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第二の事件現場へ
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「見たところ警官はいないわね」
事件現場の別荘を遠巻きに見ながら優心がそうつぶやいた。
別荘地帯の近くの登山者用駐車場に山猫号を置いて、ライトの明かりも点けずに、闇の中を歩いて別荘に近づいた。明かりを点けないのは姿を隠したいからだ。
街灯も距離を置いてポツンポツンと点在しているだけで、付近は結構暗かった。道路と建物以外の場所は雑木林になっていて、いくつもの死角がある。
「うん……あそこにテープが張ってある。あの別荘が事件現場ね」
「結構良い家だね」
ログハウス風の大きな建物だった。庭も広く花壇には花が植えられていて、ゆったりと大きなバルコニーがある。
「もうちょっと近づいても平気そうね」
優心が夜の散歩をしている観光客を装って別荘に接近する。
「やばっ! 誰か来る」
ふと見ると、優心達がやってきた逆の方向から原付バイクが走ってくる。二人はとっさに藪の中に隠れた。
バイクに乗っていたのは女性のようだ。どこか見覚えのあるワンピースを着ている。バイクを道の端にとめ、別荘に近づいていく。
「あれ……図書館の司書のお姉さん?」
視力のすこぶる良い優心が最初に気が付く。街灯の下まで女性が歩いてきたところでやっと星河も気が付く。
「確かに……司書のお姉さん、知恵さんって言ったっけ?」
「そう、そう、その人……何してるんだろう」
優心達はしばらく様子を伺うことにした。知恵はテープを越えてベランダに入ると、辺りを丹念に調べているようだった。
そして……その時それは闇の中から浮かび上がってくるように現れた。
「なに……? あれ」
表面は灰色の金属っぽい濡れた様な光沢で巨大な犬のように見えた。筋骨隆々の身体に犬か蝙蝠の様な顔、目は赤く光り口元には牙が見え隠れして、よだれが垂れている。それが藪の中からベランダに向かって歩いている。巨体なのに足音がほとんどしなかった。
前かがみになって歩いているのでその身長はうかがい知れなかったが、直立すれば三メートルはあるだろう。
「食屍鬼……!」
星河の背筋に悪寒が走る。食屍鬼は知恵を狙っている様に見えた。ゆっくりとだがはっきりと目的を持ったように彼女に近づいていく。
知恵が食屍鬼に気が付く、しかし彼女は声も上げない、それを凝視しながら固まってしまった。
「ダメっ! 助けないと!」
優心がスリングショットを手に食屍鬼へ駆け寄る。
「来ちゃダメっ!」
優心に気が付いた知恵がその時になってようやく声を上げた。
「くそっ! イチかバチかだっ!」
一拍遅れて星河もマグライト片手に藪から飛び出す。食屍鬼は悠然とこちらを窺っていた。
「このっ! 食らえっ!」
優心がスリングショットから鉛玉を打ち出す。ビシっと音を立てて食屍鬼の胴体に命中する。しかし食屍鬼は全く動じた様子がない。
優心が次の弾をつがえようとする。優心を守るように星河が前に出る。
「これでっ!」
星河がライトを点灯させ食屍鬼の眼を照らした。一瞬食屍鬼は目を手で押さえ怯む。すかさずライトを叩きつけた。
ガンッ! と音が鳴りライトの柄が食屍鬼の頭部に命中する。
「どうだっ?!」
これで食屍鬼が倒せるとは星河も思っていない、ただ撃退できればと一縷の望みを託しての行動だった。
しかし食屍鬼はまるで二人の攻撃を意にかえさなかった。
「ダメっ! 逃げてっ!」
知恵の悲痛な叫びが飛んでくる。
食屍鬼は手を振りかぶって……大振りに振りたくってきた。
「あっ……」
星河は思った。死ぬと。一瞬時間が止まった様に感じた。迫りくる巨大な手。
「いやぁぁぁぁっ!」
優心が叫ぶ、食屍鬼はなぜか優心の方を見ていた。
食屍鬼の手が星河の肩を捉える。物凄い威力のパンチを浴び、そのまま吹き飛ばされベランダの上を転がった。
「星河っ!」
優心が声をかけるが返事はない、意識を失っているようだ。あるいは……優心の顔に絶望の表情が浮かぶ。目は大きく見開かれ、口から悲鳴が飛び出しそうになるが上手く声が出ない。
食屍鬼はそんな優心をじっと眺めている。
「星河っ! 死んじゃ嫌っ! ねえっ! 星河っ!」
優心は必死になって星河をゆすった。
「う……ううん……優心?」
「よかった生きてる」
食屍鬼のパンチが肩に当たったおかげだろうか、星河には大した怪我はなかった。もし頭部に当たっていたかと思うと二人は改めて恐怖を感じた。
「食屍鬼は? どうなった?」
「あ……」
食屍鬼はまだそこにいた。知恵に向きを変え襲いかかろうとしている。手を振りかぶって知恵に振り下ろそうとする。
「ダメぇぇぇぇっ!」
食屍鬼の拳が知恵の頭部を捉えたかと思った瞬間、知恵の姿がかき消えた。次の瞬間金属をすり合わせた様な音が鳴り響く。
知恵は食屍鬼の脇をすり抜け背後に回っていた。ほんの瞬きほどの瞬間で。
よく見ると食屍鬼の首に傷が出来ていた。一拍遅れて血が流れる。
「並みの獣や落とし子の首なら落ちていましたが、さすが夜見の里の伝承の鬼、こんな武器では殺しきれませんか」
知恵の手には街灯の光を反射するナイフがあった。今どきはなかなか手に入らないダガーナイフ、米兵が使用しているM9バヨネットだった。レプリカではなさそうだ。
「何……? 今の……凄い」
目の前で起きたことが信じられなくて、優心はぽかんと口を開けて見入ってしまった。
「グォォォォォッ!」
食屍鬼が叫びをあげる、まるで知恵に怯えているようだった。
食屍鬼が殴りかかる、知恵は紙一重で回避して、ナイフで切り返す。ナイフが食屍鬼の身体へ当たるごとに金属質な衝突音が鳴る。
戦いは知恵がリードしているが、ナイフで切り付けても浅い傷しかできなかった。
優心達が助けに入ろうにも、食屍鬼と知恵の動きが速すぎて割って入ることなどとても出来そうになかった。
「何だ……この戦い……まるで」
化物同士の戦いだった。戦いは知恵が優勢に進めている様に思った。知恵の攻撃は浅いが確実に傷を負わせているのに対して、食屍鬼の攻撃は知恵には一発も当たっていなかった。
「これ……本当に倒しちゃう?」
優心がそうつぶやく、星河ももしかしたらと知恵の勝利を予想したが、そうはならなかった。
一際大きな金属音が響く、見れば知恵の持つナイフが根元から折れていた。
「く……まさかこれほどなんて」
知恵が悔しそうな顔をした。
ニヤリと食屍鬼が笑った様に見えた。垂れているよだれを拭って大きく手を振りかぶる。
「ダメッ! やらせないんだからっ!」
優心がスリングショットを放った。派手な音を立てて身体に当たるがやはり効果はない。
食屍鬼がじっと優心を見つめる。
「ウウッ! グオッ! グオオオオ」
突然叫び出して苦しみだした様に見えた。傷がそれほど深いようには見えなかったが、それはやはり苦悶に見えた。
「優心っ! 危ないっ!」
星河が優心に駆け寄る。食屍鬼が頭を抱え唸る。
「グオッ! グオッ! グオオオオオオオオオッ!」
食屍鬼はベランダから跳躍して藪の中に入るとそのまま走り去って行った。
「助かった……の?」
優心は茫然と立ちすくむ、あまりの出来事に思考が追い付かない。
その時、パトカーのサイレンの音が聞こえてきた。戦闘の音や食屍鬼の唸り声に気が付き誰かが通報したのだろうか。
「面倒なことへなる前に、引き揚げましょう」
びっしりと汗をかいた知恵が星河にそう言った。
「はっ……はい」
「近くにゆっくり話せる場所はあるかしら?」
「それならあたしたちのキャンプが……」
「決まりね……そこに行きましょう」
星河には何が何だかわからなかったが、三人はその場を去ってキャンプ場に向かった。
事件現場の別荘を遠巻きに見ながら優心がそうつぶやいた。
別荘地帯の近くの登山者用駐車場に山猫号を置いて、ライトの明かりも点けずに、闇の中を歩いて別荘に近づいた。明かりを点けないのは姿を隠したいからだ。
街灯も距離を置いてポツンポツンと点在しているだけで、付近は結構暗かった。道路と建物以外の場所は雑木林になっていて、いくつもの死角がある。
「うん……あそこにテープが張ってある。あの別荘が事件現場ね」
「結構良い家だね」
ログハウス風の大きな建物だった。庭も広く花壇には花が植えられていて、ゆったりと大きなバルコニーがある。
「もうちょっと近づいても平気そうね」
優心が夜の散歩をしている観光客を装って別荘に接近する。
「やばっ! 誰か来る」
ふと見ると、優心達がやってきた逆の方向から原付バイクが走ってくる。二人はとっさに藪の中に隠れた。
バイクに乗っていたのは女性のようだ。どこか見覚えのあるワンピースを着ている。バイクを道の端にとめ、別荘に近づいていく。
「あれ……図書館の司書のお姉さん?」
視力のすこぶる良い優心が最初に気が付く。街灯の下まで女性が歩いてきたところでやっと星河も気が付く。
「確かに……司書のお姉さん、知恵さんって言ったっけ?」
「そう、そう、その人……何してるんだろう」
優心達はしばらく様子を伺うことにした。知恵はテープを越えてベランダに入ると、辺りを丹念に調べているようだった。
そして……その時それは闇の中から浮かび上がってくるように現れた。
「なに……? あれ」
表面は灰色の金属っぽい濡れた様な光沢で巨大な犬のように見えた。筋骨隆々の身体に犬か蝙蝠の様な顔、目は赤く光り口元には牙が見え隠れして、よだれが垂れている。それが藪の中からベランダに向かって歩いている。巨体なのに足音がほとんどしなかった。
前かがみになって歩いているのでその身長はうかがい知れなかったが、直立すれば三メートルはあるだろう。
「食屍鬼……!」
星河の背筋に悪寒が走る。食屍鬼は知恵を狙っている様に見えた。ゆっくりとだがはっきりと目的を持ったように彼女に近づいていく。
知恵が食屍鬼に気が付く、しかし彼女は声も上げない、それを凝視しながら固まってしまった。
「ダメっ! 助けないと!」
優心がスリングショットを手に食屍鬼へ駆け寄る。
「来ちゃダメっ!」
優心に気が付いた知恵がその時になってようやく声を上げた。
「くそっ! イチかバチかだっ!」
一拍遅れて星河もマグライト片手に藪から飛び出す。食屍鬼は悠然とこちらを窺っていた。
「このっ! 食らえっ!」
優心がスリングショットから鉛玉を打ち出す。ビシっと音を立てて食屍鬼の胴体に命中する。しかし食屍鬼は全く動じた様子がない。
優心が次の弾をつがえようとする。優心を守るように星河が前に出る。
「これでっ!」
星河がライトを点灯させ食屍鬼の眼を照らした。一瞬食屍鬼は目を手で押さえ怯む。すかさずライトを叩きつけた。
ガンッ! と音が鳴りライトの柄が食屍鬼の頭部に命中する。
「どうだっ?!」
これで食屍鬼が倒せるとは星河も思っていない、ただ撃退できればと一縷の望みを託しての行動だった。
しかし食屍鬼はまるで二人の攻撃を意にかえさなかった。
「ダメっ! 逃げてっ!」
知恵の悲痛な叫びが飛んでくる。
食屍鬼は手を振りかぶって……大振りに振りたくってきた。
「あっ……」
星河は思った。死ぬと。一瞬時間が止まった様に感じた。迫りくる巨大な手。
「いやぁぁぁぁっ!」
優心が叫ぶ、食屍鬼はなぜか優心の方を見ていた。
食屍鬼の手が星河の肩を捉える。物凄い威力のパンチを浴び、そのまま吹き飛ばされベランダの上を転がった。
「星河っ!」
優心が声をかけるが返事はない、意識を失っているようだ。あるいは……優心の顔に絶望の表情が浮かぶ。目は大きく見開かれ、口から悲鳴が飛び出しそうになるが上手く声が出ない。
食屍鬼はそんな優心をじっと眺めている。
「星河っ! 死んじゃ嫌っ! ねえっ! 星河っ!」
優心は必死になって星河をゆすった。
「う……ううん……優心?」
「よかった生きてる」
食屍鬼のパンチが肩に当たったおかげだろうか、星河には大した怪我はなかった。もし頭部に当たっていたかと思うと二人は改めて恐怖を感じた。
「食屍鬼は? どうなった?」
「あ……」
食屍鬼はまだそこにいた。知恵に向きを変え襲いかかろうとしている。手を振りかぶって知恵に振り下ろそうとする。
「ダメぇぇぇぇっ!」
食屍鬼の拳が知恵の頭部を捉えたかと思った瞬間、知恵の姿がかき消えた。次の瞬間金属をすり合わせた様な音が鳴り響く。
知恵は食屍鬼の脇をすり抜け背後に回っていた。ほんの瞬きほどの瞬間で。
よく見ると食屍鬼の首に傷が出来ていた。一拍遅れて血が流れる。
「並みの獣や落とし子の首なら落ちていましたが、さすが夜見の里の伝承の鬼、こんな武器では殺しきれませんか」
知恵の手には街灯の光を反射するナイフがあった。今どきはなかなか手に入らないダガーナイフ、米兵が使用しているM9バヨネットだった。レプリカではなさそうだ。
「何……? 今の……凄い」
目の前で起きたことが信じられなくて、優心はぽかんと口を開けて見入ってしまった。
「グォォォォォッ!」
食屍鬼が叫びをあげる、まるで知恵に怯えているようだった。
食屍鬼が殴りかかる、知恵は紙一重で回避して、ナイフで切り返す。ナイフが食屍鬼の身体へ当たるごとに金属質な衝突音が鳴る。
戦いは知恵がリードしているが、ナイフで切り付けても浅い傷しかできなかった。
優心達が助けに入ろうにも、食屍鬼と知恵の動きが速すぎて割って入ることなどとても出来そうになかった。
「何だ……この戦い……まるで」
化物同士の戦いだった。戦いは知恵が優勢に進めている様に思った。知恵の攻撃は浅いが確実に傷を負わせているのに対して、食屍鬼の攻撃は知恵には一発も当たっていなかった。
「これ……本当に倒しちゃう?」
優心がそうつぶやく、星河ももしかしたらと知恵の勝利を予想したが、そうはならなかった。
一際大きな金属音が響く、見れば知恵の持つナイフが根元から折れていた。
「く……まさかこれほどなんて」
知恵が悔しそうな顔をした。
ニヤリと食屍鬼が笑った様に見えた。垂れているよだれを拭って大きく手を振りかぶる。
「ダメッ! やらせないんだからっ!」
優心がスリングショットを放った。派手な音を立てて身体に当たるがやはり効果はない。
食屍鬼がじっと優心を見つめる。
「ウウッ! グオッ! グオオオオ」
突然叫び出して苦しみだした様に見えた。傷がそれほど深いようには見えなかったが、それはやはり苦悶に見えた。
「優心っ! 危ないっ!」
星河が優心に駆け寄る。食屍鬼が頭を抱え唸る。
「グオッ! グオッ! グオオオオオオオオオッ!」
食屍鬼はベランダから跳躍して藪の中に入るとそのまま走り去って行った。
「助かった……の?」
優心は茫然と立ちすくむ、あまりの出来事に思考が追い付かない。
その時、パトカーのサイレンの音が聞こえてきた。戦闘の音や食屍鬼の唸り声に気が付き誰かが通報したのだろうか。
「面倒なことへなる前に、引き揚げましょう」
びっしりと汗をかいた知恵が星河にそう言った。
「はっ……はい」
「近くにゆっくり話せる場所はあるかしら?」
「それならあたしたちのキャンプが……」
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星河には何が何だかわからなかったが、三人はその場を去ってキャンプ場に向かった。
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