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第一章
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スピカが転入して、あれから一ヶ月が経った。
今日は、学校はお休みなので、エルと一緒に森へと遊びに行っていた。
近くの森は、魔素が少ないため、魔物が現れる事はない。
「シャル!お待たせ!」
エルは、大きなバスケットを、持って歩いてくる。
シャルは彼女の作った料理は美味しくて好きだったため、いつも楽しみにしていた。
今度は、何を作ってきてくれたのだろうか、今か今かと思い、待ち遠しい。
そんなエルは、下から覗き込むように顔を近づける。
そこでシャルは気が付く。
「お?今日は化粧してるんだ」
「えへへ、気づいた?」
エルの化粧は、何も変哲もない薄化粧だった。普段と違う雰囲気が見れて、新鮮で魅力的だ。
頬が少し赤くなるのが分かる。気づいてくれたから嬉しかったのだろうか?
ただただ、可愛い。
しばらくして、互いに恥ずかしくなったのか、反れた。
すると、今度は、エルが何かに気が付く。
「あれ?そのナイフは?」
「お、気づいてくれたんだ」
シャルの太ももに身に着けていたのはナイフだった。
内納めていた、ホルスターは使い古しのようで、所々に傷がついていた。
「珍しいね、何時もだったら剣なのに。」
「ほら、この間ピグレに勝った時に、母さんに報告したら喜んでくれたんだ。そしたら、記念にって言われてさ、物置から、これを取り出してきたんだ」
そう言うと、シャルはホルスターからナイフを抜く。
ナイフの刀身と刃は共に黒く、光に当たると反射して鋭く光る。
「へぇー!、かっこいいね!」
「でしょ?母さんが言うには亡くなった父さんの形見らしいよ」
シャルのお父さんは冒険者だったのだが、旅の途中に強い魔物に襲われて、仲間を逃す為に自分が囮になったと。
その後、助けよう援軍を呼んで再び向かったのだが、既に遅く。周りには魔物死体と、息を引き取ったシャルのお父さんだった。
その仲間は、せめての遺品だけはと思って、家まで届けられた。
父さんは、それなりに、名の知れた冒険者だったらしく。今、生活ができているのは、父さんが活躍したお金のおかげでもある。
「それに、僕はナイフの方が、得意らしいからね」
「あはは、そうだね。ピグレ君を倒しちゃったからねー」
ピグレはああ見えてクラスメイト中では強いほうだ。
身体と迫力のごり押しだけで上へと昇り詰めていたのだから、本格的に修業をしたらもっと強くなるだろう。
そう考えながら、二人は森へと向かう。
二人は細い道へと歩いて行く、丘を登っていく。
丘の先には一つ大きな木が立っていた。
「着いたね」
「うん!」
そして、シャルは何時もの訓練を始める。
シャルは戦闘が苦手なものの、彼は彼なりに努力はしていた、
せめて成績は維持しよう頑張っているのだ。
シャルはナイフを振る。
ナイフ捌きが徐々に上達していくのが分かる。
振る速度、正確さ、繊細さ、どれも何かを思い出すかのように振り続けた。
そんなエルは、隣で見ている。
「うん!やっぱりシャルは剣よりナイフの方が向いてるね!」
「ハハ、本当は剣の方が嬉しかったんだけどな・・・休憩でもしよっか」
「うん!」
今まで、剣を振ってたこともあったから、その努力が今まで無駄だと思うと、何だか虚しくなるシャルであった。
それは、ナイフを使う度に思う。
「そういえば、シャルは職業何するのー?」
「うーん」
職業、この世界には剣士や魔法使い、中には非戦闘職の調理師など、様々な職業がある。
この時期の子供達はある程度、将来の夢が決まっていて、その夢に反映されて職業となる。
しかし、稀に生まれつき職業が決まっている者がいるが、そう言う子は、決まって将来の夢が無い子が殆どであった。
シャルはエルの質問に対して考える。
「うーん、まだ決まってないんだよね、自分が何がやりたいのか・・・」
「そっかー」
「エルは何かしたいことあるのか?」
「私?私はねー・・・」
何時の間にか、夕方になっていた、エルは丘の方へゆっくり向かう
「シャル、おいでよ」
エルは手で招くように、シャルを呼ぶ。
シャルはエルを後ろについて行く、丘の天辺を登るとそこには夕焼けに照らされた森だった。
とても綺麗だ。
「私はね、いつかこの世界を、自分の目で見てみたいの」
「世界・・・」
ふと、隣を見るとエルが夕焼けの光に照らされ、髪の毛は黄金色に輝き、大人っぽく見えた。
その綺麗な姿に、シャルは見惚れた。
「確かに旅には危険事ばかりが、沢山あるかもしれないけどね。でも、こんなにも綺麗な夕焼けがあると思うとね!
だから、他にももっと綺麗な景色があると思うんだ!私はその世界の綺麗な景色を見つけて、皆に伝えていきたいの」
エルはシャルの方へと見つめ、微笑んだ。
その立ち姿はまるで幻想的に見えてくる。
「だからね・・・シャルが良かったらなんだけど、いつか一緒に世界を見に行こ?」
エルはシャルの手を繋ぐ。それは、旅のお供の誘いだった。
シャルは手を、握り返して言う。
「できたらね・・・」
そう言って、再び二人は夕焼けを景色を、焼き付けるように見る。
どれぐらい、時間が経ったのだろうか。
しばらくして、エルから手を放す。
「さて、もう遅いし村に帰りますか」
「うん!」
帰ろうとしたら、その時だった。
茂みがガサガサと揺れる。
その音に気付いた、二人は思わず警戒し構える。
茂みから現れたのは、黒い狼の姿をした魔物だった。
牙は剥き出していて、爪は鋭く長かった。
少しでも攻撃を受ければ、重傷は免れないだろう。
シャル達は初めて魔物に遭遇してのだ。
「う、嘘!魔物!?」
「ここにはいない筈なんじゃ・・・!」
魔物の姿を見て、二人は怖気づいてしまう。
「(守らなきゃ・・・!エルを守らなきゃ・・・!!!)」
シャルは黒いナイフを取り出す。
鼓動が早くなる。
息が苦しい。
手が震える。
様々な事が、小さい二人に負担が掛かる。
今でも吐き出しそうな感覚を押し殺し、シャルは狼を睨む。
アオォオオン!!
その時だった、狼が遠吠えをする。
その遠吠えに聞きつけたのか、次々と狼が集まってくる。
二人は、この状況を何を思うのかは同じだった。
―――死
その言葉が頭の中に過る。
だが、シャルはナイフを構える、一人の友の為に、震える手を抑えつけて、無理やり抑止する。
そして、狼たちは一斉にシャル達に向って飛びつく。
「シャル!!」
「下がってろ!!」
此処で死ぬかもしれない。だけど、エルだけは死んでも守ると決意する。
その時だった。
「全く、情けないわねえ」
何処から声が聞こえた。
その瞬間、無数の紅い雷が狼たちを、空から襲う。
「きゃあ!?」
「う、うわあ!?」
瞬く間に狼は殲滅される。
僅か5秒、本当に一瞬だった。
狼は炭となり、そのまま、風に吹かれてパラパラと消えてゆく。
「た、助かった・・・?」
「そう・・・みたいだけど、いったい何が」
すると、森の奥から誰かが歩いてくるのが分かる。
森の影から出てきたのは、スピカだった。
「ハハ、シャルくんは情けないなあ」
「ス、スピカちゃん!?」
「ど、どうして此処に!それに今のは、スピカさんがやったの?」
シャルはそう聞くのだが、そんなのどうでも良さそうに、スピカは誤魔化すように言う。
「まあ、良いじゃない。それよりも村が大変だよ?」
「っえ!?」
指を差すと、村の方角が何だか、明るい。
先程、見ていた夕焼けと、方角が逆だというのに、違和感しかなかった。
スピカの話を聞いて、嫌な予感がして、シャルは村に向って走り出す。
「待って!シャル!!スピカさんも行こ!」
「はいよ」
エルはシャルの背中を追いかけた。
スピカはそれに続くように走り出す。
道中、木の枝にひっかかりかすり傷ができるが、シャルはそれも気にもせず、走り続けた。
森を抜けるとそこには・・・。
「嘘だろ・・・!!」
「そ、そんな!」
「・・・」
そこには、燃える村、村の人たちの叫び声だった。
今日は、学校はお休みなので、エルと一緒に森へと遊びに行っていた。
近くの森は、魔素が少ないため、魔物が現れる事はない。
「シャル!お待たせ!」
エルは、大きなバスケットを、持って歩いてくる。
シャルは彼女の作った料理は美味しくて好きだったため、いつも楽しみにしていた。
今度は、何を作ってきてくれたのだろうか、今か今かと思い、待ち遠しい。
そんなエルは、下から覗き込むように顔を近づける。
そこでシャルは気が付く。
「お?今日は化粧してるんだ」
「えへへ、気づいた?」
エルの化粧は、何も変哲もない薄化粧だった。普段と違う雰囲気が見れて、新鮮で魅力的だ。
頬が少し赤くなるのが分かる。気づいてくれたから嬉しかったのだろうか?
ただただ、可愛い。
しばらくして、互いに恥ずかしくなったのか、反れた。
すると、今度は、エルが何かに気が付く。
「あれ?そのナイフは?」
「お、気づいてくれたんだ」
シャルの太ももに身に着けていたのはナイフだった。
内納めていた、ホルスターは使い古しのようで、所々に傷がついていた。
「珍しいね、何時もだったら剣なのに。」
「ほら、この間ピグレに勝った時に、母さんに報告したら喜んでくれたんだ。そしたら、記念にって言われてさ、物置から、これを取り出してきたんだ」
そう言うと、シャルはホルスターからナイフを抜く。
ナイフの刀身と刃は共に黒く、光に当たると反射して鋭く光る。
「へぇー!、かっこいいね!」
「でしょ?母さんが言うには亡くなった父さんの形見らしいよ」
シャルのお父さんは冒険者だったのだが、旅の途中に強い魔物に襲われて、仲間を逃す為に自分が囮になったと。
その後、助けよう援軍を呼んで再び向かったのだが、既に遅く。周りには魔物死体と、息を引き取ったシャルのお父さんだった。
その仲間は、せめての遺品だけはと思って、家まで届けられた。
父さんは、それなりに、名の知れた冒険者だったらしく。今、生活ができているのは、父さんが活躍したお金のおかげでもある。
「それに、僕はナイフの方が、得意らしいからね」
「あはは、そうだね。ピグレ君を倒しちゃったからねー」
ピグレはああ見えてクラスメイト中では強いほうだ。
身体と迫力のごり押しだけで上へと昇り詰めていたのだから、本格的に修業をしたらもっと強くなるだろう。
そう考えながら、二人は森へと向かう。
二人は細い道へと歩いて行く、丘を登っていく。
丘の先には一つ大きな木が立っていた。
「着いたね」
「うん!」
そして、シャルは何時もの訓練を始める。
シャルは戦闘が苦手なものの、彼は彼なりに努力はしていた、
せめて成績は維持しよう頑張っているのだ。
シャルはナイフを振る。
ナイフ捌きが徐々に上達していくのが分かる。
振る速度、正確さ、繊細さ、どれも何かを思い出すかのように振り続けた。
そんなエルは、隣で見ている。
「うん!やっぱりシャルは剣よりナイフの方が向いてるね!」
「ハハ、本当は剣の方が嬉しかったんだけどな・・・休憩でもしよっか」
「うん!」
今まで、剣を振ってたこともあったから、その努力が今まで無駄だと思うと、何だか虚しくなるシャルであった。
それは、ナイフを使う度に思う。
「そういえば、シャルは職業何するのー?」
「うーん」
職業、この世界には剣士や魔法使い、中には非戦闘職の調理師など、様々な職業がある。
この時期の子供達はある程度、将来の夢が決まっていて、その夢に反映されて職業となる。
しかし、稀に生まれつき職業が決まっている者がいるが、そう言う子は、決まって将来の夢が無い子が殆どであった。
シャルはエルの質問に対して考える。
「うーん、まだ決まってないんだよね、自分が何がやりたいのか・・・」
「そっかー」
「エルは何かしたいことあるのか?」
「私?私はねー・・・」
何時の間にか、夕方になっていた、エルは丘の方へゆっくり向かう
「シャル、おいでよ」
エルは手で招くように、シャルを呼ぶ。
シャルはエルを後ろについて行く、丘の天辺を登るとそこには夕焼けに照らされた森だった。
とても綺麗だ。
「私はね、いつかこの世界を、自分の目で見てみたいの」
「世界・・・」
ふと、隣を見るとエルが夕焼けの光に照らされ、髪の毛は黄金色に輝き、大人っぽく見えた。
その綺麗な姿に、シャルは見惚れた。
「確かに旅には危険事ばかりが、沢山あるかもしれないけどね。でも、こんなにも綺麗な夕焼けがあると思うとね!
だから、他にももっと綺麗な景色があると思うんだ!私はその世界の綺麗な景色を見つけて、皆に伝えていきたいの」
エルはシャルの方へと見つめ、微笑んだ。
その立ち姿はまるで幻想的に見えてくる。
「だからね・・・シャルが良かったらなんだけど、いつか一緒に世界を見に行こ?」
エルはシャルの手を繋ぐ。それは、旅のお供の誘いだった。
シャルは手を、握り返して言う。
「できたらね・・・」
そう言って、再び二人は夕焼けを景色を、焼き付けるように見る。
どれぐらい、時間が経ったのだろうか。
しばらくして、エルから手を放す。
「さて、もう遅いし村に帰りますか」
「うん!」
帰ろうとしたら、その時だった。
茂みがガサガサと揺れる。
その音に気付いた、二人は思わず警戒し構える。
茂みから現れたのは、黒い狼の姿をした魔物だった。
牙は剥き出していて、爪は鋭く長かった。
少しでも攻撃を受ければ、重傷は免れないだろう。
シャル達は初めて魔物に遭遇してのだ。
「う、嘘!魔物!?」
「ここにはいない筈なんじゃ・・・!」
魔物の姿を見て、二人は怖気づいてしまう。
「(守らなきゃ・・・!エルを守らなきゃ・・・!!!)」
シャルは黒いナイフを取り出す。
鼓動が早くなる。
息が苦しい。
手が震える。
様々な事が、小さい二人に負担が掛かる。
今でも吐き出しそうな感覚を押し殺し、シャルは狼を睨む。
アオォオオン!!
その時だった、狼が遠吠えをする。
その遠吠えに聞きつけたのか、次々と狼が集まってくる。
二人は、この状況を何を思うのかは同じだった。
―――死
その言葉が頭の中に過る。
だが、シャルはナイフを構える、一人の友の為に、震える手を抑えつけて、無理やり抑止する。
そして、狼たちは一斉にシャル達に向って飛びつく。
「シャル!!」
「下がってろ!!」
此処で死ぬかもしれない。だけど、エルだけは死んでも守ると決意する。
その時だった。
「全く、情けないわねえ」
何処から声が聞こえた。
その瞬間、無数の紅い雷が狼たちを、空から襲う。
「きゃあ!?」
「う、うわあ!?」
瞬く間に狼は殲滅される。
僅か5秒、本当に一瞬だった。
狼は炭となり、そのまま、風に吹かれてパラパラと消えてゆく。
「た、助かった・・・?」
「そう・・・みたいだけど、いったい何が」
すると、森の奥から誰かが歩いてくるのが分かる。
森の影から出てきたのは、スピカだった。
「ハハ、シャルくんは情けないなあ」
「ス、スピカちゃん!?」
「ど、どうして此処に!それに今のは、スピカさんがやったの?」
シャルはそう聞くのだが、そんなのどうでも良さそうに、スピカは誤魔化すように言う。
「まあ、良いじゃない。それよりも村が大変だよ?」
「っえ!?」
指を差すと、村の方角が何だか、明るい。
先程、見ていた夕焼けと、方角が逆だというのに、違和感しかなかった。
スピカの話を聞いて、嫌な予感がして、シャルは村に向って走り出す。
「待って!シャル!!スピカさんも行こ!」
「はいよ」
エルはシャルの背中を追いかけた。
スピカはそれに続くように走り出す。
道中、木の枝にひっかかりかすり傷ができるが、シャルはそれも気にもせず、走り続けた。
森を抜けるとそこには・・・。
「嘘だろ・・・!!」
「そ、そんな!」
「・・・」
そこには、燃える村、村の人たちの叫び声だった。
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