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動揺
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神社の石段に座り込み星河はしばし茫然とした。優心はどうなってしまうんだろう、まさか喰われてしまうのだろうか? 自分が油断さえしなければ、食屍鬼を殺すことをためらわなければ、後悔が胸を満たす。
無事だった方の警察官が負傷した相方に応急手当てをして、無線で何やら話し込んでいた。しばらくすると救急車と数台のパトカーが神社の前に現れた。
怪我人はすぐに搬送され、パトカーの中から一際目を引く女が現れた、玲子だ。
玲子は警察官としばらくやり取りしていた。現場の状況を確かめていたのだろう。話し終わると星河の元へやってきた。
「貴方が藤田星河君ね……知恵から話は聞いているわ」
「ああ……図書館の時の刑事さん」
力なく星河は彼女を見上げる。
「改めまして、本田玲子よ。よろしくね伝説の鬼狩り青年」
玲子はそう言ってウインクしてくるが、星河はニコリともしなかった。
「あの、図書館の時一緒にいた女の子、会田優心が食屍鬼に誘拐されて……そうだ、僕こんなところでのんびりしている場合じゃないんだっ! 優心を探さないと」
慌てて立ち上がろうとする星河の肩に玲子は手を置く。
「闇雲に探しても見つかる物じゃないわ、まずは落ち着いて」
――そうです、まずは落ち着いてくださいまし主様。
「…………今の声は誰?」
玲子が辺りを見回しながらそう言った。今この付近には女性は玲子しかいない。
――むっ……頭が高いぞ女、妾は妖を滅する名刀屍鬼切りぞ。
「この声は貴方が持っている刀がしゃべっているってことでオーケー?」
「どうやらそうみたいなんです」
玲子の少し間抜けなリアクションに星河は僅かだけど心が緩んだ。
「知恵から聞いてたけど本当にしゃべるのね、その刀」
――当然よ、妾は大変な知恵者であって、主様の役に立ちまくりでありんす。
「そうだ……優心が」
――あの食屍鬼には優心ちゃん殿に対する殺意みたいなものは微塵も感じられなんだ。恐らくなにか目的があってあの娘をかどわかしたようぞ。
「半端に知恵が回るだけ厄介ね」
あっという間に刀がしゃべるという現実に対応するあたり、やはりこの女刑事ただモノではない。
――半端な知恵どころかかなりの曲者よ。あの食屍鬼、血に飢えてはいるが人間の意識をほぼ完全な形でもっているでありんす。
「あれはやっぱり元人間なのね」
――しかり、幻夢境の不死の水を飲み過ぎて、化物になり果てた存在よ。
「じゃあ優心は無事ってことなの? 人間の意識があるなら交渉もできるの?」
先ほどまで死んだ魚の様な目をしていた星河の顔に血の気が戻ってくる。
「交渉にどんな条件を出してくるかわからないけど、とりあえず優心ちゃんは無事って考えてもいいと思うわ」
「そうか……まだ助かるんだ」
少し安堵した星河だったが、まだ顔色は優れない。食屍鬼がどんな条件を出してくるかが全く読めなかったからだ。
「僕はこれからどうすれば?」
「とりあえず、私と知恵が食屍鬼の正体を見極める。それは案外早く済みそう、相手も優心ちゃんをさらった以上すぐに次の手に出てくるでしょうしね。正体を見極めたらもう一度ガチンコで勝負よ、その時は鬼狩り青年と屍鬼切りちゃんの出番よ」
――妾も近くまでくれば食屍鬼は臭いでわかるんでありんすよ。その時こそ油断せず首を落とせばようございます。
「僕も……次は絶対油断しない」
――主様がお優しいのは貴方の美点であると思います……ですがそこを食屍鬼に利用されないか不安でありんす。あの食屍鬼は臆病でそれだからこそ知恵が回る狡猾な鬼です。
「大丈夫だよ。優心を助けないといけないし、今度こそ必死で戦うよ」
星河はそう言うと拳を握ってそれを見つめた。玲子がそんな彼の様子を少し不安そうな表情で見守る。
「よしっ! そうね、こういう時はあれでしょ」
玲子がパトカーに一度戻って何かを持ってきた。
「と~りあえず、疲労を回復してもらおうかしらね」
見れば疲れたサラリーマンにお馴染みのドリンクを持っていた。
「こんな物しかなくてごめんね、あとあんまり冷えてないけど」
そう言って一本を星河に渡す。
「あの……僕は……」
「いいから、いいから、きゅ~と一本飲んでみなさい、貴方凄く疲れているわよ」
「はぁ……ありがとうございます」
キャップを回すと小気味よい音が鳴り、食欲を誘う様な誘わない様なあの匂いがした。
「ごきゅ……ごきゅ……うん……甘い」
強すぎるほどの甘さが舌を刺激する。色々と配合された栄養素がお腹に染みわたるような気がした。
「やっと少し落ち着いたみたいね」
そういえば少し元気がでたような感じもする。ドリンクが効いたとかそういうのではなく、飲食物を口にしたことでほっとしたようなそんな感じだ。
「さて……そろそろ本題に戻るわね。食屍鬼の正体に迫るわよ、もうおおよそ答えは出てるんじゃないかしら」
「答えが……出てる?」
星河にはまだうまく状況が掴めていなかった。不思議そうな顔をして玲子を見上げる。
「答えが出ているかはともかくとして、食屍鬼の正体を相当に絞り込めるはずよ」
玲子は自信満々でそう言った。敏腕刑事の風格を感じさせるような姿だった。
――ほう……お手並み拝見でございますね。
「食屍鬼は最初明らかに優心ちゃんを狙っていたそうよ。現場に居合わせた警官の話によるとね」
「優心は一応、食屍鬼と一度戦ったことがあるんです。その時に顔を覚えられたのかな?」
「そうかもしれない、でも食屍鬼は優心ちゃんを殺さずに連れ去った」
玲子のあごに手を当て淡々と話すさまは美人探偵と言った感じだ。
「他にも不審な点はあるわ、まず何で優心ちゃんはこの神社に来たの?」
「えっと、たぶん山田邦夫が調べていたっていう夜見山神社のご神体の石を調べに行ったんだと思います」
どことなく居心地の悪い予感がする。何か嫌なことがチラチラと見え隠れする様な感覚を星河は覚えた。
「そのご神体の事を知っていたのは貴方と優心ちゃんと他に誰?」
「えっ!」
ドキリとした。まさか……。
「ちなみにご神体の石は盗まれて無いわよ。山田邦夫と親しかったあの男ならそれは知っていたはず」
「あの男って……?」
「そう、守本悟志ならね」
「あの、悟志さんが食屍鬼? あの人が優心をさらった?」
「最初の高校生殺害事件の時に守本悟志は現場から立ち去る姿が防犯カメラに写っていたわ、第二の会社社長とそのお孫さんの事件の時も、事件の数日前に現場付近をウロウロとしている守本悟志の姿が近隣住民に見られているわ」
やはり淡々と玲子は言った。
「でもあの人は鬼の殺害現場を目撃したからで、防犯カメラに写っていたのはそのせいでしょ」
「そう? あなた達には事件を目撃したって話してたの?」
「ちっ……違うんですか?」
星河はかなり動揺した、あの大人しそうな男が殺人鬼? にわかには信じられなかった。
「事件を目撃したのは坂本彰というホームレスのおじさんよ、守本悟志は警察には何も見ていなかったと話してたわ」
「なんで……そんな嘘を」
「事件を見ていたイコール自分は鬼ではないと思わせたかったのかもね」
星河の頬を冷や汗が伝った。
「私と知恵は少し前から守本悟志をマークしていた。そしてお祭りで屍鬼切りを持つ貴方と接触したのを見て、奴は動き出すと睨んだわ、そしてこの優心ちゃんの誘拐、ほぼ間違えなく守本悟志は黒よ」
祭りの時も見られていたのか、と言う驚き、悟志が殺人鬼だという衝撃、星河は一瞬言葉を失くした。
「でもっ! 優心は悟志さんを友達だって言って、あんなに仲が良かったのに」
「彼も好きで食屍鬼になったわけではない様よ。やむにやまれぬ事情があったみたいだけど」
「そうだっ! 知恵さんが今日、悟志さんと会うって」
「知恵は悟志の正体を暴くつもりよ。今夜中にでも決着をつけると言っていたわ」
その時星河の携帯電話が鳴り響いた。知恵からのメールだった。
食屍鬼の正体を見極めました。至急郷土資料館へ。と書かれていた。
無事だった方の警察官が負傷した相方に応急手当てをして、無線で何やら話し込んでいた。しばらくすると救急車と数台のパトカーが神社の前に現れた。
怪我人はすぐに搬送され、パトカーの中から一際目を引く女が現れた、玲子だ。
玲子は警察官としばらくやり取りしていた。現場の状況を確かめていたのだろう。話し終わると星河の元へやってきた。
「貴方が藤田星河君ね……知恵から話は聞いているわ」
「ああ……図書館の時の刑事さん」
力なく星河は彼女を見上げる。
「改めまして、本田玲子よ。よろしくね伝説の鬼狩り青年」
玲子はそう言ってウインクしてくるが、星河はニコリともしなかった。
「あの、図書館の時一緒にいた女の子、会田優心が食屍鬼に誘拐されて……そうだ、僕こんなところでのんびりしている場合じゃないんだっ! 優心を探さないと」
慌てて立ち上がろうとする星河の肩に玲子は手を置く。
「闇雲に探しても見つかる物じゃないわ、まずは落ち着いて」
――そうです、まずは落ち着いてくださいまし主様。
「…………今の声は誰?」
玲子が辺りを見回しながらそう言った。今この付近には女性は玲子しかいない。
――むっ……頭が高いぞ女、妾は妖を滅する名刀屍鬼切りぞ。
「この声は貴方が持っている刀がしゃべっているってことでオーケー?」
「どうやらそうみたいなんです」
玲子の少し間抜けなリアクションに星河は僅かだけど心が緩んだ。
「知恵から聞いてたけど本当にしゃべるのね、その刀」
――当然よ、妾は大変な知恵者であって、主様の役に立ちまくりでありんす。
「そうだ……優心が」
――あの食屍鬼には優心ちゃん殿に対する殺意みたいなものは微塵も感じられなんだ。恐らくなにか目的があってあの娘をかどわかしたようぞ。
「半端に知恵が回るだけ厄介ね」
あっという間に刀がしゃべるという現実に対応するあたり、やはりこの女刑事ただモノではない。
――半端な知恵どころかかなりの曲者よ。あの食屍鬼、血に飢えてはいるが人間の意識をほぼ完全な形でもっているでありんす。
「あれはやっぱり元人間なのね」
――しかり、幻夢境の不死の水を飲み過ぎて、化物になり果てた存在よ。
「じゃあ優心は無事ってことなの? 人間の意識があるなら交渉もできるの?」
先ほどまで死んだ魚の様な目をしていた星河の顔に血の気が戻ってくる。
「交渉にどんな条件を出してくるかわからないけど、とりあえず優心ちゃんは無事って考えてもいいと思うわ」
「そうか……まだ助かるんだ」
少し安堵した星河だったが、まだ顔色は優れない。食屍鬼がどんな条件を出してくるかが全く読めなかったからだ。
「僕はこれからどうすれば?」
「とりあえず、私と知恵が食屍鬼の正体を見極める。それは案外早く済みそう、相手も優心ちゃんをさらった以上すぐに次の手に出てくるでしょうしね。正体を見極めたらもう一度ガチンコで勝負よ、その時は鬼狩り青年と屍鬼切りちゃんの出番よ」
――妾も近くまでくれば食屍鬼は臭いでわかるんでありんすよ。その時こそ油断せず首を落とせばようございます。
「僕も……次は絶対油断しない」
――主様がお優しいのは貴方の美点であると思います……ですがそこを食屍鬼に利用されないか不安でありんす。あの食屍鬼は臆病でそれだからこそ知恵が回る狡猾な鬼です。
「大丈夫だよ。優心を助けないといけないし、今度こそ必死で戦うよ」
星河はそう言うと拳を握ってそれを見つめた。玲子がそんな彼の様子を少し不安そうな表情で見守る。
「よしっ! そうね、こういう時はあれでしょ」
玲子がパトカーに一度戻って何かを持ってきた。
「と~りあえず、疲労を回復してもらおうかしらね」
見れば疲れたサラリーマンにお馴染みのドリンクを持っていた。
「こんな物しかなくてごめんね、あとあんまり冷えてないけど」
そう言って一本を星河に渡す。
「あの……僕は……」
「いいから、いいから、きゅ~と一本飲んでみなさい、貴方凄く疲れているわよ」
「はぁ……ありがとうございます」
キャップを回すと小気味よい音が鳴り、食欲を誘う様な誘わない様なあの匂いがした。
「ごきゅ……ごきゅ……うん……甘い」
強すぎるほどの甘さが舌を刺激する。色々と配合された栄養素がお腹に染みわたるような気がした。
「やっと少し落ち着いたみたいね」
そういえば少し元気がでたような感じもする。ドリンクが効いたとかそういうのではなく、飲食物を口にしたことでほっとしたようなそんな感じだ。
「さて……そろそろ本題に戻るわね。食屍鬼の正体に迫るわよ、もうおおよそ答えは出てるんじゃないかしら」
「答えが……出てる?」
星河にはまだうまく状況が掴めていなかった。不思議そうな顔をして玲子を見上げる。
「答えが出ているかはともかくとして、食屍鬼の正体を相当に絞り込めるはずよ」
玲子は自信満々でそう言った。敏腕刑事の風格を感じさせるような姿だった。
――ほう……お手並み拝見でございますね。
「食屍鬼は最初明らかに優心ちゃんを狙っていたそうよ。現場に居合わせた警官の話によるとね」
「優心は一応、食屍鬼と一度戦ったことがあるんです。その時に顔を覚えられたのかな?」
「そうかもしれない、でも食屍鬼は優心ちゃんを殺さずに連れ去った」
玲子のあごに手を当て淡々と話すさまは美人探偵と言った感じだ。
「他にも不審な点はあるわ、まず何で優心ちゃんはこの神社に来たの?」
「えっと、たぶん山田邦夫が調べていたっていう夜見山神社のご神体の石を調べに行ったんだと思います」
どことなく居心地の悪い予感がする。何か嫌なことがチラチラと見え隠れする様な感覚を星河は覚えた。
「そのご神体の事を知っていたのは貴方と優心ちゃんと他に誰?」
「えっ!」
ドキリとした。まさか……。
「ちなみにご神体の石は盗まれて無いわよ。山田邦夫と親しかったあの男ならそれは知っていたはず」
「あの男って……?」
「そう、守本悟志ならね」
「あの、悟志さんが食屍鬼? あの人が優心をさらった?」
「最初の高校生殺害事件の時に守本悟志は現場から立ち去る姿が防犯カメラに写っていたわ、第二の会社社長とそのお孫さんの事件の時も、事件の数日前に現場付近をウロウロとしている守本悟志の姿が近隣住民に見られているわ」
やはり淡々と玲子は言った。
「でもあの人は鬼の殺害現場を目撃したからで、防犯カメラに写っていたのはそのせいでしょ」
「そう? あなた達には事件を目撃したって話してたの?」
「ちっ……違うんですか?」
星河はかなり動揺した、あの大人しそうな男が殺人鬼? にわかには信じられなかった。
「事件を目撃したのは坂本彰というホームレスのおじさんよ、守本悟志は警察には何も見ていなかったと話してたわ」
「なんで……そんな嘘を」
「事件を見ていたイコール自分は鬼ではないと思わせたかったのかもね」
星河の頬を冷や汗が伝った。
「私と知恵は少し前から守本悟志をマークしていた。そしてお祭りで屍鬼切りを持つ貴方と接触したのを見て、奴は動き出すと睨んだわ、そしてこの優心ちゃんの誘拐、ほぼ間違えなく守本悟志は黒よ」
祭りの時も見られていたのか、と言う驚き、悟志が殺人鬼だという衝撃、星河は一瞬言葉を失くした。
「でもっ! 優心は悟志さんを友達だって言って、あんなに仲が良かったのに」
「彼も好きで食屍鬼になったわけではない様よ。やむにやまれぬ事情があったみたいだけど」
「そうだっ! 知恵さんが今日、悟志さんと会うって」
「知恵は悟志の正体を暴くつもりよ。今夜中にでも決着をつけると言っていたわ」
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