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6章 吸血鬼と魔法使い
70ー1.最下層の戦い
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ーーーー「同調」
「ああ。それが妾達の最後の手段になる」
本格的な迷宮攻略に挑む数日前、ハクリは突拍子もないことを言い出した。
「同調とは、2人の魔力を掛け合わせて互いの行動、考え、状況が無意識下にわかるものじゃ」
「テレパシーのようなものってことか?」
「いや、少し違う。シンクロはーーーそうじゃな、お主は今妾が何を考えていて今から何をするかわかるかのう?」
うーーーーん。
「こんなん誰がわかるか!」
「じゃろ?シンクロではそれが全てわかるようになる。お互いがする行動、視線、思惑、全て手に取るようにわかるのじゃ」
「へぇー。すごいじゃん」
「わかっておらぬ!!!」
うっせえ。
「わかってないのうお主は!恐らく最下層はコンマ1秒単位の争い。言葉を放ってコミュニケーションする時間などないのじゃぞ!」
「へぇー。そいつはすごい」
「・・・もういいわ。使えば分かる話じゃしな。よいか?危なくなったらシンクロを使うのじゃぞ?覚えておくといい」
「・・・・いやでも最終手段ってことはめちゃ強力なんだろ?じゃあ最初からすればいいじゃないか?」
それこそ出し惜しみをしていて、いざ出そうとしたらその前に死にました。じゃあただの馬鹿だ。
「それがのぅ.....。最初からその同調するとな.......死ぬのじゃ」
「・・・んふぇ?」
「死ぬのじゃ。最初から使えばの話じゃが」
「そ、それはどういった意味で?」
「使えばわかる」
怖いいいいいいいいい!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「同調!」
俺の放った魔力はハクリに通じ、俺の魔力とハクリの魔力がぶつかるーーーことなくスルリと接続された。
心臓がドクリと大きく鼓動し、脈拍が速くなって体が熱くなる。
その瞬間、俺の景色がガラリと変わった。
「ーーーっ!!」
見える。守護者の一つ一つの動きが、先ほどまで見えなかったはずの動きが、見えるーーー
「行くぞ!反撃じゃ!」
ーーーこれが同調.....!
わかる、わかるのだ。ハクリの行動が、動きが、次にすることが、視界が。
数々の情報が俺とハクリとで共有されている。俺の目では見えなくてもハクリは見える。ハクリからは見えない守護者の動きでも俺の視界では見える。二つの感覚が共有され、意識が極限まで研ぎ澄まされていた。
そして次に動くべき行動、どうすればいいかわかる。
「氷槍!」
さっきから見ていて気が付いたが、守護者は常時あの膜を張っていない。恐らくあんな強力な膜だ。莫大な魔力、もしくは何かしらの犠牲を払っているのだろう。
そう考えるのが妥当だ。
ならば動きについていけない俺がすることは一つ。ちょくちょく魔法放って疲弊させること。
なんかセコイ気もするが勝てるなら何だってする。完全に俺は足手まといなのだから。
【......鬱陶しい!】
俺の氷槍は再び守護者によって作られた膜で分解させられ、当たることはない。
しかし、その膜を張っている間にもハクリは攻撃を仕掛けている。
「ふっ!」
ガチィィン、と拳が合わさり、それに合わせてものすごい土煙。しかしそれを気にもとめず2人は打ち合っている。
それをサポートするかのように俺の魔法が炸裂ーーーはしないが、意識を阻害することは出来ているようだ。
証拠にーーーーさっきから攻防の一部が飛んでくる。こわい。
それでも俺は一心不乱に魔法を打ち続ける。
魔力共有してんだからお前も接近戦しろ?
やだ。だって死ぬから。
【...............チッ!】
やがて俺とハクリのコラボに痺れを切らしたのか守護者が華麗なバク転を決めて後ろへ引いた。どちらも決定打に欠く戦いだ。持久戦になるだろう。
そんな時、俺はあることに気付いた。
魔法を連発したことで出てきた霧のようなもの。それが俺の肌に纏わりつき、そして水滴になったのだ。
つまり、霧のようなもの、ではなく実際に霧だったわけだ。さっきから放っているのが氷槍だったからだろう。
そして、霧ということはアレが使える。いつぞやの兵隊さんをボコったアレ。
それを実行すべくジミーに風で霧を守護者周辺へと集めていく。
上手くいけば、魔法でダメージが通ることは無いと思っている守護者へ大ダメージを与えられるーーーはずだ。たぶん。
そんな、俺の意図を察したのかハクリがそれに気付かせないようにうまく立ち回りをしてくれていた。これもシンクロの恩恵だろう。
俺たちに通じることが守護者にはわからないのだからこっちに有利なのは確かだ。
だからそれが通じるうちに殺っておきたい。
俺は守護者の周辺に霧を集め終わると、魔力を使って炎を生成する。
「真紅の火球!」
と、名前はソレっぽいものの、ただの初級魔法"火球"の上位交換なだけだ。
それでも、水蒸気を一気に蒸発させるだけの力はある。
【む?まだ魔法を打ち続けるか。私に疲弊させようとしているようだが、あと一年間打ち続けるつもりか?】
・・・何も聞こえてない何も聞こえてない。
俺はひたすらに無心で真紅の火球を放った。
それをただの魔法だと思い込んでいる守護者は普段と同じ、膜を張るだけ。
ーーーそして俺の想像通り、それは起こった。
確かに火球自体はかき消された。ならば周りの水蒸気は?
そう。ちゃんと火球は消える前に己の役割を果たしてくれていたのである。
チュッ.....ドオォォォォォォオン
俺がこつこつ貯め続けた水蒸気貯金に火が引火し、蒸発することによる水蒸気爆発。
それが守護者付近で起こったのだ。それも特大のやつが。
あの膜は確かに魔法を防ぎ、魔力を防ぐ。だが単純な物理は防げないのだ!
ざまあああああ!!
なんて思っていたら、再びハクリが物騒な言葉を口にする。
「や、やったか!?」
「いや、ヤッテナイダロウナー」
これからフラグ建設の神と呼ぼう。
そして、期待(?)通り守護者は煙が晴れた洞窟の上に、なんとか立っていた。
こいつもフラグ回収の神と呼ぼう。
【ぐっ....!まさか間接で攻撃してくるとは!
だが、その程度の威力じゃあ、私は殺せない】
実際、守護者の傷は見る見る治り、すぐに元どおりになった。だが、守護者の顔は疲弊しているように見える。
効いていないようで効いているらしい。
そして、俺たちには手がまだある。
ーーーこれなら勝てる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本来ここで迷宮編終わりっ!だったはずなのですが長引きました.....。
次か、......もしくはまたその次まで続くかもしれません。書きたい事たくさんあるのに!
「ああ。それが妾達の最後の手段になる」
本格的な迷宮攻略に挑む数日前、ハクリは突拍子もないことを言い出した。
「同調とは、2人の魔力を掛け合わせて互いの行動、考え、状況が無意識下にわかるものじゃ」
「テレパシーのようなものってことか?」
「いや、少し違う。シンクロはーーーそうじゃな、お主は今妾が何を考えていて今から何をするかわかるかのう?」
うーーーーん。
「こんなん誰がわかるか!」
「じゃろ?シンクロではそれが全てわかるようになる。お互いがする行動、視線、思惑、全て手に取るようにわかるのじゃ」
「へぇー。すごいじゃん」
「わかっておらぬ!!!」
うっせえ。
「わかってないのうお主は!恐らく最下層はコンマ1秒単位の争い。言葉を放ってコミュニケーションする時間などないのじゃぞ!」
「へぇー。そいつはすごい」
「・・・もういいわ。使えば分かる話じゃしな。よいか?危なくなったらシンクロを使うのじゃぞ?覚えておくといい」
「・・・・いやでも最終手段ってことはめちゃ強力なんだろ?じゃあ最初からすればいいじゃないか?」
それこそ出し惜しみをしていて、いざ出そうとしたらその前に死にました。じゃあただの馬鹿だ。
「それがのぅ.....。最初からその同調するとな.......死ぬのじゃ」
「・・・んふぇ?」
「死ぬのじゃ。最初から使えばの話じゃが」
「そ、それはどういった意味で?」
「使えばわかる」
怖いいいいいいいいい!!!
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「同調!」
俺の放った魔力はハクリに通じ、俺の魔力とハクリの魔力がぶつかるーーーことなくスルリと接続された。
心臓がドクリと大きく鼓動し、脈拍が速くなって体が熱くなる。
その瞬間、俺の景色がガラリと変わった。
「ーーーっ!!」
見える。守護者の一つ一つの動きが、先ほどまで見えなかったはずの動きが、見えるーーー
「行くぞ!反撃じゃ!」
ーーーこれが同調.....!
わかる、わかるのだ。ハクリの行動が、動きが、次にすることが、視界が。
数々の情報が俺とハクリとで共有されている。俺の目では見えなくてもハクリは見える。ハクリからは見えない守護者の動きでも俺の視界では見える。二つの感覚が共有され、意識が極限まで研ぎ澄まされていた。
そして次に動くべき行動、どうすればいいかわかる。
「氷槍!」
さっきから見ていて気が付いたが、守護者は常時あの膜を張っていない。恐らくあんな強力な膜だ。莫大な魔力、もしくは何かしらの犠牲を払っているのだろう。
そう考えるのが妥当だ。
ならば動きについていけない俺がすることは一つ。ちょくちょく魔法放って疲弊させること。
なんかセコイ気もするが勝てるなら何だってする。完全に俺は足手まといなのだから。
【......鬱陶しい!】
俺の氷槍は再び守護者によって作られた膜で分解させられ、当たることはない。
しかし、その膜を張っている間にもハクリは攻撃を仕掛けている。
「ふっ!」
ガチィィン、と拳が合わさり、それに合わせてものすごい土煙。しかしそれを気にもとめず2人は打ち合っている。
それをサポートするかのように俺の魔法が炸裂ーーーはしないが、意識を阻害することは出来ているようだ。
証拠にーーーーさっきから攻防の一部が飛んでくる。こわい。
それでも俺は一心不乱に魔法を打ち続ける。
魔力共有してんだからお前も接近戦しろ?
やだ。だって死ぬから。
【...............チッ!】
やがて俺とハクリのコラボに痺れを切らしたのか守護者が華麗なバク転を決めて後ろへ引いた。どちらも決定打に欠く戦いだ。持久戦になるだろう。
そんな時、俺はあることに気付いた。
魔法を連発したことで出てきた霧のようなもの。それが俺の肌に纏わりつき、そして水滴になったのだ。
つまり、霧のようなもの、ではなく実際に霧だったわけだ。さっきから放っているのが氷槍だったからだろう。
そして、霧ということはアレが使える。いつぞやの兵隊さんをボコったアレ。
それを実行すべくジミーに風で霧を守護者周辺へと集めていく。
上手くいけば、魔法でダメージが通ることは無いと思っている守護者へ大ダメージを与えられるーーーはずだ。たぶん。
そんな、俺の意図を察したのかハクリがそれに気付かせないようにうまく立ち回りをしてくれていた。これもシンクロの恩恵だろう。
俺たちに通じることが守護者にはわからないのだからこっちに有利なのは確かだ。
だからそれが通じるうちに殺っておきたい。
俺は守護者の周辺に霧を集め終わると、魔力を使って炎を生成する。
「真紅の火球!」
と、名前はソレっぽいものの、ただの初級魔法"火球"の上位交換なだけだ。
それでも、水蒸気を一気に蒸発させるだけの力はある。
【む?まだ魔法を打ち続けるか。私に疲弊させようとしているようだが、あと一年間打ち続けるつもりか?】
・・・何も聞こえてない何も聞こえてない。
俺はひたすらに無心で真紅の火球を放った。
それをただの魔法だと思い込んでいる守護者は普段と同じ、膜を張るだけ。
ーーーそして俺の想像通り、それは起こった。
確かに火球自体はかき消された。ならば周りの水蒸気は?
そう。ちゃんと火球は消える前に己の役割を果たしてくれていたのである。
チュッ.....ドオォォォォォォオン
俺がこつこつ貯め続けた水蒸気貯金に火が引火し、蒸発することによる水蒸気爆発。
それが守護者付近で起こったのだ。それも特大のやつが。
あの膜は確かに魔法を防ぎ、魔力を防ぐ。だが単純な物理は防げないのだ!
ざまあああああ!!
なんて思っていたら、再びハクリが物騒な言葉を口にする。
「や、やったか!?」
「いや、ヤッテナイダロウナー」
これからフラグ建設の神と呼ぼう。
そして、期待(?)通り守護者は煙が晴れた洞窟の上に、なんとか立っていた。
こいつもフラグ回収の神と呼ぼう。
【ぐっ....!まさか間接で攻撃してくるとは!
だが、その程度の威力じゃあ、私は殺せない】
実際、守護者の傷は見る見る治り、すぐに元どおりになった。だが、守護者の顔は疲弊しているように見える。
効いていないようで効いているらしい。
そして、俺たちには手がまだある。
ーーーこれなら勝てる。
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