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夏帆から親バレする

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「てかさー、あの子親に言うとかマジありえなくない?」
 IMCで電話をかけてきた明日香が言う。ぼくはスマホを耳に当てて、愛菜と凜花がおちんちんを愛撫する姿を鑑賞しながら生返事で受け答えする。

「あの子って麻莉亜ちゃん?」
「違う、夏帆かほ。ラブホに呼んでエッチした子。レイプされたとか言ったらしくて、学校経由でウチに連絡きたんだけど」
「それって結構ヤバいんじゃ……」
「ウチお父さんはあたしのことに無関心だし、お母さんは揉め事嫌いだから全部お祖父ちゃんに押し付けちゃうんだよね。明日お祖父ちゃんが向こうの学校の先生と話すらしいけど、あたしが女の子同士でじゃれ合っただけで夏帆ちゃんが勘違いしてるんだって言っておいたからさー、でさー、あたし、表向きは男子の友達いないことになってるからさ、口裏合わせて欲しいんだ。実際雅巳くん以外に喋るオトコいないしー」
 明日香は話が飛び飛びで要領を得ない。なにか大事なことが抜け落ちてる気がする。
「ぼくはその場にいなかったってこと?」
「そうだよ、雅巳くんとは友達じゃないってことにしてる。夏帆も雅巳くんの名前憶えてなくて、可愛い男の子としか言ってないって。可愛い男の子とエッチできたんだからいいじゃんね、すぐ親に言う子ってマジなんなの」

 詳しく聞きたいけれど、目の前で愛菜と凜花がフェラチオしている。二人に聞こえるようにぼくが夏帆をレイプしたことを口にしたくない。
 愛菜と凜花がじゃんけんして、勝った愛菜がぼくを跨ぐ。愛菜の膣にはバイブが挿さっていて、凜花が引き抜く。代わりにぼくのおちんちんを割れ目に押し付けて、愛菜が腰を沈める。凜花は引き抜いたバイブをぼくのお尻にねじ込む。思わずエロい声が出る。
「雅巳くん、あたしと通話しながらオナニーしてない?」
「うん、してる……」
「マジでアンタ変態だね。きっしょ」
 愛菜は後ろ手を突いて両脚を開き、結合がよくみえるように腰を上下にスナップさせ。ぶちゃぶちゃ派手な音が響く。凜花が乳首をぴちゃぴちゃ舐める。明日香に聞こえそう。
「ねえ、次はいつ?」
 突然呼び出されるより、予定がわかっていた方がいい。明日香が予定を立てているとは思えないけど、一応訊いてみる。
「あんたセックス好きだね。あたしとしたくて堪らないの? そんなにきもちいい?」
「うん、きもちいいよ」
「ウチ、お母さんが水金に英会話を教えに出かけるから、次の水曜日がいいかな。お母さんが家にいるとき外に出るといつもうるさいから」
「どこでするの?」
「うーん、アンタあたしがあげたバイブまだ持ってる?」
 いまぼくのお尻に収まってぐちゃぐちゃ掻き回している。これは返したくない。
「いや……捨てちゃった」
「もー、あれ高かったのに」
「ごめんね」
 リモコンアプリをダウンロードするときに本体価格を調べたら、海外の通販サイトで百四十ドルだった。大人のおもちゃは普通こんなに高くない。
「じゃあ、罰として、あたしの言う通りの格好で来てくれる?」
「ど……どんな、かっ、あはぁ」
 愛菜の膣に射精する。この角度で中出しすると、結合から割りと激しめに精液が噴き出す。凜花の頬を濡らす。
「アンタ……もしかしてイったの?」
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