まとめサイトの下請けライターをやって感じた闇など。

ぽんたしろお

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2019/07/19

まとめサイトの下請け「文章作成の修行になるのか」(2020/10/15 改)

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 作文が好きだから、下請けを始めた。で、二年やってどうだったか? 考えてみたい。

 ほとほと、呆れるというか、満遍なく網羅しているというべきか……。
「自作小説の上達方法×選」みたいな「まとめサイト」の記事がけっこうあって、その中に、ライターの下請け作業をすることも入っている記事があったのである。
 他の話でも触れたが×選を選んでいるのは、まとめ記事書いている人なので、「自作小説上達方法」を検索して下調べした中にあったんだろうな、ライターの下請けやって文章作成の練習をしようという文章。で、賛同したから×選に入れたんだろね。
 私個人の感想は真逆である。『いや~、リライトと作文は違うわ~~~~~』。


 無論、裏付けるデータを持っているわけではない、あくまで私の主観ではある。私は作文力が上がった感覚はなかった、それだけ。

 下請けやっている時、作業しながらリライトだからできるなと何回も感じた。
 作文はゼロから作成するから苦しく、辛い(そして、ゼロから構築するからこそ、創作の喜びも大きいのだ)。
 しかしリライトは、書く材料はクライアントから提示されているし、グーグルさんの検索が、うっすい内容の記事のベースをいっぱい提示してくれる。ほぼ材料は出揃っているのだ。
 ああ、今日は書きたくねぇと思うこともある、人間だものw。しかし何もないところから文章をひねり出すより、リライトは、はるかに楽。
 あとは、文章をパズルみたいに組み立てればいいわけで(下調べした内容を理解しなきゃならないから大変でないとは思わないけれど)。

 文章力の修行にリライトすすめる「まとめサイト」を書いた人に言いたいことは、『リライトしかやったことないだろ?』『オリジナルの文章書いたことないだろ?』ってことかな。
 私がリライトは小説書く練習になるか?という記事をもし書く羽目になったら、リライトやるより小説書いた方がいいと思うよ、である。タイピングの練習や、文法のルールを知ることができるから、何一つ役に立たないと言っているわけではない。
 また皮肉なことだが、このエッセイのネタに大いに役に立ってはいるけれどね(強烈な皮肉だな~)

 この文章がグーグル検索さんに見つかったら、また
「リライトは、文章能力向上に役立つか?」
みたいな記事にリライトされる可能性はなきにもあらず。その時はリライトを全否定するのは多分、記事の狙いから外れるから、タイピングの練習になる、文法を学べるあたりが摘まみだされて、リライトされる可能性あると思うんだ。

 まとめサイト作成する時に読んでもらえるのだって、ある意味、光栄だ。下調べにもしこの文章を読んでいるとすれば、かなり検索に手慣れた人だろうと思う。下調べ、お疲れ様です。ここまで下調べで読み込んでいるなら、単価上げてもらってもいいと思うですよん。

 さて、この記事千四百文字弱だ。それぐらいでも、ある程度のこと書けるのに、これを最低三千字にのばさないと納品できないとなったら、内容をのばしにのばして、結果うす~~い記事になるのは当然の結果だと思うのだよ。
 それを、読んでいると認識するための「滞在時間」としてカウントするらしいグーグル検索さん、やっぱり変でないですかね? レギュレーション変えた方がよくね? いや変えようよ。うっす~~~~い記事を評価するのバカっぽいよ、グーグルさん?


(つづく)








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