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第二章 もう一度、あなたと友達でいられる最後の日
友達(1)
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小春は見渡す限り山か田んぼしかないような場所で育った。小学校には全校生徒を集めても二十数人しかいない。そこそこ栄えている場所まで車で二時間もかかるから、小春は暇になると勉強の予習や復習をしていた。だが、家は他の子どもに比べて裕福だったらしく成長期が訪れると村で一番背が高くなった。意識しなくても歩くと他の子を追い抜いてしまうほど。その上、小春は生まれつき肌が白く、外に出ても肌は赤くなるだけで他の人と同じように日焼けすることがなかった。
それをどう思ったのか、誰かが「都会人」だと言った。ちょっとした悪口だ。気にするほどのことでもない。そう思うのに、同じくらいの歳の子どもたちから都会人と呼ばれると疎外感を覚えた。
中学生になれば、そんな風に呼ばれることも減ってきた。それでもふとした拍子に呼ばれ、そんなことはないと言えば余計に言われる回数が増えた。本当の都会人からすれば、きっとこの田舎に住んでいる人間は対して変わらない。どんぐりの背比べみたいなものなのに。それを言ったところで、聞いてもらえるわけもなかった。
だったら、本当の都会人はどういう人だろう。
絶対に自分とは違う。それでも、もしかするとこの疎外感から脱げ出せるかもしれない。そう思って小春は都内の大学を志望した。幸いなことに、勉強以外にすることと言えば家の手伝いくらいだった小春は誰よりも勉強時間は多かった。都会に行けば、この寂しさから解放される。自分と同じような人がたくさんいて、きっと安心できるはずだ。
ようやく念願が叶い、大学生活を送る小春は何もかもが間違っていることを思い知った。都会は小春より背が高い人はたくさんいて、歩く人々はとてつもない速さで小春を抜かしてしまう。村ではテキパキしていてしっかりものだと言われていたが、改札を通ることすら困難だった。どうしても恐る恐るICカードをかざしてしまう。
さらに大学で友達を作ろうと奮闘するも、まったくできなかった。そもそも都会人だとからかわれたのだって同じ村の人だけで、中学生や高校生ともなれば村の人以外もいたのだ。そこでも友達ができなかったというのに、何故、都会に行けば自然とどうにかなると考えられたのか――。
同じ大学に通う人だからと話しかけてみれば、困惑した表情を向けられたり、一度話した人と一緒に行動しようとすれば「どうしてこの人はついてくるんだろう」という顔をされたりで、根拠のない自信は数日で消えてしまった。どれくらい話せば、一緒に行動していいのだろう。何をすれば友達だと認識してもらえるのだろう。分からない。でも小春は何か根本的な部分を間違えている気がした。
けれどそれが何なのか小春には分からず、昼ご飯は人が少ない大学の裏庭で食べるようになった。弁当持参の小春が学食のテーブルで食べようとすれば、何故かチラチラと見られて居心地が悪いからだ。
私、全然都会人じゃない。自分では分かっていたけれど、田舎の人だった。
本当は学食を食べたかったが、両親から毎週段ボールいっぱいに新鮮な野菜や果物が届く。最初こそ遠慮していた小春だったが、スーパーで売られている野菜の値段を見てからはありがたくもらっている。勉強はできたのに、都会での生活は知らないことだらけで大変だ。
この前もアパートの近くにいる人に元気よく挨拶しても「えっ」て顔をされたのは、恥ずかしい記憶としてなかなか消えてくれない。道をすれ違う人と挨拶する文化はここにはなかった。
こうして数年、小春は一人で小さくなって昼ご飯を食べる生活を送っていた。
五月も中旬になったある日のこと、いつものように裏庭にある小さなベンチに座って小春は弁当を食べていた。
「げ」
その声に、思わず小春は顔を上げて後ろを見る。
茂みから出てきた人物は小春を見て、嫌そうに顔を歪めていた。小春は初対面の人にすら嫌われているのかと心の底から悲しくなる。その人物は人付き合いがまるでできない小春ですら知っている人だったからだ。
名前は八神柊。遠目から見てもギラギラしていてちょっと怖い人だ。なのに小春と違って、周囲にはたくさん人がいる。どこかの大企業の息子だと誰かが話しているのを聞いたことがあった。もちろん、人と会話して得た情報ではない。大学へ向かう学生たちの会話が聞こえただけだ。
「ご、ごめんなさい……」
とりあえず謝って会釈する。そして前を向いて、もそもそとご飯を食べた。
「いや……別に謝らなくても……」
後方でぼそぼそと喋る声があった。
だが、小春は知らないふりをして食べることに徹する。食事できるちょうどいい場所はここ以外に見つからなかったのだ。食事をしないという選択肢はそもそもない。頭を使うとものすごくお腹が減るのだ。
「その量、一人で食べるのかよ」
そのうちどこかに行くだろうと思ったのに、話しかけられて困惑する。自分のことだろうかと、弁当から視線を外せば柊はこちらを見ていた。
「え?」
まさか、弁当のカツアゲだろうか。経験はないが奪われる可能性が脳裏を掠めて、小春は弁当を庇うように体の向きを変え、ひとまず頷いた。
「他の女子が持ってる弁当ってこう……もっと小さいだろう」
そう言って、柊は手で弁当の大きさを再現する。すこし可愛らしい仕草で、コンビニのおにぎり二個分あるかどうかの大きさを作った。対して小春が膝の上と横に置いているのは、その四倍は大きい弁当だった。上の段には白飯と出汁巻き玉子や漬物。下の段には唐揚げとその他副菜がぎっしりと並んでいる。他の女子というのはそんなに小さい弁当を使うのか。
「えっだから私、食堂に行くと見られてたの?」
「それ持っていったら……まあ、つい見る人もいるんじゃないのか」
「そうなんだ」
なら、同じ大きさの弁当箱を持っていけば他の人と一緒に食べられるのか。そう考えるも、すぐに却下する。そんな大きさではお腹が減るし、両親から送られてくる野菜も食べきれない。腐らせるのは嫌だった。
なら、別にこのままでもいいのではないか。もうすっかり一人でご飯を食べることにも慣れてきた。誰かと絶対に友達になりたいなんて思わなければ、今の生活は快適だ。誰かにからかわれることも、いじめられることもないのだから。
納得した小春は出汁巻き玉子を食べる。何となく背後から視線を感じていたが、他にどうすればいいかも分からなかった。無理に喋りかければ、嫌な顔をされるかもしれない。もうそういうパターンは最初のうちに何度かあったのだ。小春はたぶん自分は空気が読めない人間なのだろうと気づいていたので、何も言わない方が一番当たり障りがない。
個人的に上手に作れた唐揚げを味わって食べ、ほうれん草の胡麻和えや金平ゴボウもパクパク食べる。食材が豊富なので、最近は料理するのが楽しかった。作り置きに失敗することもあるが、レシピの幅は広がっている。
全て食べ終えた小春は水筒から温かいお茶をコップに注いで飲む。お腹がぽかぽかして、ほっと息をついた。弁当箱をトートバッグにしまい、次はおやつタイムだ。いそいそと小さな容器を取り出す。中には実家から送られたフルーツがあった。一口サイズにカットしてあり、苺とメロンが入っている。
「まだ食うのかよ」
まだいたのか。
小春の体がピタリと止まる。もうすっかり忘れていたが、柊はまだそばにいた。
(意地悪だ、この人)
ぽつりと言われた言葉は、耳が真っ赤になるほど恥ずかしかった。そんなこと、言わなくてもいいじゃないか。さっさとどこかに行って欲しくて、小春は絶対に返事をしまいと心に決める。せっかく好きな苺を食べているのに、あまり味わって食べられなかった。
これが小春と柊が初めて出会った日のことだった。
正直に言って、小春は柊のことがとても苦手だった。何せその次の日から、昼食の時間になると小春がいつもいる場所に来るようになったのだ。手には弁当を持ち、小春がいつも座るベンチの隣にあるベンチに座ってご飯を食べる。ご飯の量は小春よりはすくないが、スープジャーを持って来ていた。味噌汁のふんわりとした匂いや、コンソメスープの匂いがほわほわと漂ってくるのだ。一番酷かったのはカレーを持って来た時だろう。香ばしいスパイスの匂いが鼻腔をくすぐり、小春は半泣きでご飯を食べた。これはもう意地悪なんてものではない。悪魔だ。都会の悪魔。
小春も何か対抗しようと考えたが、争ったところでどうしようもない。金持ちの柊が本気を出せば、もっと酷い目に遭いそうだった。
それをどう思ったのか、誰かが「都会人」だと言った。ちょっとした悪口だ。気にするほどのことでもない。そう思うのに、同じくらいの歳の子どもたちから都会人と呼ばれると疎外感を覚えた。
中学生になれば、そんな風に呼ばれることも減ってきた。それでもふとした拍子に呼ばれ、そんなことはないと言えば余計に言われる回数が増えた。本当の都会人からすれば、きっとこの田舎に住んでいる人間は対して変わらない。どんぐりの背比べみたいなものなのに。それを言ったところで、聞いてもらえるわけもなかった。
だったら、本当の都会人はどういう人だろう。
絶対に自分とは違う。それでも、もしかするとこの疎外感から脱げ出せるかもしれない。そう思って小春は都内の大学を志望した。幸いなことに、勉強以外にすることと言えば家の手伝いくらいだった小春は誰よりも勉強時間は多かった。都会に行けば、この寂しさから解放される。自分と同じような人がたくさんいて、きっと安心できるはずだ。
ようやく念願が叶い、大学生活を送る小春は何もかもが間違っていることを思い知った。都会は小春より背が高い人はたくさんいて、歩く人々はとてつもない速さで小春を抜かしてしまう。村ではテキパキしていてしっかりものだと言われていたが、改札を通ることすら困難だった。どうしても恐る恐るICカードをかざしてしまう。
さらに大学で友達を作ろうと奮闘するも、まったくできなかった。そもそも都会人だとからかわれたのだって同じ村の人だけで、中学生や高校生ともなれば村の人以外もいたのだ。そこでも友達ができなかったというのに、何故、都会に行けば自然とどうにかなると考えられたのか――。
同じ大学に通う人だからと話しかけてみれば、困惑した表情を向けられたり、一度話した人と一緒に行動しようとすれば「どうしてこの人はついてくるんだろう」という顔をされたりで、根拠のない自信は数日で消えてしまった。どれくらい話せば、一緒に行動していいのだろう。何をすれば友達だと認識してもらえるのだろう。分からない。でも小春は何か根本的な部分を間違えている気がした。
けれどそれが何なのか小春には分からず、昼ご飯は人が少ない大学の裏庭で食べるようになった。弁当持参の小春が学食のテーブルで食べようとすれば、何故かチラチラと見られて居心地が悪いからだ。
私、全然都会人じゃない。自分では分かっていたけれど、田舎の人だった。
本当は学食を食べたかったが、両親から毎週段ボールいっぱいに新鮮な野菜や果物が届く。最初こそ遠慮していた小春だったが、スーパーで売られている野菜の値段を見てからはありがたくもらっている。勉強はできたのに、都会での生活は知らないことだらけで大変だ。
この前もアパートの近くにいる人に元気よく挨拶しても「えっ」て顔をされたのは、恥ずかしい記憶としてなかなか消えてくれない。道をすれ違う人と挨拶する文化はここにはなかった。
こうして数年、小春は一人で小さくなって昼ご飯を食べる生活を送っていた。
五月も中旬になったある日のこと、いつものように裏庭にある小さなベンチに座って小春は弁当を食べていた。
「げ」
その声に、思わず小春は顔を上げて後ろを見る。
茂みから出てきた人物は小春を見て、嫌そうに顔を歪めていた。小春は初対面の人にすら嫌われているのかと心の底から悲しくなる。その人物は人付き合いがまるでできない小春ですら知っている人だったからだ。
名前は八神柊。遠目から見てもギラギラしていてちょっと怖い人だ。なのに小春と違って、周囲にはたくさん人がいる。どこかの大企業の息子だと誰かが話しているのを聞いたことがあった。もちろん、人と会話して得た情報ではない。大学へ向かう学生たちの会話が聞こえただけだ。
「ご、ごめんなさい……」
とりあえず謝って会釈する。そして前を向いて、もそもそとご飯を食べた。
「いや……別に謝らなくても……」
後方でぼそぼそと喋る声があった。
だが、小春は知らないふりをして食べることに徹する。食事できるちょうどいい場所はここ以外に見つからなかったのだ。食事をしないという選択肢はそもそもない。頭を使うとものすごくお腹が減るのだ。
「その量、一人で食べるのかよ」
そのうちどこかに行くだろうと思ったのに、話しかけられて困惑する。自分のことだろうかと、弁当から視線を外せば柊はこちらを見ていた。
「え?」
まさか、弁当のカツアゲだろうか。経験はないが奪われる可能性が脳裏を掠めて、小春は弁当を庇うように体の向きを変え、ひとまず頷いた。
「他の女子が持ってる弁当ってこう……もっと小さいだろう」
そう言って、柊は手で弁当の大きさを再現する。すこし可愛らしい仕草で、コンビニのおにぎり二個分あるかどうかの大きさを作った。対して小春が膝の上と横に置いているのは、その四倍は大きい弁当だった。上の段には白飯と出汁巻き玉子や漬物。下の段には唐揚げとその他副菜がぎっしりと並んでいる。他の女子というのはそんなに小さい弁当を使うのか。
「えっだから私、食堂に行くと見られてたの?」
「それ持っていったら……まあ、つい見る人もいるんじゃないのか」
「そうなんだ」
なら、同じ大きさの弁当箱を持っていけば他の人と一緒に食べられるのか。そう考えるも、すぐに却下する。そんな大きさではお腹が減るし、両親から送られてくる野菜も食べきれない。腐らせるのは嫌だった。
なら、別にこのままでもいいのではないか。もうすっかり一人でご飯を食べることにも慣れてきた。誰かと絶対に友達になりたいなんて思わなければ、今の生活は快適だ。誰かにからかわれることも、いじめられることもないのだから。
納得した小春は出汁巻き玉子を食べる。何となく背後から視線を感じていたが、他にどうすればいいかも分からなかった。無理に喋りかければ、嫌な顔をされるかもしれない。もうそういうパターンは最初のうちに何度かあったのだ。小春はたぶん自分は空気が読めない人間なのだろうと気づいていたので、何も言わない方が一番当たり障りがない。
個人的に上手に作れた唐揚げを味わって食べ、ほうれん草の胡麻和えや金平ゴボウもパクパク食べる。食材が豊富なので、最近は料理するのが楽しかった。作り置きに失敗することもあるが、レシピの幅は広がっている。
全て食べ終えた小春は水筒から温かいお茶をコップに注いで飲む。お腹がぽかぽかして、ほっと息をついた。弁当箱をトートバッグにしまい、次はおやつタイムだ。いそいそと小さな容器を取り出す。中には実家から送られたフルーツがあった。一口サイズにカットしてあり、苺とメロンが入っている。
「まだ食うのかよ」
まだいたのか。
小春の体がピタリと止まる。もうすっかり忘れていたが、柊はまだそばにいた。
(意地悪だ、この人)
ぽつりと言われた言葉は、耳が真っ赤になるほど恥ずかしかった。そんなこと、言わなくてもいいじゃないか。さっさとどこかに行って欲しくて、小春は絶対に返事をしまいと心に決める。せっかく好きな苺を食べているのに、あまり味わって食べられなかった。
これが小春と柊が初めて出会った日のことだった。
正直に言って、小春は柊のことがとても苦手だった。何せその次の日から、昼食の時間になると小春がいつもいる場所に来るようになったのだ。手には弁当を持ち、小春がいつも座るベンチの隣にあるベンチに座ってご飯を食べる。ご飯の量は小春よりはすくないが、スープジャーを持って来ていた。味噌汁のふんわりとした匂いや、コンソメスープの匂いがほわほわと漂ってくるのだ。一番酷かったのはカレーを持って来た時だろう。香ばしいスパイスの匂いが鼻腔をくすぐり、小春は半泣きでご飯を食べた。これはもう意地悪なんてものではない。悪魔だ。都会の悪魔。
小春も何か対抗しようと考えたが、争ったところでどうしようもない。金持ちの柊が本気を出せば、もっと酷い目に遭いそうだった。
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