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空き家を再び訪れる
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放課後、ぼくは美咲、由香里と一緒に三人で明日香の家に向かう。
二丁目公園のあたりに住んでいるのは知っているけれど、詳しい場所は知らないから、由香里についていく。ぼくと由香里の自宅マンションを通過して、T字路をスーパーのある方へ下りていく。秋山ビル前を通過して、神田川沿いに歩き、路地に入るとたくさんの庭木に覆われた邸宅の門扉が現れた。表札に『紺野』と書かれている。明日香の家だ。
「すごい、豪邸だね」とぼく。
「小さい頃に遊びに来たことあるけど、庭が広くて家は普通だよ」
由香里が言う。
通用口のチャイムの鳴らすと、ほどなく女性の声がする。
『どちら様でしょうか?』
「あたしたち、明日香ちゃんの学校の友だちです。今日、明日香ちゃん学校休んでたから、心配でお見舞いに来ました」
由香里が言うと、しばらく沈黙した後、女性の声が答える。
『申し訳ないのですが、いま明日香さんは学校のお友達とはお話できません』
インターホンが切れる。ぼくたちは顔を見合わせる。
「ねえ、麻耶の家知ってる?」
ぼくは由香里に訊く。
「知ってる。ここの裏側だけど、ちょっと遠回りだよ」
ぼくたちは今度は予定していなかった麻耶の自宅に向かう。二丁目公園近くの袋小路の突き当りで、明日香の家ほどじゃないけれど、大きな二階建ての新しい家。車が三台は入りそうな大きな車庫がついている。由香里がチャイムを鳴らす。誰も出ない。物音ひとつしない。麻耶の家族は今家にいないのかもしれない。
「誰もいないね」
由香里が呟く。
ぼくたちは歩いて二丁目公園に向かう。空き家の向かいのベンチに座る。ぼくたちが夏休みに入ったばかりのときに忍び込んで乱交した空き家。あれから一度も訪れていない。中がどうなっているかわからない。由香里と美咲が爪先立って覗き込む。
「ねえ、中入ってみない?」と由香里。
「えー、見つかったらヤバイよ。全然掃除してないし」
美咲が言う。ぼくたちはゴミは片付けたけれど、ぶち撒けた体液は拭き取ってない。
「まだ明るいし、ちょっと見てみる?」
由香里が誘う。
ぼくたちは三人で一緒に空き家に忍び込む。庭の雑草が高く伸びて、ペットボトルが投げ込まれている。勝手口のノブを回すと開いていた。中に入るとカビ臭い。
ぼくが明日香たちに犯され、美咲を犯した居間はあのときのままで、誰も訪れていない。そこら中にぶち撒けた精液はすっかり乾いて白いシミになっていた。あの頃はまだ明日香たちに犯されることが憂鬱だった。今はもう一度あんなふうにズタボロに凌辱されたくてたまらない。
「ねえ、精液の跡がすごいよ。こんなに出したっけ?」
由香里が壮絶な痕跡を指差す。
「明日香と麻耶がおしっこぶっかけた跡だよ」
ぼくが答える。
「そう言えばそうだね。あたしも雅巳くんにかければよかった」
由香里が寄り添って、ストレッチパンツに横向きに浮かぶ巨根を撫でる。美咲も寄り添う。ぼくのパンツのホックを外す。
「ねえ、しよ」
美咲が囁いて、キスをする。由香里もキスをする。まだ汚れていない居間の隅で、ぼくたちは服を脱いで裸になる。たいして前戯もなく、仰向けの由香里におちんちんを沈める。由香里の上に反対向きに美咲が覆いかぶさって、結合に舌を這わせる。由香里は美咲の膣に指を出し挿れして、ちゃぷちゃぷエロい音を響かせる。ぼくたちは声を堪える。セックスの音だけが響く。
「もしかして、ぼくたちのこと、バレてないよね……」
ぼくは思わず心配事を口にする。美咲がぼくのおちんちんを由香里から引き抜いて、ちゅるりと飲み込む。ぐぶちょぐぶちょと愛撫する。きもちよくて腰が抜けそう。
「明日香は、絶対内緒ってあたしたちに口止めしてたよ」
由香里が言う。美咲が再びおちんちんを由香里にねじ込む。空気が入って、ぶりぶりっぶちゅるるっと卑猥な音が響く。美咲が上半身を起こして、ぼくの乳首を舐める。ぼくは腰だけを前後に揺らす。
「バレてたら……あっあっあっいっ、今頃、大変……ふっ、あっあっあっ」
由香里が喘ぎながら言う。ぼくは美咲が乳首を愛撫するところをじっと観察する。バレてなければ、どうして明日香と麻耶は学校に来ないのだろう。どうしてぼくたちと話をできないのだろう。ぼくたちの知らない事情があるのかもしれないけれど、明日香と麻耶の二人が同時に音信不通になるのはなにか奇妙だ。
美咲が体勢を変えて、由香里に覆いかぶさったまま今度はぼくにお尻を向ける。ぼくはおちんちんを引き抜いて美咲の膣に沈める。抜き挿しして、ぶちゃっ、ぶちゃっ、ぶちゃっ、ぶりぶりぶりっ、ぶちゅるるるっと悲惨な音を鳴らす。小さなお尻を掴んで、息を止めて突き上げる。由香里と美咲が舌を絡め合う。おちんちんを抜き取って、また由香里に挿れる。交互にピストンを繰り返す。なんどもなんども、二人の膣を交互に律動する。暗くなるまで二人を犯す。
二丁目公園のあたりに住んでいるのは知っているけれど、詳しい場所は知らないから、由香里についていく。ぼくと由香里の自宅マンションを通過して、T字路をスーパーのある方へ下りていく。秋山ビル前を通過して、神田川沿いに歩き、路地に入るとたくさんの庭木に覆われた邸宅の門扉が現れた。表札に『紺野』と書かれている。明日香の家だ。
「すごい、豪邸だね」とぼく。
「小さい頃に遊びに来たことあるけど、庭が広くて家は普通だよ」
由香里が言う。
通用口のチャイムの鳴らすと、ほどなく女性の声がする。
『どちら様でしょうか?』
「あたしたち、明日香ちゃんの学校の友だちです。今日、明日香ちゃん学校休んでたから、心配でお見舞いに来ました」
由香里が言うと、しばらく沈黙した後、女性の声が答える。
『申し訳ないのですが、いま明日香さんは学校のお友達とはお話できません』
インターホンが切れる。ぼくたちは顔を見合わせる。
「ねえ、麻耶の家知ってる?」
ぼくは由香里に訊く。
「知ってる。ここの裏側だけど、ちょっと遠回りだよ」
ぼくたちは今度は予定していなかった麻耶の自宅に向かう。二丁目公園近くの袋小路の突き当りで、明日香の家ほどじゃないけれど、大きな二階建ての新しい家。車が三台は入りそうな大きな車庫がついている。由香里がチャイムを鳴らす。誰も出ない。物音ひとつしない。麻耶の家族は今家にいないのかもしれない。
「誰もいないね」
由香里が呟く。
ぼくたちは歩いて二丁目公園に向かう。空き家の向かいのベンチに座る。ぼくたちが夏休みに入ったばかりのときに忍び込んで乱交した空き家。あれから一度も訪れていない。中がどうなっているかわからない。由香里と美咲が爪先立って覗き込む。
「ねえ、中入ってみない?」と由香里。
「えー、見つかったらヤバイよ。全然掃除してないし」
美咲が言う。ぼくたちはゴミは片付けたけれど、ぶち撒けた体液は拭き取ってない。
「まだ明るいし、ちょっと見てみる?」
由香里が誘う。
ぼくたちは三人で一緒に空き家に忍び込む。庭の雑草が高く伸びて、ペットボトルが投げ込まれている。勝手口のノブを回すと開いていた。中に入るとカビ臭い。
ぼくが明日香たちに犯され、美咲を犯した居間はあのときのままで、誰も訪れていない。そこら中にぶち撒けた精液はすっかり乾いて白いシミになっていた。あの頃はまだ明日香たちに犯されることが憂鬱だった。今はもう一度あんなふうにズタボロに凌辱されたくてたまらない。
「ねえ、精液の跡がすごいよ。こんなに出したっけ?」
由香里が壮絶な痕跡を指差す。
「明日香と麻耶がおしっこぶっかけた跡だよ」
ぼくが答える。
「そう言えばそうだね。あたしも雅巳くんにかければよかった」
由香里が寄り添って、ストレッチパンツに横向きに浮かぶ巨根を撫でる。美咲も寄り添う。ぼくのパンツのホックを外す。
「ねえ、しよ」
美咲が囁いて、キスをする。由香里もキスをする。まだ汚れていない居間の隅で、ぼくたちは服を脱いで裸になる。たいして前戯もなく、仰向けの由香里におちんちんを沈める。由香里の上に反対向きに美咲が覆いかぶさって、結合に舌を這わせる。由香里は美咲の膣に指を出し挿れして、ちゃぷちゃぷエロい音を響かせる。ぼくたちは声を堪える。セックスの音だけが響く。
「もしかして、ぼくたちのこと、バレてないよね……」
ぼくは思わず心配事を口にする。美咲がぼくのおちんちんを由香里から引き抜いて、ちゅるりと飲み込む。ぐぶちょぐぶちょと愛撫する。きもちよくて腰が抜けそう。
「明日香は、絶対内緒ってあたしたちに口止めしてたよ」
由香里が言う。美咲が再びおちんちんを由香里にねじ込む。空気が入って、ぶりぶりっぶちゅるるっと卑猥な音が響く。美咲が上半身を起こして、ぼくの乳首を舐める。ぼくは腰だけを前後に揺らす。
「バレてたら……あっあっあっいっ、今頃、大変……ふっ、あっあっあっ」
由香里が喘ぎながら言う。ぼくは美咲が乳首を愛撫するところをじっと観察する。バレてなければ、どうして明日香と麻耶は学校に来ないのだろう。どうしてぼくたちと話をできないのだろう。ぼくたちの知らない事情があるのかもしれないけれど、明日香と麻耶の二人が同時に音信不通になるのはなにか奇妙だ。
美咲が体勢を変えて、由香里に覆いかぶさったまま今度はぼくにお尻を向ける。ぼくはおちんちんを引き抜いて美咲の膣に沈める。抜き挿しして、ぶちゃっ、ぶちゃっ、ぶちゃっ、ぶりぶりぶりっ、ぶちゅるるるっと悲惨な音を鳴らす。小さなお尻を掴んで、息を止めて突き上げる。由香里と美咲が舌を絡め合う。おちんちんを抜き取って、また由香里に挿れる。交互にピストンを繰り返す。なんどもなんども、二人の膣を交互に律動する。暗くなるまで二人を犯す。
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