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設営一年目
第4点 雨が降りましたら、必ず傘立てを置きましょう。
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おはようございます。
忠野 天朷です。
しばらく、準備ができるまではコンビニは休業する事になりました。
これでは、新人教育ができません・・・。
何故かわかりませんけど、この状況で営業するの!?って突っ込みが入った声が聞こえた気がします。
営業するに決まっているでしょう、むしろ売り上げのチャンスなのに何もしないのは店長としては見逃せません。
・・・皆さん、疲れて寝てますね。
忠野はお客様とスタッフ達の服が汚れない為に、商品棚にあるビニールシートを引いて寝ていた。
店内は思ってたより肌寒い。
このままだと、風邪ひくだろうと思い暖房を点けてることにした。
ふと、外を見てみると雨が降っていることに気づく。
結構、激しめの雨だ。
気づけば、傘立てに手を伸ばしていた。
これは無意識なもので、つくづく職業病は恐ろしい。
落ち着かないのだ、傘立てを置くこと自体が使命感すら覚えるのだ。
忠野は足早に入店口傘立てを置くことにした。
「うん、これで良し、角度も良い感じに置けました。風も強いなー」
雨も激しければ風も強く、外に出していたのぼり旗が飛んでしまうだろう。
忠野は急いで、のぼり旗を下げようとしたときに、風に紛れて微かに声が聞こえた。
「・・・・う・・ぅ」
「ん?何でしょうか?何か聞こえましたね。」
声が聞こえる方向に顔を向ける。
もしかしたら、不審人物かもしれない、お客様達とスタッフ達は睡眠をとっているのだ。
そんな状態で野放ししてしまえば、危険な目に合わせてしまうかもしれない。
これは店長としての”業務”として全うするのだ。
忠野は気になる。懐中電灯を持って、店の周りを巡回する事にした。
慎重に一歩ずつと忍び足で店の周りを探索をする。
お店の角を曲がったところに何かがいる。
「誰かいるんですか?」
返事はない。聴こえるのは風と雨と”吐息”
忠野は近づき、音にする方に懐中電灯を向ける。
吐息の正体は、人だ。人が倒れていたのだ。
忠野は急いで近づき、揺する。
「大丈夫ですか?聞こえますか?」
「うぅ・・・・」
肩を軽くゆするとうなされている。
声を聴く限り女性みたいだ。
ゴォッ!!
風の勢いで、フードでが脱げ顔が見える。
燃えるような真紅な髪に頭には黒い尖った物がついている、角だろうか?
人形みたいな顔立ち、この腕が少しでも動けば、崩れてしまいそうな儚さを感じる。
一瞬だけ見とれてしまい、我に返ると擦り傷がひどく、白い肌が血が滲んでいる。
少女の脈を触る。
生きている、良かった。
しかし、脈は早く、肌は冷たい、息も荒く、明らかに危険な状態なのがわかる。
忠野は少女を抱きかかえ、お店に連れいく。
抱きかかえるとわかる、とても軽い。
まともな食事ができていないんだろうか、不安が募るばかりだ。
この少女はファレスから聞いた人間を敵対してるという魔族かもしれない。
だからと言って、ここで見捨てるという選択をするほど非道にはなれないのだ。
忠野は小声で呟く。
「入店すれば、皆お客様です」
店に戻ると、古桟栖が起きていた。
古桟栖は、店長に後ろに背負った少女にも気づいた。
「店長、その子はどうしたですか?」
「あぁ、実はですね。傘立てを置こうと思いまして・・・。」
古桟栖に、起こった事をそのまま伝える。
話を聞いて、すぐさまに行動を移した。
「店長、おかゆと熱さましシートを取ってきます。」
「ありがとうございます。こんな遅い時間に申し訳ない。」
「自分、元々夜勤なので落ち着かなかっただけですから、気にしないでください」
流石、古桟栖君だ。
何が起きても、対応して見せる所がいいですね。
私はビールシートを敷いて、少女を寝かせた。
体を震わせていた。
この雨の中で、大分体が冷えたんでしょう。
「古桟栖君、十暁院さんを起こしてください。
後、もう一つお願いあります、制服用のズボンもありますので、制服とセットで持ってきてください。ウォークイン用の厚手の上着も持ってきください」
「ウッス」
一言返事をして、古桟栖は十暁院さんを起こしに裏にいく。
「さて、私は・・・」
まず、女性用の下着とシャツを取りに行く。
次に、体が冷えないようにカイロを5枚ほど持っていきましょう。
次に2ℓ水とタオルを持って行くことにした。
忠野はペットボトルの水をタオルを巻いて、暖かくしたカイロをタオルの中に仕込んだ。
これで枕の完成だ。
少女に熱さましシートを額に貼り、頭を浮かせて、そっと枕を敷いて寝かせる。
すると、さっきまで苦しそうだったのが、表情がすこし楽になった気がする。
しばらく、待っていると
古桟栖と十暁院が急いで戻ってくる。
「十暁院さん、夜遅くにすみません。」
「いいよ!この子のお世話をしたらいいんだね!」
杏さんは察しがいいのか、バケツも持ってきてくれました。
きっと濡れた服を入れてくれるのでしょう。
「では、私達は裏に行っていきますね。」
「ウッス」
そう言って、私達は裏に向った。
――――――――事務室
私の持つ店舗の部屋は広く、整理整頓しやすいい。
そして、結構納品が大量に来るので大量の納品を入れる為に地下室があります。
そして、今は一部の人はそこに寝てます。
主に、お客様ですけどね・・・、一応緊急用ベットはありますけど、暖房はないんですよね。
「しかし、店長ってすごい巻き込まれ体質ですよね。」
「そうですかね?」
古桟栖君はこの人は自覚ないのかって感じで見ていますね。
私自身はそうはおもわないんですけど・・・。
「四年前なんて、お店に車が突っ込んできたり・・・」
「そんな事もありましたね。」
まぁ、あの時は大変でしたね。
新しく出来たばかりのお店なのに突っ込まれたショックは強かったです。
「ほかにも、酔っ払いの人が消火器をぶちまけて商品をダメにしたり」
「そういう事もありましたねー」
古桟栖君は今まで起きた事をスラスラ話す。
むしろ、よくそこまで覚えてますね、返って関心します。
「そして、日本じゃ飽き足らずに異世界転移をした直後に勇者を店員にするとは、
もはや呪いじゃないですかね、店長・・・」
「いやー、まぁでもコンビニ業務するには変わりないので・・・」
古桟栖君は何か突っ込みたそうにするが、気づかないふりをしておきましょう。
しばらくすると、十暁院が戻ってきた。
「ひとまず、これで大丈夫かな」
「杏さん、ありがとうございます。流石、看護学生ですね。」
「いやいやー!私はまだまだですよ!」
十暁院さんは看護学生で、動きを見てみれば明らかに手馴れている感じがしました。
看護学生の中では優秀な人には違いないと確信はありました。
「では、後は私が見ていますので、お二人は休んでください。」
「しかし、寝なくてもいいんですか?」
「平気です、5日間ずっと寝ずに業務した事もあるのでこのぐらい平気です。」
「「何してるんですか店長・・・」」
二人は突っ込みをますが、気にしないでおきましょう。
「はい、明日の朝には寝ますので大丈夫ですよ」
「店長がいうなら・・・」
そうして二人は裏で再びに眠りにつくのだった。
「さて、私は夜勤業務してますかね・・・」
そう言って、店長は今日も働くのであった。
忠野 天朷です。
しばらく、準備ができるまではコンビニは休業する事になりました。
これでは、新人教育ができません・・・。
何故かわかりませんけど、この状況で営業するの!?って突っ込みが入った声が聞こえた気がします。
営業するに決まっているでしょう、むしろ売り上げのチャンスなのに何もしないのは店長としては見逃せません。
・・・皆さん、疲れて寝てますね。
忠野はお客様とスタッフ達の服が汚れない為に、商品棚にあるビニールシートを引いて寝ていた。
店内は思ってたより肌寒い。
このままだと、風邪ひくだろうと思い暖房を点けてることにした。
ふと、外を見てみると雨が降っていることに気づく。
結構、激しめの雨だ。
気づけば、傘立てに手を伸ばしていた。
これは無意識なもので、つくづく職業病は恐ろしい。
落ち着かないのだ、傘立てを置くこと自体が使命感すら覚えるのだ。
忠野は足早に入店口傘立てを置くことにした。
「うん、これで良し、角度も良い感じに置けました。風も強いなー」
雨も激しければ風も強く、外に出していたのぼり旗が飛んでしまうだろう。
忠野は急いで、のぼり旗を下げようとしたときに、風に紛れて微かに声が聞こえた。
「・・・・う・・ぅ」
「ん?何でしょうか?何か聞こえましたね。」
声が聞こえる方向に顔を向ける。
もしかしたら、不審人物かもしれない、お客様達とスタッフ達は睡眠をとっているのだ。
そんな状態で野放ししてしまえば、危険な目に合わせてしまうかもしれない。
これは店長としての”業務”として全うするのだ。
忠野は気になる。懐中電灯を持って、店の周りを巡回する事にした。
慎重に一歩ずつと忍び足で店の周りを探索をする。
お店の角を曲がったところに何かがいる。
「誰かいるんですか?」
返事はない。聴こえるのは風と雨と”吐息”
忠野は近づき、音にする方に懐中電灯を向ける。
吐息の正体は、人だ。人が倒れていたのだ。
忠野は急いで近づき、揺する。
「大丈夫ですか?聞こえますか?」
「うぅ・・・・」
肩を軽くゆするとうなされている。
声を聴く限り女性みたいだ。
ゴォッ!!
風の勢いで、フードでが脱げ顔が見える。
燃えるような真紅な髪に頭には黒い尖った物がついている、角だろうか?
人形みたいな顔立ち、この腕が少しでも動けば、崩れてしまいそうな儚さを感じる。
一瞬だけ見とれてしまい、我に返ると擦り傷がひどく、白い肌が血が滲んでいる。
少女の脈を触る。
生きている、良かった。
しかし、脈は早く、肌は冷たい、息も荒く、明らかに危険な状態なのがわかる。
忠野は少女を抱きかかえ、お店に連れいく。
抱きかかえるとわかる、とても軽い。
まともな食事ができていないんだろうか、不安が募るばかりだ。
この少女はファレスから聞いた人間を敵対してるという魔族かもしれない。
だからと言って、ここで見捨てるという選択をするほど非道にはなれないのだ。
忠野は小声で呟く。
「入店すれば、皆お客様です」
店に戻ると、古桟栖が起きていた。
古桟栖は、店長に後ろに背負った少女にも気づいた。
「店長、その子はどうしたですか?」
「あぁ、実はですね。傘立てを置こうと思いまして・・・。」
古桟栖に、起こった事をそのまま伝える。
話を聞いて、すぐさまに行動を移した。
「店長、おかゆと熱さましシートを取ってきます。」
「ありがとうございます。こんな遅い時間に申し訳ない。」
「自分、元々夜勤なので落ち着かなかっただけですから、気にしないでください」
流石、古桟栖君だ。
何が起きても、対応して見せる所がいいですね。
私はビールシートを敷いて、少女を寝かせた。
体を震わせていた。
この雨の中で、大分体が冷えたんでしょう。
「古桟栖君、十暁院さんを起こしてください。
後、もう一つお願いあります、制服用のズボンもありますので、制服とセットで持ってきてください。ウォークイン用の厚手の上着も持ってきください」
「ウッス」
一言返事をして、古桟栖は十暁院さんを起こしに裏にいく。
「さて、私は・・・」
まず、女性用の下着とシャツを取りに行く。
次に、体が冷えないようにカイロを5枚ほど持っていきましょう。
次に2ℓ水とタオルを持って行くことにした。
忠野はペットボトルの水をタオルを巻いて、暖かくしたカイロをタオルの中に仕込んだ。
これで枕の完成だ。
少女に熱さましシートを額に貼り、頭を浮かせて、そっと枕を敷いて寝かせる。
すると、さっきまで苦しそうだったのが、表情がすこし楽になった気がする。
しばらく、待っていると
古桟栖と十暁院が急いで戻ってくる。
「十暁院さん、夜遅くにすみません。」
「いいよ!この子のお世話をしたらいいんだね!」
杏さんは察しがいいのか、バケツも持ってきてくれました。
きっと濡れた服を入れてくれるのでしょう。
「では、私達は裏に行っていきますね。」
「ウッス」
そう言って、私達は裏に向った。
――――――――事務室
私の持つ店舗の部屋は広く、整理整頓しやすいい。
そして、結構納品が大量に来るので大量の納品を入れる為に地下室があります。
そして、今は一部の人はそこに寝てます。
主に、お客様ですけどね・・・、一応緊急用ベットはありますけど、暖房はないんですよね。
「しかし、店長ってすごい巻き込まれ体質ですよね。」
「そうですかね?」
古桟栖君はこの人は自覚ないのかって感じで見ていますね。
私自身はそうはおもわないんですけど・・・。
「四年前なんて、お店に車が突っ込んできたり・・・」
「そんな事もありましたね。」
まぁ、あの時は大変でしたね。
新しく出来たばかりのお店なのに突っ込まれたショックは強かったです。
「ほかにも、酔っ払いの人が消火器をぶちまけて商品をダメにしたり」
「そういう事もありましたねー」
古桟栖君は今まで起きた事をスラスラ話す。
むしろ、よくそこまで覚えてますね、返って関心します。
「そして、日本じゃ飽き足らずに異世界転移をした直後に勇者を店員にするとは、
もはや呪いじゃないですかね、店長・・・」
「いやー、まぁでもコンビニ業務するには変わりないので・・・」
古桟栖君は何か突っ込みたそうにするが、気づかないふりをしておきましょう。
しばらくすると、十暁院が戻ってきた。
「ひとまず、これで大丈夫かな」
「杏さん、ありがとうございます。流石、看護学生ですね。」
「いやいやー!私はまだまだですよ!」
十暁院さんは看護学生で、動きを見てみれば明らかに手馴れている感じがしました。
看護学生の中では優秀な人には違いないと確信はありました。
「では、後は私が見ていますので、お二人は休んでください。」
「しかし、寝なくてもいいんですか?」
「平気です、5日間ずっと寝ずに業務した事もあるのでこのぐらい平気です。」
「「何してるんですか店長・・・」」
二人は突っ込みをますが、気にしないでおきましょう。
「はい、明日の朝には寝ますので大丈夫ですよ」
「店長がいうなら・・・」
そうして二人は裏で再びに眠りにつくのだった。
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