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2019/07/12
まとめサイトの下請け「まとめサイトあるある」
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まとめサイトあるあるを列記してみる。
・タイトルや、冒頭文に「?」が入っていること。
ある意味当然かもしれない。人は大抵疑問を持っているから検索する。で、タイトルやそれに続く冒頭文が検索表示されると、検索上位に引っかかるサイトが表示されるわけで。そこに「~~なの?」と入っていると、「ん? なになに、その疑問、知りたい」となるのが人間の心理なわけで。
グーグル検索さんにめでたく上位表示されたサイトは、ここでようやくネットを見ている読み手に目を向け読者誘導に移っていくのだ。「?」が付いたタイトルは、集客ホイホイとなる魔法の文字なのだ。
うそだと思う?
では、「まとめサイトの下請けライター」をやって感じた闇など。」のあらすじに「?」が入っていること確認してみて欲しい。そもそもこの体験談を読み始めたのはなぜ? なぜ本文を読んでいるの? 読み手であるあなたの意思であるのは間違いないが、おびき寄せるテクニックの影響を受けたのかもしれないのだ。読み手を本文に導入するテクニックを書き手が使っている。今、この文章を読んでいるなら、あなたに対し、私の書き手としてのテクニックが功を奏したということだ。少なくとも、書いている私は、今、読みながら「ちっ」と舌打ちしているあなたが見えているよ。
まとめサイトの文章には、読み手を誘導するテクニックがちょこちょこ入っているということ。
そして仕組みわかっても、なお「?」の付いたタイトル、私もホイホイつられてクリックしちゃうのだ、いまだにね。
・タイトルの本題がなかなか出てこない
イライラすることないだろうか? 検索上位にくるサイトほど、本題がかなーーーり下にある。読むの諦めてスクロールしちゃうぐらいタイトルの内容に入るまで長い傾向がある。
本題に入るその前に、という別に知りたいともなんとも思わない内容が続く記事によく出あわないだろうか?
「滞在時間を長くする」ことが大事らしい。芸能人のブログがやたらスカスカなのも、おそらく同じ理由だ。
滞在時間を長くすることがSEO対策と一つと言われているので、読み手に長くサイトにとどまってもらうテクニックということなのだろう(SEO対策というが、グーグル検索が上位にサイトを表示する基準を明示していないので、これは「たぶんそうだろう」という予想に基づいたテクニックである)
残念ながら下請けには、クライアントから「タイトルの答えをさっさと書くな、その前に長々と文章を作成すること」という指示に基づき作成していただけなのだ。
本題に入る前に長々と文字数を稼がないと納品認定してくれないので、下請け的には「クライアントの要求文字数」にするため、まわりくどい記事を作っているのだ。
・誤字脱字が多い
下調べから始まって、キーワードに沿った文章考えて作成して、二千字~五千字書いて、ワンコイン【ここからクラウドソーシングサービスの手数料と諸経費が引かれる、この話はまた別に述べる】。
誤字脱字のチェック、校正までしてたら、何時間かかるんだよ~となる。さらに、私は関わっていないが、速報性の高いニュース記事は納品までの時間が短いはずで、とんでもない誤字脱字があったりする。まぁ、下書きやっている身からすれば、書いている側の気持ちがわかるからあまり責める気持ちにはなれないのだ。
自分が請け負っていた記事に関していえば。クライアントはグーグル検索さんしか見ていないし、読者さんからは「ゴミ記事」認定されるだけの内容しかないのがわかって書いていたわけで。ゆえに誤字脱字を修正することに熱意を持てる道理もない。
あまりにひどすぎると、クライアントから修正で差し戻されるので、ひどすぎない程度のチェックはしていたけれどね。
気持ちよい文章を読みたいのであれば、やはり有料の記事を読んでくれ、としか言いようがないのである。
勿論、良質な記事を書いているサイトもある。
でも、下請けを使うようなサイトは基本更新頻度を上げたくて下請け雇うので、こういう「あるある」の傾向が強いと思う。
2020/10/08(改)
・タイトルや、冒頭文に「?」が入っていること。
ある意味当然かもしれない。人は大抵疑問を持っているから検索する。で、タイトルやそれに続く冒頭文が検索表示されると、検索上位に引っかかるサイトが表示されるわけで。そこに「~~なの?」と入っていると、「ん? なになに、その疑問、知りたい」となるのが人間の心理なわけで。
グーグル検索さんにめでたく上位表示されたサイトは、ここでようやくネットを見ている読み手に目を向け読者誘導に移っていくのだ。「?」が付いたタイトルは、集客ホイホイとなる魔法の文字なのだ。
うそだと思う?
では、「まとめサイトの下請けライター」をやって感じた闇など。」のあらすじに「?」が入っていること確認してみて欲しい。そもそもこの体験談を読み始めたのはなぜ? なぜ本文を読んでいるの? 読み手であるあなたの意思であるのは間違いないが、おびき寄せるテクニックの影響を受けたのかもしれないのだ。読み手を本文に導入するテクニックを書き手が使っている。今、この文章を読んでいるなら、あなたに対し、私の書き手としてのテクニックが功を奏したということだ。少なくとも、書いている私は、今、読みながら「ちっ」と舌打ちしているあなたが見えているよ。
まとめサイトの文章には、読み手を誘導するテクニックがちょこちょこ入っているということ。
そして仕組みわかっても、なお「?」の付いたタイトル、私もホイホイつられてクリックしちゃうのだ、いまだにね。
・タイトルの本題がなかなか出てこない
イライラすることないだろうか? 検索上位にくるサイトほど、本題がかなーーーり下にある。読むの諦めてスクロールしちゃうぐらいタイトルの内容に入るまで長い傾向がある。
本題に入るその前に、という別に知りたいともなんとも思わない内容が続く記事によく出あわないだろうか?
「滞在時間を長くする」ことが大事らしい。芸能人のブログがやたらスカスカなのも、おそらく同じ理由だ。
滞在時間を長くすることがSEO対策と一つと言われているので、読み手に長くサイトにとどまってもらうテクニックということなのだろう(SEO対策というが、グーグル検索が上位にサイトを表示する基準を明示していないので、これは「たぶんそうだろう」という予想に基づいたテクニックである)
残念ながら下請けには、クライアントから「タイトルの答えをさっさと書くな、その前に長々と文章を作成すること」という指示に基づき作成していただけなのだ。
本題に入る前に長々と文字数を稼がないと納品認定してくれないので、下請け的には「クライアントの要求文字数」にするため、まわりくどい記事を作っているのだ。
・誤字脱字が多い
下調べから始まって、キーワードに沿った文章考えて作成して、二千字~五千字書いて、ワンコイン【ここからクラウドソーシングサービスの手数料と諸経費が引かれる、この話はまた別に述べる】。
誤字脱字のチェック、校正までしてたら、何時間かかるんだよ~となる。さらに、私は関わっていないが、速報性の高いニュース記事は納品までの時間が短いはずで、とんでもない誤字脱字があったりする。まぁ、下書きやっている身からすれば、書いている側の気持ちがわかるからあまり責める気持ちにはなれないのだ。
自分が請け負っていた記事に関していえば。クライアントはグーグル検索さんしか見ていないし、読者さんからは「ゴミ記事」認定されるだけの内容しかないのがわかって書いていたわけで。ゆえに誤字脱字を修正することに熱意を持てる道理もない。
あまりにひどすぎると、クライアントから修正で差し戻されるので、ひどすぎない程度のチェックはしていたけれどね。
気持ちよい文章を読みたいのであれば、やはり有料の記事を読んでくれ、としか言いようがないのである。
勿論、良質な記事を書いているサイトもある。
でも、下請けを使うようなサイトは基本更新頻度を上げたくて下請け雇うので、こういう「あるある」の傾向が強いと思う。
2020/10/08(改)
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