ペンペンワールド

荒ぶるマグロ

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始まりの物語編

始まりの地

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 急げ、ここに奴らがいるぞ!!

 逃がすな!!確実に奴らを仕留めろ!!

 援護を呼べ!!速くしろ!!

 タタタタタタ ...銃声が止んだぞ!!突っ込め-!!モタモタするな-!!

 !!...............ガタン!.....................................いな
 い..だと... 隊長!!敵の罠で..ヴッ

 まずい.....敵にはめられた.....クソッ..クソッ............................
ここからの記憶が途切れた.................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................気がつくと花がたくさん咲いている川のほとりにいた。河原には木製の桟橋があり、人々が船に乗っていく。ふと、そばを見ると白髪の老人がいた。その老人は小声で何かをブツブツと呟いていた。
 
 [青年]おい、じいさん大丈夫か? 

 [謎の老人]ん?おぉ、やっとわしに話し掛けてくれる者が気おったか..........................わしのような浮浪者に話しかけてくれたのは君が始めてじゃよ、助言と言ってはなんじゃが、一つ言っておこう、君にはやらなければいけないことがあるはずじゃ、まだここに来るには速すぎる、君なら救える、さぁ行くのじゃ

 [青年]........?じいさん、あんた何が言いたいんだい?

 [謎の老人]もう、時間がないようじゃ、さらばじゃ、またどこかで会おうぞ.........

 [青年]おい、まてy......

 青年は光りに包まれ、また意識を失った
 ....................................................
 ガバッ........

 [青年]っ..........................はっ!...ここは? 

 辺りを見渡した。病院のようだが、所々床に穴が空いていたり、ライトなどが破損していた。これが病院なのか?と、心の中で呟く
 ふと上を見るとネームプレートがあった。そこには自分の名前、神代彰じんだいあきら
 と、書いてあった。
 [彰](ここは日本だったのか、そういえば俺は頭に弾丸を食らっていたのだが、なぜ今生きているんだ?とりあえず外に出よう)

 病院から出るため、病院内の物を物色することにした。そうすると自分の使っていたバッグを発見した。

 [彰](これはありがたい......!!)

 バッグの中には携帯用食料、ライト、簡易発電機、薬品入れ、そしてサバイバルナイフが入っていた。

 [彰](まだなんか物資があるかもな、包帯とか欲しいし、もう少し探索しよう........)

 彰は内部構造がよく分からない病院の中をひたすら歩いた。だが、体力が減らない。おかしいと思いつつ、探索を続けた。
 そうすると、院長室が見えた。ここならまだ何かあるかもしれない。と思いながら院長室のドアを開けた。院長室には、包帯、そして拳銃がおいてあった。

 [彰](ん?これ、グロック19じゃねぇか!ラッキーこれももらってこう......今日はついてるな、これで外に出れる)

 彰は急いで階段を下りた.......だが入り口は固く閉ざされていた

 [彰]どうすりゃいいんだよもう....

 彰はため息をついた

 [彰]でも、これぶち破りゃいいんだな

 彰は後ろに下がり、そして前へ走りだした。助走をつけた彰は強化ガラスに、おもいっきりタックルをぶちかまし、見事に強化ガラスが割れ外に出ることができた

 [彰](強化ガラスってこんな脆かったか....?まぁ、いいか、)

 ドガァァァン!! ズザァァァァ........

 遠くで何かが爆発し、崩れる音がした

 [彰]んだよ、騒がしいな

 彰は音の聞こえた方向を向いた

 [彰]爆弾か何かか?

 向こうから一人の男が走ってきた

 [謎の男]ありゃ?こんな町にもまだ人がいたのか?そうだ!後ろからヤバい奴が来てるからすぐここか逃げた方がいいぞー!!

 [彰]はぁ?何言ってんだよ

 [謎の男]あーもう、だから今やべぇんだって!

 [彰]どうヤバいんだよ!ちゃんと説明してくれよ!

 [謎の男]やべぇ、追い付かれる!もうすぐ後ろに........

 [彰]何がいるんだよ........

 彰は後ろに振り向いた

 [彰]何だこいつ!!

 そこには猛スピードで追いかけてくる巨大な生物がいた
生物の見た目は、サソリのようなハサミを持っている巨大なハチであった

 [彰]これはマズイ.....逃げるぞ..

 [謎の男]言ったろ?いるってさ

 [彰]お前まだ逃げてなかったのかよ

 [謎の男]あ、やべ逃げなきゃ

 [彰]とりあえず逃げるぞ!!

 彰と謎の男は、あの生物から逃げていた。そうすると荒廃したビルの間に路地があった。
 [彰]あそこならやつも追いかけてこねぇだろ...ここに逃げるぞ

 彰は、バッグを漁った

 [彰]あれ、これって閃光弾じゃねぇか!ラッキー相手の目をこれで一時的に潰せる!

 彰は、とっさに閃光弾を相手の顔の近くに投げた

 ギシャァァァァ!!

 化け物は目を潰され、飛び去っていった

 [彰]よっしゃあ

 [謎の男]はえ-すご

 [謎の男]そういえばお前なんて名前だ?

 [彰]俺か?

 [謎の男]お前以外誰がいるんだよ

 [彰]だよな

 [彰]俺の名は神代彰だ、気軽に彰って呼んでくれ

 [謎の男]いい名前だな

 [謎の男]俺の名前は竜ヶ崎仁りゅうがさきじん

 [彰]分かったぜ

 その時だった

 [蟹の化け物]グラァァァ!!

 [彰]嘘だろオイ!

 [仁]匂いでもたどって来たんだろうな......

 [彰]くそったれが!これでも食らいやがれッ!

 彰はバッグの中からグロック19を取り出し蟹のような化け物の目玉に五発鉛弾を当てた。
だが、効果はなかった

 [蟹の化け物]グォガァァァァ!!

 蟹のような化け物は彰と仁に向かってハサミを降り下ろした

 彰と仁は間一髪で回避した

 [彰]クソッ、こうなったら......

 彰はダガーを構えた

 [仁]おっ、いい物持ってんね!

 仁は懐から脇差わきざしを取り出し、構えた
 [仁]へーあんな相手に立ち向かうなんて、あんたよっぽど肝が座ってんな

 [彰]よし、逃げるぞ

 [仁]え?今なんて?

 [彰]逃げるんだよ

 [仁]嘘だろオイ...マジかよ、度胸の欠片もないのかよ?!

 [彰]何か勘違いしてるようだが、ここ狭いんだ、分かるか?
 [仁]それがどうしたよ?

 [彰]こんなとこで二人が刃物持って戦えるか?狭すぎて相手の急所に届かねえんだよ。良かったよ、相手が人語を理解できそうに無いやつで

 [仁]すまねぇな....

 [彰]分かりゃいいんだよ分かりゃ

 二人は息を合わせ、後ろへ走り出した

 [仁]どこ行くんだよ

 [彰]この近くって大通りとかあるか?

 [仁]あるけど何でだ?

 [彰]動きやすいのと相手の急所を確実に突くためだ

 [仁]なるほどな

 二人は大通りへ向かった

 [仁]よし、もう少しで大通りに着くぞ

 [彰]そりゃあいい!

 だが蟹のような化け物も、そこまで頭が悪いわけではない

 [蟹の化け物]グガァァァァァァァァ

 蟹のような化け物は溶解液を吐き、アスファルトをドロドロに溶かした

 [彰]マジかよ。ただでさえ道路がボロボロで走りづらいってのに....

 [仁]当たったらマズイな

 [彰]おい、仁

 [仁]どうした?

 [彰]ここで戦うぞ

 [仁]............何て?

 [彰]ここで戦うぞ

 [仁]マジで言ってる?

 [彰]ああ、もう決めた

 [仁]だけど、大通りまでもう少しだぞ!

 [彰]ごたごたうるせぇぞ!

 [仁]まともそうだと思った俺が馬鹿みたいだ.....

 [蟹の化け物]ギリャァァァァァン!

 [彰]行くぞ仁

 [仁]分かった、ここでやらなきゃ殺られるだけだもんな

 二人は蟹のような化物を睨み構えた.............................戦闘が始まった.........






 続く





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