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新しいチーフの正体(2)
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そう言って華乃子ちゃんは席を立つとカフェスペースに足早に向かう。
数分ほど作業をしながら待っていると私の横に冷たいカフェオレが注がれたカップを置いてくれた。
「お話のお供ってこれだったんだ」
「そうよ。本当はお酒が良かったけど、今はこれで我慢ね」
パソコンを開いて作業をしながら華乃子ちゃんの話の続きを待つ。
カフェオレを一口飲んだ華乃子ちゃんはパソコンのキーボードをたたく手を止めて私に身体を寄せて小声で話し出した。
「まず収入に関しては全く問題なくてさすが金融、不動産業よね。そして顔もよし、性格もいい感じの人も結構いて、全体的に良かったのよなんなら最高だったのよ」
「え、それは良かったじゃん。当たりの合コンだったね」
「そう、途中まではね」
「あら、先行き不安だね」
「だけどね今回一緒に行った女の子に1人まぁ癖が強いというかガツガツ系の女子がいたんだけど、その子のあからさまなボディタッチとかにコロッと全員いっちゃうわけなのよ」
さっきまで小声だった声はヒートアップしてしまい、いつの間にか周りにも聞こえてしまうくらいの大きさになっていた。
華乃子ちゃんに少し落ち着くようにジェスチャーをすると、初めて自分の声の大きさに気づき少しだけ恥ずかしそうに顔を赤らめている。
「あんなあからさまなボディタッチにコロッといっちゃう男ってどうなの?!単純すぎない?所詮下心しかないわけ?」
「まぁまぁ落ち着いて華乃子ちゃん。今回の人がたまたまってこともあるでしょ」
「下心なくせとは言わないけど、あんなあからさまなのにコロッといってほしくなかったというか。もう少し親しくなってから見せて欲しかったというか」
華乃子ちゃんの言いたいことも分からなくはない。
だけど合コンという場所だとそういうのを目的とする人も一定数いるだろう。
「まぁそのパワフルな女の子に乗せられちゃったのかもね。その子がいなかったらうまくいってたかもよ」
「はぁ⋯次こそはいい人見つけるんだから」
華乃子ちゃんはほんと懲りない。
いつも合コンに行って撃沈しているというのに中々諦めが悪い所はいい所でもある。
次に行ったときにはいい人に出会えるといいけど、なんて思いながらパソコンのキーボードをたたいた。
華乃子ちゃんの話にひと段落ついたのか、少しだけ無言で作業していると思い出したかのように隣であ、と声を出す。
「なに?」
「そういえば今日じゃん!エンジニアの新しいチーフが来るの」
「あー⋯そうだね」
「なに、どうしたの?楽しみじゃないの?」
「いや、それが⋯⋯」
華乃子ちゃんにはずっと黙っているわけにはいかないと思い、いよいよ彼女に彼との関係を話す決意をする。
注いでくれたカフェオレで喉を潤してから華乃子ちゃんの目を真っ直ぐ見つめて口を開いた。
「今日から来るチーフって私の元彼なんだよね」
「え?!何それ、そんなことある?!あの大学生の時に付き合ってたっていう彼?」
「うん、そう。まさか上司になるなんて思ってもなくて」
華乃子ちゃんは開いた口が塞がらないという言葉をそのまま体現したような顔をしていた。
思ったよりも目を見開きパチクリと驚いた表情をされて私の方が逆に冷静になれる。
「元彼が上司って仕事やりずらいね」
「少し、ね」
「噂ではめちゃくちゃイケメンって言ってたけど、ほんとにそうなの?」
「んー多分、かっこいいと思う。モテるだろうしコミュニケーション能力も高いし仕事もできるらしいし、何よりすごい優しい」
「え、ハイスペックすぎるねそれ。将来スパダリ決定じゃん」
華乃子ちゃんには理玖くんと別れた理由は既に話していた。
あの頃の私はまだ幼く、社会に出た理玖くんの隣にいる自信がなかったんだ。
大学生と社会人という世界がまるで別物のように感じてしまい、彼の隣にいることが苦しくなってしまった。
それが原因で彼に別れを告げたが、決して嫌いになって別れたというわけではない。
理玖くんもまた優しいため私のそんな気持ちを察し受け入れてくれたんだろう。
私と別れたところで理玖くんは痛くも痒くもないだろうし、すぐに別の彼女ができると思っていた。
「華乃子ちゃん驚くと思うけど、実はその今日から来るチーフ、まさかの私の隣に引っ越してきたんだよね」
「え???!」
期待を裏切らないリアクションを取ってくれて逆にありがたい。
そりゃこんな話を聞いたら誰もが同じような反応になるだろう。
「何その少女漫画的展開は!」
少しだけ興奮気味に声をなるべく抑えながら華乃子ちゃんが私の身体に擦り寄り訴える。
まるで羨ましいとでも言わんばかりのキラキラとした目を向けられ思わず笑みが零れた。
(こういう話、華乃子ちゃん好きだから楽しそう)
「陽葵は大丈夫なの?気持ち的に」
さっきまで目尻を下げて楽しそうに話していた華乃子ちゃんは突然真剣に私の顔を覗き込む。
合コンや恋バナが大好きな華乃子ちゃんだけど、こういう時はすごく真剣に私のことを想ってくれる。
この会社に入ってから出会った同期だが、私にとってはただの同期ではなくて大切な1人の友人と思っているためその言葉が心をゆっくり包んでいった。
「ん~正直言うと乱されてはいるよね」
「まぁそりゃそうよね。嫌いで別れたわけじゃないしね」
「だけど今付き合ってる人は健二くんだし、浮気とかするつもりは全くないよ」
「そうね。浮気はやっぱだめだから、もしそうなるなら別れてからにしなね」
「ちょっと縁起でもないこと言わないでよ~」
「うふふ、ごめんごめん」
華乃子ちゃんはこんなことを言うが、今更私が理玖くんとどうこうなるとはとても思えない。
これからは上司として関わっていくだけだ。
数分ほど作業をしながら待っていると私の横に冷たいカフェオレが注がれたカップを置いてくれた。
「お話のお供ってこれだったんだ」
「そうよ。本当はお酒が良かったけど、今はこれで我慢ね」
パソコンを開いて作業をしながら華乃子ちゃんの話の続きを待つ。
カフェオレを一口飲んだ華乃子ちゃんはパソコンのキーボードをたたく手を止めて私に身体を寄せて小声で話し出した。
「まず収入に関しては全く問題なくてさすが金融、不動産業よね。そして顔もよし、性格もいい感じの人も結構いて、全体的に良かったのよなんなら最高だったのよ」
「え、それは良かったじゃん。当たりの合コンだったね」
「そう、途中まではね」
「あら、先行き不安だね」
「だけどね今回一緒に行った女の子に1人まぁ癖が強いというかガツガツ系の女子がいたんだけど、その子のあからさまなボディタッチとかにコロッと全員いっちゃうわけなのよ」
さっきまで小声だった声はヒートアップしてしまい、いつの間にか周りにも聞こえてしまうくらいの大きさになっていた。
華乃子ちゃんに少し落ち着くようにジェスチャーをすると、初めて自分の声の大きさに気づき少しだけ恥ずかしそうに顔を赤らめている。
「あんなあからさまなボディタッチにコロッといっちゃう男ってどうなの?!単純すぎない?所詮下心しかないわけ?」
「まぁまぁ落ち着いて華乃子ちゃん。今回の人がたまたまってこともあるでしょ」
「下心なくせとは言わないけど、あんなあからさまなのにコロッといってほしくなかったというか。もう少し親しくなってから見せて欲しかったというか」
華乃子ちゃんの言いたいことも分からなくはない。
だけど合コンという場所だとそういうのを目的とする人も一定数いるだろう。
「まぁそのパワフルな女の子に乗せられちゃったのかもね。その子がいなかったらうまくいってたかもよ」
「はぁ⋯次こそはいい人見つけるんだから」
華乃子ちゃんはほんと懲りない。
いつも合コンに行って撃沈しているというのに中々諦めが悪い所はいい所でもある。
次に行ったときにはいい人に出会えるといいけど、なんて思いながらパソコンのキーボードをたたいた。
華乃子ちゃんの話にひと段落ついたのか、少しだけ無言で作業していると思い出したかのように隣であ、と声を出す。
「なに?」
「そういえば今日じゃん!エンジニアの新しいチーフが来るの」
「あー⋯そうだね」
「なに、どうしたの?楽しみじゃないの?」
「いや、それが⋯⋯」
華乃子ちゃんにはずっと黙っているわけにはいかないと思い、いよいよ彼女に彼との関係を話す決意をする。
注いでくれたカフェオレで喉を潤してから華乃子ちゃんの目を真っ直ぐ見つめて口を開いた。
「今日から来るチーフって私の元彼なんだよね」
「え?!何それ、そんなことある?!あの大学生の時に付き合ってたっていう彼?」
「うん、そう。まさか上司になるなんて思ってもなくて」
華乃子ちゃんは開いた口が塞がらないという言葉をそのまま体現したような顔をしていた。
思ったよりも目を見開きパチクリと驚いた表情をされて私の方が逆に冷静になれる。
「元彼が上司って仕事やりずらいね」
「少し、ね」
「噂ではめちゃくちゃイケメンって言ってたけど、ほんとにそうなの?」
「んー多分、かっこいいと思う。モテるだろうしコミュニケーション能力も高いし仕事もできるらしいし、何よりすごい優しい」
「え、ハイスペックすぎるねそれ。将来スパダリ決定じゃん」
華乃子ちゃんには理玖くんと別れた理由は既に話していた。
あの頃の私はまだ幼く、社会に出た理玖くんの隣にいる自信がなかったんだ。
大学生と社会人という世界がまるで別物のように感じてしまい、彼の隣にいることが苦しくなってしまった。
それが原因で彼に別れを告げたが、決して嫌いになって別れたというわけではない。
理玖くんもまた優しいため私のそんな気持ちを察し受け入れてくれたんだろう。
私と別れたところで理玖くんは痛くも痒くもないだろうし、すぐに別の彼女ができると思っていた。
「華乃子ちゃん驚くと思うけど、実はその今日から来るチーフ、まさかの私の隣に引っ越してきたんだよね」
「え???!」
期待を裏切らないリアクションを取ってくれて逆にありがたい。
そりゃこんな話を聞いたら誰もが同じような反応になるだろう。
「何その少女漫画的展開は!」
少しだけ興奮気味に声をなるべく抑えながら華乃子ちゃんが私の身体に擦り寄り訴える。
まるで羨ましいとでも言わんばかりのキラキラとした目を向けられ思わず笑みが零れた。
(こういう話、華乃子ちゃん好きだから楽しそう)
「陽葵は大丈夫なの?気持ち的に」
さっきまで目尻を下げて楽しそうに話していた華乃子ちゃんは突然真剣に私の顔を覗き込む。
合コンや恋バナが大好きな華乃子ちゃんだけど、こういう時はすごく真剣に私のことを想ってくれる。
この会社に入ってから出会った同期だが、私にとってはただの同期ではなくて大切な1人の友人と思っているためその言葉が心をゆっくり包んでいった。
「ん~正直言うと乱されてはいるよね」
「まぁそりゃそうよね。嫌いで別れたわけじゃないしね」
「だけど今付き合ってる人は健二くんだし、浮気とかするつもりは全くないよ」
「そうね。浮気はやっぱだめだから、もしそうなるなら別れてからにしなね」
「ちょっと縁起でもないこと言わないでよ~」
「うふふ、ごめんごめん」
華乃子ちゃんはこんなことを言うが、今更私が理玖くんとどうこうなるとはとても思えない。
これからは上司として関わっていくだけだ。
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