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第8話 ラマナス海洋国家史(4)
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さすがにこの動きには世界各国が一斉に非難を始めた。あれだけの攻撃力を持っていたラマナス側である。当然、核兵器、あるいはそれに準ずる大量破壊兵器を持っていても不思議ではない。このままでは両国の間に全面核戦争が始まる恐れがあった。しかし、自身が拒否権を持つ国連安全保障理事会で、自身に対する非難決議などが通るはずもない。つまり国際社会においてもはや中国共産党政府を止めるすべはなかったのだ。ここにおいて第二次世界大戦戦後体制においてその戦勝国が暴走を始めた場合、誰もそれを止める手段がない事を世界は自覚し、その戦後体制の大いなる欠陥を思い知らされた。
しかし、この期に及んでもラマナス海洋王国側からは動きは皆無に等しかった。中国共産党政府に対し事実上核攻撃を止めさせるべく交渉を模索する事も、アメリカ等に軍事的援助や同盟を結ぶ事を働きかける事すらしなかった。ただ国王であるエドワード=ラマナスはこう宣言したのみだった。
『我々は決して自身の国を見捨てる事はない』
と……。
これは例え核攻撃が行われようとも今領土内に残る者はこのまま退避することなくその場に居続けると言う事だった。
そして2027年3月14日、後に『神雷のホワイトデー』と呼ばれる事になるこの日、ついに中国大陸沿岸部からエドワード島に向けて極秘裏に核弾頭付き巡航ミサイルが発射され、海面すれすれのレーダーに探知されない超低空をアドワード島に向けて飛行を開始した。
何の阻止行動もないまま巡航ミサイルがラマナス海洋王国の領空内に入ったその瞬間、誰もが思いもしなかった事が起こった。
エドワード島近海、あの謎のミサイル群が発射されたのと同じ海域から目もくらむばかりの光の柱が迫りくる巡航ミサイルに向けて伸びて行った。そして、そのまま光の柱は巡航ミサイルを飲み込み、そのまま一直線に遥か大空の彼方へまでも進んで行った。後に米軍偵察衛星の観測によりとその光の柱はそのまま大気圏外の衛星軌道の先の宇宙空間にまで伸びた後、消失した事が分かった。
結局、この光の柱に飲み込まれた巡航ミサイルは、爆発で放射能等をまき散らすことなく、また、あの艦隊などと同じ様にそれがまるで最初から存在しなかった様に消失してしまった。そればかりか巡航ミサイルを一瞬で消失させたその光の柱は、それが消えた後一時間近くに渡りその場所の時空に歪みを残していたと言われる。
光の柱の発射後、すぐさまその海域から十数発のミサイルがほぼ垂直に発射された。大きさは先ほど艦隊を消滅させた物より大型でICBMクラスの大きさがあった。そのミサイルの弾頭部分は大気圏外まで上昇した後、ほぼ垂直に落下を始めた。そして、その弾頭はさらに複数の小型の弾頭に分かれそのすべてが大陸の中国領土すべてに均等に広がりながら落下した。
この時、世界中の誰もがこれはラマナス側からの報復核攻撃だと思った。もちろん人民解放軍も持てる限りすべての迎撃ミサイルを発射しその惨事を少しでも回避しようとした。しかし、それまで同様、ラマナス側のミサイルを一発たりとも破壊する事は出来なかった。
しかし、驚くべきことにラマナス側の発射したミサイルの弾頭は地上に落下する前にその全てが自爆して消失した。自爆した時に一瞬、霧の様な物が広範囲に広がったとの目撃情報から、これは核でなく細菌、あるいは化学兵器が使用されたと危惧されたがこの攻撃による中国側の人的被害は完全に0だった。
そこで人々はこれはラマナス海洋王国国王エドワード=ラマナスの大いなる警告だと判断した。ここに至り強気だった中国共産党政府もさすがに折れ、自らが常任理事を務める国連の安全保障理事会を通してラマナスとの交渉を提案した。この時、中国共産党政府の提案は『ラマナス領内を中華人民共和国の特別自治区として認める』とのものだった。
だが、この時、もうすでにこの戦いの決着は完全に付いていたのだ。しかも中国共産党政府はラマナス側に無条件降伏をせざるを得ない程の状態に追い詰められていた。
中国共産党政府の提案を聞いたエドワード=ラマナス国王は『汝、己の思い上がりを知るべし』と一言だけ呟いたと言う。
そして、それからゆっくりと中国共産党政府の率いる中華人民共和国の崩壊が始まった。最初はインターネットや通信機器の接続が不安定になる現象から始まった。そしてそれは、すぐにコンピュータの不調へ発展し、さらにはその内部にマイクロコンピュータを内蔵するすべての自動車などの機械、家電にまで波及した。異常が始まって一週間後にはすべての電子機器が使用に耐えられない状態になった。ここにおいて中華人民共和国内の社会的インフラは完全に失われる事態となった。さらには兵器も一部の拳銃や銃器を除いて使用不可能になった。ただ不思議な事にその現象は一歩、中華人民共和国の国境外に出ると嘘の様に起こらなくなった。さらには、この混乱に乗じて、チベットやウイグル等の独立闘争があった地域での反中国闘争も激化し国内は内戦状態になった。そしてこの場合も、何故か反中国側の武装勢力の持つ電子機器や武器はその機能が正常に戻っていた。
この様な状態では旧式の歩兵用銃器しか使えぬ人民解放軍はほとんど機能する事もなく、一か月もせぬ内に中国共産党政府は瓦解し、中華人民共和国と言う国は事実上消滅した。この内戦で当時の中国共産党の上級幹部のほとんどが捕らえられ処刑された。かろうじて国外逃亡に成功した者の少数ながらいたがそのほとんどが逃亡先の国で暗殺された。それは、ラマナスとの紛争以前は中国と友好国だった国内でも起こっていた。
結局、その後半年ほどで内戦は収まり、中国大陸の全ては台湾の中国国民党政府が瓦解した共産党政府に代わり統治を始め急速に治安を回復していった。ただし、内戦の功労者ともいえるチベットなど独立運動があった地域はすべて独立し、中国の国土は共産党政府時代よりかなり狭まる事になった。
しかし、ラマナス側はその当事者でありながら、最後に謎の弾頭ミサイルを発射した後は、表向きこの中国内戦に関与する事はなかった。ただ、内戦終結直前に『我がラマナス海洋王国は台湾中国国民党政府による大陸の治安維持を支持する』と声明を出しただけだった。
しかし、この期に及んでもラマナス海洋王国側からは動きは皆無に等しかった。中国共産党政府に対し事実上核攻撃を止めさせるべく交渉を模索する事も、アメリカ等に軍事的援助や同盟を結ぶ事を働きかける事すらしなかった。ただ国王であるエドワード=ラマナスはこう宣言したのみだった。
『我々は決して自身の国を見捨てる事はない』
と……。
これは例え核攻撃が行われようとも今領土内に残る者はこのまま退避することなくその場に居続けると言う事だった。
そして2027年3月14日、後に『神雷のホワイトデー』と呼ばれる事になるこの日、ついに中国大陸沿岸部からエドワード島に向けて極秘裏に核弾頭付き巡航ミサイルが発射され、海面すれすれのレーダーに探知されない超低空をアドワード島に向けて飛行を開始した。
何の阻止行動もないまま巡航ミサイルがラマナス海洋王国の領空内に入ったその瞬間、誰もが思いもしなかった事が起こった。
エドワード島近海、あの謎のミサイル群が発射されたのと同じ海域から目もくらむばかりの光の柱が迫りくる巡航ミサイルに向けて伸びて行った。そして、そのまま光の柱は巡航ミサイルを飲み込み、そのまま一直線に遥か大空の彼方へまでも進んで行った。後に米軍偵察衛星の観測によりとその光の柱はそのまま大気圏外の衛星軌道の先の宇宙空間にまで伸びた後、消失した事が分かった。
結局、この光の柱に飲み込まれた巡航ミサイルは、爆発で放射能等をまき散らすことなく、また、あの艦隊などと同じ様にそれがまるで最初から存在しなかった様に消失してしまった。そればかりか巡航ミサイルを一瞬で消失させたその光の柱は、それが消えた後一時間近くに渡りその場所の時空に歪みを残していたと言われる。
光の柱の発射後、すぐさまその海域から十数発のミサイルがほぼ垂直に発射された。大きさは先ほど艦隊を消滅させた物より大型でICBMクラスの大きさがあった。そのミサイルの弾頭部分は大気圏外まで上昇した後、ほぼ垂直に落下を始めた。そして、その弾頭はさらに複数の小型の弾頭に分かれそのすべてが大陸の中国領土すべてに均等に広がりながら落下した。
この時、世界中の誰もがこれはラマナス側からの報復核攻撃だと思った。もちろん人民解放軍も持てる限りすべての迎撃ミサイルを発射しその惨事を少しでも回避しようとした。しかし、それまで同様、ラマナス側のミサイルを一発たりとも破壊する事は出来なかった。
しかし、驚くべきことにラマナス側の発射したミサイルの弾頭は地上に落下する前にその全てが自爆して消失した。自爆した時に一瞬、霧の様な物が広範囲に広がったとの目撃情報から、これは核でなく細菌、あるいは化学兵器が使用されたと危惧されたがこの攻撃による中国側の人的被害は完全に0だった。
そこで人々はこれはラマナス海洋王国国王エドワード=ラマナスの大いなる警告だと判断した。ここに至り強気だった中国共産党政府もさすがに折れ、自らが常任理事を務める国連の安全保障理事会を通してラマナスとの交渉を提案した。この時、中国共産党政府の提案は『ラマナス領内を中華人民共和国の特別自治区として認める』とのものだった。
だが、この時、もうすでにこの戦いの決着は完全に付いていたのだ。しかも中国共産党政府はラマナス側に無条件降伏をせざるを得ない程の状態に追い詰められていた。
中国共産党政府の提案を聞いたエドワード=ラマナス国王は『汝、己の思い上がりを知るべし』と一言だけ呟いたと言う。
そして、それからゆっくりと中国共産党政府の率いる中華人民共和国の崩壊が始まった。最初はインターネットや通信機器の接続が不安定になる現象から始まった。そしてそれは、すぐにコンピュータの不調へ発展し、さらにはその内部にマイクロコンピュータを内蔵するすべての自動車などの機械、家電にまで波及した。異常が始まって一週間後にはすべての電子機器が使用に耐えられない状態になった。ここにおいて中華人民共和国内の社会的インフラは完全に失われる事態となった。さらには兵器も一部の拳銃や銃器を除いて使用不可能になった。ただ不思議な事にその現象は一歩、中華人民共和国の国境外に出ると嘘の様に起こらなくなった。さらには、この混乱に乗じて、チベットやウイグル等の独立闘争があった地域での反中国闘争も激化し国内は内戦状態になった。そしてこの場合も、何故か反中国側の武装勢力の持つ電子機器や武器はその機能が正常に戻っていた。
この様な状態では旧式の歩兵用銃器しか使えぬ人民解放軍はほとんど機能する事もなく、一か月もせぬ内に中国共産党政府は瓦解し、中華人民共和国と言う国は事実上消滅した。この内戦で当時の中国共産党の上級幹部のほとんどが捕らえられ処刑された。かろうじて国外逃亡に成功した者の少数ながらいたがそのほとんどが逃亡先の国で暗殺された。それは、ラマナスとの紛争以前は中国と友好国だった国内でも起こっていた。
結局、その後半年ほどで内戦は収まり、中国大陸の全ては台湾の中国国民党政府が瓦解した共産党政府に代わり統治を始め急速に治安を回復していった。ただし、内戦の功労者ともいえるチベットなど独立運動があった地域はすべて独立し、中国の国土は共産党政府時代よりかなり狭まる事になった。
しかし、ラマナス側はその当事者でありながら、最後に謎の弾頭ミサイルを発射した後は、表向きこの中国内戦に関与する事はなかった。ただ、内戦終結直前に『我がラマナス海洋王国は台湾中国国民党政府による大陸の治安維持を支持する』と声明を出しただけだった。
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