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第22話 蹂躙?
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さて、まずは確認しないといけない事があるな。こいつを殺す事は決定したけどここで暴れたら無関係の人まで巻き込んでしまう。流石にそれはしたくない。
「ここで暴れても大丈夫なのか?」
「準備出来ましたか?大丈夫ですよ。私が結界魔法をしたので貴方程度ではどうにもなりませんよ」
「そうか。分った。準備は整った」
「そうですか。では始めましょうか。一瞬とじわじわするのどっちがいいですか?」
「お前はどっちがいいんだ?」
「ずいぶんと余裕ですね。私はじわじわする方が好きです」
「ならそれで行くか」
「はい。そうしましょう。ではなるべく耐えて下さいね。すぐ死んだら面白くないので」
トンスは体の周りに無数の氷の玉を出し、俺に撃ってきた。
「貴方には弱点ですが耐えれますか???」
(玉を燃えつくせ)
俺がそう思うと向ってきている玉はもちろんトンスの周りに残っている玉も蒼い炎に包まれて蒸発した。
「な、何!まぁー、この程度で死んでいたら面白くないからな。ならこれでどうだ!」
トンスはいろんな属性の槍のような物を出したが、俺が(燃えろ)と思うだけで全て消える。
「何故だ!お前は中級精霊じゃないのか!今のは上級精霊でも致命傷になりかねない攻撃だぞ!」
「なら俺が中級精霊じゃないかもしれないぞ?」
「そんなわけあ…まさかお前6祖なのか?」
「そうかもしれないな」
俺がそういうとトンスの今までの余裕顔から一気に顔面蒼白になり、足が震え始めた。きっと6祖が関係しているのだろう。俺は6祖の事について全く知らないから今度ユミナに聞いてみよう。
まぁーその話は置いといて今はこいつを始末しないとな。こいつには本気で絶望を味あわせて殺そう。
俺はトンスに近ずくと、
「貴方様は6祖精霊様でしたか!今までの非礼をお許し下さいませ。そして私は精霊様の従うと誓います!なので一緒に世界を侵略しましょう。精霊様の力と私が力を合わせれば今の世の中を変えれて選ばれた人間が選ばれなかった人間を物として使える時代が来ます」
「意味が分からない」
「私は選ばれた人間なんだ!だから私には頂点に立つ権利も女を好き勝手犯す権利も雑魚みたいな人間を物として使う権利がある!だって賢者ですよ!この世の人間の中で最強の職業なんですよ!」
なるほど。こいつはマジで腐っている。これで心おきなく殺せるな。
(ゆっくり燃やせ)
「あつぃぃぃぃぃーーー!!助けてぇええーー!!」
「苦しみながら死ね」
「俺はこんな所で死んではいけないんだぁぁああ!!」
俺はそれを無視してユミナに
(こいつもうすぐ死ぬ。だから逃げて。イグニスは行くところがある)
(イグちゃんありがとね。大丈夫無理してない?)
(大丈夫)
(どこ行くの?まさか王城?)
(い、いやあちがうよ)
(やっぱり嘘が苦手だね。王様を殺すつもりでしょ?でもお願い。王様は殺さないで。なんでかわからいけど死んでほしくないの)
(わかった)
俺はそういうと冒険者ギルド出て王城に向っていると、進化の準備が完了した。きっとトンスを殺して経験値が沢山入ったんだろう。まぁー今は進化しないでおこう。なんか悪魔みたいな容姿になりそうだし。
王城に着くと何か結界のようなのがあったが俺は気にせず進み、最上階に行った。そこには1人で椅子に座っているおじさんを見つけたので、そこに行き、
「お前が国王か?」
「これは精霊様ではありませんか!はい。そうですよ」
明らかに国王はテンションが上がった。そういえば精霊は平和の象徴で神の使徒だった。確かにいきなり国王の前に現れて「お前が国王か?」とか聞くと神託しに来たみたいだな。
「話があってきた」
「どのような内容ですか?」
「今から言うことに正直に答えろ。ちゃんと答えないと殺す」
俺は脅しも含めて周りに炎の玉を出した。しかし流石国王、全く慌てていない
「はい。正直に答えましょう」
「そうか。ではまずトンスを知っているか?」
「はい。宮廷魔法師団の第3団の団長です」
「そいつの仕事は何だ?」
「スカウトです」
「スカウトを断られた場合は?」
「特に何も」
「本当か?」
「はい」
「そうかわかった。有難う」
なるほど嘘を言っているような感じもしないしあいつの単独での行動か。なら今回は国王はそんなに関係ないな。でも忠告はしといた方がいいな。
「忠告しとくよ。あいつは俺の主人を殺そうとしたから殺した。そしていずれはお前に謀反を起こしていただろう。そしてこれが一番の忠告だが、俺の主人に敵対するなら俺は皆殺しにする。たとえ国王でも、国でも、世界でも。俺にはその力がある」
「分りました」
「でも俺は精霊だし人間と仲良くしたい。実際そのような気がなかったら今頃王都が火の海になっていただろうし」
「そうですか。ではこれからはそのような事がないようにしなければいけませんな。良かったらですが主人の名前を窺っても?」
「そうだね。国王とは仲良くしたいから教えるよ。ユミナって言うんだ。っあ!そうだいい事思いついた!今は俺は正直国王に不信感が残っているんだよね。だからユミナは冒険者育成学校に通うから護衛してよ!しっかりしてくれたら国王も信用してあげる」
「ユミナさんの護衛をして精霊様の信頼を勝ち取るという事ですか」
「うん。そういう事」
「はい。分りました。ユミナ様の護衛を引き受けましょう」
「契約成立だね。じゃー帰る」
俺は素早く王城から出た。これで進化出来るしもっと自由に行動出来るようになった!
「ここで暴れても大丈夫なのか?」
「準備出来ましたか?大丈夫ですよ。私が結界魔法をしたので貴方程度ではどうにもなりませんよ」
「そうか。分った。準備は整った」
「そうですか。では始めましょうか。一瞬とじわじわするのどっちがいいですか?」
「お前はどっちがいいんだ?」
「ずいぶんと余裕ですね。私はじわじわする方が好きです」
「ならそれで行くか」
「はい。そうしましょう。ではなるべく耐えて下さいね。すぐ死んだら面白くないので」
トンスは体の周りに無数の氷の玉を出し、俺に撃ってきた。
「貴方には弱点ですが耐えれますか???」
(玉を燃えつくせ)
俺がそう思うと向ってきている玉はもちろんトンスの周りに残っている玉も蒼い炎に包まれて蒸発した。
「な、何!まぁー、この程度で死んでいたら面白くないからな。ならこれでどうだ!」
トンスはいろんな属性の槍のような物を出したが、俺が(燃えろ)と思うだけで全て消える。
「何故だ!お前は中級精霊じゃないのか!今のは上級精霊でも致命傷になりかねない攻撃だぞ!」
「なら俺が中級精霊じゃないかもしれないぞ?」
「そんなわけあ…まさかお前6祖なのか?」
「そうかもしれないな」
俺がそういうとトンスの今までの余裕顔から一気に顔面蒼白になり、足が震え始めた。きっと6祖が関係しているのだろう。俺は6祖の事について全く知らないから今度ユミナに聞いてみよう。
まぁーその話は置いといて今はこいつを始末しないとな。こいつには本気で絶望を味あわせて殺そう。
俺はトンスに近ずくと、
「貴方様は6祖精霊様でしたか!今までの非礼をお許し下さいませ。そして私は精霊様の従うと誓います!なので一緒に世界を侵略しましょう。精霊様の力と私が力を合わせれば今の世の中を変えれて選ばれた人間が選ばれなかった人間を物として使える時代が来ます」
「意味が分からない」
「私は選ばれた人間なんだ!だから私には頂点に立つ権利も女を好き勝手犯す権利も雑魚みたいな人間を物として使う権利がある!だって賢者ですよ!この世の人間の中で最強の職業なんですよ!」
なるほど。こいつはマジで腐っている。これで心おきなく殺せるな。
(ゆっくり燃やせ)
「あつぃぃぃぃぃーーー!!助けてぇええーー!!」
「苦しみながら死ね」
「俺はこんな所で死んではいけないんだぁぁああ!!」
俺はそれを無視してユミナに
(こいつもうすぐ死ぬ。だから逃げて。イグニスは行くところがある)
(イグちゃんありがとね。大丈夫無理してない?)
(大丈夫)
(どこ行くの?まさか王城?)
(い、いやあちがうよ)
(やっぱり嘘が苦手だね。王様を殺すつもりでしょ?でもお願い。王様は殺さないで。なんでかわからいけど死んでほしくないの)
(わかった)
俺はそういうと冒険者ギルド出て王城に向っていると、進化の準備が完了した。きっとトンスを殺して経験値が沢山入ったんだろう。まぁー今は進化しないでおこう。なんか悪魔みたいな容姿になりそうだし。
王城に着くと何か結界のようなのがあったが俺は気にせず進み、最上階に行った。そこには1人で椅子に座っているおじさんを見つけたので、そこに行き、
「お前が国王か?」
「これは精霊様ではありませんか!はい。そうですよ」
明らかに国王はテンションが上がった。そういえば精霊は平和の象徴で神の使徒だった。確かにいきなり国王の前に現れて「お前が国王か?」とか聞くと神託しに来たみたいだな。
「話があってきた」
「どのような内容ですか?」
「今から言うことに正直に答えろ。ちゃんと答えないと殺す」
俺は脅しも含めて周りに炎の玉を出した。しかし流石国王、全く慌てていない
「はい。正直に答えましょう」
「そうか。ではまずトンスを知っているか?」
「はい。宮廷魔法師団の第3団の団長です」
「そいつの仕事は何だ?」
「スカウトです」
「スカウトを断られた場合は?」
「特に何も」
「本当か?」
「はい」
「そうかわかった。有難う」
なるほど嘘を言っているような感じもしないしあいつの単独での行動か。なら今回は国王はそんなに関係ないな。でも忠告はしといた方がいいな。
「忠告しとくよ。あいつは俺の主人を殺そうとしたから殺した。そしていずれはお前に謀反を起こしていただろう。そしてこれが一番の忠告だが、俺の主人に敵対するなら俺は皆殺しにする。たとえ国王でも、国でも、世界でも。俺にはその力がある」
「分りました」
「でも俺は精霊だし人間と仲良くしたい。実際そのような気がなかったら今頃王都が火の海になっていただろうし」
「そうですか。ではこれからはそのような事がないようにしなければいけませんな。良かったらですが主人の名前を窺っても?」
「そうだね。国王とは仲良くしたいから教えるよ。ユミナって言うんだ。っあ!そうだいい事思いついた!今は俺は正直国王に不信感が残っているんだよね。だからユミナは冒険者育成学校に通うから護衛してよ!しっかりしてくれたら国王も信用してあげる」
「ユミナさんの護衛をして精霊様の信頼を勝ち取るという事ですか」
「うん。そういう事」
「はい。分りました。ユミナ様の護衛を引き受けましょう」
「契約成立だね。じゃー帰る」
俺は素早く王城から出た。これで進化出来るしもっと自由に行動出来るようになった!
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これからもがんばります!!