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2020年07月
引越し後の部屋を決めてきた
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何件も候補があって、一日で回るのはおそらく無理だと、私と夫は考えた。実家があるので、一泊させてもらおうと考え、オカメインコも連れていくことにした。
寝るだけといっても一泊するとなれば、準備が必要だ。替えの下着とか持病の薬とか。
出発の時間、夫はすぐに起きなかった。疲労困憊しているのだ。でもさぁ、不動産やさんの一つと約束いれちっているんだよぉ。
夫をたたき起こし、インコを車に詰め込んで、出発した。朝が弱い夫に代わって運転する。免許とって二人で交代して運転できるようになった意味はでかい。ただし、運転は大嫌いである。
高速道路をしばらく走り、休憩所で運転を交代した。その先の都会の道路は私が運転するのはテクニックが足りなさすぎだからだ。
約束の時間より遅れて不動産やに到着。
約束したこの不動産やさんはひっきりなしに自宅に電話をかけてきていたのだ。やはり電話がくれば、見たい物件はちょびっとだと話してしまうもので、到着したら、更に物件を追加していた。
ぬかりない不動産さんである。
こちらも何が希望か物件情報眺めているうちに、考えがまとまってきていた。それを電話で伝えてあったので、追加されていた物件は、そこそこ気になる。
そういうわけで、提示された物件を四件見てまわった。一長一短。ただし、こちらが譲歩する必要も感じる物件ばかりだった。
最終的に駐車にテクニックが必要な物件を外していった。夫はまだなんとかできるが、私が駐車できないようなアクロバティックな駐車スペースしかない物件が二件あったのだ。部屋は嫌いでなかったけど、現地見て無理と判断した。
四件見たら、二人とも疲れはてた。
「もうここで決めちゃう?」
「だね」
インコのことまで含めて探してくれたこの不動産やさんが探してくれた物件だ、もういいやと。妥協したと言えば妥協だ。でも疲労を重ねてこれ以上の物件に出会えるかよくわからなかった。
駐車場は広いので私でもなんとかなる。冬季の除雪は眩暈しそうだが。広さもそこそこある。じゃあ、何を妥協したか?といえば、めちゃくちゃ古いのだ。きっと、新築当時は超高級賃貸だったんだろうな~。
まぁ、古い物件は新しい物件より気を使わないですむ利点もある。交通の便も良かった。
「日帰りしちゃうか」
もう部屋決めて帰りたかった。泊まらない方が何かと楽だしね。契約に必要な書類も不動産やさんがぬかりなく私に指示してくれていたので、準備万端だ。
手続きを完了。
市の中心部に不動産やさんはあった。そこが借りている駐車場に車を止めインコはそこで待たせておいた。
車に乗るのが嫌いでないインコたちだが、市の中心部の駐車場で叫び続けていた。落ち着かない様子だった。田舎暮らしが長いインコたちには、市の中心部は快適な場所とは言い難かったようだ。
決めた物件は中心地でないから、慣れていこうね、そこ以外、お前たちは行く当てはないのだから。
最後に、不動産やさんは、インコの写真を撮った。やはりぬかりない不動産やさんだ。犬猫でない分あいまいな部分のあるインコについて、不動産さんも大家さんときちんしておこうとしている。
それでいいと思った。
さて住宅が決まった。これで私たちは新しい住所を手に入れた。物件のネット状況もわかった。
現住所への退出届をもらいに行ける。インターネットの契約変更手続きができる。ライフラインの契約先がわかる。
時を同じくして引っ越し業者も決まった。引っ越し先を伝えることができた。引っ越し先の作業手順も物件を決めて伝えることができた。
今週は段ボールに詰め込み始める。
六年いたこの場所をいよいよ離れる。ここに来た時も複雑な想いが交錯していて。また今回も不安しかない引っ越しだ。それでも、一応前に進めているよ。
寝るだけといっても一泊するとなれば、準備が必要だ。替えの下着とか持病の薬とか。
出発の時間、夫はすぐに起きなかった。疲労困憊しているのだ。でもさぁ、不動産やさんの一つと約束いれちっているんだよぉ。
夫をたたき起こし、インコを車に詰め込んで、出発した。朝が弱い夫に代わって運転する。免許とって二人で交代して運転できるようになった意味はでかい。ただし、運転は大嫌いである。
高速道路をしばらく走り、休憩所で運転を交代した。その先の都会の道路は私が運転するのはテクニックが足りなさすぎだからだ。
約束の時間より遅れて不動産やに到着。
約束したこの不動産やさんはひっきりなしに自宅に電話をかけてきていたのだ。やはり電話がくれば、見たい物件はちょびっとだと話してしまうもので、到着したら、更に物件を追加していた。
ぬかりない不動産さんである。
こちらも何が希望か物件情報眺めているうちに、考えがまとまってきていた。それを電話で伝えてあったので、追加されていた物件は、そこそこ気になる。
そういうわけで、提示された物件を四件見てまわった。一長一短。ただし、こちらが譲歩する必要も感じる物件ばかりだった。
最終的に駐車にテクニックが必要な物件を外していった。夫はまだなんとかできるが、私が駐車できないようなアクロバティックな駐車スペースしかない物件が二件あったのだ。部屋は嫌いでなかったけど、現地見て無理と判断した。
四件見たら、二人とも疲れはてた。
「もうここで決めちゃう?」
「だね」
インコのことまで含めて探してくれたこの不動産やさんが探してくれた物件だ、もういいやと。妥協したと言えば妥協だ。でも疲労を重ねてこれ以上の物件に出会えるかよくわからなかった。
駐車場は広いので私でもなんとかなる。冬季の除雪は眩暈しそうだが。広さもそこそこある。じゃあ、何を妥協したか?といえば、めちゃくちゃ古いのだ。きっと、新築当時は超高級賃貸だったんだろうな~。
まぁ、古い物件は新しい物件より気を使わないですむ利点もある。交通の便も良かった。
「日帰りしちゃうか」
もう部屋決めて帰りたかった。泊まらない方が何かと楽だしね。契約に必要な書類も不動産やさんがぬかりなく私に指示してくれていたので、準備万端だ。
手続きを完了。
市の中心部に不動産やさんはあった。そこが借りている駐車場に車を止めインコはそこで待たせておいた。
車に乗るのが嫌いでないインコたちだが、市の中心部の駐車場で叫び続けていた。落ち着かない様子だった。田舎暮らしが長いインコたちには、市の中心部は快適な場所とは言い難かったようだ。
決めた物件は中心地でないから、慣れていこうね、そこ以外、お前たちは行く当てはないのだから。
最後に、不動産やさんは、インコの写真を撮った。やはりぬかりない不動産やさんだ。犬猫でない分あいまいな部分のあるインコについて、不動産さんも大家さんときちんしておこうとしている。
それでいいと思った。
さて住宅が決まった。これで私たちは新しい住所を手に入れた。物件のネット状況もわかった。
現住所への退出届をもらいに行ける。インターネットの契約変更手続きができる。ライフラインの契約先がわかる。
時を同じくして引っ越し業者も決まった。引っ越し先を伝えることができた。引っ越し先の作業手順も物件を決めて伝えることができた。
今週は段ボールに詰め込み始める。
六年いたこの場所をいよいよ離れる。ここに来た時も複雑な想いが交錯していて。また今回も不安しかない引っ越しだ。それでも、一応前に進めているよ。
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