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第2部
第23話「シュウレイの正体が露見する顛末」
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ゴルリッツの南に西部ゲリラの拠点が移動していた。
キャンプに一基だけある火葬炉の前で、ウェンディが清拭したサチの遺体に皆が花を添える。ちゃんとした生花なんて手に入らないから、発着場で摘んだノースポールだ。
眠っているようなサチの胸に小さな花をのせると、心がぎゅっと掴まれるような痛みを感じる。涙を堪えていたけれど、ハルトがサチの頭を撫でるのを目にしてもう見ていられなくなる。ライラがぼくの肩を抱く。
「お別れだよ」
ウェンディがそう言って、ゲリラの兵士がサチの乗ったストレッチャーを炉に挿入する。扉を閉める。点火音がきこえる。
バイオユニットは骨がカーボン製だから、火葬するとなにも残らない。ネムのときもそうだった。
ぼくはバルコニーに出て、手摺に凭れて雪の積もった発着場を見下ろす。雪は止んだけど、太陽が出なくて寒い。大型の輸送車が何台も出入りする。露出した地面の上を、ハクセキレイが跳ねる。
中学三年のとき、お婆ちゃんが亡くなった日のことはあんまり覚えていない。お葬式はバタバタしていて忙しくて、死んだお婆ちゃんのことを思い出す余裕などなかった。
あの頃、人の死は途轍もなく重大な出来事のひとつだったけれど、ここでは日常の風景だ。
ゲラルディーニ柿崎記念病院の培養槽から救い出されたあの夜から、サチはずっとぼくの近くにいた。ルツの中ではユリアたちと同じくらいたくさんの関わりを持ったひとであり、ハルトの女でもあるのに横恋慕してしまうほど、ぼくの中で一番大きな存在になっていた。
ライラが背中を抱く。後ろ手を回して、ライラの腰に触れる。ライラがぼくの首筋に細い顎を埋める。甘く優しい香りに包まれる。鈍色の空をみあげる。
* * *
火葬は一時間ほどで終わった。
炉から出てきた台には、ネムのときと同じように灰しか残っていなかった。有線ケーブルですら有機物だから、すべて燃えてしまう。これがサイボーグの末路だ。まだ熱い火葬台の上から、ハルトが機械化した右腕で遺灰をかき集め、瓶に移す。
ベツとボリスが煙草を吸いながらみている。ヴィクトールは窓際で外の雪景色を眺める。ウェンディが遺品箱を運ぶ。ライラがぼくを背中から抱いてまとわりつく。いつものメンバーの中にサチがいない。わかっているのに、つい無意識に姿を探してしまう。そうだ、たった今、火葬したばかりだ。
「墓はあるのかい?」とウェンディが訊く。
「エゴタウンの教会に」とハルト。
「こんなときだけど、早めに伝えたいことがある」と、外を見ていたヴィクトールが振り返る。
「なんだ?」とボリス。
「シュウレイは死んでない。イザヤ総合病院に入院してる」
ボリスがぼくを見あげる。
「腕を吹っ飛ばしたよ」とぼくは弁明する。
「生身じゃないのか、生命力あるな」とボリス。
「瀕死だったが生きてる。決済は通常回線で行われたが、その後の取引確認の素振りを見せない。嫌な予感がしたんでマロリー経由でシュウレイの銀行口座を監視していたが、こいつ回線を使わず取引確認を実行した」
「量子通信か」
「そういうこと。あのジジイ、自由民じゃない。市民だ」
自由民は睡眠薬で電脳の量子通信機能を眠らせている。改竄や盗聴ができないこの通信方式が使えるのは市民である証だ。
ハルトが顔を上げる。ヴィクトールをみつめて、天井を指差す。ぼくたちは火葬炉の部屋を出て、屋上の駐車場へ移動する。
* * *
穴だらけのピックアップの代わりにフェオドラが提供してくれた黒いバンの運転席にベツ、助手席にハルト、その後ろにボリスとヴィクトール、最後尾にぼくとライラ、それにウェンディがひしめく。
ぼくは左右をライラとウェンディに挟まれ、二人は当前のようにぼくの肩に頭をのせ、服の上から性器を触る。ウェンディはほとんど裸に直に白衣を着ていて、長い髪を巻いて、赤縁のメガネは医療用のバイザーのようだ。大勢の男達に輪姦されたのに、なんとも思っていないような無表情はレピタよりも生気が感じられない。
「シュウレイの後ろで絵図を描いてるやつがいるな」
ハルトが切り出す。
「マロリーにユニソスの署名があった、ICSの件を覚えているか?」
ヴィクトールが随分前の話を持ち出す。
「ICSはユタニを出先機関に使っていて、セクター内で代理活動を行っている。そう考えるのが自然だろうな。ハルトとベツが調べた件、俺たちあまり詳しく聞いてないんだけど」
ヴィクトールの話に、ハルトとベツは眉間にシワを寄せる。イーライたちヨブがぼくたちを襲った件について、ハルトたちは執拗に調べていた。
「民間の法テラスが襲撃された事件か」とハルト。
「そうそれ」
「自由民に対して有料の法律相談をする事務所があるんだが、ある女がそこに駆け込んだ。東部のカルテルと深い関係のある人物だ。俺たちは情報を得るために事務所を訪れたが、すでに襲撃されたあとだ。周辺の監視カメラはそっぽ向いてたんだ。そんなことができるのは情報庁くらいだろう。それでICSが浮上した」
「なるほど、ICSがカメラの向きを変えて、ユタニの手下が法テラスを襲撃したと……」
「そうだ、女の姿はなかったから誘拐されたはずだ」
「誰だ、その女」
「エゼキエルのボス、オリオンの娘のルシアだ。ルシアはイーライたちにドラッグ精製器を横流ししていたが、精製器の出どころはユタニだ。ユタニがルシアを経由して、イーライに精製器を売却している。追跡されないための常套手段だな。この女はエゼキエルとユタニとの取引で窓口をやっていて、ユタニとICSの癒着に気づいた可能性が高い」
「ちょっと待ってくれ。もしそうだとしたら、ルシアはオリオンの娘なんだろ? どうして親父に助けを求めない」
「地理的な話だが、ユタニの縄張りになっているドールストリート周辺と、エゼキエルの庭になってるノリロ地区は離れてる上に、アキハバラを経由する。狙われた女が無事に移動するのはかなりむずかしいな」
「ルシアは消されたのかい」
「あるいはユタニが手元に置いてるか……。強い交渉カードだから、無駄に切るのは勿体ない」
「ICSがユタニと癒着する、それぞれの動機はなんだ?」
「わからん、それを調べてくれ」
「本人に訊くのが一番早いんだが……」ヴィクトールが顎髭を触る。
「いずれ退院するだろう」
「退院までICSが生かしておくかな」
「じゃあ、俺が訊いてくる」
ハルトがホルスターからサチのM24Rを取り出して、シリンダーを交換する。ヴィクトールが両手をあげる。
「待て待て、病院はユタニの手下が警護している。ANP通信が写真も出せないってことは、中に入れないってことだ」
「車で突っ込めばいい。セーフハウスにMG3の弾薬がまだたくさんある」
「無茶だ」
「お前は来なくていいよ、ヴィクトール。外から支援してろ」
「おい、ハルト、自殺行為だ」とボリスが止める。
「サチを殺したやつが病院の暖かいベッドの上で、ナースの看護を受けてんだ。そんなもの許せるか」
「殺す気じゃねえか。シュウレイを殺っちまったら糸が切れるぞ」
「首を切って持ち帰る。電脳ハイバネートすれば脳みそは死なないだろう。永遠に地獄の夢をみせてやる」
「やめろ、俺は行かないぞ」
「いいよ、俺一人で行く」
「ぼくが行きます」
「一人で行くつもりか?」とベツ。
「ヒバリーヒルで寝てろって言うのか」とハルト。
「ぼくが行きます」
ベツとハルトがぼくを振り返る。ライラがぼくを覗き込む。
「ぼくなら病院に入れます」
「リオ、マジで言ってんのか?」とベツが言う。
「電脳ハイバネートは知ってます。炊飯器みたいなやつに首入れてくればいいんでしょ」
ハルトが助手席から身を乗り出す。
「四百ヤード離れた相手と撃ち合いするんじゃないぜ、目の前の生きた人間の首を斬るんだ。リオ、お前クーペリアのやりすぎで頭おかしくなったか」
「病院は入るの難しいですけど、出るのは簡単ですよ。ウェンディ、首の斬り方教えて」
「いいけど、料理のレシピじゃないのよ」
ウェンディがぼくを見つめて笑う。ライラがシャツに手を入れて、ぼくの陰茎を直に握る。ベツとボリスは唖然とする。ハルトはウェンディに「ハイバネータを頼む」と言う。
キャンプに一基だけある火葬炉の前で、ウェンディが清拭したサチの遺体に皆が花を添える。ちゃんとした生花なんて手に入らないから、発着場で摘んだノースポールだ。
眠っているようなサチの胸に小さな花をのせると、心がぎゅっと掴まれるような痛みを感じる。涙を堪えていたけれど、ハルトがサチの頭を撫でるのを目にしてもう見ていられなくなる。ライラがぼくの肩を抱く。
「お別れだよ」
ウェンディがそう言って、ゲリラの兵士がサチの乗ったストレッチャーを炉に挿入する。扉を閉める。点火音がきこえる。
バイオユニットは骨がカーボン製だから、火葬するとなにも残らない。ネムのときもそうだった。
ぼくはバルコニーに出て、手摺に凭れて雪の積もった発着場を見下ろす。雪は止んだけど、太陽が出なくて寒い。大型の輸送車が何台も出入りする。露出した地面の上を、ハクセキレイが跳ねる。
中学三年のとき、お婆ちゃんが亡くなった日のことはあんまり覚えていない。お葬式はバタバタしていて忙しくて、死んだお婆ちゃんのことを思い出す余裕などなかった。
あの頃、人の死は途轍もなく重大な出来事のひとつだったけれど、ここでは日常の風景だ。
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ライラが背中を抱く。後ろ手を回して、ライラの腰に触れる。ライラがぼくの首筋に細い顎を埋める。甘く優しい香りに包まれる。鈍色の空をみあげる。
* * *
火葬は一時間ほどで終わった。
炉から出てきた台には、ネムのときと同じように灰しか残っていなかった。有線ケーブルですら有機物だから、すべて燃えてしまう。これがサイボーグの末路だ。まだ熱い火葬台の上から、ハルトが機械化した右腕で遺灰をかき集め、瓶に移す。
ベツとボリスが煙草を吸いながらみている。ヴィクトールは窓際で外の雪景色を眺める。ウェンディが遺品箱を運ぶ。ライラがぼくを背中から抱いてまとわりつく。いつものメンバーの中にサチがいない。わかっているのに、つい無意識に姿を探してしまう。そうだ、たった今、火葬したばかりだ。
「墓はあるのかい?」とウェンディが訊く。
「エゴタウンの教会に」とハルト。
「こんなときだけど、早めに伝えたいことがある」と、外を見ていたヴィクトールが振り返る。
「なんだ?」とボリス。
「シュウレイは死んでない。イザヤ総合病院に入院してる」
ボリスがぼくを見あげる。
「腕を吹っ飛ばしたよ」とぼくは弁明する。
「生身じゃないのか、生命力あるな」とボリス。
「瀕死だったが生きてる。決済は通常回線で行われたが、その後の取引確認の素振りを見せない。嫌な予感がしたんでマロリー経由でシュウレイの銀行口座を監視していたが、こいつ回線を使わず取引確認を実行した」
「量子通信か」
「そういうこと。あのジジイ、自由民じゃない。市民だ」
自由民は睡眠薬で電脳の量子通信機能を眠らせている。改竄や盗聴ができないこの通信方式が使えるのは市民である証だ。
ハルトが顔を上げる。ヴィクトールをみつめて、天井を指差す。ぼくたちは火葬炉の部屋を出て、屋上の駐車場へ移動する。
* * *
穴だらけのピックアップの代わりにフェオドラが提供してくれた黒いバンの運転席にベツ、助手席にハルト、その後ろにボリスとヴィクトール、最後尾にぼくとライラ、それにウェンディがひしめく。
ぼくは左右をライラとウェンディに挟まれ、二人は当前のようにぼくの肩に頭をのせ、服の上から性器を触る。ウェンディはほとんど裸に直に白衣を着ていて、長い髪を巻いて、赤縁のメガネは医療用のバイザーのようだ。大勢の男達に輪姦されたのに、なんとも思っていないような無表情はレピタよりも生気が感じられない。
「シュウレイの後ろで絵図を描いてるやつがいるな」
ハルトが切り出す。
「マロリーにユニソスの署名があった、ICSの件を覚えているか?」
ヴィクトールが随分前の話を持ち出す。
「ICSはユタニを出先機関に使っていて、セクター内で代理活動を行っている。そう考えるのが自然だろうな。ハルトとベツが調べた件、俺たちあまり詳しく聞いてないんだけど」
ヴィクトールの話に、ハルトとベツは眉間にシワを寄せる。イーライたちヨブがぼくたちを襲った件について、ハルトたちは執拗に調べていた。
「民間の法テラスが襲撃された事件か」とハルト。
「そうそれ」
「自由民に対して有料の法律相談をする事務所があるんだが、ある女がそこに駆け込んだ。東部のカルテルと深い関係のある人物だ。俺たちは情報を得るために事務所を訪れたが、すでに襲撃されたあとだ。周辺の監視カメラはそっぽ向いてたんだ。そんなことができるのは情報庁くらいだろう。それでICSが浮上した」
「なるほど、ICSがカメラの向きを変えて、ユタニの手下が法テラスを襲撃したと……」
「そうだ、女の姿はなかったから誘拐されたはずだ」
「誰だ、その女」
「エゼキエルのボス、オリオンの娘のルシアだ。ルシアはイーライたちにドラッグ精製器を横流ししていたが、精製器の出どころはユタニだ。ユタニがルシアを経由して、イーライに精製器を売却している。追跡されないための常套手段だな。この女はエゼキエルとユタニとの取引で窓口をやっていて、ユタニとICSの癒着に気づいた可能性が高い」
「ちょっと待ってくれ。もしそうだとしたら、ルシアはオリオンの娘なんだろ? どうして親父に助けを求めない」
「地理的な話だが、ユタニの縄張りになっているドールストリート周辺と、エゼキエルの庭になってるノリロ地区は離れてる上に、アキハバラを経由する。狙われた女が無事に移動するのはかなりむずかしいな」
「ルシアは消されたのかい」
「あるいはユタニが手元に置いてるか……。強い交渉カードだから、無駄に切るのは勿体ない」
「ICSがユタニと癒着する、それぞれの動機はなんだ?」
「わからん、それを調べてくれ」
「本人に訊くのが一番早いんだが……」ヴィクトールが顎髭を触る。
「いずれ退院するだろう」
「退院までICSが生かしておくかな」
「じゃあ、俺が訊いてくる」
ハルトがホルスターからサチのM24Rを取り出して、シリンダーを交換する。ヴィクトールが両手をあげる。
「待て待て、病院はユタニの手下が警護している。ANP通信が写真も出せないってことは、中に入れないってことだ」
「車で突っ込めばいい。セーフハウスにMG3の弾薬がまだたくさんある」
「無茶だ」
「お前は来なくていいよ、ヴィクトール。外から支援してろ」
「おい、ハルト、自殺行為だ」とボリスが止める。
「サチを殺したやつが病院の暖かいベッドの上で、ナースの看護を受けてんだ。そんなもの許せるか」
「殺す気じゃねえか。シュウレイを殺っちまったら糸が切れるぞ」
「首を切って持ち帰る。電脳ハイバネートすれば脳みそは死なないだろう。永遠に地獄の夢をみせてやる」
「やめろ、俺は行かないぞ」
「いいよ、俺一人で行く」
「ぼくが行きます」
「一人で行くつもりか?」とベツ。
「ヒバリーヒルで寝てろって言うのか」とハルト。
「ぼくが行きます」
ベツとハルトがぼくを振り返る。ライラがぼくを覗き込む。
「ぼくなら病院に入れます」
「リオ、マジで言ってんのか?」とベツが言う。
「電脳ハイバネートは知ってます。炊飯器みたいなやつに首入れてくればいいんでしょ」
ハルトが助手席から身を乗り出す。
「四百ヤード離れた相手と撃ち合いするんじゃないぜ、目の前の生きた人間の首を斬るんだ。リオ、お前クーペリアのやりすぎで頭おかしくなったか」
「病院は入るの難しいですけど、出るのは簡単ですよ。ウェンディ、首の斬り方教えて」
「いいけど、料理のレシピじゃないのよ」
ウェンディがぼくを見つめて笑う。ライラがシャツに手を入れて、ぼくの陰茎を直に握る。ベツとボリスは唖然とする。ハルトはウェンディに「ハイバネータを頼む」と言う。
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