男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺

マオセン

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第一章:七瀬家と世界の状況

一夜明けた朝

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**********

俺が作ったカレーは皆から好評で残すこともなく、夕食を終えた
皿洗いは俺がやると言ったのだが、竜胆さんと椿さんが首を横に振るのみであり、仕方ないため
三人共同でやることにした

(紅葉さんはやることがあると言って自室に帰っていった)

「そういえば、優心さん 着ていたYシャツとかどうしたんですか?」

「あー...リュックの中に入れっぱなしですね」

「じゃあ、アタシがお兄ちゃんの服洗濯してくるーー」

「竜胆ー、お兄ちゃんじゃなくて優心さんでしょー」

「いーじゃない、お兄ちゃんが否定してないんだからー」

確かに否定してないな まぁ、家族になった?んだから

「俺は良いですよ 呼び方そんなにこだわりませんし
じゃ、竜胆さん 洗濯頼みます 脱衣所に置いてあるんで」

「はーい やってきまーす」

そう言って、竜胆はバタバタとリュックが置いてある
脱衣所に走って行った

「そういえば、その服は和服ではないんですか?」

「多分、剣道着ではあるんですけど... まぁ、ざっくりと和服ではあると思います」

「似合ってますよ、Yシャツもその和服も 優心さんにピッタリな気がします」

「あ..ありがとうございます//」「い///いえ////」

不意に投げかけられたその言葉に、俺は目を合わせることが出来なくなった
な、なんか照れるな////

「そ///そういえば、優心さん し、ししし下着も持っていたんですね////」

「あ、それなんですけど」

.......ん?

今の俺の下着って...


あっヤバい、かも


「お兄ちゃーん 洗濯してきたよー」

ん??????

「竜胆さん 大丈夫です..か?」

「うん?全然大丈夫だよ??
入ってたのって、Yシャツと黒いズボン、あと短パンで良かったよね」

短パン..???
あっ、そうか 持ってたのがトランクスだから見たことなかったのが功を奏したのか

「うん、そう ありがとう」

まぁ、いっか また気絶騒動になったら大変だし

**********

皿洗いが終わった後、時刻は23時を回っていたため俺たちは寝ることにした
椿さんが「い///一緒の部屋でね//寝ませんか??」と聞かれたが、大変申し訳ないし
思春期の男女が一緒の部屋で寝るのは、社会的にレッドカード過ぎる

そのため、リビングのソファを借りることにした
二人は反対していたが、これだけは譲ることは出来なかったのだ

~明朝~

「優心さーん 起きてくださーーい」

....うん?

「お兄ちゃーん 朝だよーー」

あぁ、そっか 朝か...

「お..起きます なんで、ちょっと待って..くださ」

その言葉が言い終わる前に、けたたましい音でと何かが破裂した音がした

敵襲!?テロ!?

「何事!?!?!!?」

飛び起きた先には、エプロンを着ている四十路くらいのおばさんがを空砲していた

「まったく、朝食の時間には必ず起きていてくれないと、困りますよ」

「だ...誰ですか!?!?!?!?!?」

「あぁ、そっか アタシの名前を紅葉さんから聞いてなかったのね
アタシは『間宮霧子』この家でお手伝いさんとして、働かせてもらってるものだよ

あ、これは本物じゃないから気にしないでね」


「気にするんですけどぉ!?!?!?」



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