釣りはじめました

メバリング編

メバリング編5

　「メバリングのコツってありますか？」
　「メバリングのコツね？」
　「はい。メバリングのコツです。」
　「まずは表層から攻めるかな？アクションはせずに、ただ巻きで、ゆっくりと。」
　「表層からですか？」
　「そう。夜のメバルは常夜灯に寄ってきたプランクトンやエビ、小イカなんかを食べに表層に浮いている事が多いからね。まずは表層。そして中層。それでも駄目なら底かな。」
　「そうね。あと、サイズを狙うなら暗い所か底付近を狙うとよかかな？」
　「ただ巻きでアタリがこないなら、少しアクションをくわえてやるといいかな。」
　「あんまりアジングと変わらないんですね。タックルはアジング用でいいんですか？」
　アジングとたいして変わらないな？と感じた僕はそう口にした。
　「タックルはアジングので大丈夫だね。専用のがあれば、それに越したことはないのだろうけな。」
　「アジは落ちてくる物によく反応するけど、メバルは自分の目の上を通って行く物によく反応するんよ。これは覚えておいた方がよかかもな。」
　そんな事を話していると、気がつけば天草の山下釣具までやってきていた。
　島田社長は何時も通り氷を買いに、そして僕とヨシさんはヨシさんがオススメすると言う仕掛けを買いに向かった。
　「これこれ、リキッド系ワームと小イカのワーム。それとプラグ。」
　「小イカのワームは分かるんですけど、リキッド系とプラグって何ですか？」
　「リキッド系は文字通り液体に浸かったワームの事だよ。プラグは木やプラスチックとかで出来てるハード系のルアーの事だね。」
　へぇ～。そうなのか。液体にワームが浸かって何か変わるのだろうか？そう思いながら、自分で釣れそう！だと思うリキッド系ワームとプラグ、小イカ型のワームを数点買って、店を後にした。