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秘密の同期会(2)
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その寂しさを伝えたくて理玖くんの服の裾をきゅっと掴むと、どうしたの?と理玖くんが甘く囁かれる。
このなんでも言いたくなる理玖くんが私だけに向ける甘い声が好きだ。
「帰ってきたら続き⋯⋯シよ?」
「っ!!」
理玖くんは自分の手で口元を覆うとそのまま視線を私から逸らす。
髪で隠れているものの、その耳はほんのり赤くなっている気がした。
(赤くなってる⋯可愛い)
「ちょ、陽葵ちゃん。そのセリフはやばすぎ、破壊力がすごすぎる」
「だめ?」
「まさか。だめなんて言うわけないじゃん。むしろ陽葵ちゃんに言われなくても帰ってきたら立てないくらい抱くって決めてたし」
「立てないくらい⋯⋯」
「ま、夜は俺がたっぷり可愛がってあげるから関さんと副島くんと楽しんでおいで」
私の頭を撫でた理玖くんはおでこにちゅっと触れるだけに口付けを落とす。
自分から誘ったことを少しだけ後悔した。
理玖くんがニコニコしていてその笑顔がやけに機嫌が良さそうで怖い。
耳元に理玖くんからもらったピアスを付けようとすると、口角を上げて笑う理玖くんが付けてくれた。
そのまま行ってきます、と言って玄関まで見送ってくれた理玖くんに手を振って足早に目的地まで向かうのだった。
***
「陽葵!こっちこっち~」
「華乃子ちゃん、唯斗!ごめん遅れちゃって」
「遅れてないから焦んなくていいよ」
落ち合う場所に向かうと既に華乃子ちゃんと唯斗は待っていた。
集合時間に遅れた訳では無いが、2人が既にいたため申し訳なくなる。
理玖くんとあんなふうに戯れていたせいで時間がギリギリになってしまった。
そんなことを知らない2人は笑顔で迎えてくれる。
「ねぇ華乃子ちゃん。今日のお昼は何食べるの?」
「ふふふ私が食べたかったハンバーガー食べに行くよ!」
「わ、いいねハンバーガー!ガッツリ食べよ!」
「華乃子ずっとそこ行きたいって言ってて、陽葵も絶対誘うんだって可愛い顔で言ってたんだよ」
「ちょ、唯斗!」
「え~そうなんだ。華乃子ちゃんそんな風に言ってくれてたんだ」
華乃子ちゃんはそんなエピソードを暴露され恥ずかしそうに頬を赤く染めていた。
キリッとした表情が崩れ、可愛らしい女の子らしさを感じる。
唯斗が華乃子ちゃんを見つめる瞳は甘く、それは私を見つめる理玖くんの瞳と同じだった。
その様子を見て私自身も自然と笑顔になり、心が温かくなるように幸せになる。
(2人を見てると私まで幸せだなぁ)
3人で目的のハンバーガー屋さんまで歩く。
華乃子ちゃんと唯斗は晴れてお付き合いを始めた。
1月に入ってからお付き合いがスタートした2人はまだ初々しく見ているこっちまでむず痒くなるほど甘酸っぱい。
唯斗がまるで子犬のように合コンに行くのを止め、断るたびに心底嬉しそうな顔をするのを見ていくうちに唯斗への想いが変わったらしい。
身近にいたからこそ、唯斗の気持ちに気づくのが遅くなってしまったが、彼の真っ直ぐな優しさや気持ちは華乃子ちゃんに届いたようだ。
同期として唯斗の恋は心から応援していたし、華乃子ちゃん任せられる人だからこそ2人が付き合うことになって1番嬉しいのはなんだかんだ私かもしれない。
「陽葵?どうしたの?」
「なんだよ~そんなニヤニヤして」
「ううん、2人が幸せそうで嬉しいなぁって」
「まじでそれについては陽葵にちゃんとお礼言いたい」
「いいよいいよそんなの」
「ちゃんと言わせてよ。店着いたら話させて」
ハンバーガー屋さんはちょうどいい時間に着いたようで、私たちはスムーズに席に案内された。
私の隣に華乃子ちゃんが座り、向かい側の席に唯斗が座る。
3人でメニューを覗き込み何にするか話し合った。
私たちが出かける時はよくそれぞれ違うメニューを頼んで取り分けたりすることが多い。
「陽葵はチーズバーガーでしょ?」
「よく分かるね華乃子ちゃん。1番に惹かれた!」
やっぱり華乃子ちゃんは私の良き理解者の1人だ。
もちろん同期としても頼りになるが1人の友人としても何度も助けられた。
私たちはそれぞれチーズバーガー、テリヤキバーガーそしてベーコンエッグチーズバーガーの3種を頼む。
唯斗が飲み物も一緒にまとめて頼んでくれたため私たちは届くのを話しながら待った。
「陽葵。その⋯さっきの話だけど、ほんとにありがとな」
「私、お礼を言われるようなことはしてないよ?頑張ったのは唯斗じゃん」
「まぁそうなんだけど。でも実際陽葵の言葉に背中押されたのは事実だし。陽葵も頑張ってるから俺も頑張ろうって思えた」
長年片想いしてきた唯斗にとってその関係をある意味壊す行為に繋がりかねない気持ちを伝えることはきっとかなり勇気が必要だっただろう。
だけど2人を1番近くで見てきた私は、どんな選択になったとしても2人を応援すると決めていた。
もちろん唯斗の恋心を知ってはいたが、無理やり華乃子ちゃんとくっつけるつもりはなかったし、華乃子ちゃんもそう思ってくれたら嬉しいな、なんて思ってはいたが実際は2人次第だと思っていたのが事実だ。
「陽葵がね、私に教えてくれたから唯斗の気持ちに気づけたよ。意外と近くにいるかもねって話。あれなかったら今もまだ気づけてなかったかも」
「私は2人がしてくれたみたいにほんの少しだけ背中を押して、他にも道があるよって伝えただけ。2人が自分でこの道を選んだんだよ」
「私からもお礼を言わせて陽葵。本当にありがとね」
2人の笑顔を見ていると私の選択が間違ってなかったんだと思える。
唯斗自身も私たち3人の同期としての関係が壊れることを恐れてなかなか踏み出せなかった。
だけど2人が付き合い始めた今でもこうして3人の仲は変わらない。
2人の幸せを1番近くで願う友人としても同期としても私はこれからもそばにいるつもりだ。
「お礼を言うなら私もだよ。理玖くんと向き合えたのは華乃子ちゃんが厳しい言葉で教えてくれたからだし、唯斗もまたその明るさで背中を押してくれたからありがとう。2人のおかげだよ」
「俺らめちゃくちゃ仲良しじゃん。3人とも3人のためにいっぱい行動して、いい相性だな俺たち」
「確かに。陽葵や唯斗に出会えて感謝だね」
普段ならこんな話をするにはお酒がないと恥ずかしくてできないだろう。
だけどみんはそれぞれ自分なりの幸せを手に入れて気持ちも踊っている分、素直に言葉が溢れてきた。
お互いの顔を見合わせて3人で笑い合うこの時間が最高に楽しい。
あっという間に時間は過ぎ、頼んでいたハンバーガーがテーブルに置かれた。
思いのほか大きなハンバーガーを前に、食べたいと言っていた華乃子ちゃんの目はキラキラと輝いている。
見た目が強そうでキリッとした華乃子ちゃんがこんなにワクワクしているのは珍しいため思わず笑みが零れた。
「ねぇ早く食べよ!」
「ふふっそうだね。私のチーズバーガーもたべる?」
「もちろん!こっちのテリヤキバーガーもお皿に取り分けるね」
「俺の分も頼むわ~」
このなんでも言いたくなる理玖くんが私だけに向ける甘い声が好きだ。
「帰ってきたら続き⋯⋯シよ?」
「っ!!」
理玖くんは自分の手で口元を覆うとそのまま視線を私から逸らす。
髪で隠れているものの、その耳はほんのり赤くなっている気がした。
(赤くなってる⋯可愛い)
「ちょ、陽葵ちゃん。そのセリフはやばすぎ、破壊力がすごすぎる」
「だめ?」
「まさか。だめなんて言うわけないじゃん。むしろ陽葵ちゃんに言われなくても帰ってきたら立てないくらい抱くって決めてたし」
「立てないくらい⋯⋯」
「ま、夜は俺がたっぷり可愛がってあげるから関さんと副島くんと楽しんでおいで」
私の頭を撫でた理玖くんはおでこにちゅっと触れるだけに口付けを落とす。
自分から誘ったことを少しだけ後悔した。
理玖くんがニコニコしていてその笑顔がやけに機嫌が良さそうで怖い。
耳元に理玖くんからもらったピアスを付けようとすると、口角を上げて笑う理玖くんが付けてくれた。
そのまま行ってきます、と言って玄関まで見送ってくれた理玖くんに手を振って足早に目的地まで向かうのだった。
***
「陽葵!こっちこっち~」
「華乃子ちゃん、唯斗!ごめん遅れちゃって」
「遅れてないから焦んなくていいよ」
落ち合う場所に向かうと既に華乃子ちゃんと唯斗は待っていた。
集合時間に遅れた訳では無いが、2人が既にいたため申し訳なくなる。
理玖くんとあんなふうに戯れていたせいで時間がギリギリになってしまった。
そんなことを知らない2人は笑顔で迎えてくれる。
「ねぇ華乃子ちゃん。今日のお昼は何食べるの?」
「ふふふ私が食べたかったハンバーガー食べに行くよ!」
「わ、いいねハンバーガー!ガッツリ食べよ!」
「華乃子ずっとそこ行きたいって言ってて、陽葵も絶対誘うんだって可愛い顔で言ってたんだよ」
「ちょ、唯斗!」
「え~そうなんだ。華乃子ちゃんそんな風に言ってくれてたんだ」
華乃子ちゃんはそんなエピソードを暴露され恥ずかしそうに頬を赤く染めていた。
キリッとした表情が崩れ、可愛らしい女の子らしさを感じる。
唯斗が華乃子ちゃんを見つめる瞳は甘く、それは私を見つめる理玖くんの瞳と同じだった。
その様子を見て私自身も自然と笑顔になり、心が温かくなるように幸せになる。
(2人を見てると私まで幸せだなぁ)
3人で目的のハンバーガー屋さんまで歩く。
華乃子ちゃんと唯斗は晴れてお付き合いを始めた。
1月に入ってからお付き合いがスタートした2人はまだ初々しく見ているこっちまでむず痒くなるほど甘酸っぱい。
唯斗がまるで子犬のように合コンに行くのを止め、断るたびに心底嬉しそうな顔をするのを見ていくうちに唯斗への想いが変わったらしい。
身近にいたからこそ、唯斗の気持ちに気づくのが遅くなってしまったが、彼の真っ直ぐな優しさや気持ちは華乃子ちゃんに届いたようだ。
同期として唯斗の恋は心から応援していたし、華乃子ちゃん任せられる人だからこそ2人が付き合うことになって1番嬉しいのはなんだかんだ私かもしれない。
「陽葵?どうしたの?」
「なんだよ~そんなニヤニヤして」
「ううん、2人が幸せそうで嬉しいなぁって」
「まじでそれについては陽葵にちゃんとお礼言いたい」
「いいよいいよそんなの」
「ちゃんと言わせてよ。店着いたら話させて」
ハンバーガー屋さんはちょうどいい時間に着いたようで、私たちはスムーズに席に案内された。
私の隣に華乃子ちゃんが座り、向かい側の席に唯斗が座る。
3人でメニューを覗き込み何にするか話し合った。
私たちが出かける時はよくそれぞれ違うメニューを頼んで取り分けたりすることが多い。
「陽葵はチーズバーガーでしょ?」
「よく分かるね華乃子ちゃん。1番に惹かれた!」
やっぱり華乃子ちゃんは私の良き理解者の1人だ。
もちろん同期としても頼りになるが1人の友人としても何度も助けられた。
私たちはそれぞれチーズバーガー、テリヤキバーガーそしてベーコンエッグチーズバーガーの3種を頼む。
唯斗が飲み物も一緒にまとめて頼んでくれたため私たちは届くのを話しながら待った。
「陽葵。その⋯さっきの話だけど、ほんとにありがとな」
「私、お礼を言われるようなことはしてないよ?頑張ったのは唯斗じゃん」
「まぁそうなんだけど。でも実際陽葵の言葉に背中押されたのは事実だし。陽葵も頑張ってるから俺も頑張ろうって思えた」
長年片想いしてきた唯斗にとってその関係をある意味壊す行為に繋がりかねない気持ちを伝えることはきっとかなり勇気が必要だっただろう。
だけど2人を1番近くで見てきた私は、どんな選択になったとしても2人を応援すると決めていた。
もちろん唯斗の恋心を知ってはいたが、無理やり華乃子ちゃんとくっつけるつもりはなかったし、華乃子ちゃんもそう思ってくれたら嬉しいな、なんて思ってはいたが実際は2人次第だと思っていたのが事実だ。
「陽葵がね、私に教えてくれたから唯斗の気持ちに気づけたよ。意外と近くにいるかもねって話。あれなかったら今もまだ気づけてなかったかも」
「私は2人がしてくれたみたいにほんの少しだけ背中を押して、他にも道があるよって伝えただけ。2人が自分でこの道を選んだんだよ」
「私からもお礼を言わせて陽葵。本当にありがとね」
2人の笑顔を見ていると私の選択が間違ってなかったんだと思える。
唯斗自身も私たち3人の同期としての関係が壊れることを恐れてなかなか踏み出せなかった。
だけど2人が付き合い始めた今でもこうして3人の仲は変わらない。
2人の幸せを1番近くで願う友人としても同期としても私はこれからもそばにいるつもりだ。
「お礼を言うなら私もだよ。理玖くんと向き合えたのは華乃子ちゃんが厳しい言葉で教えてくれたからだし、唯斗もまたその明るさで背中を押してくれたからありがとう。2人のおかげだよ」
「俺らめちゃくちゃ仲良しじゃん。3人とも3人のためにいっぱい行動して、いい相性だな俺たち」
「確かに。陽葵や唯斗に出会えて感謝だね」
普段ならこんな話をするにはお酒がないと恥ずかしくてできないだろう。
だけどみんはそれぞれ自分なりの幸せを手に入れて気持ちも踊っている分、素直に言葉が溢れてきた。
お互いの顔を見合わせて3人で笑い合うこの時間が最高に楽しい。
あっという間に時間は過ぎ、頼んでいたハンバーガーがテーブルに置かれた。
思いのほか大きなハンバーガーを前に、食べたいと言っていた華乃子ちゃんの目はキラキラと輝いている。
見た目が強そうでキリッとした華乃子ちゃんがこんなにワクワクしているのは珍しいため思わず笑みが零れた。
「ねぇ早く食べよ!」
「ふふっそうだね。私のチーズバーガーもたべる?」
「もちろん!こっちのテリヤキバーガーもお皿に取り分けるね」
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