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第一章:七瀬家と世界の状況
椿の心情(1)
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***************
や.....やっちゃたぁ/////
優心さんの身体と顔に見惚れてたのが悪いんだけど、何もしなかったのはダメだよぉ...
あんなに真っ直ぐ見てくれて、信頼してくれてるからつい....
あーーー/////もうーーー///////
なんでこうなちゃったんだろう.........
***************
「椿ってさー すごい美人だよねー」
「えー? 何言ってんのよ 笑乃だって可愛いじゃない」
「あんたが言うと皮肉にしか聞こえないよ.......」
そう、それはいつもの帰り道
私たちの卒業がもう少しという時期になっている三月にそんな会話をしながら
幼馴染の『森川 笑乃』と一緒に中学校から帰宅していた
「いやさ、私たちもあと少しで卒業じゃない 高校生になったら全然知らない人とかと
いっぱい関わるじゃない? そんな中でもあんたは美人さんなんだろうなー、ってね」
「んもう、バカなこと言うんじゃないの」
「何言ってんのよ 他地域の人がいっぱい来る高校にもしかしたらあの男
が入るのかもしれないのよ!?」
「だーかーらー、夢見過ぎだって」
そう、私たちの世界には男がほぼいない
ニュースでは女性と男子の比率は10000:1と言われている それに、直近10年の間に男は生まれてないようだ
もし、男が周辺にいたのならそれはもう凄い騒ぎになるだろう 軽いデモ行進みたいな感じ
そんな感じに夢みたいな話をしながら帰宅していた
「じゃ、また明日―」
「うん、また明日」
笑乃の方が家が学校より近いため、私は少しだけ一人で帰宅する
正直なとこ、私はこの時間が好きじゃない 一人の時間があまり好きではないのだ
帰ったら、着替えて、お母さんと竜胆がそろそろ帰ってくる時間だから
夕飯の準備して....
あ、あと新しい話更新されてるはずだから寝る前に読もうっと♪
そんなことを考えながら公園のそばを歩いていると、
ガサガサと生垣の方で音が聞こえた
えっ....猫?犬? それとも....
そんな風に頭をぐるぐるしていると
少し汚れているYシャツに黒のスラックスを履いている、髪がぼさぼさの人が目の前に出てきた
「あのっ!すいません!!
ここの住宅街の地名と駅への道を教えてくれませんか!?
あっ!別に何か不貞を働くわけではないので答えてくれると嬉しいです!!」
................
えっ.......男.....???
胸も膨らんでないし、私の身長より頭1.5個大きいし
えっえっ
いや、まだ分からない.....
もしかしたら、背が高いだけの低温の女の人かもしれないし
「えっ......あなた、あの男なんですか!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
あぁ、声がガタガタだ...根拠も自身もないのにぃ
ま、まぁ確定したわけじゃないから.....
「えぇ、男ですけども」
男....男!!!!!!!!!!!!
いたんだ!!!!しかも、めちゃくちゃイケメンだし!!スタイルも抜群!!!!
どうすればいいのかな//////えーっと、えーっと.....
そんな風に頭がこんがらがっていると急にバチン!と頭の中で鳴った気がした
急に立てなくなり、倒れこむしかない私
あ、脳のブレーカー落ちた音だぁ…
や.....やっちゃたぁ/////
優心さんの身体と顔に見惚れてたのが悪いんだけど、何もしなかったのはダメだよぉ...
あんなに真っ直ぐ見てくれて、信頼してくれてるからつい....
あーーー/////もうーーー///////
なんでこうなちゃったんだろう.........
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「椿ってさー すごい美人だよねー」
「えー? 何言ってんのよ 笑乃だって可愛いじゃない」
「あんたが言うと皮肉にしか聞こえないよ.......」
そう、それはいつもの帰り道
私たちの卒業がもう少しという時期になっている三月にそんな会話をしながら
幼馴染の『森川 笑乃』と一緒に中学校から帰宅していた
「いやさ、私たちもあと少しで卒業じゃない 高校生になったら全然知らない人とかと
いっぱい関わるじゃない? そんな中でもあんたは美人さんなんだろうなー、ってね」
「んもう、バカなこと言うんじゃないの」
「何言ってんのよ 他地域の人がいっぱい来る高校にもしかしたらあの男
が入るのかもしれないのよ!?」
「だーかーらー、夢見過ぎだって」
そう、私たちの世界には男がほぼいない
ニュースでは女性と男子の比率は10000:1と言われている それに、直近10年の間に男は生まれてないようだ
もし、男が周辺にいたのならそれはもう凄い騒ぎになるだろう 軽いデモ行進みたいな感じ
そんな感じに夢みたいな話をしながら帰宅していた
「じゃ、また明日―」
「うん、また明日」
笑乃の方が家が学校より近いため、私は少しだけ一人で帰宅する
正直なとこ、私はこの時間が好きじゃない 一人の時間があまり好きではないのだ
帰ったら、着替えて、お母さんと竜胆がそろそろ帰ってくる時間だから
夕飯の準備して....
あ、あと新しい話更新されてるはずだから寝る前に読もうっと♪
そんなことを考えながら公園のそばを歩いていると、
ガサガサと生垣の方で音が聞こえた
えっ....猫?犬? それとも....
そんな風に頭をぐるぐるしていると
少し汚れているYシャツに黒のスラックスを履いている、髪がぼさぼさの人が目の前に出てきた
「あのっ!すいません!!
ここの住宅街の地名と駅への道を教えてくれませんか!?
あっ!別に何か不貞を働くわけではないので答えてくれると嬉しいです!!」
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えっ.......男.....???
胸も膨らんでないし、私の身長より頭1.5個大きいし
えっえっ
いや、まだ分からない.....
もしかしたら、背が高いだけの低温の女の人かもしれないし
「えっ......あなた、あの男なんですか!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
あぁ、声がガタガタだ...根拠も自身もないのにぃ
ま、まぁ確定したわけじゃないから.....
「えぇ、男ですけども」
男....男!!!!!!!!!!!!
いたんだ!!!!しかも、めちゃくちゃイケメンだし!!スタイルも抜群!!!!
どうすればいいのかな//////えーっと、えーっと.....
そんな風に頭がこんがらがっていると急にバチン!と頭の中で鳴った気がした
急に立てなくなり、倒れこむしかない私
あ、脳のブレーカー落ちた音だぁ…
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