年代は高齢になるほどテレビとお友達なのだよな。
要はCM出す企業が狙いたい世代がテレビ見てくれないだけ。ペルソナから思いっきり外れた世代がテレビを見ているってことだ。
だから「ペルソナ」を鑑みて、テレビの出演者は高齢になっているし、番組は健康がテーマになることが多いし、CMも高齢者が興味を持つ視点から作成されている。
若い人がテレビが面白くないというのも当然だ。だって、見ない層に訴求する番組なんか誰も作らない。訴求から外れた状態でテレビ見ても、「つまんない」と思うのは自明の理。
インターネットのユーチューブはペルソナを若い世代に絞っている。だからこそ、若い世代には刺さるし、大人は眉をひそめることも多くなるわけで。
自分は家にテレビがない時代に生まれた年代なので、テレビが普及する時
「テレビや漫画が子供に及ぼす悪影響について」
なんてこと論じられていたわけよ。当時の子供の心に刺さった番組は、ペルソナ対象外の大人には心地良いものでなかったともいえるわけで。
今は
「インターネットのユーチューブの悪影響から子供を守る」
とか言われているから、結局、昔も今も、たいして変わっていないんじゃねぇかなと思ってしまう。ペルソナから外れた層から見たら、粗や欠点が大きく見えるんだろなって思うんだ。
毎度、話が脱線してごめん。話が脱線するのは「老害」だからだよな~。とはいえ仕方ねぇよ、時間を巻き戻せないのだから、この文章書いている自分を若返ることはないわけで。この文章が「老害」が書いている事実から逃れることはできない。
出来ないが、しかし。それを読み手に知らせるか知らせないかは話が別になる。老害が書いていても、文章の印象を変えることは可能なのだ。
インターネットの記事には想定読者っていうのがあって、それが二十代~三十代。記事が二十代~三十代に響くことを心がけるように、「指導」されていたわけ。
読み手がどんな人物の書いた物を読みたくなるかというと、同年代の書いた文章でないかな。いわゆる「老害」が若い世代に教え諭すような文章を、読みたくねぇと思うのは理解できる。
読んでもらうためには、ターゲットに合わせ、書き手も三十代ぐらいの設定で書くこと――って指示がきっちり出ていた。読んでもらうためのテクニックであり、合理性もある。
というわけで、ごめんね、書き手は五十代で二十歳ほどサバ読んで文章書いていたわけなのな~。と謝る気持ちはサラサラない、クライアントからの指示で、「老害」の気配を消しつつ文章書いていただけじゃ!(開き直る老害w)
あまり年齢を感じさせる名称などは出さないで今の話題や言葉はさりげなく取り入れていた。それぐらいだ。苦ではなかった。作文は好きだから、文章で化けることに対してはあまり抵抗感や罪悪感はなかった。
読んでいる層が共感しやすいように、ターゲット層に合わせて文章を書くだけだ。絵本を大人が書いても「騙した」とは言わないのと、違いはないと信じている。え、論点すり替えてるのかな?
テレビで容姿を露出するのと違って、文章の年齢は意識すればそこそこ言い方悪いが誤魔化すことは可能なのだ。今は自分の年齢全開で書いているけどな、隠す必要性感じないし。
ただ、ちょっとこれはどうよ、と後ろ暗い気持ちになりながら、やってしまった案件はある。
タスク案件だったんだが、ほんわかな日常をブログとして書くというものだった。日常ほんわかブログも下請けにやらせるの? とさすがに驚いた。
そしてこのブログ案件は、タスクなのに書き手の設定条件はかなり細かかった。三十代女性、未就学の子供がいるとのこと。ほぉ~。ブログに地域の特性や季節感を出さない設定で書けというものだった。三十代の子供のいる母親になりきって、文を作った。文章は承認された。
書いた内容は全部忘れた。当たり障りのない日常を書いただけで、書いた自分も全く面白いと思わなかったから。
承認されて文章は、三十代の子供を持つ主婦の日常ブログとしてどっかにアップされているのでないかな。日常の何気ない出来事と楽しんで信じている読者がいませんように! いたならごめん、あれ書いたの老害だから! 騙された人、ごめんよ。あのブログに関していえば「詐欺」と言われても反論できない。一切毒にならない内容だったので、「読み物」として書いたけど、やっぱ引っかかっているのは、読んでいる人に対して不誠実だと感じているからなんだよな。
そのブログ案件については、年齢も性別もバラバラの人が応募して書いていて、ほんわか日常ブログの全てがフィクションだってこと読み手には一切伝わらないわけだから。
ネットの何が本当なのかわからなくなってくる案件だった。
裏側知ると、こんなことばっかりだわな~、という話。
芸能界で十歳サバ読むのは、厳しいものがあるけれど、文章ってのはニ十歳や三十歳、簡単にサバ読めちゃうのだ。
ネットの文章を読む時には、書いている人物を想像することがあると思うけれど、それが「真の姿」かどうかはわからないってことは意識することも場合によっては必要だ。
(つづく)
ペルソナとかいうらしい。クラウドソーシングの講座に潜入wして、その言葉自体を知った。言葉は知らなかったけれど、クライアントから、指定されていたので、あの指示が「ペルソナ」なのか、と思った次第。
今、広告は二十代~三十代をターゲットにしていると言われている。
よく聞くテレビ離れというのは、CMの出す企業が狙いたい二十代~三十代がテレビを見ないことを言うのであって、その上の年代は高齢になるほどテレビとお友達なのだよな。
要はCM出す企業が狙いたい世代がテレビ見てくれないだけ。ペルソナから思いっきり外れた世代がテレビを見ているってことだ。
だから「ペルソナ」を鑑みて、テレビの出演者は高齢になっているし、番組は健康がテーマになることが多いし、CMも高齢者が興味を持つ視点から作成されている。
若い人がテレビが面白くないというのも当然だ。だって、見ない層に訴求する番組なんか誰も作らない。訴求から外れた状態でテレビ見ても、「つまんない」と思うのは自明の理。
インターネットのユーチューブはペルソナを若い世代に絞っている。だからこそ、若い世代には刺さるし、大人は眉をひそめることも多くなるわけで。
自分は家にテレビがない時代に生まれた年代なので、テレビが普及する時
「テレビや漫画が子供に及ぼす悪影響について」
なんてこと論じられていたわけよ。当時の子供の心に刺さった番組は、ペルソナ対象外の大人には心地良いものでなかったともいえるわけで。
今は
「インターネットのユーチューブの悪影響から子供を守る」
とか言われているから、結局、昔も今も、たいして変わっていないんじゃねぇかなと思ってしまう。ペルソナから外れた層から見たら、粗や欠点が大きく見えるんだろなって思うんだ。
毎度、話が脱線してごめん。話が脱線するのは「老害」だからだよな~。とはいえ仕方ねぇよ、時間を巻き戻せないのだから、この文章書いている自分を若返ることはないわけで。この文章が「老害」が書いている事実から逃れることはできない。
出来ないが、しかし。それを読み手に知らせるか知らせないかは話が別になる。老害が書いていても、文章の印象を変えることは可能なのだ。
インターネットの記事には想定読者っていうのがあって、それが二十代~三十代。記事が二十代~三十代に響くことを心がけるように、「指導」されていたわけ。
読み手がどんな人物の書いた物を読みたくなるかというと、同年代の書いた文章でないかな。いわゆる「老害」が若い世代に教え諭すような文章を、読みたくねぇと思うのは理解できる。
読んでもらうためには、ターゲットに合わせ、書き手も三十代ぐらいの設定で書くこと――って指示がきっちり出ていた。読んでもらうためのテクニックであり、合理性もある。
というわけで、ごめんね、書き手は五十代で二十歳ほどサバ読んで文章書いていたわけなのな~。と謝る気持ちはサラサラない、クライアントからの指示で、「老害」の気配を消しつつ文章書いていただけじゃ!(開き直る老害w)
あまり年齢を感じさせる名称などは出さないで今の話題や言葉はさりげなく取り入れていた。それぐらいだ。苦ではなかった。作文は好きだから、文章で化けることに対してはあまり抵抗感や罪悪感はなかった。
読んでいる層が共感しやすいように、ターゲット層に合わせて文章を書くだけだ。絵本を大人が書いても「騙した」とは言わないのと、違いはないと信じている。え、論点すり替えてるのかな?
テレビで容姿を露出するのと違って、文章の年齢は意識すればそこそこ言い方悪いが誤魔化すことは可能なのだ。今は自分の年齢全開で書いているけどな、隠す必要性感じないし。
ただ、ちょっとこれはどうよ、と後ろ暗い気持ちになりながら、やってしまった案件はある。
タスク案件だったんだが、ほんわかな日常をブログとして書くというものだった。日常ほんわかブログも下請けにやらせるの? とさすがに驚いた。
そしてこのブログ案件は、タスクなのに書き手の設定条件はかなり細かかった。三十代女性、未就学の子供がいるとのこと。ほぉ~。ブログに地域の特性や季節感を出さない設定で書けというものだった。三十代の子供のいる母親になりきって、文を作った。文章は承認された。
書いた内容は全部忘れた。当たり障りのない日常を書いただけで、書いた自分も全く面白いと思わなかったから。
承認されて文章は、三十代の子供を持つ主婦の日常ブログとしてどっかにアップされているのでないかな。日常の何気ない出来事と楽しんで信じている読者がいませんように! いたならごめん、あれ書いたの老害だから! 騙された人、ごめんよ。あのブログに関していえば「詐欺」と言われても反論できない。一切毒にならない内容だったので、「読み物」として書いたけど、やっぱ引っかかっているのは、読んでいる人に対して不誠実だと感じているからなんだよな。
そのブログ案件については、年齢も性別もバラバラの人が応募して書いていて、ほんわか日常ブログの全てがフィクションだってこと読み手には一切伝わらないわけだから。
ネットの何が本当なのかわからなくなってくる案件だった。
裏側知ると、こんなことばっかりだわな~、という話。
芸能界で十歳サバ読むのは、厳しいものがあるけれど、文章ってのはニ十歳や三十歳、簡単にサバ読めちゃうのだ。
ネットの文章を読む時には、書いている人物を想像することがあると思うけれど、それが「真の姿」かどうかはわからないってことは意識することも場合によっては必要だ。
(つづく)
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