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第二章 学園の章
1ページ目 中央大都市セント・ヒストリア
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あれから、2年経った。
シャルとスピカは12歳になり、旅を続けたのだが、正式に冒険者になることは出来なかった。
その理由は、年々冒険者が死人が増えてきた事だった。
魔物数が増えてきたと言うのもあったが、一番の原因は盗賊らしい人間が魔物を連れて、町を襲っては殺しての繰り返しだった。
盗賊は奇妙な事に何も盗まず、人を殺すだけに町を襲っているようだけらしく、人を殺している間は、不気味な笑顔だったり、恍惚な顔をしたりなどの特徴を持っていた。
犯罪組織の名前は『紅黒(こうこく)』と呼ばれている。
その為、冒険者になる条件が変わったため、今の状態じゃ、条件が満たされていない。
だから、冒険者になることが出来なかった。
そんな、シャルは二つ気づいたことがある。
これは集団殺人の集まりだという事。
そして、その組織に属している者は全員の職業が殺人鬼だという事。
何故、分かるかと言うとシャルの前世の職業が殺人鬼ってのもあるのだが。
「まさか、現世でも殺人鬼とはな・・・」
「まぁ、村であれだけ殺人鬼を殺しているんだ、相手は人殺しとはいえ、元は人間には変わりないからな」
シャルはため息をして、腕を見る。
腕を見ると黒い文字が浮かび上がる。
シャル=クロエ
職業:殺人鬼
文字はそう書かれていた。
シャルは、来世でも殺人鬼になっていたのだった。
暗殺者、シーフ、忍者など殺す事に生業にした職業があった、それで生計を立てる闇ギルドもあると言われていた。
しかし殺人鬼は似てるようで違うのだ。
それは人を殺すことで"快楽"を得る。人を殺さないと生きていけない職業なのだ。
どんなに美味しい食べ物を食べても、どんなに裕福な家庭でお金に不自由がなくても。
殺人鬼になったものは、人を殺さないと満足しない、そういうものだ。
暗殺者やシーフなどは人を殺さなくても生きていける。
しかし、殺人鬼はそういう訳にはいかない、殺人鬼は殺人が生きがいなのだから。
「スピカが羨ましいよ」
「まぁ、我は職業とかどうでも良いけどね」
ちなみに、スピカは大賢者だ。
大賢者という事は、前世の勇者のパーティーのライラよりも強いことになる。
力は10分の1まで弱体化しても、そこら辺の魔物なら一撃で倒せるぐらい強かい。
シャルは思う、レイルは全盛期の魔王相手に良く戦えたなと。
「ところで、シャルよ」
「なんだ?」
「お主は人殺しをしても堕ちないんだ?本来の殺人鬼は人を殺さないと生きていけない筈なんだけど」
スピカは前から思っていたのだ、シャルはどんなに人を殺しても自分を見失う事は絶対なかった。
全てを思い出してからも、我を忘れる事はなく、日常に支障はない。
この二年間、紅黒の奴らに何度か遭遇したことがあり、その度に襲われていた。
しかし、シャルは、あの悲劇を繰り返さない為に、何も躊躇いもなく集団殺人鬼を殺した。
殺人鬼とはいえ、元は人だ。
人を殺すという事は、シャルの殺人欲求を満たす。一度殺人を犯せば、快楽に溺れ堕ちるのだ。
最初は一回だけなら耐えられだろうと思い、スピカは様子を見ていた。
もし、堕ちたときには、スピカが止めると、そう決めていたのだから。
だが、シャルは紅黒に出会う度に、血を浴びては殺した。
その時には、既にシャルは20人以上を殺していた。
殺人鬼の能力をしていたら、それは異常でしかなかったのだ。
「まあ、昔・・・勇者と色々とな、それにエルとの約束があるからな」
「約束とは?」
「人としての道を外さないことだ」
スピカは驚いた、たったそれだけの事でシャルの殺人衝動を抑えているのだ。
本来ではあり得ない事で、涼しい顔をしている。そんな殺人欲求なんて知りませんていう顔をしながら。
「まあ、そう言うことだ」
「ふむ・・・分かった」
しばらく、歩いていると大きな町が見えてくる。
そう、何処の国よりも大きい一番大きな国。
シャルは小さく呟く。
「中央大都市・・・セント・ヒストリア」
世界最大の国家と言われるセント・ヒストリア。
その国の名前を知らない者は誰一人いなく、特に有名なのは冒険者ルールの変更と金融だった。
冒険者になる為のルールは、全てこの国が管理している。
その為、莫大な費用が必要になる為、お金の管理もヒストリアが請け負っているのだ。
シャル達が門を潜ろうとすると、門番らしき人物がシャル達を止めた。
「ここは通行所が必要だ、なければ退散するがいい」
冒険者じゃないシャル達は通行所など持っていなかったのだ。
だから、別の手段で入らなければなかった。
「あー、うん、スピカ頼む」
「あいあい、これじゃダメ?この子は私の連れなの」
そう言って、スピカの鞄から取り出したのは、綺麗な封筒だった。
その門番は封筒を見ると、慌てて道を開いた。
「し、失礼いたしました!!」
スピカのおかげで何とか門を潜ることが出来た。
「さて、行きますかね」
「えぇ、そうね」
そう言って、二人は真っすぐ歩いた。
町はエルダと比べて、大分うるさかった。
周りを見渡せば、パレードをやっているし、商売の為に大声で叫んでる人が沢山いた。
エルダ村に育ったシャルに取って、中々慣れないものだった。
しばらく、二人で歩いていると、白い建物の前に着いた。
その建物はとてもシャル達に似合わず、貴族の住む家みたいな感じだった。
「ここで合っているよな?」
「えぇ、そうね」
二人はその建物を見つめて同時に言う。
「「王立エンド・セントリア学園」」
そして、第二の冒険者になる為の条件が
戦闘訓練を受けた学園の卒業証書が必要となる。
スピカの封筒から取り出す。
スピカ=レイジェル様
貴方様のご活躍を耳にしました。
是非、我が学園に入学をお願いしたいと思いまして、この招待状を送り致します。
もしご入学される場合は3月25日までお待ちしています。
王立エンド・セントリア学園長 ハグルマ
と短い文章で書かれていた。
これは旅をしている途中に、夜に備えて野宿の準備して時に、白いフクロウが手紙を持って来た。
スピカの存在をどうやって知ったのかは分からないけど、その卒業証書が必要には変わりなかった。
ちなみにシャルはスキルで職業を『改竄』で誤魔化し、シーフにしていた。
流石に殺人鬼と名乗れば、問題になるのは目に見えていた。ただえさえ紅黒の件もあるというのに、なのでシャルは次に殺人鬼に近いシーフという職業で、身分を隠したのだった。
スピカ以上の能力が無い限りは見抜かれないだろう。
「さて、俺は招待状貰えてないけど・・・大丈夫かなあ」
「その時は断るから良いわよ。シャルがいないとつまらないし、ついて行く言ったしね」
「ハハ、嬉しい事を言ってくれるじゃないか」
そして、今日は3月24日
スピカとは遠くまで旅に出ていたので中央都市に戻るまで1ヶ月程掛かった。
おかげで、ギリギリになってしまったが間に合って良かった。
そして、二人は学園の中に入り込もうとした時だった。
「うわあああああ、どいてどいてえええええ!!!」
遠くから声が聞こえた、後ろを振り向くとそこには、金髪ショートで碧い瞳の同い年ぐらいの女の子が猛ダッシュで走っていた。
シャル達はすぐさまに、二手に分かれて避けるとそのまま女の子が通り過ぎていく。
「ごめんねー!今度ちゃんと謝罪するからぁ!」
そう言って、学園の中に入って行くのであった。
赤の他人の上にいつ会えるかも分からない人に今度謝罪すると言われ、二人は困惑するしかなかった。
「騒がしい子だったね」
「あ、ああ・・・」
シャルとスピカは学園の中に踏み込んだ。
シャルとスピカは12歳になり、旅を続けたのだが、正式に冒険者になることは出来なかった。
その理由は、年々冒険者が死人が増えてきた事だった。
魔物数が増えてきたと言うのもあったが、一番の原因は盗賊らしい人間が魔物を連れて、町を襲っては殺しての繰り返しだった。
盗賊は奇妙な事に何も盗まず、人を殺すだけに町を襲っているようだけらしく、人を殺している間は、不気味な笑顔だったり、恍惚な顔をしたりなどの特徴を持っていた。
犯罪組織の名前は『紅黒(こうこく)』と呼ばれている。
その為、冒険者になる条件が変わったため、今の状態じゃ、条件が満たされていない。
だから、冒険者になることが出来なかった。
そんな、シャルは二つ気づいたことがある。
これは集団殺人の集まりだという事。
そして、その組織に属している者は全員の職業が殺人鬼だという事。
何故、分かるかと言うとシャルの前世の職業が殺人鬼ってのもあるのだが。
「まさか、現世でも殺人鬼とはな・・・」
「まぁ、村であれだけ殺人鬼を殺しているんだ、相手は人殺しとはいえ、元は人間には変わりないからな」
シャルはため息をして、腕を見る。
腕を見ると黒い文字が浮かび上がる。
シャル=クロエ
職業:殺人鬼
文字はそう書かれていた。
シャルは、来世でも殺人鬼になっていたのだった。
暗殺者、シーフ、忍者など殺す事に生業にした職業があった、それで生計を立てる闇ギルドもあると言われていた。
しかし殺人鬼は似てるようで違うのだ。
それは人を殺すことで"快楽"を得る。人を殺さないと生きていけない職業なのだ。
どんなに美味しい食べ物を食べても、どんなに裕福な家庭でお金に不自由がなくても。
殺人鬼になったものは、人を殺さないと満足しない、そういうものだ。
暗殺者やシーフなどは人を殺さなくても生きていける。
しかし、殺人鬼はそういう訳にはいかない、殺人鬼は殺人が生きがいなのだから。
「スピカが羨ましいよ」
「まぁ、我は職業とかどうでも良いけどね」
ちなみに、スピカは大賢者だ。
大賢者という事は、前世の勇者のパーティーのライラよりも強いことになる。
力は10分の1まで弱体化しても、そこら辺の魔物なら一撃で倒せるぐらい強かい。
シャルは思う、レイルは全盛期の魔王相手に良く戦えたなと。
「ところで、シャルよ」
「なんだ?」
「お主は人殺しをしても堕ちないんだ?本来の殺人鬼は人を殺さないと生きていけない筈なんだけど」
スピカは前から思っていたのだ、シャルはどんなに人を殺しても自分を見失う事は絶対なかった。
全てを思い出してからも、我を忘れる事はなく、日常に支障はない。
この二年間、紅黒の奴らに何度か遭遇したことがあり、その度に襲われていた。
しかし、シャルは、あの悲劇を繰り返さない為に、何も躊躇いもなく集団殺人鬼を殺した。
殺人鬼とはいえ、元は人だ。
人を殺すという事は、シャルの殺人欲求を満たす。一度殺人を犯せば、快楽に溺れ堕ちるのだ。
最初は一回だけなら耐えられだろうと思い、スピカは様子を見ていた。
もし、堕ちたときには、スピカが止めると、そう決めていたのだから。
だが、シャルは紅黒に出会う度に、血を浴びては殺した。
その時には、既にシャルは20人以上を殺していた。
殺人鬼の能力をしていたら、それは異常でしかなかったのだ。
「まあ、昔・・・勇者と色々とな、それにエルとの約束があるからな」
「約束とは?」
「人としての道を外さないことだ」
スピカは驚いた、たったそれだけの事でシャルの殺人衝動を抑えているのだ。
本来ではあり得ない事で、涼しい顔をしている。そんな殺人欲求なんて知りませんていう顔をしながら。
「まあ、そう言うことだ」
「ふむ・・・分かった」
しばらく、歩いていると大きな町が見えてくる。
そう、何処の国よりも大きい一番大きな国。
シャルは小さく呟く。
「中央大都市・・・セント・ヒストリア」
世界最大の国家と言われるセント・ヒストリア。
その国の名前を知らない者は誰一人いなく、特に有名なのは冒険者ルールの変更と金融だった。
冒険者になる為のルールは、全てこの国が管理している。
その為、莫大な費用が必要になる為、お金の管理もヒストリアが請け負っているのだ。
シャル達が門を潜ろうとすると、門番らしき人物がシャル達を止めた。
「ここは通行所が必要だ、なければ退散するがいい」
冒険者じゃないシャル達は通行所など持っていなかったのだ。
だから、別の手段で入らなければなかった。
「あー、うん、スピカ頼む」
「あいあい、これじゃダメ?この子は私の連れなの」
そう言って、スピカの鞄から取り出したのは、綺麗な封筒だった。
その門番は封筒を見ると、慌てて道を開いた。
「し、失礼いたしました!!」
スピカのおかげで何とか門を潜ることが出来た。
「さて、行きますかね」
「えぇ、そうね」
そう言って、二人は真っすぐ歩いた。
町はエルダと比べて、大分うるさかった。
周りを見渡せば、パレードをやっているし、商売の為に大声で叫んでる人が沢山いた。
エルダ村に育ったシャルに取って、中々慣れないものだった。
しばらく、二人で歩いていると、白い建物の前に着いた。
その建物はとてもシャル達に似合わず、貴族の住む家みたいな感じだった。
「ここで合っているよな?」
「えぇ、そうね」
二人はその建物を見つめて同時に言う。
「「王立エンド・セントリア学園」」
そして、第二の冒険者になる為の条件が
戦闘訓練を受けた学園の卒業証書が必要となる。
スピカの封筒から取り出す。
スピカ=レイジェル様
貴方様のご活躍を耳にしました。
是非、我が学園に入学をお願いしたいと思いまして、この招待状を送り致します。
もしご入学される場合は3月25日までお待ちしています。
王立エンド・セントリア学園長 ハグルマ
と短い文章で書かれていた。
これは旅をしている途中に、夜に備えて野宿の準備して時に、白いフクロウが手紙を持って来た。
スピカの存在をどうやって知ったのかは分からないけど、その卒業証書が必要には変わりなかった。
ちなみにシャルはスキルで職業を『改竄』で誤魔化し、シーフにしていた。
流石に殺人鬼と名乗れば、問題になるのは目に見えていた。ただえさえ紅黒の件もあるというのに、なのでシャルは次に殺人鬼に近いシーフという職業で、身分を隠したのだった。
スピカ以上の能力が無い限りは見抜かれないだろう。
「さて、俺は招待状貰えてないけど・・・大丈夫かなあ」
「その時は断るから良いわよ。シャルがいないとつまらないし、ついて行く言ったしね」
「ハハ、嬉しい事を言ってくれるじゃないか」
そして、今日は3月24日
スピカとは遠くまで旅に出ていたので中央都市に戻るまで1ヶ月程掛かった。
おかげで、ギリギリになってしまったが間に合って良かった。
そして、二人は学園の中に入り込もうとした時だった。
「うわあああああ、どいてどいてえええええ!!!」
遠くから声が聞こえた、後ろを振り向くとそこには、金髪ショートで碧い瞳の同い年ぐらいの女の子が猛ダッシュで走っていた。
シャル達はすぐさまに、二手に分かれて避けるとそのまま女の子が通り過ぎていく。
「ごめんねー!今度ちゃんと謝罪するからぁ!」
そう言って、学園の中に入って行くのであった。
赤の他人の上にいつ会えるかも分からない人に今度謝罪すると言われ、二人は困惑するしかなかった。
「騒がしい子だったね」
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