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ある日、ピンポーン!「はーい!」「夏希姉ちゃん!」「えっ!?」「来ちゃった!」「…」「姉ちゃん!」翌日「ふわぁ…昨日はテレビ観すぎた!」「お…おはよう…」「夏希!?どうしたの?」「うっ…今日家来て!」「まぁ…いいけど?」「助かる~!」「ただいま…あれ?いない?」「いないって…」「実…」「ただいま夏希姉ちゃん!」「夏希姉ちゃん?この子誰?」「高田妙です!小6です!いつも姉がお世話になってます!」「礼儀正しい…」「何?その顔!」「姉ちゃん、この人姉ちゃんが言ってた…」「うん!クズさんだよ!」「誰がクズだよ!変なこと言わないでよ!私は湯川沙弓!」「本名沙弓さんなんですね~!」「そうだよ!」「姉ちゃん…沙弓さんって綺麗だよね!」「それはね親が端正な顔立ちしてるんだよ!」「なるほど…沙弓って身長高いですよね?何センチですか?」「174センチ…あれ173センチかな?」「凄い~!夏希姉ちゃんより高い!」「でも家族の中では私が一番高いでしょ?お父さんもお母さんも160センチないでしょ?」「ないね…だから姉ちゃんが160センチ超えるとは思わなかった~!ってお母さん言ってたよ?」「背が伸びやすい部活に入れば伸びるから…」「夏希って身長まぁ…高いよね?」「そりゃ167センチだからね!」「沙弓さんって兄弟いますか?」「ちょっと…妙?沙弓?スルーしないで?」「話長くなりそうだから沙弓さんのこと聞こうかなって…」「ふーん…聞くだけ聞くか」「私は4つ下の妹がいるよ!これが妹」「タイプが違う!」「何だ!?沙弓より細い!」「いや…私って太ってるの?」「そうじゃ…」「何て言えばいいんだろう…沙弓は可愛い感じで妹さんは美人って感じです!」「ありがとう妙ちゃん!」♪~「もしもし?母っちゃ!」『あのさ…妙こっちに来でねぁ?』「えっ…まさか」「母ちゃんだよ!」「うわぁ…」『夏希の所にいるのね安心したわ!悪いんだけど妙さ変わってぐれねぁ?』「分がった!妙母ちゃんが喋りたいって!」「はーい!あっ…母っちゃ?」『全ぐ~!姉っちゃに会いでえのは分がるげど…一言言ってよ!』「ごめん!母っちゃ!次がらは言うよ!」『妙…姉っちゃは大学生んだんて邪魔するんでねぁぞ?』「父っちゃ!大丈夫!邪魔しねぁがら!」「夏希…訛ってて何言ってるか分からないんだけど…何故渡す!」『ごめんなさいね!うちわざと訛らすのが日常なの!』「あっ…そうだったんですね!」『あなたが沙弓ちゃんね!』「そうです!初めまして…いつも夏希ちゃんに迷惑かけてしまってすいません」『気にしないであの子そういう所あるから~!これからも夏希のことお願いしますね!』「はい!」プッツ…「切れた…」「母ちゃんも父ちゃんも相変わらずだった!」「うん!訛りも面白いから良いんだけどね!あっ…今日泊まっていい?」「泊まる気満々じゃん!」「沙弓さんも泊まるんですか?」「いや…私は」「姉ちゃん今日のご飯は?」「うーん…カレーパスタ!」「やった!カレー!」ぐうぅ…「…夏希泊まっていい?」「いいよ!良かったね妙!」「けど替えの服持ってきてないよ!」「それは貸すよ!」「ありがとう!」チャプ…「ふぅ…さっぱりした~!お風呂あり…」「姉ちゃん成長して巨乳になったよね~!」「妙も大きくなるから!」「そっか!」「だから手伝って!」「はーい!」「何?巨乳がどうとかって…」「可愛いくて巨乳に憧れてるの!」「へぇー」(十分だと思うけど…)「いただきます~!」「どう?」「お…美味しい…」「姉ちゃん料理得意なんです!」「ただ作ってたら面白かったし…それにレパートリーが多いと作りやすいから!」「…確かに!」「沙弓は得意料理って何?」「うーん…ちらし寿司かな?」「ち…ちらし寿司!?」「言ってなかったけ?私の実家は和食中心の飲食店だよ!」「本当!?」「凄い~!作ってください!」「妙ちゃんは明日帰るの?」「いえ…姉に勉強教えてもらってそれが終わったら帰るつもりです!」「そうなんだ…夏希どうしたの?」「えっっ!?勉強!?」「姉ちゃん頭良いじゃん!」「そうだけど…」「妙ちゃんは夏希と一緒に居たいんだよ…ね?」「はい!お願い~!」「父さんと母さんに交渉して良いって言ったらいいよ」「やったー!携帯借りるね!」「妙ちゃん無邪気だね~!」「甘え上手 だから大変だって…まぁ…それも悪くないかな?」「何それ~?」「母っちゃ?あのね姉っちゃに夏休みの宿題全部教えでもらいでえの…終わるまで姉っちゃの所にいぢゃダミ?」『うーん…夏希姉っちゃに変わって?』「分がった!姉ちゃんお母さんが姉ちゃんと話したいって~!」「分かった!母っちゃ私に変わったげどどうしたの?」『妙が夏希の所さ終わるまで居だいっつってらんだげど夏希はどう?』「どう?って言われでも…私は別さ構わねぁげど?」『本当?じゃあ…食材お米中心に1週間分送るね!』「うん!どうも!」「どう?」「良いってさ!」「やったー!出来るところまで宿題やって来る!」バタバタ…「そう言えばたえちゃんが言ってたけど夏希って頭いいの?」(運動より勉強してそうだけど…)「うん!中高で常に上位にいたよ!」「凄い…高校って進学校?」「確か県内トップクラスが行く高校に行ったよ!」(確か偏差値は70だったけ…)「トップクラス!?凄いな…」「沙弓はどうなのさ?」「私は偏差値60の高校で…」「やっぱり沙弓頭良いんだね~!」「夏希ほどじゃないよ!」「姉ちゃん!やれる範囲だけど出来たよ!分からないところ教えて!」「えー明日じゃダメ?」「分かった…じゃあ明日教えておやすみ~!」「おやすみ…沙弓は…寝てるし!私も寝るか!」翌日「姉ちゃん!」「朝からうるさい!起きてるから!沙弓起きて!」「…あと少し」バシン!「痛っ!夏希…ごめんなさい」「いただきます!沙弓さん大丈夫ですか?」「だ…大丈夫!」(さっきの夏希目怖っ!)「沙弓!学校午前中だけだから早く行って帰ろう!」「う…うん!」1時間後「行ってきます!」「行ってらっしゃい~!」バタン…「夏希姉ちゃんの物…ウヒヒ~!」スタスタ「あった!アルバム!どんな写真が入ってるだろう…」パラッ…「姉ちゃんの赤ちゃんの頃可愛い!くりくり!次は幼稚園の頃足早い!これは小学生の頃…私が生まれる直前!」パラッ「私がいる…って何してるの!?お母さんに止められてる…これは小学校卒業と中学入学…今の私位の年齢…顔は幼いけどこの頃から身長が伸びてる!これは高校!眼鏡掛けてる時と掛けてない時がある…文字が書いてある!」『たむりんとピース!私の奇跡写真!』『友達と離れ離れ寂しいけど頑張れ!私も頑張るから!』『父さんと母さんの2ショット!(笑)妙が映りこんでる』『妙を隠し撮り!丸いなぁ…仕方ない!』「隠し撮りするな~!あっ…」バサバサバサ…「イテテ…これは手紙?誰宛…私からの手紙!しかも姉ちゃんが私宛に書いてある!?どれどれ…」『たえへおたん生日おめでとう!1歳だからってこれ以上太るなよ!姉様より』「それは赤ちゃんだから仕方ないじゃない?」『たえへお誕生日おめでとう!2歳だからって去年同様!姉様より』「面倒なら書くのやめたらいいのに…けど姉ちゃん毎年書いてあるんだね!」それから3歳…4歳…とずっと手紙が書かれていた『妙へお誕生日おめでとう!今年は幼稚園卒園!小学校になると勉強と言う奴があるから気をつけろ!姉様の忠告は聞くように姉様より』『妙へお誕生日おめでとう!妙も小学校を卒業…早いなぁ~!けど学生はまだ残ってる!勉強頑張れ!姉様より』「姉ちゃん…よし!私も書いてあげよう!あと宿題の課題も決まったし!早速やろう!」2時間後「ただいま…」「姉ちゃんおかえり!宿題全部終わらせたよ!」「えっ!?凄いじゃん!よく頑張った!ご褒美で妙の好きなやつ買いに行こう!」「本当?」「もちろん!さぁ…行こう!」「うん!」(よし!このお揃いのキーホルダー欲しいな…あとは…)「姉ちゃん!このキーホルダー買って!」「えっ?そんなものでいいの?」「全然良い!」「分かった!」「今のうちに…」「妙!帰ろう~!」「はーい!」「何そんな上機嫌なの?」「何でかな?分からない!」「逆に怖い!」「姉ちゃん!私明日帰るよ!」「えっ!?いきなり?」「これ以上いると困るでしょ?だから帰るよ!」「そっか…また遊びにおいで!」「うん!ありがとう!」翌日(眠い…)「夏希…妙ちゃんが急に帰るって聞いてビックリだよ!」「これ以上姉に迷惑掛けられないので…けどまた会いに来ます!ね?」「うん!妙これ…」「ありがとう!姉ちゃん、沙弓さん!これどうぞ!」「ブレスレットだ…可愛い!ありがとう妙ちゃん!」「…ありがとう大事にする!」ピピピ…「じゃあね~!」「うん!妙ちゃんも元気でね!」「はい!」ピィ…「…妙ちゃん行っちゃったね!」「うん…」「夏希泣いてるの?」「だって…可愛い妹…」「プッ…その気持ち分かる!私も妹好きだから!」「沙弓…」ガチャ…「ただいま…」「お邪魔しま…夏希!?」バタバタ…「ないっ!」「どうしたの?」「妙に書いた過去の手紙がない!」「えっ?」(妙ちゃん嬉しくて持っていったな…)「けどその代わり見たことない手紙がある!」「それって妙ちゃんから?」「う…うん!何書いてあるんだろう?」
                     夏希姉ちゃんへ
昔姉ちゃんが私宛に書いた手紙嬉しくて全部持っていきました!ありがとう…私宛の手紙毎年私の誕生日に書いてくれてたんだね!どうして渡さなかったのか姉ちゃんの性格上分かる気がする…照れ臭いでしょ?(笑)姉ちゃんの友達の沙弓さん可愛くて身長高くてモデルさんみたいで友達で羨ましいなと思った!また来るね!だから休みの日は実家に帰ってきてね!妙より「妙っ…うわぁーん!私…嬉しすぎて」「夏希…」ギュッ…「私も妙ちゃんに可愛い友達って言われて嬉しいよ…大好きな夏希」「…沙弓」その後私達は妙の手紙に涙した。その後♪~「もしもし?」『さっき妙帰ってぎだの!そしたらね…夏希妙さ宛でだ手紙出でぎで読んだのよ!』「えっ!?読んだの!?」『読んだわよ!書いでらなら妙さ渡しなさい…全ぐ素直でねぁんんだんて』「だってしょしいべ!」(何言ってるか分からない!)『て言うごどでこれ保管しとぐね~!』「やめでよもう~!母っちゃ!」
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