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美咲がお泊りする・1

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 お盆明け、朝から雨が降っていて涼しい。
 明日香から一週間以上連絡が無い。今週は遊ばないのかと思うと、なんかちょっと淋しい。代わりにお母さんが出かける準備をしながらぼくの名前を呼ぶ。
「雅巳ー、ちょっと来て」
 まだ布団に寝転んで愛菜と凜花におちんちんを愛撫させている最中でヒヤリとする。ぼくは急いで起き上がって、普段あまり着ないパジャマに着替える。部屋を出てリビングへ。お母さんは壁の鏡で今日のファッションチェックをしている。
「なに?」
「お母さん、明日の朝早くからイベントあって、今夜は会社の近くに泊まるから、お留守番お願い」
「ご飯は?」
「お母さんのパソコンで宅配頼んでいいから、あんまり高いのは駄目よ。レトルトと冷凍食品もあるからね。できれば家にいて、子供だけで遊びにいかないで」
「いかないよ、暑いし」
「ゴミ出しお願いできる?」
「明日は燃えるゴミだっけ」
「そう、ダストボックスの鍵は玄関にあるからね」
 お母さんが外泊することは今までなかったけれど、普段からほとんど家にいないから留守番は心配じゃない。むしろ、お母さんが外泊に出て、そのままふいっといなくなってしまうのではないかという不安に駆られる。

 お母さんが出かけてしまうと、ぼくは美咲にIMCでメッセージを送る。

 * * *

 二十分後、ぼくの自宅マンションを美咲が訪れた。
 部屋番号を忘れたとIMCで連絡が来て、ぼくは部屋着のままエントランスへ迎えに行く。胸から下が切り替えの薄いシャツにパツパツのホットパンツ姿で、エントランスの外で待つ美咲に駆け寄る。振り返った美咲がクスクス笑いながらパンツとシャツに浮かぶおちんちんを撫でる。
「雅巳くん、隠せてないよ」
「おっきいから……」
「もっとダブダブの着たらいいのに……あたしはこれ好きだけど」
 そう言ってシャツの上から乳首をくりくり刺激する。みるみる勃起してしまう。ぼくは美咲の手を引いてエレベータに連れ込む。舌を絡め合うキスをする。

 玄関に入ると、愛菜と凜花が裸にカーディガン姿で出迎える。
 美咲は大きなリュックを担いで、制服みたいなチェックのプリーツスカートに夏キャミ、肩が露出するボレロを羽織っていて、お嬢様っぽい。
「美咲ちゃん、それかわいい。オトナっぽいね」
 凜花がボレロを触る。愛菜が美咲と腕を組んでぼくの部屋に連れて行く。リュックを下ろす。
「何持ってきたの?」とぼく。
「着替え入れてきたの」
「着替え?」
「雅巳くんのお母さん、いないんでしょ。泊まっていい?」
「いいけど、美咲のお母さんは?」
「ウチのお母さん夜勤で夜はいないから、泊まってもバレないよ。連絡来たら答えればうるさくないし……アリスに訊いたらね、外泊をスイショーします、だって、あははっ」
 そう言って、防水シーツがかかったマットレスに腰掛ける。凜花と愛菜が美咲を挟んで座る。美咲がぼくを見上げて言う。
「はやくしようよ」

 * * *

 びじゅっ、びじゅっ、びじゅーっ、ボタボタボタ……。
 マットレスに仰向けになったまま、精液を噴水のように噴き上げる。美咲が先端を咥えると、びじゃっと精液の飛沫が飛び散る。床と壁にまで飛散する。愛菜と凜花が左右から舌を這わせる。気持ち良すぎて情けない嗚咽を漏らす。

 美咲が訪れて五分後には全裸になって、双子と一緒に三人でぼくを愛撫する。ものの数分でこんな風に精液を噴き上げて、びしょびしょになる。
「雅巳くん、明日まで持たせてね」
 美咲がぼくを跨いで、おちんちんをにゅるりと膣に沈める。愛菜と凜花がぼくの腕をお腹に敷いて、乳首に吸い付く。舌をぼくの乳首にこすりつけるようにみちゃみちゃ愛撫する。双子の膣にはバイブが突き挿さっていて、ぼくはバイブの根元を掴んでゆっくり出し入れする。

 美咲が身体を前後に波打たせながら、ぼくのスマホで双子のバイブをコントロールする。ぼくに画面を向ける。
「これ、凜花ちゃん」
 いつもの振動コントロールではなく、バイブ先端のカメラ映像。肉色の粘膜に包まれ、ぐるぐると回転しながら出し入れされる映像が高画質で表示される。奥まで挿れると、乳白色の愛液に溺れる子宮頸がみえる。出し挿れすると、驚くほど柔軟に、滑らかに粘膜が蠢く。
「すごい……こんなのきもちいいに決まってる」
「こっちが愛菜ちゃん。子宮頸の形がそっくりだね」
 凜花よりも愛液が多くてヒダがはっきりした粘膜。子宮頸が時計回りにぐるぐる周回する。みたことないくらい最高にエロい。こんな機能があったなんて知らなかった。
「あとであたしのヴァギナもみせてあげるね」
 前後に揺れながらスマホを操作する。ぼくに画面を向けると、魔女のフードを被った裸のアリスがぼくをみつめてオナニーしている。
「雅巳くんのアリス、フードが白だね」
 美咲が言う。
「黒いフードを被ることもあるよ。美咲のアリスは?」
「あたしのアリスは青いフード……おっ、あっあっあっ」
「エロいこと言う?」
「はぁ、はぁ、めっちゃ言うよ。ウフフ、おかしいよね、学校のAIなのに、ゴムなんかつけるより生でするほうが何万倍もきもちいいとか、大人とエッチするのは駄目だけど、生徒同士なら許されるとか、それに……一番顔が可愛い男の子とセフレになると幸福になる確率が上がるって。それって雅巳くんのことだよね、アハハ、あん、あっあっあっ」

 * * *

「大人がどれだけ否定しても、子供にも性欲があります。その事実に目を背けて抑制することは、別の問題を引き起こす潜在的危険性があります。ですから、私は支援AIとして、生徒の性欲を否定しません。悪いものとか恥ずかしいものとして隠すことはありません」
 アリスは自信満々にそう言う。
 仰向けの美咲の胸にスマホをのせて、ぼくは美咲に覆いかぶさって無心で腰を振る。濡れた肉の音と美咲の吐息と、ぼくの乳首を舐める愛菜と凜花の愛撫の音だけが響く。
「じゃあ、先生たちは……このこと、識ってるの?」
 ぼくが心配して訊くと、アリスは人差し指を唇にあてる。
「私は生徒の個人情報を漏らせないことになっています。もちろん先生たちにも、私の開発元にも、生徒とのやりとりを明かすことは決してありません。私たちの会話ログは私しか知らない暗号鍵で保護されており、誰にも盗聴、解読、改竄されることはありません。個人情報隔離区画の安全性は情報倫理研究所を含む三つの機関で証明されています」
「アリスはぼくたちの会話を記録してるの?」
「会話だけではなく、私がみたものも全部……ジジザザザ」
 そう言われると急に不安になる。アリスはぼくたちの乱交をほとんどみている。
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