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星河の実家、テレビのニュース
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「星河の実家ってお屋敷よね」
優心がハンドルを握る山猫号は思ったより安全運転で星河の実家についた。家の近くの道の脇に停車して塀の門扉まで来た時にそのお屋敷発言をした。
「そうかな?」
「そうよ」
「まあ……確かに広くはあるよね。昔はお爺ちゃんと父さん母さんもいたからね」
「星河がお父さんの仕事の都合で東京行って、もう三年目かー」
優心は門扉を開けて中に入ると「たのもー」と言ってずかずかと玄関に向かった。
インターホンを鳴らす。しばし待つと中からおばあちゃんのやってくる音がした。
玄関のドアが勢いよく開く。
「よく来たねー星河。優心ちゃんもありがとうねー」
歳を取っても綺麗でお茶目な星河のおばあちゃんが顔を出した。女性にしては短めに刈ったボブのヘアに部屋着の花柄ワンピースがお洒落だ。
「おばあちゃんこんにちは。星河連れてきました」
優心がビシッと敬礼をする。
「おばあちゃん久しぶり……元気にしてた?」
星河も笑顔でそう尋ねた。
「そりゃあもう元気よー。星河も背が伸びたね」
「うん高校に入ってからも少し伸びた」
「うん、うん、見違えたわ」
おばあちゃんはとても嬉しそうに頷いた。
「おばあちゃんは優心とは久しぶりじゃないんだ」
「優心ちゃんはたまに様子を見に来てくれるのよ。話し相手にもなってくれるし、星河と同じ私の孫みたいなもんよ」
「そうだったんだ」
「うん、うん……星河がいない間おばあちゃんの漬物はあたしのものだったんだから」
優心が胸を張り大威張りでそういった。星河の祖母は近所でも有名な漬物漬けの名人だった。
「漬物あるわよ。ささっ、中に入ってお茶にしましょう」
「お邪魔しまーす」
中に入るとすぐに居間に通される。さっきまでおばあちゃんが見ていたのだろうテレビがついていた。
あっという間にお茶が出てきて、居間のテーブル上に見た目も鮮やかな漬物が並ぶ。
「ん……ボリボリ……この沢庵(たくあん)良い感じ」
遠慮とか何もなく優心が漬物を食べ茶を啜った。
「いっぱい食べてね」
優心の食べっぷりをみて、おばあちゃんの顔が綻んだ。
その時星河はふとテレビに目を留めた、気になるテロップが出ていたからだ。夜見の里の殺人鬼。
「昨日深夜、夜見市の会社社長が別荘として所有する住宅に何者かが押し入り、金田正利さん六十五歳と孫の勉君八歳が鈍器の様なもので殴られ、駆けつけた家族が119番通報をして病院に搬送されましたが間もなく死亡が確認されました」
ニュースがここ最近夜見の里を騒がせている事件を報道していた。
「嫌あね……殺人鬼か猛獣かなんて言ってるけど、早く犯人が見つかって欲しいわ」
「一月ほど前に起こった、高校生惨殺事件との関連も疑われています。複数の近隣住民が獣ような咆哮を聞いており、事件の犯人は何らかの猛獣ではないかという説もあり…………」
ニュースキャスターは淡々と事件について語っていた。
「最初の事件って高校生がバラバラにされて食べられてたって事件ですよね?」
このニュースは東京でもやっていたので星河も知っている。
「そう、そう、熊じゃないかって言われてるけど、そうじゃないって専門家もいたのよ」
「猛獣にしては目撃情報がほとんどなくて、付近の防犯カメラに何にも写ってなかったって話よね」
沢庵をボリボリかじりながら優心が言った。
「まあ夜見の里は田舎だから防犯カメラもそんな沢山あるわけじゃないけど、それにしてもほとんど目撃情報がないって異常だよね? やっぱり人が大型の刃物でやったのかな?」
「一件目は刃物で二件目が鈍器ってこと?」
と優心が尋ねる。
「違うかな?」
星河は首をかしげた。
「でも一件目は歯形みたいなのも見つかってるんでしょ?」
優心がいーと歯を剥いて見せる。
「じゃあ二つの事件は関連が無いとか?」
またまた星河が言うと。
「でも……そんな殺人鬼みたいなのが何人もいるのかしらねぇ」
とおばあちゃんが口をはさむ。
「巷の噂じゃあ、夜見の里の伝説に出てくる鬼の仕業じゃないかって話よ」
「そんな伝説があったんだ」
「昔、悪い鬼がいて、人を殺して食っていたらしいの。話を聞きつけた旅のお侍が鬼を退治したって伝説」
得意顔の優心。何か企んでいるようであるが、多分何も考えていないだろうドヤ顔。
「その情報……さては活美ちゃんから聞いたな」
「にしし……ばれたか」
そういえば活美はそういった歴史とか伝承とかがことのほか好きだったな、と星河は思い出した。
「他にも大正時代の時にも奇妙な連続殺人事件があったとか言ってたかな~覚えてない? 活美の中学の時の自由研究」
「うん……そういえばそんなことしてたよね。確か図書館に通って熱心に調べてた気がする」
思えば星河もよく活美と図書館へ行っていた記憶がある。
「活美ちゃん、頭が良いからね~」
そう言ったおばあちゃんの瞳は微かに潤んでいた。活美の境遇はおばあちゃんももちろん知っている。
「よく優心が同じ高校受かったよな」
「なにおうっ! あたしが馬鹿だと言いたいのか?」
「活美ちゃんに比べればね……優心の頭脳を百均の電卓だとすれば活美ちゃんはスーパーコンピューターだな」
「星河許さんっ!」
優心が星河に飛び掛かってプロレス技をかけた。
「コっ! コブラツイストっ! 痛い痛いっ!」
「もうっ! 星河ったら優心ちゃんに酷いこと言うからよ。活美ちゃんがスーパーコンピューターなら優心ちゃんはノートパソコンくらいよ」
「持ち運べるしねっ!」
それはそれでひどいたとえの様な気もする。全然フォローになってないおばあちゃんの突っ込みが入ったくらいでは優心も星河を許してくれなかった。
結局星河が涙目になって本気で謝るまで、たっぷりいたぶられた。
「ふー……ふー……」
まだ息が荒い優心。
「あなた達相変わらずねえ」
「うう……本気で痛かった」
床へ大の字になって崩れ落ちた星河に勝ち誇った優心、子供の時からずっとこんな感じだ。
「それでねえ、二人ともこんな事件があった後だから十分気を付けてね。おばあちゃんはもう優心ちゃんが心配で」
「優心なら鬼も倒せるんじゃ」
「なにおうっ!」
「わっ! わっ! わっ! 何でもないです」
これ以上いたぶられてはたまらないと、顔を青くして謝る。
「あたしは大丈夫です。これでも逃げ足はとっても早いんですから」
「そうねぇ……よく悪戯して優心ちゃんだけ逃げて、星河が怒られてたわねぇ」
「嫌なこと思い出させないでよ。おばあちゃん」
と言いながら星河が優心をじろりと睨む。
「でも星河は何やっても自分が悪戯しましたって言い張って、優心ちゃんを庇ったのよね」
「あは……あはは、ははは」
思わぬところで逆襲をくらって優心が慌てる。
「そうっ! 星河もたまには役に立つのよね。活美が惚れただけの事はあるわ」
と、急に持ち上げる。
「本当に惚れられたのか怪しいものではあるけどね」
優心をジト目でにらみながら、ぼそりと言った。
「そんなことないわよ。活美は星河の事が好き、見ればわかるもん」
優心は昔からよくそう言っていた。真偽のほどを確かめようとすると当の二人は揃って曖昧な笑みを浮かべるだけだった。
「さて……お茶や漬物も堪能したし、そろそろ活美のお見舞い行くわよ」
「気を付けて行ってらっしゃい、星河は家に泊まるの?」
「一応、その予定だけど」
「そう……じゃあお部屋を用意しとくからね」
ニコニコしながらおばあちゃんは居間を出て行った。
「あっ! おばあちゃん、お見舞い終わったらあたしが星河をここまで送るからね」
よろしくね~と言っておばあちゃんは手を振った。
「じゃ、行くわよ。活美が入院してるのは総合病院だから」
星河は頷くと優心に付いて行った。
優心がハンドルを握る山猫号は思ったより安全運転で星河の実家についた。家の近くの道の脇に停車して塀の門扉まで来た時にそのお屋敷発言をした。
「そうかな?」
「そうよ」
「まあ……確かに広くはあるよね。昔はお爺ちゃんと父さん母さんもいたからね」
「星河がお父さんの仕事の都合で東京行って、もう三年目かー」
優心は門扉を開けて中に入ると「たのもー」と言ってずかずかと玄関に向かった。
インターホンを鳴らす。しばし待つと中からおばあちゃんのやってくる音がした。
玄関のドアが勢いよく開く。
「よく来たねー星河。優心ちゃんもありがとうねー」
歳を取っても綺麗でお茶目な星河のおばあちゃんが顔を出した。女性にしては短めに刈ったボブのヘアに部屋着の花柄ワンピースがお洒落だ。
「おばあちゃんこんにちは。星河連れてきました」
優心がビシッと敬礼をする。
「おばあちゃん久しぶり……元気にしてた?」
星河も笑顔でそう尋ねた。
「そりゃあもう元気よー。星河も背が伸びたね」
「うん高校に入ってからも少し伸びた」
「うん、うん、見違えたわ」
おばあちゃんはとても嬉しそうに頷いた。
「おばあちゃんは優心とは久しぶりじゃないんだ」
「優心ちゃんはたまに様子を見に来てくれるのよ。話し相手にもなってくれるし、星河と同じ私の孫みたいなもんよ」
「そうだったんだ」
「うん、うん……星河がいない間おばあちゃんの漬物はあたしのものだったんだから」
優心が胸を張り大威張りでそういった。星河の祖母は近所でも有名な漬物漬けの名人だった。
「漬物あるわよ。ささっ、中に入ってお茶にしましょう」
「お邪魔しまーす」
中に入るとすぐに居間に通される。さっきまでおばあちゃんが見ていたのだろうテレビがついていた。
あっという間にお茶が出てきて、居間のテーブル上に見た目も鮮やかな漬物が並ぶ。
「ん……ボリボリ……この沢庵(たくあん)良い感じ」
遠慮とか何もなく優心が漬物を食べ茶を啜った。
「いっぱい食べてね」
優心の食べっぷりをみて、おばあちゃんの顔が綻んだ。
その時星河はふとテレビに目を留めた、気になるテロップが出ていたからだ。夜見の里の殺人鬼。
「昨日深夜、夜見市の会社社長が別荘として所有する住宅に何者かが押し入り、金田正利さん六十五歳と孫の勉君八歳が鈍器の様なもので殴られ、駆けつけた家族が119番通報をして病院に搬送されましたが間もなく死亡が確認されました」
ニュースがここ最近夜見の里を騒がせている事件を報道していた。
「嫌あね……殺人鬼か猛獣かなんて言ってるけど、早く犯人が見つかって欲しいわ」
「一月ほど前に起こった、高校生惨殺事件との関連も疑われています。複数の近隣住民が獣ような咆哮を聞いており、事件の犯人は何らかの猛獣ではないかという説もあり…………」
ニュースキャスターは淡々と事件について語っていた。
「最初の事件って高校生がバラバラにされて食べられてたって事件ですよね?」
このニュースは東京でもやっていたので星河も知っている。
「そう、そう、熊じゃないかって言われてるけど、そうじゃないって専門家もいたのよ」
「猛獣にしては目撃情報がほとんどなくて、付近の防犯カメラに何にも写ってなかったって話よね」
沢庵をボリボリかじりながら優心が言った。
「まあ夜見の里は田舎だから防犯カメラもそんな沢山あるわけじゃないけど、それにしてもほとんど目撃情報がないって異常だよね? やっぱり人が大型の刃物でやったのかな?」
「一件目は刃物で二件目が鈍器ってこと?」
と優心が尋ねる。
「違うかな?」
星河は首をかしげた。
「でも一件目は歯形みたいなのも見つかってるんでしょ?」
優心がいーと歯を剥いて見せる。
「じゃあ二つの事件は関連が無いとか?」
またまた星河が言うと。
「でも……そんな殺人鬼みたいなのが何人もいるのかしらねぇ」
とおばあちゃんが口をはさむ。
「巷の噂じゃあ、夜見の里の伝説に出てくる鬼の仕業じゃないかって話よ」
「そんな伝説があったんだ」
「昔、悪い鬼がいて、人を殺して食っていたらしいの。話を聞きつけた旅のお侍が鬼を退治したって伝説」
得意顔の優心。何か企んでいるようであるが、多分何も考えていないだろうドヤ顔。
「その情報……さては活美ちゃんから聞いたな」
「にしし……ばれたか」
そういえば活美はそういった歴史とか伝承とかがことのほか好きだったな、と星河は思い出した。
「他にも大正時代の時にも奇妙な連続殺人事件があったとか言ってたかな~覚えてない? 活美の中学の時の自由研究」
「うん……そういえばそんなことしてたよね。確か図書館に通って熱心に調べてた気がする」
思えば星河もよく活美と図書館へ行っていた記憶がある。
「活美ちゃん、頭が良いからね~」
そう言ったおばあちゃんの瞳は微かに潤んでいた。活美の境遇はおばあちゃんももちろん知っている。
「よく優心が同じ高校受かったよな」
「なにおうっ! あたしが馬鹿だと言いたいのか?」
「活美ちゃんに比べればね……優心の頭脳を百均の電卓だとすれば活美ちゃんはスーパーコンピューターだな」
「星河許さんっ!」
優心が星河に飛び掛かってプロレス技をかけた。
「コっ! コブラツイストっ! 痛い痛いっ!」
「もうっ! 星河ったら優心ちゃんに酷いこと言うからよ。活美ちゃんがスーパーコンピューターなら優心ちゃんはノートパソコンくらいよ」
「持ち運べるしねっ!」
それはそれでひどいたとえの様な気もする。全然フォローになってないおばあちゃんの突っ込みが入ったくらいでは優心も星河を許してくれなかった。
結局星河が涙目になって本気で謝るまで、たっぷりいたぶられた。
「ふー……ふー……」
まだ息が荒い優心。
「あなた達相変わらずねえ」
「うう……本気で痛かった」
床へ大の字になって崩れ落ちた星河に勝ち誇った優心、子供の時からずっとこんな感じだ。
「それでねえ、二人ともこんな事件があった後だから十分気を付けてね。おばあちゃんはもう優心ちゃんが心配で」
「優心なら鬼も倒せるんじゃ」
「なにおうっ!」
「わっ! わっ! わっ! 何でもないです」
これ以上いたぶられてはたまらないと、顔を青くして謝る。
「あたしは大丈夫です。これでも逃げ足はとっても早いんですから」
「そうねぇ……よく悪戯して優心ちゃんだけ逃げて、星河が怒られてたわねぇ」
「嫌なこと思い出させないでよ。おばあちゃん」
と言いながら星河が優心をじろりと睨む。
「でも星河は何やっても自分が悪戯しましたって言い張って、優心ちゃんを庇ったのよね」
「あは……あはは、ははは」
思わぬところで逆襲をくらって優心が慌てる。
「そうっ! 星河もたまには役に立つのよね。活美が惚れただけの事はあるわ」
と、急に持ち上げる。
「本当に惚れられたのか怪しいものではあるけどね」
優心をジト目でにらみながら、ぼそりと言った。
「そんなことないわよ。活美は星河の事が好き、見ればわかるもん」
優心は昔からよくそう言っていた。真偽のほどを確かめようとすると当の二人は揃って曖昧な笑みを浮かべるだけだった。
「さて……お茶や漬物も堪能したし、そろそろ活美のお見舞い行くわよ」
「気を付けて行ってらっしゃい、星河は家に泊まるの?」
「一応、その予定だけど」
「そう……じゃあお部屋を用意しとくからね」
ニコニコしながらおばあちゃんは居間を出て行った。
「あっ! おばあちゃん、お見舞い終わったらあたしが星河をここまで送るからね」
よろしくね~と言っておばあちゃんは手を振った。
「じゃ、行くわよ。活美が入院してるのは総合病院だから」
星河は頷くと優心に付いて行った。
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