82 / 119
6章 吸血鬼と魔法使い
70ー3.失われた魔法
しおりを挟む
ゴウゴウと吹き荒れる風がピタリと止み、辺りを言い知れぬ静寂が支配していた。
そこには先までの殺気は無く、命の鼓動を燃やす2人の姿だけがある。
ーーー終わった。やっと終わった。
守護者は影も形も無くなり、洞窟の先へと続くドアが開いたところだ。
前までは扉が開くたびに、まだあるのかよ.....と落胆しただろうが、今では何故か分からないが、もう終わりだという不思議な思いがあった。
・・・しかしこれで続いてたらダサいな俺。
「・・・終わった、な」
「・・・終わった、のぅ」
それをキリに俺とハクリが喋ることはない。2人とも黙って先へと続くドアへと向かう。
そのドアをくぐると、一つの小部屋があった。
真ん中には魔法陣が輝き、奥には恐らく数百年前のであろう、古式の机。その上には一つの光り輝く宝石があった。
「・・なんだこれ」
取り敢えず危なそうな魔法陣を避け、先に机の宝石をチェックした。
宝石は指輪風になっており、指にはめられるようになっていた。
宝石は色や形的にエメラルドだろうか。深い緑色の、綺麗な形をしている。地球でよく見た正何面体~のようにはなっておらず、自然の形そのままだがとても綺麗だ。
思わずそれに触りかけーーー手を引っ込める。
だって触った途端警報がなって、奥から「ルパーン!逮捕だー!」とか聞こえてきたら嫌じゃん。
そんな時、やっとのことで沈黙が破られた。
「取り敢えず魔法陣に入らんか?さっきから早よ入れとばかりに輝いてるしのぅ」
ハクリは鬱陶しそうに眩しい魔法陣から目を背ける。
魔法陣さん、ドンマイ。
「あぁ、そうだな」
別々に入って、気づいたら別々のところに転移して再び迷宮攻略レッツラゴー!とか死んでも嫌なので一緒に入ることにする。
俺とハクリは同時に足を踏み出したーーー
途端、あたりが光に包まれ、意識が吸い込まれる感覚がした。
壮絶な眠気が俺を襲い、俺はゆっくりと目を閉じた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「何をしているのですかブラッド!歯向かう七人の王は我々で片付けたはずでしょう!」
目を開けると、美しい女性が、黒いフードを被った男を驚いたように見つめていた。
場所はどこかの城のようだ。周りには一緒に入ったはずのハクリが見えない。
これはーーーいったいどういうこと?
「何を、とは愚問だなパール。2度と歯向かうものがないように痛めつけているのだよ」
フードの男が振り返る。
ちょうど影になって顔は見えなかった。
しかし、実際その男がしていることは悲惨だ。何人もの種族の者が、恐らく男が操作していると思われる槌槍に串刺しにされている。
・・・とてもグロい。
「なっ!歯向かったのは王だけです!他の者は関係ありません!」
どうやら"七人の王"が関係しているらしい。
そいつらを処罰し、他の者、即ち部族民などの待遇を巡って意見が食い違っているのだろう。
しかしなんでこれ見せられてるんだ?
「関係ない?甘いなパールよ。我々はこの世界の支配者、我々が力を得るためには信仰心が大事なのだ!
それを邪魔する者を処罰して何が悪い?実際、お前も力が無くなっているではないか」
そう言われてパールと呼ばれる女性がたじろぐ。本当のことらしい。
しかし全くどうでもいい話だ。
「しかし、関係ない者をいたぶるのは道義に反します。信仰心がないのなら我々が働きかければいいではないですか。
七人の王に対してもあそこまでしなくても....」
女性が目を伏せる。
相当ひどいことがあったようだ。
今までの話的に、男は暴力派、女性は温厚派、的な感じだ。
てかこれほんとなに?
「ふっふ.....パールよ。お前は優しいな。そしてダメになる女神の典型的な性格をしている。
いいか?我々神が生きるには信仰心が必要だ。しかしこの世界からはそれを得られない。
ならばどうする?ーーー答えは一つ」
「この世界を壊して新しく作るーーそれしかないでしょうね......」
あーダメだ。これは"しんわ"が関連してる奴だ。わっけワカンねぇ。
話飛びすぎだよ。
「わかっているではないか。お前もこの世界を壊したくはなかろう。
ならば、痛めつけてでも信仰心を得ないとダメなのだ」
その言葉を最後に俺の意識が急速に浮上する感覚がした。
え?もう終わり?一体これはなんだったんだ?
そんな思いのまま、俺は現実に引き戻されるーーーと思いきや、見覚えのある何も見えない空間へと通された。
あの自称神とやらがいた場所だ。ここへ来るのは1年ぶりぐらいだろうか。
そんな場所に、1人の女性、先ほどの女性が現れる。
『私はパール。この世界を創造した女神です』
あ、そうですか。
『本来、この世界は、住民が自由に生き、少しの信仰と共に私と歩んでいく世界のはずでした』
・・・これオートのやつだな。返事がない。
録画されたものを再生しているだけの気がする。
『しかし、先程の会話からわかる通り、このままではこの世界はブラッド、"魔神"のいいようにされてしまうでしょう』
・・・なんとなーくわかってたけど、やっぱアイツが魔神だったのか。
なんというか.....思ったよりショボい男だった。
『残念なことに、私にはそれを止める力がありません。しかし、授けられる力ならあります。
その力を、この迷宮を制覇したものに授けましょう。
そのとても強大な力を、悪事に使うことなく使ってくれることを期待しています。
そして、もし溢れんばかりの力があるならば、どうかブラッドを倒して......この世界が壊される前にーーー』
はい、無理です。無理なお願いきました。
クエスト受注!「魔神を討伐せよ!」
無理ゲーだろ。
一瞬で破棄するわ。クエスト破棄!
その思いが通じたのか、意識がぐんぐんと浮上していく。
周りが光輝き、目が見えなくなる。
俺は再び目を閉じたーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ーーーーぅはっ!」
目を開けると、魔法陣はなくなっていた。代わりに一つの本が置かれてある。
題名が「失われた魔法」のその本は、明らかに女神?が言ってた授けられる力とやらだろう。
そんで明らかにヤバそうだ。
「・・・うむ、これを見るのも二回目じゃなぁ」
「え?見たことあんの?」
ハクリがとんでもないことを言い出した。
「だって妾は攻略二回目じゃし?女神の言葉とやらも以前聞いた。魔神との会話は少し違っていたがーーー相変わらず突拍子もない話じゃったのう」
だよねー。少なくともハテナ5回は浮かんだもん。
「ということで、妾にはその宝石がなんなのか、この本が何なのかわかっておる。」
おっ!便利だなぁハクリペディア。
「女神からの力は二つある。一つは、指輪。"誓約の指輪"というものじゃ。一つの指輪に、一つの特殊能力がある。
二つ目はーーもうわかっとると思うが、その魔導書の魔法、題名の通り、『失われた魔法』じゃ」
うーむ。どっちも名前からして半端じゃあ無さそうだ。
しかし流石ラグナロクの迷宮。ご褒美が半端ない。
「さあ、どっちにする?」
「え?何が?」
「得れる力じゃよ。指輪か、魔導書。1人が得れるのは一つの力だけじゃ」
えー!そんなのありかよ!ケチか女神は!
だが、そうだな.....。指輪ーーーは俺自称神からもらった指輪今してるし、二つつけるのもなぁ....。なんか貴族みたいでヤダ。
「魔導書にする」
「ふ、言うと思ったのじゃ。お主は典型的な魔法使いじゃしな」
いや違いますけど。
ま、黙っておくに限る。
「ではそうしよう。お主は魔導書に手を当てるだけでいい。妾にしても指輪に触れるだけじゃ。
では、授かろうか」
あわわわわ。やっぱり指輪に触らないで良かった。触ってたら完全アウトだった。触るだけで授かれるとかそんな危険なもの机の上に放置すな。
ハクリは指を手に取り、指にはめる。そして俺は魔導書に手を当てた。
その瞬間、膨大な情報量が俺に雪崩れ込んでくる。しかしそれが溢れることはない。一つ一つ、しっかりと俺の頭にインプットされ、巡るましい数々の情報は正確に伝わってくる。
雪崩が終わった時、俺はしっかりその魔法の情報を理解できていた。
「"破壊の魔法"......」
それが失われた魔法の力だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
迷宮編完結!
次からやっとこさ地上に出ます。
次章では異世界のアイドル的存在、美男美女しかいない種族が登場する....かも。
そこには先までの殺気は無く、命の鼓動を燃やす2人の姿だけがある。
ーーー終わった。やっと終わった。
守護者は影も形も無くなり、洞窟の先へと続くドアが開いたところだ。
前までは扉が開くたびに、まだあるのかよ.....と落胆しただろうが、今では何故か分からないが、もう終わりだという不思議な思いがあった。
・・・しかしこれで続いてたらダサいな俺。
「・・・終わった、な」
「・・・終わった、のぅ」
それをキリに俺とハクリが喋ることはない。2人とも黙って先へと続くドアへと向かう。
そのドアをくぐると、一つの小部屋があった。
真ん中には魔法陣が輝き、奥には恐らく数百年前のであろう、古式の机。その上には一つの光り輝く宝石があった。
「・・なんだこれ」
取り敢えず危なそうな魔法陣を避け、先に机の宝石をチェックした。
宝石は指輪風になっており、指にはめられるようになっていた。
宝石は色や形的にエメラルドだろうか。深い緑色の、綺麗な形をしている。地球でよく見た正何面体~のようにはなっておらず、自然の形そのままだがとても綺麗だ。
思わずそれに触りかけーーー手を引っ込める。
だって触った途端警報がなって、奥から「ルパーン!逮捕だー!」とか聞こえてきたら嫌じゃん。
そんな時、やっとのことで沈黙が破られた。
「取り敢えず魔法陣に入らんか?さっきから早よ入れとばかりに輝いてるしのぅ」
ハクリは鬱陶しそうに眩しい魔法陣から目を背ける。
魔法陣さん、ドンマイ。
「あぁ、そうだな」
別々に入って、気づいたら別々のところに転移して再び迷宮攻略レッツラゴー!とか死んでも嫌なので一緒に入ることにする。
俺とハクリは同時に足を踏み出したーーー
途端、あたりが光に包まれ、意識が吸い込まれる感覚がした。
壮絶な眠気が俺を襲い、俺はゆっくりと目を閉じた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「何をしているのですかブラッド!歯向かう七人の王は我々で片付けたはずでしょう!」
目を開けると、美しい女性が、黒いフードを被った男を驚いたように見つめていた。
場所はどこかの城のようだ。周りには一緒に入ったはずのハクリが見えない。
これはーーーいったいどういうこと?
「何を、とは愚問だなパール。2度と歯向かうものがないように痛めつけているのだよ」
フードの男が振り返る。
ちょうど影になって顔は見えなかった。
しかし、実際その男がしていることは悲惨だ。何人もの種族の者が、恐らく男が操作していると思われる槌槍に串刺しにされている。
・・・とてもグロい。
「なっ!歯向かったのは王だけです!他の者は関係ありません!」
どうやら"七人の王"が関係しているらしい。
そいつらを処罰し、他の者、即ち部族民などの待遇を巡って意見が食い違っているのだろう。
しかしなんでこれ見せられてるんだ?
「関係ない?甘いなパールよ。我々はこの世界の支配者、我々が力を得るためには信仰心が大事なのだ!
それを邪魔する者を処罰して何が悪い?実際、お前も力が無くなっているではないか」
そう言われてパールと呼ばれる女性がたじろぐ。本当のことらしい。
しかし全くどうでもいい話だ。
「しかし、関係ない者をいたぶるのは道義に反します。信仰心がないのなら我々が働きかければいいではないですか。
七人の王に対してもあそこまでしなくても....」
女性が目を伏せる。
相当ひどいことがあったようだ。
今までの話的に、男は暴力派、女性は温厚派、的な感じだ。
てかこれほんとなに?
「ふっふ.....パールよ。お前は優しいな。そしてダメになる女神の典型的な性格をしている。
いいか?我々神が生きるには信仰心が必要だ。しかしこの世界からはそれを得られない。
ならばどうする?ーーー答えは一つ」
「この世界を壊して新しく作るーーそれしかないでしょうね......」
あーダメだ。これは"しんわ"が関連してる奴だ。わっけワカンねぇ。
話飛びすぎだよ。
「わかっているではないか。お前もこの世界を壊したくはなかろう。
ならば、痛めつけてでも信仰心を得ないとダメなのだ」
その言葉を最後に俺の意識が急速に浮上する感覚がした。
え?もう終わり?一体これはなんだったんだ?
そんな思いのまま、俺は現実に引き戻されるーーーと思いきや、見覚えのある何も見えない空間へと通された。
あの自称神とやらがいた場所だ。ここへ来るのは1年ぶりぐらいだろうか。
そんな場所に、1人の女性、先ほどの女性が現れる。
『私はパール。この世界を創造した女神です』
あ、そうですか。
『本来、この世界は、住民が自由に生き、少しの信仰と共に私と歩んでいく世界のはずでした』
・・・これオートのやつだな。返事がない。
録画されたものを再生しているだけの気がする。
『しかし、先程の会話からわかる通り、このままではこの世界はブラッド、"魔神"のいいようにされてしまうでしょう』
・・・なんとなーくわかってたけど、やっぱアイツが魔神だったのか。
なんというか.....思ったよりショボい男だった。
『残念なことに、私にはそれを止める力がありません。しかし、授けられる力ならあります。
その力を、この迷宮を制覇したものに授けましょう。
そのとても強大な力を、悪事に使うことなく使ってくれることを期待しています。
そして、もし溢れんばかりの力があるならば、どうかブラッドを倒して......この世界が壊される前にーーー』
はい、無理です。無理なお願いきました。
クエスト受注!「魔神を討伐せよ!」
無理ゲーだろ。
一瞬で破棄するわ。クエスト破棄!
その思いが通じたのか、意識がぐんぐんと浮上していく。
周りが光輝き、目が見えなくなる。
俺は再び目を閉じたーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ーーーーぅはっ!」
目を開けると、魔法陣はなくなっていた。代わりに一つの本が置かれてある。
題名が「失われた魔法」のその本は、明らかに女神?が言ってた授けられる力とやらだろう。
そんで明らかにヤバそうだ。
「・・・うむ、これを見るのも二回目じゃなぁ」
「え?見たことあんの?」
ハクリがとんでもないことを言い出した。
「だって妾は攻略二回目じゃし?女神の言葉とやらも以前聞いた。魔神との会話は少し違っていたがーーー相変わらず突拍子もない話じゃったのう」
だよねー。少なくともハテナ5回は浮かんだもん。
「ということで、妾にはその宝石がなんなのか、この本が何なのかわかっておる。」
おっ!便利だなぁハクリペディア。
「女神からの力は二つある。一つは、指輪。"誓約の指輪"というものじゃ。一つの指輪に、一つの特殊能力がある。
二つ目はーーもうわかっとると思うが、その魔導書の魔法、題名の通り、『失われた魔法』じゃ」
うーむ。どっちも名前からして半端じゃあ無さそうだ。
しかし流石ラグナロクの迷宮。ご褒美が半端ない。
「さあ、どっちにする?」
「え?何が?」
「得れる力じゃよ。指輪か、魔導書。1人が得れるのは一つの力だけじゃ」
えー!そんなのありかよ!ケチか女神は!
だが、そうだな.....。指輪ーーーは俺自称神からもらった指輪今してるし、二つつけるのもなぁ....。なんか貴族みたいでヤダ。
「魔導書にする」
「ふ、言うと思ったのじゃ。お主は典型的な魔法使いじゃしな」
いや違いますけど。
ま、黙っておくに限る。
「ではそうしよう。お主は魔導書に手を当てるだけでいい。妾にしても指輪に触れるだけじゃ。
では、授かろうか」
あわわわわ。やっぱり指輪に触らないで良かった。触ってたら完全アウトだった。触るだけで授かれるとかそんな危険なもの机の上に放置すな。
ハクリは指を手に取り、指にはめる。そして俺は魔導書に手を当てた。
その瞬間、膨大な情報量が俺に雪崩れ込んでくる。しかしそれが溢れることはない。一つ一つ、しっかりと俺の頭にインプットされ、巡るましい数々の情報は正確に伝わってくる。
雪崩が終わった時、俺はしっかりその魔法の情報を理解できていた。
「"破壊の魔法"......」
それが失われた魔法の力だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
迷宮編完結!
次からやっとこさ地上に出ます。
次章では異世界のアイドル的存在、美男美女しかいない種族が登場する....かも。
12
お気に入りに追加
5,149
あなたにおすすめの小説

私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位

神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる