鬼伝説と不老不死の水、ツンデレ幼馴染といく冒険探索

「星河……おかえり」
 高校最後、十八歳の夏休み、藤田星河は東京から地元の夜見市に帰省した。
 出迎えるのはちょっとツンがいき過ぎた幼馴染、会田優心。

 星河の帰省の目的はもう一人の幼馴染、高橋活美を見舞うためだ。余命いくばくもないと宣告された彼女と最後の思い出を作るため。

 安らかな時を過ごしたい三人の想いと相反するように、夜見市はある殺人事件の噂でもちきりだった。猛獣の仕業とも狂人の仕業ともいわれる残虐な事件だった。

 そんな背景がある中で、優心は夜見山のキャンプ場にテントをかまえ、夜な夜な山を探索しているというのだ。
 危ないだろうと思い優心を問いただしてみると、彼女にはとある目的があると言うのだが……。

 ちょっと切ない青春三角関係の恋愛ノベル+ちょっとクトゥルフ伝奇です。

 ささやかですが、それなりにエロティックな濡れ場があるのでR18です。濡れ場は♡でわかるようにします。
 濡れ場は物語の後半に一か所あるだけです。官能系のノベルではありません。

 アルファポリス、なろう、同時掲載です。
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