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3話 黒きモノ
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四人が神が現れたであろう場所に向かうと森の一部が焼け焦げ荒れ地になっていた。
「あれが今回の神か」
「真央、鑑定を頼む」
「わかった、今回の神はスルト能力は炎の剣ですね」
伊織の言葉に真央が神の名前と能力を鑑定した。
「了...解..!」
伊織たちが話をしていた時スルトが四人めがけ炎の剣を振った。
たった、それだけの動きで四人がいた場所含め5メートルほどが消え去った。
「そんなので仕留めきれると思って無いよな」
そう言い伊織は自らの神器『村正』でスルトに切りつけた。
しかし、スルトの腕には傷すらついていなかった。
「真闇どいて!!」
その声を聞き伊織がスルトから距離をとった直後、スルト目掛け巨大な氷塊が雨のように降り注いだ。
「これで終わってくれれば良いんですけど」
「そんなに甘い相手ではないだろう」
臼は真央にそう言い氷塊に向かって行った。
しかし、真央の近くに臼が吹き飛ばされてきた。
理由は単純だった今まで普通の人の大きさだったスルトが山ほどの大きさになっていた。
「嘘だろ?」
「うぉぉぉぉ!!」
伊織がスルトに尻込みしていた隣を彼がカリバーンを構え突っ込んでいった。
ガンッと音がしたがやはりスルトの体には傷一つつかなかった。
「どうするんだ、伊織」
「俺の...村正のスキルを使う」
「何だって!お前死ぬかもしれないぞ!」
「だが、恐らくはそれしか手がない!」
伊織と臼がそう話している時、スルトが叫び声をあげそれと共に彼が吹き飛んできた。
「大丈夫か!普遍!」
伊織が彼に急いで近づいた。
「ハハハッ!あいつ自分の炎で熱せられた場所は脆いぞ!」
伊織の心配をよそに彼が再びスルトに突っ込もうとしたが伊織が彼の肩を掴み、作戦を伝えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「行くぞ!スルト!!」
そう言い伊織がスルトに斬りかかった。
しかし、スルトが炎の剣を伊織に向け振ったが伊織は吹き飛ばず村正が妖しくオーラを纏っていた。
「その程度か!!」
伊織はそう言うとスルトの体を駆け始めた。
スルトは伊織に向け炎の剣を振っていたが伊織は吹き飛ばず炎の剣が伊織に当たるたび村正のオーラが大きくなっていった。
そして、伊織がスルトの肩に立ち首に向け村正を構えた。
スルトも炎の剣を自らの頭にぶち当てた。
その瞬間、ドンッ!!と音がしスルトの頭が地上に落下した。
四人の作戦はこうだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数分前...
「ちょっと待て、スルトを狩るのは俺だ普遍」
伊織が彼の肩を掴みそう言った。
「どういう事だ?伊織さん」
「伊織でいい、今回はスルトと俺の村正が相性がいいだけの話だ」
「...わかった、話を聞かせてくれ」
彼はそう言いその場に座った。
「俺の村正は俺自身が受けた傷を力に変え放出する能力がある」
「え?それじゃぁ、伊織はずっと無傷ってことか!?」
「い、いやそういう訳じゃない。放出した後はしっかり体にダメージは戻ってくる」
「スルトが自らの体を熱したら直ぐに村正の能力を使う」
伊織が彼の熱量にタジタジになりながらも作戦を伝えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「伊織!」
彼が倒れていた伊織を覗き込んだ。
「ちょっと!今すぐにヒールをするから離れて!」
真央が飛んで伊織に手をかざすと伊織のHPがすぐに回復し始めた。
「え?ヒールすげぇ!!」
「すまないが大声は控えてくれ頭に響く」
意識が戻った伊織がそう言うと四人からは自然と笑顔が零れた。
「ハハハハハッ!!ごめんな!!」
あぁ、そういえば彼だけは大声で笑っていた。
「あれが今回の神か」
「真央、鑑定を頼む」
「わかった、今回の神はスルト能力は炎の剣ですね」
伊織の言葉に真央が神の名前と能力を鑑定した。
「了...解..!」
伊織たちが話をしていた時スルトが四人めがけ炎の剣を振った。
たった、それだけの動きで四人がいた場所含め5メートルほどが消え去った。
「そんなので仕留めきれると思って無いよな」
そう言い伊織は自らの神器『村正』でスルトに切りつけた。
しかし、スルトの腕には傷すらついていなかった。
「真闇どいて!!」
その声を聞き伊織がスルトから距離をとった直後、スルト目掛け巨大な氷塊が雨のように降り注いだ。
「これで終わってくれれば良いんですけど」
「そんなに甘い相手ではないだろう」
臼は真央にそう言い氷塊に向かって行った。
しかし、真央の近くに臼が吹き飛ばされてきた。
理由は単純だった今まで普通の人の大きさだったスルトが山ほどの大きさになっていた。
「嘘だろ?」
「うぉぉぉぉ!!」
伊織がスルトに尻込みしていた隣を彼がカリバーンを構え突っ込んでいった。
ガンッと音がしたがやはりスルトの体には傷一つつかなかった。
「どうするんだ、伊織」
「俺の...村正のスキルを使う」
「何だって!お前死ぬかもしれないぞ!」
「だが、恐らくはそれしか手がない!」
伊織と臼がそう話している時、スルトが叫び声をあげそれと共に彼が吹き飛んできた。
「大丈夫か!普遍!」
伊織が彼に急いで近づいた。
「ハハハッ!あいつ自分の炎で熱せられた場所は脆いぞ!」
伊織の心配をよそに彼が再びスルトに突っ込もうとしたが伊織が彼の肩を掴み、作戦を伝えた。
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「行くぞ!スルト!!」
そう言い伊織がスルトに斬りかかった。
しかし、スルトが炎の剣を伊織に向け振ったが伊織は吹き飛ばず村正が妖しくオーラを纏っていた。
「その程度か!!」
伊織はそう言うとスルトの体を駆け始めた。
スルトは伊織に向け炎の剣を振っていたが伊織は吹き飛ばず炎の剣が伊織に当たるたび村正のオーラが大きくなっていった。
そして、伊織がスルトの肩に立ち首に向け村正を構えた。
スルトも炎の剣を自らの頭にぶち当てた。
その瞬間、ドンッ!!と音がしスルトの頭が地上に落下した。
四人の作戦はこうだった。
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数分前...
「ちょっと待て、スルトを狩るのは俺だ普遍」
伊織が彼の肩を掴みそう言った。
「どういう事だ?伊織さん」
「伊織でいい、今回はスルトと俺の村正が相性がいいだけの話だ」
「...わかった、話を聞かせてくれ」
彼はそう言いその場に座った。
「俺の村正は俺自身が受けた傷を力に変え放出する能力がある」
「え?それじゃぁ、伊織はずっと無傷ってことか!?」
「い、いやそういう訳じゃない。放出した後はしっかり体にダメージは戻ってくる」
「スルトが自らの体を熱したら直ぐに村正の能力を使う」
伊織が彼の熱量にタジタジになりながらも作戦を伝えた。
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「伊織!」
彼が倒れていた伊織を覗き込んだ。
「ちょっと!今すぐにヒールをするから離れて!」
真央が飛んで伊織に手をかざすと伊織のHPがすぐに回復し始めた。
「え?ヒールすげぇ!!」
「すまないが大声は控えてくれ頭に響く」
意識が戻った伊織がそう言うと四人からは自然と笑顔が零れた。
「ハハハハハッ!!ごめんな!!」
あぁ、そういえば彼だけは大声で笑っていた。
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