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20章
表彰式、社長………5
しおりを挟むたまたまミンが飲み物を買いに行こうかと部屋を出て自販機へ向かう
自販機の前まで行くときっかと社長の声が聞こえてきた………
なぜかとっさにミンは隠れ
2人の会話をそのまま聞くことに………
『さっきはありがとう。でも、助けてって頼んでない。あんな事言って・・・。』 とちょっと強い口調で話すきっか
『俺が好きでやったことなんだからいいだろ?』と社長
2人の会話がやけに親しい
ミンはそれにびっくりする
(2人は知り合いなの?どうして??)
2人は言い合っている
『きっかは、なんではっきり言わないんだ。韓国語の言葉だって全部わかってるだろう。俺が教えたから知らない理由がない。本当に知らなかったのか?あんなに言われて・・・ミンと一緒にいるからわかるだろう。・・・俺の気持ちだってお前はわかってるのか?』と少し怒って言う
ミンは………
(社長は昔からきっかのことが、、そう言えば日本の話したことあった・・・な。あれは、きっかのこと?)
『ハンソの言う通り何となくは言ってることわかるけど・・・でも、ハンソが出てくる必要はなかったと思うよ。・・・あと、私あの時言ったでしょ。私は、ハンソの気持ちに応えられないって。』と困るきっか
『じゃあ、ミンは、いいのか?』と真剣に聞く
『ミンは・・・。』と黙るきっか
『俺は、今も君を愛してる。』と真剣にはっきり言う社長
『やめてよ。私は友だちとしてしか見られないって知ってるでしょ?』と社長を見つめる
『それでもいいよ。一緒にいたいんだ。』と真剣に応える
『もうやめてっ!!明日は、絶対この話しをしないで。』と忠告するきっか
ミンはこの会話を聞いて呆然として部屋に戻る
(きっかはなんで何も言ってくれないんだ?僕がのぼせていただけ?社長がきっかを好き?)
考えるとパニックになるミン
何もなかったかのように部屋に戻ってきて片付けをするきっか
ミンの様子が変なのに気づく
『ミン』と顔を触ろうとすると手を跳ね除ける
きっかは、今までそんなことをされたことがなかったからびっくりしてしまう………
『今日は疲れたから先に帰る』とミンが部屋を出て行く
きっかは何が起こったかわからず静かに涙をながす………
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