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その女、敵か味方か 5
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「このまま抱いてもいいか?」
不安げに揺れるその瞳はまるでお母さんの機嫌を伺う子供のようにも見えて、やけに伊織くんの身体が小さく感じる。
自分にその気がなくとも、私たちの関係を乱そうとする者が現れたことによって、私が離れていかないか不安になっている様子が伝わってきた。
だけどそんな心配は全く必要ない。
伊織くんは気づいていないのかもしれないが、私は伊織くんが思っている以上に彼のことが好きだ。
おじい様に言われたからといって、はい分かりました、と引き下がるほどできた大人じゃない。
そんな気持ちを伊織くんにもちゃんと伝えたくて、今度は自分から伊織くんの唇を奪った。
「うん、抱いて?」
まさか私からキスされるとは思っていなかったのか伊織くんは驚いた後、私の身体を痛いほどきつく抱きしめる。
舌を絡めあったまま伊織くんは私の身体を軽々と持ち上げられそのまま寝室へと運ばれていった。
ベッドに寝かせられた私はそのまま組み敷かれ、両腕を伊織くんの手で拘束された状態で深く口付けを交わす。
身動きが取れないままのこの濃厚なキスはとても刺激的で脳髄がどんどん蕩けていくような気がした。
「ぁっ⋯⋯んっっぁ」
「こ、はる⋯っ」
キスの合間に囁かれる名前はとんでもなく甘く、それを聞くだけで子宮が疼きキュンと昂ってしまう。
それだけでこんなに気持ちよくなってしまうくらい、私は伊織くんのことが大好きなんだ。
「心春⋯好きだ、大好きだ」
いつもより余裕がないのか伊織くんは性急に私の服を剥ぎ取ると、あらわになる膨らみに勢いよくしゃぶりつく。
沈みこんだ頂きをねっとりと舐められ、あっという間にピンッと存在感をあらわにした。
片手ではもう1つの膨らみをやわやわと揉みしだき大きく形を変える。
伊織くんの余裕のなさが伝わってきて、それさえも愛おしいと感じた。
「やば⋯⋯今日、余裕ないかも」
「うん。私も、今すぐにでも入れて欲しいって思ってるよ」
「⋯っ!わざと言ってるのか?」
「ねえ伊織くん。勘違いして欲しくないから言うけどね」
両手で伊織くんの顔を包み込み私の正面を向かせる。
私を抱くその身体や手はとても大きいのに、不安げになる伊織くんは塩らしくて可愛らしい。
「大好きなのは伊織くんだけじゃないからね。私だって伊織くんと同じくらい伊織くんのこと好きだから」
「心春⋯⋯⋯」
「だから触れたいしこうやって伊織くんとしたいって思えるんだよ」
そう伝えた途端、私のお腹の部分に触れていた伊織くんのソレがドクンと脈打ったのが分かった。
スウェットの下からでも、大きくなっているのが分かる。
私の言葉で身体で伊織くんが興奮してくれるのが嬉しい。
誰も見られない伊織くんの嫉妬心丸出しのメッセージも、私が離れていかないか不安になるその瞳も全部独り占めしたいと思っているくらい、私は彼に溺れている。
伊織くんはふぅと息を吐くと私の身体を反転させ、そのまま背中に唇を這わせた。
触れるだけのその感触が背中を犯していきゾクゾクと身体が震える。
いつの間にか全身の服を脱いでいた伊織くんは私のズボンや下着も全て脱がし、長い指を私の蜜壷へと滑り込ませた。
四つん這いの体勢はとても羞恥心を刺激されるもの、支配されているような感覚にも陥りまた気持ちが昂る。
「触る前からこんなにして⋯⋯期待してくれてたんだな」
「んんんっっ⋯⋯そう、だよ⋯期待、してたっ」
「ごめん、こんだけ濡れてるからもう入れてもいい?我慢できない」
苦しそうに息を吐きながら呟いた伊織くんは自分のソレに避妊具を装着すると私の返事を待たず奥まで押し込んだ。
一気に挿し込まれた肉棒は子宮にぶつかりその強すぎる刺激によって、私は軽く達してしまった。
「ぁぁっ⋯⋯んっっぁ」
「心春、入れただけで軽くイッたよな」
不安げに揺れるその瞳はまるでお母さんの機嫌を伺う子供のようにも見えて、やけに伊織くんの身体が小さく感じる。
自分にその気がなくとも、私たちの関係を乱そうとする者が現れたことによって、私が離れていかないか不安になっている様子が伝わってきた。
だけどそんな心配は全く必要ない。
伊織くんは気づいていないのかもしれないが、私は伊織くんが思っている以上に彼のことが好きだ。
おじい様に言われたからといって、はい分かりました、と引き下がるほどできた大人じゃない。
そんな気持ちを伊織くんにもちゃんと伝えたくて、今度は自分から伊織くんの唇を奪った。
「うん、抱いて?」
まさか私からキスされるとは思っていなかったのか伊織くんは驚いた後、私の身体を痛いほどきつく抱きしめる。
舌を絡めあったまま伊織くんは私の身体を軽々と持ち上げられそのまま寝室へと運ばれていった。
ベッドに寝かせられた私はそのまま組み敷かれ、両腕を伊織くんの手で拘束された状態で深く口付けを交わす。
身動きが取れないままのこの濃厚なキスはとても刺激的で脳髄がどんどん蕩けていくような気がした。
「ぁっ⋯⋯んっっぁ」
「こ、はる⋯っ」
キスの合間に囁かれる名前はとんでもなく甘く、それを聞くだけで子宮が疼きキュンと昂ってしまう。
それだけでこんなに気持ちよくなってしまうくらい、私は伊織くんのことが大好きなんだ。
「心春⋯好きだ、大好きだ」
いつもより余裕がないのか伊織くんは性急に私の服を剥ぎ取ると、あらわになる膨らみに勢いよくしゃぶりつく。
沈みこんだ頂きをねっとりと舐められ、あっという間にピンッと存在感をあらわにした。
片手ではもう1つの膨らみをやわやわと揉みしだき大きく形を変える。
伊織くんの余裕のなさが伝わってきて、それさえも愛おしいと感じた。
「やば⋯⋯今日、余裕ないかも」
「うん。私も、今すぐにでも入れて欲しいって思ってるよ」
「⋯っ!わざと言ってるのか?」
「ねえ伊織くん。勘違いして欲しくないから言うけどね」
両手で伊織くんの顔を包み込み私の正面を向かせる。
私を抱くその身体や手はとても大きいのに、不安げになる伊織くんは塩らしくて可愛らしい。
「大好きなのは伊織くんだけじゃないからね。私だって伊織くんと同じくらい伊織くんのこと好きだから」
「心春⋯⋯⋯」
「だから触れたいしこうやって伊織くんとしたいって思えるんだよ」
そう伝えた途端、私のお腹の部分に触れていた伊織くんのソレがドクンと脈打ったのが分かった。
スウェットの下からでも、大きくなっているのが分かる。
私の言葉で身体で伊織くんが興奮してくれるのが嬉しい。
誰も見られない伊織くんの嫉妬心丸出しのメッセージも、私が離れていかないか不安になるその瞳も全部独り占めしたいと思っているくらい、私は彼に溺れている。
伊織くんはふぅと息を吐くと私の身体を反転させ、そのまま背中に唇を這わせた。
触れるだけのその感触が背中を犯していきゾクゾクと身体が震える。
いつの間にか全身の服を脱いでいた伊織くんは私のズボンや下着も全て脱がし、長い指を私の蜜壷へと滑り込ませた。
四つん這いの体勢はとても羞恥心を刺激されるもの、支配されているような感覚にも陥りまた気持ちが昂る。
「触る前からこんなにして⋯⋯期待してくれてたんだな」
「んんんっっ⋯⋯そう、だよ⋯期待、してたっ」
「ごめん、こんだけ濡れてるからもう入れてもいい?我慢できない」
苦しそうに息を吐きながら呟いた伊織くんは自分のソレに避妊具を装着すると私の返事を待たず奥まで押し込んだ。
一気に挿し込まれた肉棒は子宮にぶつかりその強すぎる刺激によって、私は軽く達してしまった。
「ぁぁっ⋯⋯んっっぁ」
「心春、入れただけで軽くイッたよな」
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