初めての恋愛

遠藤きっか

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ゆづるside

2.

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『ゆづる・・・///』とゆづるの顔を見つめる琴音

『琴音・・・。』と頭をそっと撫でられる

琴音はそれに微笑み
『うん』と頷く………

そして、
もう1度キスをされ
その後、微笑み合う……


『はぁ~。琴音は、甘えん坊だよな。』と笑うゆづる

『ち・・ちがうよっ!!』と慌てる琴音

『本当に違うの??』と顔を覗きながら笑っているゆづる

『あっ・・・ち・・違わないかも。』とぼそっとつぶやく


『だよね。ごめん。気づかなかったわけじゃなかったけど。・・琴音が近くにいたから油断してた。』

『えっ??』

『やっぱり言葉にしないと伝わらないんだなぁ』と優しく微笑むゆづる

急に真剣な顔をして話を聞く琴音

『実はさぁ。琴音が文化祭の役員入るまで結構適当にやってたんだ。』と笑うゆづる


『えっ?ゆづる頑張ってたよね??』と不思議になる琴音

『1年の代表に選ばれたけど、色々兼ね合いが難しくて。けど、琴音が入ってから考え方が変わった』と微笑むゆづる

『私??だって私は恵美ちゃんに嫉妬してただけだよ・・・』と悲しそうに話す


『クスクス。そうだったね。あの時は嬉しかったよ。琴音のこと初めてわかったかもって思ったから。それに・・役員一緒やろって言っただろう??あの時実は何も考えてなくて咄嗟に出た言葉だったんだ・・・』と頭を掻きながら話すゆづる


『ほぇ??』と目を見開く琴音

『今思ったら。えっとさぁ。ほらっ!わかるだろう??』と恥ずかしそうに話すゆづる

『うん?』と首をかしげる

はぁ~とため息をつくゆづる
『だから。琴音と一緒にやりたかったの!!』と話すゆづる

『うそ・・・。そんなこと』とまだ、びっくりしている琴音

『琴音と一緒にやるようになってから。またモチベーションが上がって・・・。はりきって役員に取り組んだらいろんなことが自然と解決してそれで楽しかったんだ。でも、それは琴音が隣にいたからだよ・・・』と真剣に話すゆづる


『私??』

『そうだよ。琴音が僕のこと毎日支えてくれた。』と琴音の頬に手を置きながら話すゆづる

『私、何もしてないよっ!!』と感情的になる琴音

『琴音にしたら普通かもしれないけど。僕が気づかなかったこといつもフォローしてくれてるよね??』と微笑むゆづる

『あっ・・。それは』と目をそらす

『全部知ってるよ。色んな人が琴音の話するから・・・。』

『えっ??待って。』と戸惑う琴音

『あまりにも色んな男からそんな話し聞かされるから。こっちは気が気じゃないんだよ。』と苦笑いする

『・・・』

琴音の頭を撫でながら
『いつもありがとな。よしっ!!じゃあ・・気合い入れるために』と琴音を見つめるゆづる

『うん??』と首をかしげる琴音

そして、
そのまま引き寄せられ

じっと見つめてからゆづる

そして、
またキスをする……

この時のキスはいつもと違って……


大人のキスだった………






















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