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一章 ティアラ・ハイゼンベルク 0歳〜
ティアラの日常 2
しおりを挟む「ティアラちゃん、おはよぉ!」
「おぁよ!!」
私はまだ上手く話せない。しかし他の赤ちゃんよりも話せると思う…今もおはようと言ったつもりである。
「今日は何して遊ぶ??お庭を一緒に散歩?」
お庭を散歩するのは好きだが、何せまだ歩くことができないためお母様に抱っこの状態で散歩するのだ。自分で歩けるようになったら存分に散歩することにしよう!!
私はそう考え首を横に振った。
「じゃあおかぁさまがお本を読んであげましょうか?そうしましよ!今日は王都で話題のケーキがあるのぉ。それで優雅にお茶しましょ!そうと決まればアン準備してちょうだい」
「かしこまりました、奥様。」
私が頷いたのを見たお母様は、そうメイドに命令した。
アンと呼ばれたのは私付きのメイドだ。ハイゼンベルク家のメイド長をしているらしい。流石メイドのトップと言うべきであろうか、彼女は何をするにしても完璧で真面目。他のメイドも彼女には逆らえない。彼女は今日も黒い長い髪をお団子にして、メガネをかけている。きっと彼女は磨けば輝く原石なのだろう。
私ある程度歩けるようになって彼女の髪の毛を可愛くアレンジするのが最近のティアラ小さな目標である。
しばらくたった後コンコンという扉を叩く音がし、その後に金髪のイケオジが入ってきた。
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