上 下
73 / 83

第73話「カメラの前で儀式的な乱交を繰り返す」

しおりを挟む
 十一月下旬、三連休は毎日ひとつの動画シリーズを撮影する。
 以前撮影した短編映像で、セックスカルト教団ものが人気だったから、予算をかけて長編を撮ることになった。人気動画の焼き直しは単品購入数も伸びるから、金勘定にうるさいレイチェルはつねに逆レイプもの推し。ここ二ヶ月くらい撮影では犯されっぱなし。

 二日目の今日は、杉並のレンタルスタジオで撮影。もともと結婚式場で、ステンドグラスのあるチャペルを撮影に使う。いつもの粉末じゃなくて、ガラステーブルに撒かれたカラフルな錠剤を飲む。飲んだ瞬間から目に映るすべてが艶かしく彩られて、おちんちんがガチガチに勃起する。

 祭壇を模した防水マットレスの上で全裸のぼくに、十人の少女たちが群がり、肌に舌を這わせる。胸、お腹、首筋、脇腹、脇の下、乳首、太腿、陰茎、陰嚢、足の指まで舐められる。ちゅるちゅる、ぴちゃぴちゃと愛撫の音だけが響く。ぼくは声を漏らさない。必死で我慢する。
「優亜様、お尻きもちよくしますね」
 ペニスバンドをつけた愛佳がぼくの両脚を開き、太いディルドーをぼくのお尻にミチミチミチっと強引に沈める。硬いおちんちんが更にぎゅうっと剛直し、先端から精液がどびゅーっと噴き上がる。ぼくの胸とお腹にぶち撒けられた精液を、少女たちが下品にじゅるるるっと啜る。
 英玲奈がぼくを跨いで、おちんちんを割れ目に沈める。ぼくのお尻にペニバンを挿入した愛佳に背中を抱かれ、乳首を摘まれる。微かに喘ぎながら、腰を上下にちゃぷちゃぷスナップさせる。残りの八人の少女たちがマットレスの上でひしめきあって、ぼくの身体に舌を滑らせ、ぼくは快感に肌が粟立ち、ビクビク痙攣する。その姿を、真上に固定したカメラと、四箇所の定点カメラと、帆乃香さんとレイチェルが交代で担ぐカムコーダーが全角度から撮影する。

 流南と鈴音、愛佳と英玲奈、友梨奈と里奈、それに未唯、苺香、紀乃と、今回初めて参加する五年生の桃華の十人を相手にする。桃華は昨日処女を失ったばかりだけど、今日も休まずに参加した。
 クスリでガンギマリの英玲奈は狂ったように腰を叩きつけるようにスイングさせ、硬い巨根に突き上げられた下腹部がいびつに膨らむ姿を撮影される。ぼくは乳首を舐める里奈と紀乃の二人と交互に舌を絡め合う。唇に舌を出し入れする。キスではなくセックス。舌と唇を使ったセックス。
 ぼくはぼくを愛撫して、ぼくのおちんちんを膣で包んでくれる女の子たちの柔らかさ、暖かさを知っている。どれくらい可愛くて、甘くて、きもちいいか知っている。だけど、ぼくはぼくが女の子たちにとってどれくらい甘くて、どれくらいきもちいいかを知らない。
 五十インチモニタに映し出される少女たちの恍惚と熱狂的なセックスをみて、熟していないのにとても甘い洋梨を思い浮かべる。たぶんぼくはそれくらい甘い。漠然とそれくらいの果物を引き合いに出してイメージするのだけど、英玲奈のヴァギナに精液を噴射するころにはじぶんがどれくらい甘い果物だったか忘れてしまい、未唯のマイルドで瑞々しい膣に呑まれて甘い息をはきだす。

 ぼくのお腹を英玲奈が跨いで立ち、鈴音がぼくの顔を跨いで割れ目をおしつけ、英玲奈の膣口から膣に残った精液をずじゅーっと吸い出す。愛佳がぼくの胎内を突く。未唯がぼくのおちんちんを浅い膣でマッサージする。里奈と紀乃が乳首をちゅっかちゅっかと吸い上げ、誰かわからない舌と指先が全身を撫でる。
 こんなのが八時間も続くのに、山も谷もなく、快感がずっとピークのまま落ち着かない。ドーピングして快楽のトライアスロンに挑んでいるような感じ。ぼくの身体が享受できる快楽の限界がどんどん拡がっていく。飽きるどころか、中毒になる。ぼくは少女たちの欲望の生贄だ。ワタナベが言っていた通りの生贄だ。

 脳にインプラントされた生贄は頭痛に苦しむが、やがて天界と接続し、尻にディルドーを突き刺されて死ぬまで女達の慰み者となり、最後に肉と心臓を神官たちに貪られるのだ。

「さあ優亜様、未唯のお膣に、せーし、お出し……ください」
 腰をスナップさせながら、一番幼い未唯が射精を求める。ぼくは鈴音の膣口に挿し込んだ舌をぐるぐる掻き回し、未唯を突き上げ、力を込めて精をぶびゅーっとぶっ放す。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた

楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。 この作品はハーメルン様でも掲載しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた

久野真一
青春
 最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、  幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。  堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。  猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。  百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。    そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。  男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。  とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。  そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から 「修二は私と恋人になりたい?」  なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。  百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。 「なれたらいいと思ってる」    少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。  食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。  恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。  そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。  夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと  新婚生活も満喫中。  これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、  新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。

学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった

白藍まこと
恋愛
 主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。  クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。  明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。  しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。  そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。  三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。 ※他サイトでも掲載中です。

ネットで出会った最強ゲーマーは人見知りなコミュ障で俺だけに懐いてくる美少女でした

黒足袋
青春
インターネット上で†吸血鬼†を自称する最強ゲーマー・ヴァンピィ。 日向太陽はそんなヴァンピィとネット越しに交流する日々を楽しみながら、いつかリアルで会ってみたいと思っていた。 ある日彼はヴァンピィの正体が引きこもり不登校のクラスメイトの少女・月詠夜宵だと知ることになる。 人気コンシューマーゲームである魔法人形(マドール)の実力者として君臨し、ネットの世界で称賛されていた夜宵だが、リアルでは友達もおらず初対面の相手とまともに喋れない人見知りのコミュ障だった。 そんな夜宵はネット上で仲の良かった太陽にだけは心を開き、外の世界へ一緒に出かけようという彼の誘いを受け、不器用ながら交流を始めていく。 太陽も世間知らずで危なっかしい夜宵を守りながら二人の距離は徐々に近づいていく。 青春インターネットラブコメ! ここに開幕! ※表紙イラストは佐倉ツバメ様(@sakura_tsubame)に描いていただきました。

処理中です...