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第二章 もう一度、あなたと友達でいられる最後の日
四月十七日
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何か爆音が響いているようだった。その音があんまりにもうるさくて、小春は腕を動かす。途端、体中に痛みが走った。痛いなんて言葉で表していいのだろうか。体が弾け飛んでしまうような生々しい感覚に悲鳴が漏れる。これは何だろうか。金縛りのようなものなのか。その痛みはすぐに消えて、小春の体は自由になる。ひとまずけたたましい音を消そうと手を伸ばしてスマホを掴む。
スマホのアラームをとめ、小春は目を瞬いた。
「あれ……?」
強烈な違和感に襲われ、声がこぼれる。
昨晩の記憶が曖昧だった。頭を押さえて、すこしの間考える。
どうやって家まで帰ったのだろうか。考えても思い出せない。
まあいいか、もうちょっと寝てしまおうと小春はもう一度目を瞑る。
だって今日は土曜日。会社は休みだ。
――でも、休日はアラームを流さないように設定していたはずなのに。
おかしいな、と思ってもう一度スマホの画面を見る。
四月十七日金曜日
「ん……? えっと……」
スマホがおかしくなってしまったのだろうか。十七日の記憶はしっかりある。念の為、テレビをつけてみる。今日が十七日であることを知らせてきた。その上、ニュース内容は昨日観たものと一致している。分からない。理解できない。どういうこと、と小春は部屋をぐるぐると歩く。
――全部、夢だったってこと!?
そんなことがあっていいだろうか。信じられなくて、できれば見たくないトークアプリを開き、柊との会話履歴を確認した。十七日にご飯を食べる約束をしたところで終わっている。小春が柊の家から逃げた時の会話はどこにも残っていなかった。具体的にどんな内容だったか、思い出そうとするとズキリと頭が痛む。その後、どうやって帰ったかの記憶はないので夢だったのだろう。
「あんなに辛かったのに……」
脱力し、ベッドに倒れこむ。寝ていたけれど、まったく休んだ気になれなかった。会社はいいとして、また柊と友達をやめる話を切り出さなくてはならない。それを考えると憂鬱になった。
だが、よく考えてみれば友達の柊とセックスするなんてどう考えてもおかしな話だ。途中でこれは夢だと気づきそうなのに、小春は本気で喜んだり泣いたりしていた。思い出すと恥ずかしくなる。
とりあえず、柊を裏切ってはいないらしい。それだけで小春の目は潤み、ほろりと涙がこぼれ落ちた。
小春は悩んだ末、夢の中と同じ服装を選んだ。柊に会うために考えていたコーディネートだったので、変な夢を見たからといって予定していた服を変えたくない。レーススリーブのブラウスに薄桃色のフレアスカート。最後にミント色のカーディガンを羽織る。
家を出ると学校や会社に向かう人を多く見かけ、改めて土曜日ではないことを確認した。
そして駅に入り、電車を前にすると不思議なことに心拍数が上がった。これは何だろうか。体が気持ち悪い。貧血のような症状だった。やっぱりまだどこかで夢の出来事を引きずっているのかもしれない。
会社に辿りつき、仕事を始めて数時間後。聞き覚えのある台詞が投げかけられた。
「古川さん、何だか元気ないね」
隣の席の尾村だ。小春は顔を上げて、そんなことないですよと答えながら奇妙な感覚に陥る。前にも見たような場面だ。
「昨日の午後から落ちこんでいるように見えたんだけど」
「……寝不足だからかもしれないです。寝る前にちょっと動画を観るつもりが、深夜になっていたんですよ」
「そうなの? 寝る前にスマホを見ない方がいいってよく聞くけど、ついつい触っちゃうのよねぇ」
頬に手を当てて溜め息をつく尾村を見ながら、小春は動揺する。これでは夢と同じではないか。それともこの程度であれば偶然被っただけだと言えるのか。
ふとコピー機が設置されている場所に視線を向ける。もうすこしすると、コピー用紙が切れて湯崎がうっかり停止ボタンを押してしまうはずだ。湯崎はすでにコピー機の前に立ち、印刷された紙を確認していた。
小春は席を立って、コピー用紙を取りに行く。夢の内容と一致しなくても、湯崎が使い終わった後は補充しておいた方がいいだろう。
「湯崎さん、そろそろ用紙切れになると思うので、こっちに置いておきますね」
「そういえばそうよね。ありがとう」
コピー機横にある作業用のテーブルに、用紙を置く。するとタイミングよく、コピー機がピーと用紙切れの警告音を出した。反射的に湯崎の手がコピー機の操作画面を触りかけるのを見て、小走りで彼女の手を取る。突然手を掴まれた湯崎は不可解そうな顔をした。
「え……ああ、危なかった。ありがとう、古川さん」
湯崎は間を置いて、ようやく掴まれた理由を察する。どうにも彼女は前の職場で使っていたコピー機の癖が出てしまうらしい。用紙切れになると出てきた警告画面に「はい」のボタンを押していたようだ。その癖はなかなか直りそうにない。
「いえ、突然手を掴んですみません……」
用紙を補充すると、コピー機は何事もなかったかのように作業を再開する。
小春は席に戻り、ふうと息をつく。別に放置したところで取り返しのつかないことではないのだが、小さな失敗がなくなるならちょっと頑張りたかった。
「古川さん……」
尾村が悲痛そうな声で名前を呼ぶ。
「請求書の金額が合わなくて、ちょっと見てくれない?」
「どの請求書ですか」
「これなんだけど」
受け取った請求書は見覚えのあるものだった。入力ミスをしている箇所がどこなのかも、小春は覚えていた。そのミスをした箇所すら一致している。
だとすれば小春が見たのは予知夢なのか。そんなはずはないと思いながら、小春は昼休みが終わった後に事務室を出る。
向かう先は会議室の近くだ。会議中、次長が怒鳴り散らしていたという噂を聞いたのでその真偽を確かめたかった。そうタイミングよく怒鳴っている場面に遭遇するだろうかと思ったが、次長が興奮し大きな声を出しているのが廊下まで聞こえていた。
これは本当に偶然なのだろうか。夢と同じことが起こっている。
なら、会社が終わってからも同様のことが起きてしまうのか。
小春の手が無意識に震える。どうすればいい。コピー機の操作ミスを防げたように、自ら動けば過ちを犯さずにすむだろうか。
絶対に夢と同じ行動をしてはならなかった。夜に柊の家を出た後、小春はどれほど後悔しただろう。その恐怖は目が覚めても残っている。
仕事はどれも既視感があり、それほど時間はかからなかった。だから小春は就業時間が終わるまで、夢で見た光景を回避しようと考えた。
スマホのアラームをとめ、小春は目を瞬いた。
「あれ……?」
強烈な違和感に襲われ、声がこぼれる。
昨晩の記憶が曖昧だった。頭を押さえて、すこしの間考える。
どうやって家まで帰ったのだろうか。考えても思い出せない。
まあいいか、もうちょっと寝てしまおうと小春はもう一度目を瞑る。
だって今日は土曜日。会社は休みだ。
――でも、休日はアラームを流さないように設定していたはずなのに。
おかしいな、と思ってもう一度スマホの画面を見る。
四月十七日金曜日
「ん……? えっと……」
スマホがおかしくなってしまったのだろうか。十七日の記憶はしっかりある。念の為、テレビをつけてみる。今日が十七日であることを知らせてきた。その上、ニュース内容は昨日観たものと一致している。分からない。理解できない。どういうこと、と小春は部屋をぐるぐると歩く。
――全部、夢だったってこと!?
そんなことがあっていいだろうか。信じられなくて、できれば見たくないトークアプリを開き、柊との会話履歴を確認した。十七日にご飯を食べる約束をしたところで終わっている。小春が柊の家から逃げた時の会話はどこにも残っていなかった。具体的にどんな内容だったか、思い出そうとするとズキリと頭が痛む。その後、どうやって帰ったかの記憶はないので夢だったのだろう。
「あんなに辛かったのに……」
脱力し、ベッドに倒れこむ。寝ていたけれど、まったく休んだ気になれなかった。会社はいいとして、また柊と友達をやめる話を切り出さなくてはならない。それを考えると憂鬱になった。
だが、よく考えてみれば友達の柊とセックスするなんてどう考えてもおかしな話だ。途中でこれは夢だと気づきそうなのに、小春は本気で喜んだり泣いたりしていた。思い出すと恥ずかしくなる。
とりあえず、柊を裏切ってはいないらしい。それだけで小春の目は潤み、ほろりと涙がこぼれ落ちた。
小春は悩んだ末、夢の中と同じ服装を選んだ。柊に会うために考えていたコーディネートだったので、変な夢を見たからといって予定していた服を変えたくない。レーススリーブのブラウスに薄桃色のフレアスカート。最後にミント色のカーディガンを羽織る。
家を出ると学校や会社に向かう人を多く見かけ、改めて土曜日ではないことを確認した。
そして駅に入り、電車を前にすると不思議なことに心拍数が上がった。これは何だろうか。体が気持ち悪い。貧血のような症状だった。やっぱりまだどこかで夢の出来事を引きずっているのかもしれない。
会社に辿りつき、仕事を始めて数時間後。聞き覚えのある台詞が投げかけられた。
「古川さん、何だか元気ないね」
隣の席の尾村だ。小春は顔を上げて、そんなことないですよと答えながら奇妙な感覚に陥る。前にも見たような場面だ。
「昨日の午後から落ちこんでいるように見えたんだけど」
「……寝不足だからかもしれないです。寝る前にちょっと動画を観るつもりが、深夜になっていたんですよ」
「そうなの? 寝る前にスマホを見ない方がいいってよく聞くけど、ついつい触っちゃうのよねぇ」
頬に手を当てて溜め息をつく尾村を見ながら、小春は動揺する。これでは夢と同じではないか。それともこの程度であれば偶然被っただけだと言えるのか。
ふとコピー機が設置されている場所に視線を向ける。もうすこしすると、コピー用紙が切れて湯崎がうっかり停止ボタンを押してしまうはずだ。湯崎はすでにコピー機の前に立ち、印刷された紙を確認していた。
小春は席を立って、コピー用紙を取りに行く。夢の内容と一致しなくても、湯崎が使い終わった後は補充しておいた方がいいだろう。
「湯崎さん、そろそろ用紙切れになると思うので、こっちに置いておきますね」
「そういえばそうよね。ありがとう」
コピー機横にある作業用のテーブルに、用紙を置く。するとタイミングよく、コピー機がピーと用紙切れの警告音を出した。反射的に湯崎の手がコピー機の操作画面を触りかけるのを見て、小走りで彼女の手を取る。突然手を掴まれた湯崎は不可解そうな顔をした。
「え……ああ、危なかった。ありがとう、古川さん」
湯崎は間を置いて、ようやく掴まれた理由を察する。どうにも彼女は前の職場で使っていたコピー機の癖が出てしまうらしい。用紙切れになると出てきた警告画面に「はい」のボタンを押していたようだ。その癖はなかなか直りそうにない。
「いえ、突然手を掴んですみません……」
用紙を補充すると、コピー機は何事もなかったかのように作業を再開する。
小春は席に戻り、ふうと息をつく。別に放置したところで取り返しのつかないことではないのだが、小さな失敗がなくなるならちょっと頑張りたかった。
「古川さん……」
尾村が悲痛そうな声で名前を呼ぶ。
「請求書の金額が合わなくて、ちょっと見てくれない?」
「どの請求書ですか」
「これなんだけど」
受け取った請求書は見覚えのあるものだった。入力ミスをしている箇所がどこなのかも、小春は覚えていた。そのミスをした箇所すら一致している。
だとすれば小春が見たのは予知夢なのか。そんなはずはないと思いながら、小春は昼休みが終わった後に事務室を出る。
向かう先は会議室の近くだ。会議中、次長が怒鳴り散らしていたという噂を聞いたのでその真偽を確かめたかった。そうタイミングよく怒鳴っている場面に遭遇するだろうかと思ったが、次長が興奮し大きな声を出しているのが廊下まで聞こえていた。
これは本当に偶然なのだろうか。夢と同じことが起こっている。
なら、会社が終わってからも同様のことが起きてしまうのか。
小春の手が無意識に震える。どうすればいい。コピー機の操作ミスを防げたように、自ら動けば過ちを犯さずにすむだろうか。
絶対に夢と同じ行動をしてはならなかった。夜に柊の家を出た後、小春はどれほど後悔しただろう。その恐怖は目が覚めても残っている。
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