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ナナ、1歳誕生日 ナナ編
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ワタシがご主人さまの家族になってから、もう一年が経とうとしていた。
毎日が楽しい、幸せだと感じられる。その中で分かった事もある。この家での、ワタシの順位と力関係だ。
ワタシ個人としては、ご主人さまが一番好きなのだけれど、ご主人さまは、この家では序列一位ではなかった。
この家の……ボス。そう、この家のボスはママだったのだ。ワタシに、ご飯はくれるし、遊んでもくれる。家に居る時間も一番長い、そうなると自ずと家の事を守ってくれているのはママだ。。争い事を仲裁するのも、何時もママ。ご主人さまや結衣お姉ちゃんに注意するのもママ。パパがママに甘えても、ガツンと言えるのはママ。疑う余地もない。この家のボスはママだ。
ボスには、それ相応の対応をせねばならない。お出迎えには、誠意を込めて。ママが帰って来たと思えば歓喜の唄を。お呼びならば、直ぐに駆け付けねばいけない。例え、ご主人さまに呼ばれたとしても、ボスのママに呼ばれたのならば、ボスの方へ馳せ参じるのが、家族という群の中の掟……。心の中で、ご主人さまには「ごめんなさい。」と謝っている。
ちなみにワタシの見立てでは、ママ>ご主人さま>結衣お姉ちゃん>パパの順。もちろん、ワタシはパパの下に属している。まあ、パパはワタシと同格かも知れないなどと密かに思っているのだけれど……。なので、パパのお出迎えは雑だ。でも、パパはワタシが迎えに行くと凄く喜んでくれる。不思議なものだ。オヤツも一番くれるし……。
まあ、ワタシはこの家の家族になれた事を、何時も嬉しく思っている。この時間が永遠に続けばいい。そんな事を何時も思っている。
毎日が楽しい、幸せだと感じられる。その中で分かった事もある。この家での、ワタシの順位と力関係だ。
ワタシ個人としては、ご主人さまが一番好きなのだけれど、ご主人さまは、この家では序列一位ではなかった。
この家の……ボス。そう、この家のボスはママだったのだ。ワタシに、ご飯はくれるし、遊んでもくれる。家に居る時間も一番長い、そうなると自ずと家の事を守ってくれているのはママだ。。争い事を仲裁するのも、何時もママ。ご主人さまや結衣お姉ちゃんに注意するのもママ。パパがママに甘えても、ガツンと言えるのはママ。疑う余地もない。この家のボスはママだ。
ボスには、それ相応の対応をせねばならない。お出迎えには、誠意を込めて。ママが帰って来たと思えば歓喜の唄を。お呼びならば、直ぐに駆け付けねばいけない。例え、ご主人さまに呼ばれたとしても、ボスのママに呼ばれたのならば、ボスの方へ馳せ参じるのが、家族という群の中の掟……。心の中で、ご主人さまには「ごめんなさい。」と謝っている。
ちなみにワタシの見立てでは、ママ>ご主人さま>結衣お姉ちゃん>パパの順。もちろん、ワタシはパパの下に属している。まあ、パパはワタシと同格かも知れないなどと密かに思っているのだけれど……。なので、パパのお出迎えは雑だ。でも、パパはワタシが迎えに行くと凄く喜んでくれる。不思議なものだ。オヤツも一番くれるし……。
まあ、ワタシはこの家の家族になれた事を、何時も嬉しく思っている。この時間が永遠に続けばいい。そんな事を何時も思っている。
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