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第3部
第1話「紗英と初めて結ばれたときの回想」
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ぼくが通う偏差値七十五の男子高校は、甘えを許さないガチンコ部活動で占められていた。
そんななか、美術部と写真部だけは週数回の活動でも許される緩いカジュアルな集まりだと知った。部活に入らないと学校と家の往復になってしまうことを恐れたぼくは、ギリギリまで迷って美術部に入った。もしこれが共学だったら、迷わず写真部に入っていたとおもう。
美術部の部室にはゲーム機とか漫画、パソコン、お菓子、筋トレグッズ、小型の冷蔵庫には飲み物が詰まっていて、真面目に絵を描いている部員はいなかった。そんな不良部活だったけれど、写生合宿と称して温泉旅館に泊まりに行くイベントがあった。
ぼくを含めて八人いた部員は一応クロッキーを持っていくけれど、実際に写生なんかしない。目当ては同じスケジュールで合宿している都内の女子高校の登山部との交流だった。
ぼくたち美術部は登山部の女子たちに声をかけ、旅館の自分たちの大部屋に呼んで夜が更けるまでいろいろなお喋りで盛り上がった。美術部は男子八人で、登山部は女子九人で、お互い顧問が同伴していない。
その中で、同じ一年生で切れ長の目が美しい波根村紗英という子を一目で好きになった。先輩たちが猥談で盛り上がってる間、ぼくは女子たちにずっと話しかけられなかったのだけど、何度も視線が合う紗英のことがずっと気になって仕方がなかった。
別れ際に全員がICMという学校公認のSNSでIDを交換した。合宿から帰った日の夜、紗英の方からダイレクトメッセージで連絡が来た。
紗英:あまりお喋りできなかったけど、楽しかったです。
梨央:ぼくも楽しかったです。
梨央:紗英さんは彼氏いますか?
紗英:いないですよ
梨央:可愛いのに
紗英:女子校なので……
紗英:梨央くんもモテそうですよ
梨央:ぼくも彼女いないです
実際、ぼくはモテる方だけど、それは見た目でモテるだけで、女の子が期待するぼくのイメージとほんとうのぼくには大きな乖離があった。女の子は第一印象で絶対評価してくれるとき、ぼくに満点近い点数を与えるから、その後の相対評価では点が下がる一方なのだ。イケメンでモテる男は、その相対的な評価の上げ下げを自在にコントロールできるから、女の子を飽きさせない。ぼくにはあんなことはできない。評価が下がる前に一瞬でゲットしないと次はない。
梨央:ぼく紗英さんのことが好きになりました。
梨央:ぼくとつきあってくれませんか?
メッセージを送って、紗英からの返事を待つ。書き込み中のアイコンが灯る。消える。また灯る。心拍数がどんどんあがっていく。いいよ、か、ごめんなさい、のどちらか、どちらだ。返ってきた答えは、ぼくの予想を超えて、そのどちらでもなかった。
紗英:梨央くんとはエッチしてもいいけど、付き合うのは想像できない。
予想外過ぎて思考停止する。意味がわからない。普通、高校生同士なら、つきあってもいいけど、キスとかエッチとか卒業するまでお預け、という子も多いのに。
紗英:明日まで休みですよね?
紗英:どこかで会いませんか?
具体的な申し出に突然リアリティを感じて、一瞬で頭が沸騰する。自分の部屋のベッドの上でひとりなのに、顔が熱くなる。
梨央:明日、一緒にお昼食べますか?
* * *
駅前で待ち合わせ。
紗英は登山部の合宿のときとは全然違うお嬢様の服装で現れた。ぼくたちは一緒に駅ビルの喫茶店に入って、生ハムとチーズとトマトをバゲットで挟んだミラノサンドを食べる。紗英は思いのほか饒舌で、自分の生い立ちのことを教えてくれた。
「ウチお父さんがいなくて、お母さんがあたしのことをちゃんと育ててくれなかったから、三歳くらいのときに今の家の里子になったの。親戚とかじゃなくて、全くの他人なんだけど、小さい頃はそんなに気にならなかったけど、最近になってこの人はあたしのほんとうのお父さんお母さんじゃないんだなーって思うことがめっちゃ増えて、いまの女子校に入学が決まったときも、お母さんと喧嘩して一回家出したんだよね。まだ三月だったから寒くて、先輩の家に泊めてもらって……。四日くらいいなかっただけなのに、戻ってきたときお父さんに殴られたの。ここ、まだ痣が残ってるけど、ほんとこのとき赤の他人なんだって思った。海里高校は女子寮もあるから寮生になりたかったんだけど、結構お金かかるから駄目だって。梨央くんちはお金持ちだよね?」
「どうかな……考えたことないけど」
「お小遣いっていくらぐらい貰ってるの?」
「カード貰ってるから……いくら使えるんだろ?」
「カード? クレカ? えっ、自分用?」
「名義はお父さんだから、ネットで買物するときに使うよ。普段はスマホ決済」
「大政の子ってそういう感じなの? お坊ちゃま学校だよね」
「海里もお嬢様学校だって言われてるよ」
「そんなことないよ、女子ばっかりだからだらしないし」
「女子ばっかりってぼくはちょっと憧れるかも」
「男子校だもんね。梨央くんって、彼女いたことある?」
「ないよ……」
「じゃあ、エッチしたことないの?」
「うん」
「あたしもないよ」
「そうなの?」
「する?」
「うん、したい……」
* * *
心臓がバクバクして、頭に血が上ってぼーっとしていたことしか記憶になくて、どちらが提案したか忘れたけれど、高校生でも入れる無人精算のラブホに入った。まだお昼を過ぎたばかりの時間で、サービスタイムの間だった。パネルで空いてる部屋を選んで、直接部屋に入ると精算方法の説明が自動音声で流れる。
広々とした部屋に巨大な円形のベッドがあって、枕側の壁はアクリル板になっていて水が流れていた。流れる水の向こう側には街の景色が見える。ぼくたちは一緒にベッドに上って、壁越しに街を眺める。
「これ、丸見えじゃない?」と紗英。
「外からは見えないようになってるんだよきっと」とぼく。
「梨央くんとならみられてもいいけどね」
「みられていいの?」
「キスしよ」
紗英がぼくの背中に腕を回して引き寄せる。唇を触れ合わせる。紗英が唇を尖らせて、ぼくの下唇を挟む。舐める。ぼくは紗英の唇に舌を滑り込ませて、紗英の口の中で絡み合う。ぼくは紗英のプリーツスカートに手を入れて、お尻を撫でる。内股に触れて、股間を触る。紗英がぼくの手首を掴んでくすくす笑う。
「急ぎすぎ、もっとゆっくりしよ」
「ごめん……初めてだから」
「あたしも初めてだから、あんまり上手じゃないかも」
「シャワー浴びなくていい?」
「いいよ、このまましよう」
ぼくは紗英をベッドに仰向けにして覆いかぶさり、ゆっくりキスをしながら、胸元のリボンを外す。白いブラウスのボタンを外す。プリーツスカートのホックを外してジッパーを下ろす。薄いキャミソールの肌着を着ていて、その下に白いカップブラの硬い感触を覚える。どんな順番で脱がせばいいのかわからない。
紗英は起き上がって、自分で肌着を脱ぐ。ブラのホックを外す。ぼくは紗英のブラを外す。張りがあってキレイな形の乳房が顕になる。再び舌を絡め合う。首筋を舐める。胸を舐める。乳首に吸いつく。乳首が甘い。
固くなった乳首を舌でくすぐりながら、ちゅっかちゅっかと吸い上げる。紗英が仰向けのままぼくの勃起した陰茎を服の上から撫でて、甘い声で喘ぐ。その反応が嬉しくて、いろいろな方法で愛撫する。脇腹から乳首、乳首から腋、腋から脇腹に舌を滑らせると、紗英の柔らかい肌がぞわりと泡立つ。
「それ、すごいきもちいい」
「紗英ちゃん、肌もちもちだね。食べたくなる」
「ねえ、梨央くん、登山部でも言われてたけど、顔ちょー可愛いよね」
「ああ、うん、女の子みたいって言われるよ……」
「ここはめっちゃ男の子だね、おっきい……アハハ、あん」
ぼくは紗英のショーツをスカートと一緒に下ろす。靴下も脱がす。全裸にする。両脚を開くと、紗英が股間を両手で隠す。指の間から濡れた陰唇が覗く。
太腿に舌を滑らせて、紗英の両手をこじ開けて、濡れた陰唇をつるりと舐める。少ししょっぱくて、肌とおなじ僅かな苦味がある。丸い恥丘にわずかに毛が生えているくらいで、割れ目の周りはつるつる。ぼくと同じ。指で割れ目を拡げて、肉色の陰唇を下から上、上から下に舐める。吸いついてじゅるじゅる音を響かせる。紗英がぼくの頭を掴んで、あーっ、あーっと声をあげる。ぼくは紗英の性器に吸いついたまま、両腕を伸ばして紗英の乳首を摘む。同時に三箇所を愛撫する。紗英は身体をぶるぶる波打たせて、激しく反応する。
「あたしだけ裸なの、恥ずかしいよ」
紗英が言う。ぼくは自分の服を脱ぐ。下着を脱ぎ散らかす。紗英が起き上がって、ぼくの陰茎を掴む。優しくマッサージする。
「おっき……、梨央くん、顔可愛いのに、おっきいね」
「二十センチくらいだよ」
「おっきいよ、ウフフ……これ入るかなあ」
紗英が心配そうにつぶやいて、ぼくの勃起した陰茎の先に舌を巻きつける。ちゅるりと飲み込む。扁桃腺がにゅるるっと左右から圧迫して、先端が熱い肉に包まれる。頭を上下する。信じられないくらい温かくて柔らかい。あっという間にイキそう。
「ねえ、挿れていい?」
「挿れたいの?」
「うん、挿れたい」
「いいよ、挿れて」
紗英が仰向けになる。紗英の両脚を拡げる。長い陰茎の先端を濡れた割れ目におしつける。体重をかける。ぐーっと先端が大陰唇ごとめりこんで、みちみちみちと処女を掻き分け、ゆっくり滑り込む。
そんななか、美術部と写真部だけは週数回の活動でも許される緩いカジュアルな集まりだと知った。部活に入らないと学校と家の往復になってしまうことを恐れたぼくは、ギリギリまで迷って美術部に入った。もしこれが共学だったら、迷わず写真部に入っていたとおもう。
美術部の部室にはゲーム機とか漫画、パソコン、お菓子、筋トレグッズ、小型の冷蔵庫には飲み物が詰まっていて、真面目に絵を描いている部員はいなかった。そんな不良部活だったけれど、写生合宿と称して温泉旅館に泊まりに行くイベントがあった。
ぼくを含めて八人いた部員は一応クロッキーを持っていくけれど、実際に写生なんかしない。目当ては同じスケジュールで合宿している都内の女子高校の登山部との交流だった。
ぼくたち美術部は登山部の女子たちに声をかけ、旅館の自分たちの大部屋に呼んで夜が更けるまでいろいろなお喋りで盛り上がった。美術部は男子八人で、登山部は女子九人で、お互い顧問が同伴していない。
その中で、同じ一年生で切れ長の目が美しい波根村紗英という子を一目で好きになった。先輩たちが猥談で盛り上がってる間、ぼくは女子たちにずっと話しかけられなかったのだけど、何度も視線が合う紗英のことがずっと気になって仕方がなかった。
別れ際に全員がICMという学校公認のSNSでIDを交換した。合宿から帰った日の夜、紗英の方からダイレクトメッセージで連絡が来た。
紗英:あまりお喋りできなかったけど、楽しかったです。
梨央:ぼくも楽しかったです。
梨央:紗英さんは彼氏いますか?
紗英:いないですよ
梨央:可愛いのに
紗英:女子校なので……
紗英:梨央くんもモテそうですよ
梨央:ぼくも彼女いないです
実際、ぼくはモテる方だけど、それは見た目でモテるだけで、女の子が期待するぼくのイメージとほんとうのぼくには大きな乖離があった。女の子は第一印象で絶対評価してくれるとき、ぼくに満点近い点数を与えるから、その後の相対評価では点が下がる一方なのだ。イケメンでモテる男は、その相対的な評価の上げ下げを自在にコントロールできるから、女の子を飽きさせない。ぼくにはあんなことはできない。評価が下がる前に一瞬でゲットしないと次はない。
梨央:ぼく紗英さんのことが好きになりました。
梨央:ぼくとつきあってくれませんか?
メッセージを送って、紗英からの返事を待つ。書き込み中のアイコンが灯る。消える。また灯る。心拍数がどんどんあがっていく。いいよ、か、ごめんなさい、のどちらか、どちらだ。返ってきた答えは、ぼくの予想を超えて、そのどちらでもなかった。
紗英:梨央くんとはエッチしてもいいけど、付き合うのは想像できない。
予想外過ぎて思考停止する。意味がわからない。普通、高校生同士なら、つきあってもいいけど、キスとかエッチとか卒業するまでお預け、という子も多いのに。
紗英:明日まで休みですよね?
紗英:どこかで会いませんか?
具体的な申し出に突然リアリティを感じて、一瞬で頭が沸騰する。自分の部屋のベッドの上でひとりなのに、顔が熱くなる。
梨央:明日、一緒にお昼食べますか?
* * *
駅前で待ち合わせ。
紗英は登山部の合宿のときとは全然違うお嬢様の服装で現れた。ぼくたちは一緒に駅ビルの喫茶店に入って、生ハムとチーズとトマトをバゲットで挟んだミラノサンドを食べる。紗英は思いのほか饒舌で、自分の生い立ちのことを教えてくれた。
「ウチお父さんがいなくて、お母さんがあたしのことをちゃんと育ててくれなかったから、三歳くらいのときに今の家の里子になったの。親戚とかじゃなくて、全くの他人なんだけど、小さい頃はそんなに気にならなかったけど、最近になってこの人はあたしのほんとうのお父さんお母さんじゃないんだなーって思うことがめっちゃ増えて、いまの女子校に入学が決まったときも、お母さんと喧嘩して一回家出したんだよね。まだ三月だったから寒くて、先輩の家に泊めてもらって……。四日くらいいなかっただけなのに、戻ってきたときお父さんに殴られたの。ここ、まだ痣が残ってるけど、ほんとこのとき赤の他人なんだって思った。海里高校は女子寮もあるから寮生になりたかったんだけど、結構お金かかるから駄目だって。梨央くんちはお金持ちだよね?」
「どうかな……考えたことないけど」
「お小遣いっていくらぐらい貰ってるの?」
「カード貰ってるから……いくら使えるんだろ?」
「カード? クレカ? えっ、自分用?」
「名義はお父さんだから、ネットで買物するときに使うよ。普段はスマホ決済」
「大政の子ってそういう感じなの? お坊ちゃま学校だよね」
「海里もお嬢様学校だって言われてるよ」
「そんなことないよ、女子ばっかりだからだらしないし」
「女子ばっかりってぼくはちょっと憧れるかも」
「男子校だもんね。梨央くんって、彼女いたことある?」
「ないよ……」
「じゃあ、エッチしたことないの?」
「うん」
「あたしもないよ」
「そうなの?」
「する?」
「うん、したい……」
* * *
心臓がバクバクして、頭に血が上ってぼーっとしていたことしか記憶になくて、どちらが提案したか忘れたけれど、高校生でも入れる無人精算のラブホに入った。まだお昼を過ぎたばかりの時間で、サービスタイムの間だった。パネルで空いてる部屋を選んで、直接部屋に入ると精算方法の説明が自動音声で流れる。
広々とした部屋に巨大な円形のベッドがあって、枕側の壁はアクリル板になっていて水が流れていた。流れる水の向こう側には街の景色が見える。ぼくたちは一緒にベッドに上って、壁越しに街を眺める。
「これ、丸見えじゃない?」と紗英。
「外からは見えないようになってるんだよきっと」とぼく。
「梨央くんとならみられてもいいけどね」
「みられていいの?」
「キスしよ」
紗英がぼくの背中に腕を回して引き寄せる。唇を触れ合わせる。紗英が唇を尖らせて、ぼくの下唇を挟む。舐める。ぼくは紗英の唇に舌を滑り込ませて、紗英の口の中で絡み合う。ぼくは紗英のプリーツスカートに手を入れて、お尻を撫でる。内股に触れて、股間を触る。紗英がぼくの手首を掴んでくすくす笑う。
「急ぎすぎ、もっとゆっくりしよ」
「ごめん……初めてだから」
「あたしも初めてだから、あんまり上手じゃないかも」
「シャワー浴びなくていい?」
「いいよ、このまましよう」
ぼくは紗英をベッドに仰向けにして覆いかぶさり、ゆっくりキスをしながら、胸元のリボンを外す。白いブラウスのボタンを外す。プリーツスカートのホックを外してジッパーを下ろす。薄いキャミソールの肌着を着ていて、その下に白いカップブラの硬い感触を覚える。どんな順番で脱がせばいいのかわからない。
紗英は起き上がって、自分で肌着を脱ぐ。ブラのホックを外す。ぼくは紗英のブラを外す。張りがあってキレイな形の乳房が顕になる。再び舌を絡め合う。首筋を舐める。胸を舐める。乳首に吸いつく。乳首が甘い。
固くなった乳首を舌でくすぐりながら、ちゅっかちゅっかと吸い上げる。紗英が仰向けのままぼくの勃起した陰茎を服の上から撫でて、甘い声で喘ぐ。その反応が嬉しくて、いろいろな方法で愛撫する。脇腹から乳首、乳首から腋、腋から脇腹に舌を滑らせると、紗英の柔らかい肌がぞわりと泡立つ。
「それ、すごいきもちいい」
「紗英ちゃん、肌もちもちだね。食べたくなる」
「ねえ、梨央くん、登山部でも言われてたけど、顔ちょー可愛いよね」
「ああ、うん、女の子みたいって言われるよ……」
「ここはめっちゃ男の子だね、おっきい……アハハ、あん」
ぼくは紗英のショーツをスカートと一緒に下ろす。靴下も脱がす。全裸にする。両脚を開くと、紗英が股間を両手で隠す。指の間から濡れた陰唇が覗く。
太腿に舌を滑らせて、紗英の両手をこじ開けて、濡れた陰唇をつるりと舐める。少ししょっぱくて、肌とおなじ僅かな苦味がある。丸い恥丘にわずかに毛が生えているくらいで、割れ目の周りはつるつる。ぼくと同じ。指で割れ目を拡げて、肉色の陰唇を下から上、上から下に舐める。吸いついてじゅるじゅる音を響かせる。紗英がぼくの頭を掴んで、あーっ、あーっと声をあげる。ぼくは紗英の性器に吸いついたまま、両腕を伸ばして紗英の乳首を摘む。同時に三箇所を愛撫する。紗英は身体をぶるぶる波打たせて、激しく反応する。
「あたしだけ裸なの、恥ずかしいよ」
紗英が言う。ぼくは自分の服を脱ぐ。下着を脱ぎ散らかす。紗英が起き上がって、ぼくの陰茎を掴む。優しくマッサージする。
「おっき……、梨央くん、顔可愛いのに、おっきいね」
「二十センチくらいだよ」
「おっきいよ、ウフフ……これ入るかなあ」
紗英が心配そうにつぶやいて、ぼくの勃起した陰茎の先に舌を巻きつける。ちゅるりと飲み込む。扁桃腺がにゅるるっと左右から圧迫して、先端が熱い肉に包まれる。頭を上下する。信じられないくらい温かくて柔らかい。あっという間にイキそう。
「ねえ、挿れていい?」
「挿れたいの?」
「うん、挿れたい」
「いいよ、挿れて」
紗英が仰向けになる。紗英の両脚を拡げる。長い陰茎の先端を濡れた割れ目におしつける。体重をかける。ぐーっと先端が大陰唇ごとめりこんで、みちみちみちと処女を掻き分け、ゆっくり滑り込む。
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