【R18】逆上がりの夏の空

藤原紫音

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第14話「自宅に絵里衣たちが押しかけて乱交すること」

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 七月最初の土曜日。亜香里のピアノ教室はお休み。

 自宅マンションのぼくのベッドの上で、玲蘭が亜香里を抱っこして細い両脚を持ち上げて拡げ、ぼくは亜香里とつながって、にゅるにゅるとおちんちんを出し挿れ。
 陽菜が結合に顔を近づけて観察し、亜香里からおちんちんを引き抜いて、ちゅるちゅる愛撫して、今度は玲蘭の割れ目に捩じ込む。玲蘭の膣には有線のローターが入っていて、おちんちんの先端に振動する丸いローターの刺激が伝わる。絵里衣がぼくを抱いて乳首を弄りながら、ぼくの首筋を舐める。ぼくは後ろに手を回して、絵里衣の割れ目に指を挿れる。絵里衣、陽菜、玲蘭、亜香里とぼくの五人は複雑に絡まり合って、幼い性を刺激しあう。
 ぼくは四人を相手に朝から休み無くセックスしていて、もう七回も射精したのに、下腹部に重い精液の揺れと張りを感じる。全然足りない。十回以上射精しないと、セックスした気がしない。

「乃蒼くん、声出して」
 絵里衣が耳元で囁く。
「恥ずかしい……」
「きもちいいんでしょ、あたし乃蒼くんのエッチな声、もっと聞きたいな」
 絵里衣がぼくの乳首をきゅっと摘んで、横を向いたぼくと舌を絡める。肩がびくびく跳ねる。
「あっ、はむ……あん、きもちいっ……あっ、はぁーっ」
「乃蒼くん、乳首が敏感だよね」
「すごく……弱いの。女の子は、乳首きもちいいの?」
「きもちいいけど、乃蒼くんほどじゃないよ」

 絵里衣が手を伸ばして、玲蘭の割れ目から飛び出たローターのケーブルを引っ張る。ぼくは玲蘭からおちんちんを引き抜いて、亜香里に挿れる。玲蘭の割れ目からローターがちゅぽんと抜ける。
「こっちはどうかな?」
 絵里衣が囁いて、ぼくのお尻の穴に愛液で濡れたローターを押し付ける。微細な振動が心地よくて、全身の毛穴が開きそう。小さなローターがお尻にちゅるんと滑り込み、ぼくの中を震わせる。

「あーっ、いっ、ひっ……イクっ」

 ぼくは亜香里の膣に精をぶっ放し、逆流した精液が結合からドボっと溢れて、亜香里を抱いた玲蘭の割れ目にドプドプと流れ落ちる。陽菜が亜香里のお腹に耳をあてて、びじゅっ、びじゅっ、と脈動する絶頂の音を聴く。女の子の匂いが充満した部屋に、雨上がりの栗林の匂いが混じる。

「すごーい。じゅーっ、じゅーって音がするよ」
「陽菜ちゃん、せーし飲める?」と玲蘭が訊く。
「乃蒼くんのなら飲めるかも」

 陽菜が結合に唇をおしつけて、じゅるるるっと啜り上げる。口を離して、片手を顎に添えて、亜香里とキスをして、頬いっぱいの精液を口移しする。亜香里がくちゅくちゅ口の中を精液で洗いで、亜香里は玲蘭にキスされて、口の中の精液を吸い上げられる。それを玲蘭が陽菜に口移しで戻して、陽菜は喉を鳴らして飲む。咳き込む。

「けほっ……喉がイガイガする」
「陽菜ちゃん、直接おちんちんから飲まなきゃ」と玲蘭が言う。

 陽菜は亜香里からおちんちんを引き抜いて、ちゅるりと吸い込む。じゅるじゅる啜り上げるけど、もう出ない。引き攣った下腹部の筋肉が緩むと、ゴボッと新たに精液が充填される感覚があって、お尻のローターがじんじんと震える。そのまま仰向けにされて、陽菜と絵里衣がぼくのおちんちんに舌を巻きつけて奪い合う。その向こうで、亜香里と玲蘭が舌を絡め合い、玲蘭は亜香里の割れ目に指を挿れて精液を掻き出し、指ですくって亜香里に舐めさせる。

 小学生二人と中学生二人を相手に朝から延々とこの調子で、身体が感じられる最大限の快楽を享受しても飽き足らず、更に快楽を積み上げていく。お互い子供らしい貪欲さで身体を貪りあい、誰にも自慢することのできない秘密を重ねていくほどに、心に後ろめたい優越感が膨らんでいく。

 陽菜がぼくを跨いで、亜香里がぼくのおちんちんを陽菜にじ込む。にゅるるるっと滑り込んで子宮を突き上げ、子供の熱に温められる。

「乃蒼くん、露杏奈にフラれたの?」
 陽菜が上下しながら訊く。
「なんで……しってるの?」
「唯と莉緒菜が、隠れて……みてたんだって。あん、あっあっあっ、の……乃蒼くん、ビンタされたって」
「う……、あっ」
 絵里衣と亜香里がぼくの胸に舌を這わせ、乳首をくすぐる。露杏奈に頬をぶたれた瞬間を思い出す。外階段を駆け上がる露杏奈の後ろ姿。

 唯たちと一緒にエッチしてもいい?

 その言葉は今思えば簡単な踏み絵だったのだけど、乱交の快楽をしっているぼくには正しい判断ができなかった。あのあと、どうして違う答えを出せなかったのだろうと後悔したけれど、あの罠を避ける自信は無い。
 あの日以来、露杏奈はもうぼくと全く口を聞いてくれなくなった。席が離れていれば、ここまでつらい思いをしなくてもいいのだけど、隣に座っていて、一切こちらを向かず、つんとした態度で、休み時間にはすぐに席を離れてしまう。

「ビンタって酷くない? 乃蒼くん、なんて告白したの?」
 玲蘭が訊く。玲蘭はぼくの上で上下する陽菜を背中から抱いて、薄い胸をてのひらで撫でる。
「普通に、告白したんだけど……」
「普通に言ってビンタされる?」
「いや、その後、露杏奈が……唯ちゃんたちと一緒にエッチしてもいいって言ったら、どうする?って訊くから」
「うん」
「露杏奈がいいなら、いいよって」
 腰を上下させる陽菜が笑って言う。
「乃蒼くん、それはだめだよ……露杏奈、めっちゃカタイ子だよ」
「でも……」
「あたしたちと逢わないって言わないと」
 そう言ったのだけど、それをここで言ってしまうと、今度はこの関係までも失われてしまう気がした。陽菜や絵里衣たちのセックスは、心を満たさないけれど、身体が芯まで潤う。これ以上なにかを失いたくないという強欲さくらい、ぼくにだって備わっている。

「いく……あーっ、いっちゃう、あっ、いっ」
 陽菜が声をあげて、玲蘭に背中を抱かれて、ぼくの上で腰だけを大きく上下させる。ベッドが波打って、ぼくたちの汗の滲んだ肌がこすれあう。陽菜の下腹部がピストンに合わせていびつに膨らむ。ぼくは絵里衣と亜香里の頭を抱いて、陽菜のリズムにあわせて下から突き上げる。ぶちゃぶちゃぶちゃと残酷な音を立てて、小学生の割れ目が体液の泡を吹く。
「いっ、くぅ……あーっ」
 陽菜が身体をくの字に折って、ガクガクと震える。膣の奥がぎゅっと蠕動ぜんどうする。お尻のローターが違う角度で刺激する。きもちよくてたまらない。女の子の長い長い絶頂の間、ぼくは動きを止めて、溢れる快感に身を捩る陽菜のあられもない姿を鑑賞する。そうしている間も絵里衣と亜香里はぼくの乳首を舐め、ぼくの胸の上で女の子どうしで舌を絡め合う。

 ぼくはこんなに恵まれているのに、どうして露杏奈に執着するのだろう。陽菜の濡れた割れ目に咥えこまれたぼくの巨根を眺めて考える。
 あの鉄棒から落下してから、ぼくはクラスの子たちと触れ合うことを避けるようになった。それでも露杏奈はぼくと仲良くしてくれたし、その柔らかな想い出がずっと後になって、恋慕に育ったのだとおもう。露杏奈のエキゾチックで美しい顔立ちは、ぼくだけでなく、男子ならみんな魅了されるものだけど、あれくらい綺麗な子は好き嫌いの主導権を自分の意志で自由にできるのだから、その容姿は恋に直結しない。美人すぎる子がモテないのはそういうところだと思う。

「はーっ、やば……あたし今日五回以上イってる」

 陽菜が息を吐いて言う。腰を浮かして、おちんちんを引き抜くと、絵里衣と亜香里が濡れた陰茎をちゅるちゅる舐める。交代で飲み込む。絵里衣がローターのリモコンを弄って、振動パターンを変える。
 玲蘭がぼくを跨いで、柔らかな割れ目がみちゅるるっと滑らかにぼくを包み込む。ブーン、ブーン、と振動の強弱が内側からぼくの肥大した精嚢を震わせる。手を伸ばして玲蘭の薄い乳房を撫でる。乳首を摘む。絵里衣と亜香里がぼくの乳首に吸い付いて、息を合わせてちゅっちゅっちゅっと吸い上げる。

「あっ、だっ、めっ」

 びじゅうううっと玲蘭の膣に噴射する。玲蘭が驚いて腰を浮かす。じゅぽっと抜けたおちんちんが、びじゅっ、びじゅっ、びじゅっ、と音を立てて精液を撒き散らす。

「きゃー、乃蒼くん、中に出した!」
「ごめ……んなさい」
「もーっ、出すなら言ってよ」
 生でセックスしていれば避妊の意味なんてないのに、絵里衣と玲蘭の中学一年生二人は、中で射精しなければ妊娠しないと思っている。

 噴き出す精液を、陽菜と亜香里がおちんちんの先端に唇をつけてじゅるじゅる奪い合う。絵里衣が玲蘭の割れ目に指を挿れて、中に出した精液を掻き出す。口をつけて吸い出す。絵里衣がぼくに覆いかぶさって、一息つく間もなく、パツパツのおちんちんを割れ目に沈める。頬を膨らませ、唇から精液を垂らしたまま、ぼくを見下ろして律動する。

 * * *

 お昼を過ぎて、みんなでシャワーを浴びる。

 一本のシャワーの下で五人でひしめき合い、ぼくは陽菜を浴室の壁におしつけて後ろから突き上げる。絵里衣と玲蘭がおちんちんを引き抜いて交互にフェラチオし、陽菜の膣に戻す。亜香里が爪先立ってぼくとキスをする。午前中四時間以上楽しんだのに、身体がまだ快楽を求めて止まない。

 裸のまま、ぼくと亜香里はキッチンでレトルトのクラムチャウダーを温める。温めている間、亜香里に後ろから挿入してゆっくり突く。絵里衣と玲蘭は、陽菜と一緒にリビングのソファで裸で絡み合ったまま、テレビをつけてお喋り。
 温めたクラムチャウダーとポテト、それにブルーベリーと切った桃を運ぶ。みんなソファから降りて食べる。ぼくはプロテインを溶かす。キッチンで飲む。
 大政中学時代に陸上部にいて、アミノ酸やプロテインを飲むように勧められていた。体力をつけるためだったけれど、もともと多かった精液が更に過剰に増えることに気づいた。あのときは身体の異常を疑って不安になったのだけど、時を遡り、亜香里とセックスするようになってから毎日飲んでいる。

 キッチンカウンター越しに裸の女の子たちがリビングにたむろする異様な景色をみる。お母さんが亜香里のお父さんと再婚したときは、リビングの長テーブルではなく、となりの食卓にみんなが集まっていた。ソファとテーブルを使うのはぼくと亜香里だけで、いつも一緒にゲームをしたり、テレビをみたり、勉強を教えていた。最近はリビングではセックスしかしていない。
 ぼくも一緒にお昼を食べる。少しぬるくなったクラムチャウダーを食べる。絵里衣がぼくに跨って、おちんちんを膣に沈める。ポテトを咥えて、ぼくに食べさせる。キスをする。

「あたし、また膝が痛くなってきた」
 絵里衣が上下しながら言う。長時間のセックスで上になると、膝と手首がめちゃくちゃ痛くなる。ぼくは毎晩、妹とセックスするから、手首が腱鞘炎になった。
「セックスしすぎじゃ……」
「乃蒼くんも……うっ、あっ、上になってよ」
「ぼくも膝結構痛いです……」
「湿布とかない? なんか貼ったら、少し……あーっ、ふっ、あっ、よくなると、おっ、おもうけど……はーっ、きもちいい」

 そうまでしてセックスを求められると、全力で応えたくなる。
 腰を浮かして、下から絵里衣を突き上げる。絵里衣は胸を張って、胎内を衝かれる衝撃に切ない声を上げる。サッシから差し込む夏の光が絵里衣の身体の線を照らし、神々しく輝く。玲蘭と陽菜が切った桃をぼくの胸に並べて、舌を滑らせて食べる。玲蘭が咥えた桃をぼくに口移しする。

「お兄、お昼食べる暇もないね」と亜香里が笑う。

 * * *

 亜香里と陽菜がベッドの上で抱き合い、ぼくは亜香里に覆いかぶさった陽菜の割れ目に挿入して、腰を前後にスナップさせる。絵里衣と玲蘭がぼくの胸と脇腹に舌を滑らせ、充電したローターをまたお尻にねじ込まれる。身体を捻るたびに胎内でローターが跳ね回り、おちんちんの先端が陽菜の子宮頸をごりごりしゃくり、玲蘭が陰嚢をもみくちゃにして、絵里衣が根元を握って陽菜から引き抜き、亜香里の割れ目に挿し直す。

「あーっ、お兄ちゃん、きもちいい……さっきより、カタイ」
「乃蒼くん、出すときは陽菜ちゃんに出してあげて、もうすぐ夕方だし」
 絵里衣が言う。

 橙の夕陽が長く伸びて、陽菜と亜香里の身体に落ちる。
 もう五時前で、あと一時間程度しかみんなとセックスできない。九時間近く乱交におぼれているのに、飽きるどころか、瞬く間に過ぎた九時間だった。セックスしていると、時間がすぎるのがあまりにも早い。

「ねえ、乃蒼くん。明日も遊びに来ていい?」
 玲蘭が訊く。絵里衣がおちんちんを引き抜いて、喉の奥まで飲み込む。ちゅっこ、ちゅっこ、と音を立てて愛撫する。
「明日、朝は病院にお見舞いに行くから……」
「じゃあ、午後?」
「午後でよければ……はぅ、ぐっ」

 絵里衣がおちんちんを陽菜に沈める。亜香里とは違う、きゅっと締まって蜜がぜるような芳醇な感触がぼくを呑み込んでいく。亜香里と一晩中愛し合っても飽きないのに、複数の女の子を相手にすると、その多様な快楽は一日では味わい尽くせない。

「じゃあ、午後からね」
 玲蘭がぼくを上目遣いで見る。
「お……お昼前には、帰ってくるから」
「何時?」
「十一時ぐらい……」
「じゃあ、十一時半くらいに来ていい?」
「いいよ」
「いっぱい、しようね」
 玲蘭が乳首に吸い付いて、絵里衣と二人でにゅるにゅる舐める。おちんちんがぎゅっと硬直して、陽菜の潤いにまみれて子宮を滅多突きにする。ちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷ、陽菜の体液と何度も中に出した精液が溢れてうるわしい音を立てる。陽菜が声をつまらせて、お尻を突き上げて絶頂する。ぼくは陽菜の膣に精液を放つ。途端に結合から精液が噴き出し、太い筋をつくって亜香里の割れ目にドプドプと流れ落ちる。ぼくの陰茎にも精液が流れて、零れ落ちる筋が垂れ下がって陰嚢を伝う。
 絵里衣と玲蘭がおちんちんを引き抜いてぼくを仰向けに押し倒す。お尻のローターが違う角度で振動する。濡れたおちんちんに群がる。じゅるじゅる啜る。貪るように呑み込んで愛撫する。ぼくはあまりの快感にあられもない声をあげて、じぶんの声が部屋にこだまする。声変わり前の女の子みたいな幼い声に鳥肌が立つ。

「ねえ、乃蒼くんさ、身体綺麗だよね」
 絵里衣が言う。
「綺麗ですか?」
「綺麗だよ、ね、乃蒼くん、動画撮ってもいい?」
「いいですよ……」
「あたしの知り合いに写真やってる人がいるんだけど、その人が、乃蒼くんがエッチしてるところ、撮りたいって」
「知り合いって……どんな人?」
「女の子だよ。めっちゃエロいひとだけど……はむ、むちゅ、ちゅるごっ、ちゅるごっ、ちゅるごっ……じゅるるるっ」

 絵里衣が喉でぼくをマッサージする。底なしの柔らかさに鳥肌が立つ。ローターのケーブルをつんつん引っ張られて、お尻の中でローターがぬるぬる蠢いて内部を刺激する。亜香里と陽菜がぼくの胸に舌を滑らせ、唾液を塗りたくる。

「なんか乃蒼くんとエッチすると、自分がめちゃくちゃエロい子になった気がする」
 玲蘭が言う。絵里衣がおちんちんから口を離す。
「ね、めっちゃエロい気分になるよね」
「次、どっちする?」
「じゃんけん」
 絵里衣と玲蘭がぼくのおちんちんを挟んでじゃんけんする。絵里衣が勝って、ぼくを跨ぐ。玲蘭がおちんちんを絵里衣に捩じ込む。ぐちゅるるるっと瑞々しい粘膜に飲まれて、ローターが胎内で跳ね回り、ぼくは涙目で絵里衣を突き上げる。
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