Dragon au lait 俺と龍と2分の1

 夜道を歩いていると、目の前に突然、龍が現れた。疲れているせいで、幻でも見ているんだと思い、何もないように通り過ぎようとした。
 目が覚めると洞窟のようなところに寝ていた。テンパっていると、1人のロン毛であごひげを生やした爽やかそうな男が簡易な浴衣姿でこちらに歩いてきた。
 「炎夏(えんか)、今起きたのであったか? 腹は減っておらぬか?」
 ……って、なんで俺の名前知ってんの?
 あれっ? それになんで俺裸なの? あれっ? あれっ? えっ? えっ? まさか俺たち昨日の夜……繋が……?
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