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空き家で乱交する・1
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夏休み初日の土曜日、晴れ。日中の最高気温は二十九度、最低気温は二十五度。
ひどく蒸し暑くなったその日、ぼくは明日香に呼び出された。二丁目公園に面した空き家に無断で侵入し、一階の居間だった部屋で仰向けになって、明日香がぼくを跨ぐ。
空き家の居間は十畳以上の広さがあって、公園のある南側には大きなサッシがあって、北側はカウンター・テーブルを挟んでキッチンになっている。家具や照明器具は取り外されていて、ぼくはフローリングの上に直に寝転ぶ。
麻耶と由香里が仰向けのぼくの乳首を舐め回し、美咲が明日香のスマホを持って、インカメラを向ける。明日香のスマホで動画撮影しているのではなくて、アリスに乱交をみせている。明日香のアリスは全裸でぼくたちの乱交を鑑賞する。
みんな全裸だけど汗びっしょりで、セックスすればするほど体温が上がっていくようだった。周りの床や壁、窓には精液がぶち撒けられ、コンビニで買った食べ物やお菓子や飲み物が散乱していて、セックスの匂いが充満している。
「あっ、あっ、あっ、ふっ、はっ、あーっ、カタ……い、はぁ、はぁ、はぁ」
明日香はぼくの両膝に後ろ手を突き、腰を突き出して上下にスナップさせる。おちんちんが明日香を内側から突き上げて、ぐぼぐぼとグロテスクに下腹部が膨らむ。その光景に美咲がスマホを近づける。明日香が片手で美咲のスマホを払う。
「あたしじゃなくて、雅巳くんをみせるの」
美咲はスマホのアリスをぼくに向ける。乳首を舐め回す麻耶と由香里の頭の間からぼくのあられもない表情をアリスにみせつける。明日香のアリスは恥ずかしそうな表情で頬を赤らめてぼくたちを凝視する。全裸だけど、ぼくのアリスのようにオナニーしたりしない。
「明日香……ど、どうして、アリスにみせるの?」
ぼくが訊くと、画面の中のアリスが笑う。
「私が見せて欲しいとお願いしました。男子生徒が複数の女子生徒に犯されてるところを観察するのは学習支援AIに必要な知見です」
「ぼくのアリスはそんなこと言わなかったのに……」
「それは当然です。私たちはみんな別人格です。明日香さんのアリスは私で、雅巳くんのアリスは雅巳くんだけのアリスで、私ではありません。見た目は似ていますが別人です。ご理解いただけましたか?」
明日香のアリスが説明する。ぼくのアリスよりもちょっと居丈高で気位が高そうなトーンで喋る。使用者に似るのだろうか。
「ほら、雅巳くん、腰振って……あたしを突いっ……あっあっあっあっ」
ぼくは明日香を突き上げる。麻耶と由香里の汗だくのお腹に両腕を敷かれて、腰を動かすことしかできない。手を伸ばして、麻耶と由香里の割れ目に指を沈める。麻耶の膣口がぶじゅるるるっ、ぶりぶりっ、と卑猥な音を立てて、泡だらけの精液を噴き出す。
もうこれで三巡目なのに、乱交はますます熱を帯び、終わる気配がない。明日香たちは交代でサンドイッチやお菓子を食べたのに、ぼくは炭酸水を口移しされただけで、お腹が空いてたまらない。空腹でたまらないのに、快楽が波のように引いては押し寄せる。
「だっ……め、明日香、ボク……イっちゃう」
「だめっ、待って、あたしも、イキそうだから、まだ、出さないで」
「明日香、でっ、ちゃう……」
「あっあっあっあっあーっ、いくっ、いっ、いくーっ」
明日香の子宮頸に絶頂の痙攣を感じると同時に、ぼくは明日香の膣にびじゅーっと盛大に放つ。隅田川でみたたくさんの花火みたいに、連続で次々に打ち上げて、明日香の膣腔にじょびーっ、じょびーっと炸裂する。両手で麻耶と由香里の恥骨を掴むように抉ってぶるぶる震える。
ぼくの射精は三十秒ほどで収まるけれど、絶頂で射精の筋肉が攣ったみたいに引き絞られて二、三分くらい戻らなくなる。出していないのに、ズキッズキッズキッと脈動するような快感がお腹を満たす。このじかん、ぼくは完全に無防備で、立ち上がることも喋ることもできずにただ震える。猛烈な快感のせいで身体の自由が奪われるというのはとても恐ろしいけれど、じぶんの意志でそれを鎮めることができない。日に日に身体が快楽に溺れておかしくなっていく。
ぼくより先に我に返った明日香がゆっくり立ち上がり、巨根を引き抜く。バシャーッと大量の精液が膣から噴き出し、ぼくのお腹に降り注ぐところを、明日香のアリスが凝視する。
「出すなって言ったじゃん! 雅巳くん、これで二回目だよ!」
「ごめんなさい……」
「膣に出したらお仕置きって言ったでしょ。麻耶、由香里、ちょっとどいて」
明日香が命じると、麻耶と由香里が身体を離す。明日香がぼくの顔を跨いで立つ。滴る精液が頬に落ちる。ぼくにスマホを向ける。ぼくは目を閉じる。
「口開けて」
ぼくが命じられるまま口をあけると、じょばーっと温かいおしっこが注がれる。口の中だけでなく、顔中に降り注ぐ。髪もびしょびしょになる。息ができなくて、口いっぱいに溜まったおしっこをゲボっと吐き出す。
「あースッキリした。ねー、麻耶と由香里もおしっこしなよ」
「えー、あたし出ないよ」
由香里の声。
「あたし出るよ、アハハ、やばーい」
麻耶の声がきこえて、またぼくの顔にじゃばーっとぬるい小水が注がれる。胸やお腹、おちんちんにもかけられる。明日香がゲラゲラ大笑いする。
おしっこをかけ終わり、三人はぼくたちを放置して空き家の奥へ。シャワーの音がする。ぼくはやっと目を開けて天井をみつめる。座り込んだ美咲がぼくを覗き込む。心配そうな表情。
「大丈夫だよ」
なにも大丈夫じゃないけれど、美咲を安心させるために声をかける。
ひどく蒸し暑くなったその日、ぼくは明日香に呼び出された。二丁目公園に面した空き家に無断で侵入し、一階の居間だった部屋で仰向けになって、明日香がぼくを跨ぐ。
空き家の居間は十畳以上の広さがあって、公園のある南側には大きなサッシがあって、北側はカウンター・テーブルを挟んでキッチンになっている。家具や照明器具は取り外されていて、ぼくはフローリングの上に直に寝転ぶ。
麻耶と由香里が仰向けのぼくの乳首を舐め回し、美咲が明日香のスマホを持って、インカメラを向ける。明日香のスマホで動画撮影しているのではなくて、アリスに乱交をみせている。明日香のアリスは全裸でぼくたちの乱交を鑑賞する。
みんな全裸だけど汗びっしょりで、セックスすればするほど体温が上がっていくようだった。周りの床や壁、窓には精液がぶち撒けられ、コンビニで買った食べ物やお菓子や飲み物が散乱していて、セックスの匂いが充満している。
「あっ、あっ、あっ、ふっ、はっ、あーっ、カタ……い、はぁ、はぁ、はぁ」
明日香はぼくの両膝に後ろ手を突き、腰を突き出して上下にスナップさせる。おちんちんが明日香を内側から突き上げて、ぐぼぐぼとグロテスクに下腹部が膨らむ。その光景に美咲がスマホを近づける。明日香が片手で美咲のスマホを払う。
「あたしじゃなくて、雅巳くんをみせるの」
美咲はスマホのアリスをぼくに向ける。乳首を舐め回す麻耶と由香里の頭の間からぼくのあられもない表情をアリスにみせつける。明日香のアリスは恥ずかしそうな表情で頬を赤らめてぼくたちを凝視する。全裸だけど、ぼくのアリスのようにオナニーしたりしない。
「明日香……ど、どうして、アリスにみせるの?」
ぼくが訊くと、画面の中のアリスが笑う。
「私が見せて欲しいとお願いしました。男子生徒が複数の女子生徒に犯されてるところを観察するのは学習支援AIに必要な知見です」
「ぼくのアリスはそんなこと言わなかったのに……」
「それは当然です。私たちはみんな別人格です。明日香さんのアリスは私で、雅巳くんのアリスは雅巳くんだけのアリスで、私ではありません。見た目は似ていますが別人です。ご理解いただけましたか?」
明日香のアリスが説明する。ぼくのアリスよりもちょっと居丈高で気位が高そうなトーンで喋る。使用者に似るのだろうか。
「ほら、雅巳くん、腰振って……あたしを突いっ……あっあっあっあっ」
ぼくは明日香を突き上げる。麻耶と由香里の汗だくのお腹に両腕を敷かれて、腰を動かすことしかできない。手を伸ばして、麻耶と由香里の割れ目に指を沈める。麻耶の膣口がぶじゅるるるっ、ぶりぶりっ、と卑猥な音を立てて、泡だらけの精液を噴き出す。
もうこれで三巡目なのに、乱交はますます熱を帯び、終わる気配がない。明日香たちは交代でサンドイッチやお菓子を食べたのに、ぼくは炭酸水を口移しされただけで、お腹が空いてたまらない。空腹でたまらないのに、快楽が波のように引いては押し寄せる。
「だっ……め、明日香、ボク……イっちゃう」
「だめっ、待って、あたしも、イキそうだから、まだ、出さないで」
「明日香、でっ、ちゃう……」
「あっあっあっあっあーっ、いくっ、いっ、いくーっ」
明日香の子宮頸に絶頂の痙攣を感じると同時に、ぼくは明日香の膣にびじゅーっと盛大に放つ。隅田川でみたたくさんの花火みたいに、連続で次々に打ち上げて、明日香の膣腔にじょびーっ、じょびーっと炸裂する。両手で麻耶と由香里の恥骨を掴むように抉ってぶるぶる震える。
ぼくの射精は三十秒ほどで収まるけれど、絶頂で射精の筋肉が攣ったみたいに引き絞られて二、三分くらい戻らなくなる。出していないのに、ズキッズキッズキッと脈動するような快感がお腹を満たす。このじかん、ぼくは完全に無防備で、立ち上がることも喋ることもできずにただ震える。猛烈な快感のせいで身体の自由が奪われるというのはとても恐ろしいけれど、じぶんの意志でそれを鎮めることができない。日に日に身体が快楽に溺れておかしくなっていく。
ぼくより先に我に返った明日香がゆっくり立ち上がり、巨根を引き抜く。バシャーッと大量の精液が膣から噴き出し、ぼくのお腹に降り注ぐところを、明日香のアリスが凝視する。
「出すなって言ったじゃん! 雅巳くん、これで二回目だよ!」
「ごめんなさい……」
「膣に出したらお仕置きって言ったでしょ。麻耶、由香里、ちょっとどいて」
明日香が命じると、麻耶と由香里が身体を離す。明日香がぼくの顔を跨いで立つ。滴る精液が頬に落ちる。ぼくにスマホを向ける。ぼくは目を閉じる。
「口開けて」
ぼくが命じられるまま口をあけると、じょばーっと温かいおしっこが注がれる。口の中だけでなく、顔中に降り注ぐ。髪もびしょびしょになる。息ができなくて、口いっぱいに溜まったおしっこをゲボっと吐き出す。
「あースッキリした。ねー、麻耶と由香里もおしっこしなよ」
「えー、あたし出ないよ」
由香里の声。
「あたし出るよ、アハハ、やばーい」
麻耶の声がきこえて、またぼくの顔にじゃばーっとぬるい小水が注がれる。胸やお腹、おちんちんにもかけられる。明日香がゲラゲラ大笑いする。
おしっこをかけ終わり、三人はぼくたちを放置して空き家の奥へ。シャワーの音がする。ぼくはやっと目を開けて天井をみつめる。座り込んだ美咲がぼくを覗き込む。心配そうな表情。
「大丈夫だよ」
なにも大丈夫じゃないけれど、美咲を安心させるために声をかける。
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