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命からがら逃げのびて
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「あなた達が見たあれこそ夜見の里の伝説の鬼、通常の食屍鬼よりもはるかに強力な不死の鬼です」
キャンプ場に着いた時には、三人が三人とも嫌な汗をかいていて気持ちが悪かった、あまりにも緊張し過ぎたせいだ。優心がお湯をわかしてタオルを用意して身体を拭いた。星河の怪我も調べたが肩に多少の打ち身があるだけで奇跡的に軽傷だった。
「あんなものが存在するなんて」
改めて恐怖心が沸き起こってくる。あの時は知恵を助けなきゃと無我夢中で立ち向かったが、もう二度とあんなことはしたくない。
「鬼がいるってことは里の伝説はやっぱり本当ってこと?」
「ある程度は本当の事ですわね」
知恵はじっと優心を見つめた。彼女の何かを見定めるかのように。
「貴方達は友達の小説のために里の伝説を調べているんでしたわね」
「そうです……でも本当の目的は……」
「不死の水ですわね?」
「は……はい」
優心は頷く、その表情は真剣だった。
「鬼がいるからって不老不死の伝説まで、真実とは限らないだろ優心」
「うん……そうなんだけど」
「不死の水は存在します」
知恵はキッパリと言い切った。
「え……?!」
「わたくしがかつてその水で難病を克服しました」
優心の表情がたちまち明るくなる。
「本当ですかっ?!」
「ただしあの水は思ったほど良い物ではありません、平安の頃ある陰陽師が不死を手に入れるため、邪な神の力を借りて夢の世界から召喚したものです」
「でも……水はあるんですよね?」
優心は少し泣きそうな表情だ。
「今もあるかは分かりません……先ほどの食屍鬼も水を飲んだ者の成れの果てです」
「さっきの戦い……知恵さんの動きは普通じゃなかった……まるで……」
星河は少し怯えたような表情だ。
「そうです。わたくしも幾分か化物になりかかっているのです」
二人に動揺が走る。優心の目が落ち着かない様子で知恵を見る。
「しかし、わたくしは人肉を食したり血に飢えたりはしていません」
その言葉を聞いて星河と優心は少し安心した。
「あの……その……不死の水を分けてほしんですけど……今もあるかは分からないってことは……」
「かつて水は管理されていました、貴方達もその著書を読んでいた山田邦夫という歴史学者がその管理人です」
知恵は優心を気遣うように、ゆっくりと話した。
「でも……その人は行方不明なんですよね?」
「そうです。夜見山の洞窟への行き方ですが、今はもうわかりません」
「病気の友達の……活美のためにどうしても水が必要なんです」
それでも優心は食い下がる。不死の水は活美を助けるために残された最後の手段だから。
「協力してあげたい気持ちはあります、ですが現状では力になれない。しかしあの鬼の正体を見極め打倒できればあるいは……」
「食屍鬼を倒せばいいんですか?」
優心の問いに知恵は少し黙考して、言葉を選ぶようにして答えた。
「おそらくあの鬼は、水の管理者の邦夫さんを殺して、洞窟へのキーになる物を奪って、水を飲み食屍鬼になったと思われます」
「食屍鬼からそれを聞き出せば?」
優心の目に希望とも欲望ともつかぬ光が灯る。
「可能性はあります……」
「ダメだっ! そんな戦いには協力できない」
星河が前に進み出て言った。悲痛な表情を浮かべている。
「星河っ! なんで?」
「僕たちはただの高校生だっ! あんな化物と戦えるはずがない。ここは警察や自衛隊に任せるんだ」
「でも活美を助けるにはもうそれしかないじゃない。知恵さんと協力すればきっと……」
優心は星河に食って掛かるがいつもの様な覇気はなかった。
「ダメだ……活美ちゃんもきっとそう言うよ」
優心は泣きそうな顔をして俯いた。涙が数滴こぼれたように見えた。
「……きらめないから……」
「優心?」
「絶対……諦めないから……あたしは絶対諦めない」
優心は涙目になりながら、星河を睨みつけた。
「とりあえず、喧嘩はそのくらいにしましょう」
知恵が二人の間に割って入る。そのままにしておけば星河に飛び掛かりそうな優心と、そんな彼女を前にしても全く怯まない星河。
「ほら、二人とも落ち着いてください」
しばらくしてどうにか二人は落ち着いた。
「鬼を打倒する方法ですが、お二人に希望がないわけではありません」
「本当ですかっ?!」
優心が涙で赤くなった目を見開いた。
「お二人にその資格があるのか、まだはっきりとはしないので、詳しくは後日話しますが。特に星河さんにはその資格があるかもしれません」
「星河に? ……何で?」
「食屍鬼を倒すための秘密兵器があるのですが、それを扱う資格がもしかしたら星河さんにはあるかもしれないのです」
「どうしてあたしじゃなくて星河なんですか?」
「わたくしも玲子も資格がありませんでした。行方不明になる前の邦夫さんには資格がありました。もしかしたらあれは男性を持ち主に選ぶ傾向があるのかもしれません」
「そう……なんだ」
優心は納得できないのか、少し不満そうな様子だ。
「その秘密兵器があれば食屍鬼を倒せるんですか?」
「その昔幾度となく現れた食屍鬼は皆その武器で討伐されたと聞きます」
「でも星河がそんな都合よく秘密兵器に選ばれるなんてことが……」
優心はまだ食って掛かる。自分が男に生まれていたら星河にそんな資格は渡さなかったのに、そんなことを考えている様に見える。
「鬼が現れるとそれに呼応して武器が持ち主を見つけ出すんだそうです。今その武器はわたくしの管理下にあります。そこへあなた達が現れた、そして星河君は勇気を見せてくれた」
「ただ無我夢中だっただけですよ。その秘密兵器ってのも半信半疑ですが里の伝承にある物なら試してみる価値はあると思います」
知恵はふっと笑い、優し気な目で星河を見つめた。一度会っただけの知恵を助けるために鬼へ向かって行くなんて並みの勇気ではできない。
「で……その武器ってのはどこにあるんですか?」
「郷土資料館の地下の隠し部屋にあります」
「隠し部屋……あの資料館にそんな場所があったんだ」
その資料館には優心たちも子供の頃、社会見学で行ったことがあるし、活美の自由研究の時にも行ったことがある。大抵が戦後の復興の様子や里の名士たちのエピソードなどが綴られていることが多くて、鬼伝説については昔旅の侍が悪い鬼を討伐したという御話が少し語られているだけだったように思う。
「明日の……そうですね、正午くらいに郷土資料館に来られますか?」
「あっ……はい、それは大丈夫だと思います」
「その時に秘密兵器をお見せしますわ、これが使える、となると形勢は一気にこちらに傾くかもしれません」
知恵はニコリと笑った。綺麗な人だと星河は思った。どことなく活美と同類に見える。
「少し気になることがあるんですが……さっきの食屍鬼はやっぱり……」
気まずい事を聞くように星河が言った。
「ええ……わたくしを狙って現れたんでしょうね」
「向こうはこちらの事を知ってるんですか?」
「知って……いるんでしょうね。伝承を知っていればこちらの秘密兵器の事も知っているはずですわ」
そんな危険に近づいていいのか、星河はしばし黙考した。
「怖ければ……この話は無かったことにしてもいいんですよ」
知恵が優しく言った。
「いえ……行きます。あんな危険な殺人鬼を野放しにはできません、すでに僕たちは顔も見られています。今後安全である保障はないですから」
「はぁ……なんだか凄い冒険になっちゃった。活美になんて話そう」
「話がまとまりましたね。今日はこの辺で……また明日会いましょう」
知恵はそれだけ言い残すと原付バイクにまたがって走り去って行った。
「ああ……疲れたわ……あたしたちもそろそろ休みましょう、明日はまた大変そうだから」
「そうだね」
頷く星河もずいぶん疲れた様子だ。しかしあれだけの緊張をしたのだから、昂って眠れなくなりそうなものだが、横になった二人はしばらくするとスウスウと寝息を立て始めた。
キャンプ場に着いた時には、三人が三人とも嫌な汗をかいていて気持ちが悪かった、あまりにも緊張し過ぎたせいだ。優心がお湯をわかしてタオルを用意して身体を拭いた。星河の怪我も調べたが肩に多少の打ち身があるだけで奇跡的に軽傷だった。
「あんなものが存在するなんて」
改めて恐怖心が沸き起こってくる。あの時は知恵を助けなきゃと無我夢中で立ち向かったが、もう二度とあんなことはしたくない。
「鬼がいるってことは里の伝説はやっぱり本当ってこと?」
「ある程度は本当の事ですわね」
知恵はじっと優心を見つめた。彼女の何かを見定めるかのように。
「貴方達は友達の小説のために里の伝説を調べているんでしたわね」
「そうです……でも本当の目的は……」
「不死の水ですわね?」
「は……はい」
優心は頷く、その表情は真剣だった。
「鬼がいるからって不老不死の伝説まで、真実とは限らないだろ優心」
「うん……そうなんだけど」
「不死の水は存在します」
知恵はキッパリと言い切った。
「え……?!」
「わたくしがかつてその水で難病を克服しました」
優心の表情がたちまち明るくなる。
「本当ですかっ?!」
「ただしあの水は思ったほど良い物ではありません、平安の頃ある陰陽師が不死を手に入れるため、邪な神の力を借りて夢の世界から召喚したものです」
「でも……水はあるんですよね?」
優心は少し泣きそうな表情だ。
「今もあるかは分かりません……先ほどの食屍鬼も水を飲んだ者の成れの果てです」
「さっきの戦い……知恵さんの動きは普通じゃなかった……まるで……」
星河は少し怯えたような表情だ。
「そうです。わたくしも幾分か化物になりかかっているのです」
二人に動揺が走る。優心の目が落ち着かない様子で知恵を見る。
「しかし、わたくしは人肉を食したり血に飢えたりはしていません」
その言葉を聞いて星河と優心は少し安心した。
「あの……その……不死の水を分けてほしんですけど……今もあるかは分からないってことは……」
「かつて水は管理されていました、貴方達もその著書を読んでいた山田邦夫という歴史学者がその管理人です」
知恵は優心を気遣うように、ゆっくりと話した。
「でも……その人は行方不明なんですよね?」
「そうです。夜見山の洞窟への行き方ですが、今はもうわかりません」
「病気の友達の……活美のためにどうしても水が必要なんです」
それでも優心は食い下がる。不死の水は活美を助けるために残された最後の手段だから。
「協力してあげたい気持ちはあります、ですが現状では力になれない。しかしあの鬼の正体を見極め打倒できればあるいは……」
「食屍鬼を倒せばいいんですか?」
優心の問いに知恵は少し黙考して、言葉を選ぶようにして答えた。
「おそらくあの鬼は、水の管理者の邦夫さんを殺して、洞窟へのキーになる物を奪って、水を飲み食屍鬼になったと思われます」
「食屍鬼からそれを聞き出せば?」
優心の目に希望とも欲望ともつかぬ光が灯る。
「可能性はあります……」
「ダメだっ! そんな戦いには協力できない」
星河が前に進み出て言った。悲痛な表情を浮かべている。
「星河っ! なんで?」
「僕たちはただの高校生だっ! あんな化物と戦えるはずがない。ここは警察や自衛隊に任せるんだ」
「でも活美を助けるにはもうそれしかないじゃない。知恵さんと協力すればきっと……」
優心は星河に食って掛かるがいつもの様な覇気はなかった。
「ダメだ……活美ちゃんもきっとそう言うよ」
優心は泣きそうな顔をして俯いた。涙が数滴こぼれたように見えた。
「……きらめないから……」
「優心?」
「絶対……諦めないから……あたしは絶対諦めない」
優心は涙目になりながら、星河を睨みつけた。
「とりあえず、喧嘩はそのくらいにしましょう」
知恵が二人の間に割って入る。そのままにしておけば星河に飛び掛かりそうな優心と、そんな彼女を前にしても全く怯まない星河。
「ほら、二人とも落ち着いてください」
しばらくしてどうにか二人は落ち着いた。
「鬼を打倒する方法ですが、お二人に希望がないわけではありません」
「本当ですかっ?!」
優心が涙で赤くなった目を見開いた。
「お二人にその資格があるのか、まだはっきりとはしないので、詳しくは後日話しますが。特に星河さんにはその資格があるかもしれません」
「星河に? ……何で?」
「食屍鬼を倒すための秘密兵器があるのですが、それを扱う資格がもしかしたら星河さんにはあるかもしれないのです」
「どうしてあたしじゃなくて星河なんですか?」
「わたくしも玲子も資格がありませんでした。行方不明になる前の邦夫さんには資格がありました。もしかしたらあれは男性を持ち主に選ぶ傾向があるのかもしれません」
「そう……なんだ」
優心は納得できないのか、少し不満そうな様子だ。
「その秘密兵器があれば食屍鬼を倒せるんですか?」
「その昔幾度となく現れた食屍鬼は皆その武器で討伐されたと聞きます」
「でも星河がそんな都合よく秘密兵器に選ばれるなんてことが……」
優心はまだ食って掛かる。自分が男に生まれていたら星河にそんな資格は渡さなかったのに、そんなことを考えている様に見える。
「鬼が現れるとそれに呼応して武器が持ち主を見つけ出すんだそうです。今その武器はわたくしの管理下にあります。そこへあなた達が現れた、そして星河君は勇気を見せてくれた」
「ただ無我夢中だっただけですよ。その秘密兵器ってのも半信半疑ですが里の伝承にある物なら試してみる価値はあると思います」
知恵はふっと笑い、優し気な目で星河を見つめた。一度会っただけの知恵を助けるために鬼へ向かって行くなんて並みの勇気ではできない。
「で……その武器ってのはどこにあるんですか?」
「郷土資料館の地下の隠し部屋にあります」
「隠し部屋……あの資料館にそんな場所があったんだ」
その資料館には優心たちも子供の頃、社会見学で行ったことがあるし、活美の自由研究の時にも行ったことがある。大抵が戦後の復興の様子や里の名士たちのエピソードなどが綴られていることが多くて、鬼伝説については昔旅の侍が悪い鬼を討伐したという御話が少し語られているだけだったように思う。
「明日の……そうですね、正午くらいに郷土資料館に来られますか?」
「あっ……はい、それは大丈夫だと思います」
「その時に秘密兵器をお見せしますわ、これが使える、となると形勢は一気にこちらに傾くかもしれません」
知恵はニコリと笑った。綺麗な人だと星河は思った。どことなく活美と同類に見える。
「少し気になることがあるんですが……さっきの食屍鬼はやっぱり……」
気まずい事を聞くように星河が言った。
「ええ……わたくしを狙って現れたんでしょうね」
「向こうはこちらの事を知ってるんですか?」
「知って……いるんでしょうね。伝承を知っていればこちらの秘密兵器の事も知っているはずですわ」
そんな危険に近づいていいのか、星河はしばし黙考した。
「怖ければ……この話は無かったことにしてもいいんですよ」
知恵が優しく言った。
「いえ……行きます。あんな危険な殺人鬼を野放しにはできません、すでに僕たちは顔も見られています。今後安全である保障はないですから」
「はぁ……なんだか凄い冒険になっちゃった。活美になんて話そう」
「話がまとまりましたね。今日はこの辺で……また明日会いましょう」
知恵はそれだけ言い残すと原付バイクにまたがって走り去って行った。
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頷く星河もずいぶん疲れた様子だ。しかしあれだけの緊張をしたのだから、昂って眠れなくなりそうなものだが、横になった二人はしばらくするとスウスウと寝息を立て始めた。
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