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第2話 王宮に現れた下品な女
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カタリナがまるで頭痛でもあるかの様に額に手を当てたまま、少し乱暴にソファーにどかりと腰を下ろした。
するとすぐさま、傍らに控えていた黒いロングワンピースに白いエプロンドレスと言う装いの若い侍女がカタリナの前に置かれた白い陶磁器のカップに紅茶を注いだ。
「姫様、差し出がましいようですが、
あの方の事はあまりお考えにならない方が……」
「ありがとう、アリス。
そうね、あの人の事はお父様でも手を焼くほどだから、
私が考えた所でどうなるものでもないんだけどね。
でも、あれでも一応ね……」
カタリナ付きメイドのアリスが心配そうにそう小声でささやくと、カタリナは自虐的な笑みを浮かべてそう言って最後は言葉を濁した。
ちょうどその時だった、広々とした王宮前庭園に向かって開け放たれたバルコニー付きの窓から、金管楽器を思わせる騒音が流れて来た。そして、それは確実に音量と音圧を増している。その音源は明らかにこちらへ近づいて来ている。
「まったく、あの人はまだあんな野蛮な物を乗り回して!」
カタリナは飲みかけだった紅茶のカップを少し乱暴に大理石のテーブルの上に置いて声を上げた。そして、そのまますくっと立ち上がるとすたすたと扉の方へ向かって歩き始めた。
「姫様!」
傍で控えていたアリスが慌ててその後に付き従おうとすると、カタリナが彼女を振り返ってそれを留めた。
「あなたは来なくてから、
その代り部屋を少し片付けておいて」
アリスはそのカタリナの言葉に率直に従った。カタリナ付きのメイドである彼女にはもう分かっていたのだ。『あの人』とカタリナが呼んだ人物に自分をあまり会わせたくはないのだ、と。あの人とこの王宮で接するのはもっぱらメイド長である『クローディア』の役目であった。
「仰せのままに……」
「お願いするわね、アリス」
アリスが足を止めて頭を下げながら片足を一歩引きスカートを広げる優雅な挨拶をすると、カタリナはそう言って部屋を出て行った。
「クローディア! クローディアは居るか?」
立派な玄関前のロータリーに滑り込んだビンテージフェラーリの運転席から降りて来たその若い女はいきなりそう叫んだ。
その女は、優美なこの王宮にはおよそ似つかわしくない恰好をしていた。
手入れもあまりせず伸ば放しにした漆黒の長い髪。前髪も手入れされる事なく顔の半分を覆い隠す程の長さだった。そして、この国では珍しい良く研がれた碁石の様な黒い瞳。
さらに、その服装がまたなんとも奇妙だった。長い手足にすらりと引き締まった長身ながら、上はシルバーの鋲やチェーンが沢山あしらわれた黒革のジャケット。下は圧手の黒いストッキングに、少し屈めば下着が見えてしまいそうなほどの黒革のミニスカート。
その姿は、ダウンタウンにたむろするストリートギャングか、街娼か、はたまたパンクロッカーと言う一般人なら目を合わせたくない種類の人間そのものだった。少なくともこの様な王宮に足を踏み入れる事は絶対に許される種類の人間ではない。
ところがである。
「静様、何度も申し上げておりますが……
王宮内ではもう少しご自重くださいませ」
すぐさま、アリスと同じ様な恰好をしたメイドが王宮の玄関からスカートの裾を引き上げながら走り寄って来た。そして、深々と頭を下げながらその女にそう言った。
こちらはアリスと同じ格好の侍女ながら、歳はアリスよりかなり上。それでも、まだ女としてピークを終えていない。フレームレスの眼鏡を掛けたこの美しく理知的な侍女こそ、この王宮に居る全てのメイドや使用人を統括し、雑務のすべてを取り仕切るメイド長の『クローディア=フォーサイス』であった。
「分かってるってクローディア。
でもな、ここは私の家なんだ。
家に居る時ぐらい自由にさせてくれ」
「家の外でもかなりご自由にされてるご様子ですが?」
「まあ、相手が私なんだ。多少の事は気にすんな」
『静様』と呼ばれたこの女はそう言って高笑いするとすたすたと玄関に向かって歩き始めた。その一歩後をメイド長のクローディアが付き従う。女は前を見たまま、手に持っていた、これまたシルバーの鋲が沢山打ち付けられた黒革のショルダーバックを無造作に真上の放り投げた。バックはそのまま後ろを歩くクローディアの胸元にふわりと落ちて来た。それをクローディアが慌てて両手で受け止める。
「まったくクローディアさんはいつも表情が固いなぁ。
そんなに美人なんだからもっと笑えば良いのさ」
「美人だなんて、行き遅れの年増女をからかわないください、マックス様」
「何言ってるのさ。クローディアさんは今でも十分魅力的な女性だよ」
助手席から降りて来た若い男が小走りにクローディアの脇を通り過ぎながらそう言葉を交わしてウインクした。そして女に追いつくと横にぴたりと寄り添う様にして歩き出した。そして、クローディも、俯き加減に少しだけ赤く染まった頬を隠すようにして二人の後を追った。
クローディアにマックスと呼ばれたこの男、まるで映画俳優か流行りの歌手の様に整った顔立ちと細身の体を持ついかにもと言う優男だった。ただ女の横に立つと女のヒールの高さを差し引いてもやや背が低かった。まあ、実際はこの男の身長が低い訳でなく、女の方が平均的な女性からするとかなりの長身なのだ。
ちなみにこの男も女同様に、細く長い脚にぴたりと張り付く黒革のパンツに、迷彩柄のタンクトップ、そして黒革のライダージャケットを纏い、腕や首にシルバーでドクロなどをアレンジしたいかにもと言うアクセサリーをじゃらじゃらと身に付けていた。その服装からすると映画俳優、流行歌手と言うよりパンクロッカー、あるいはストリートギャングと言う方がしっくりと来る。
乗ってきた車同様、この二人、その姿、言動はこのような場所に似つかわしくない、絵に描いたような世間の鼻つまみ者、アウトサイダーだった。
それなのにだ。この国の王が住まう王宮を預かるメイド長たる者がその人物を追い出したりする事もせず、あまつさえそれが主であるかの様な言動をしていた。
するとすぐさま、傍らに控えていた黒いロングワンピースに白いエプロンドレスと言う装いの若い侍女がカタリナの前に置かれた白い陶磁器のカップに紅茶を注いだ。
「姫様、差し出がましいようですが、
あの方の事はあまりお考えにならない方が……」
「ありがとう、アリス。
そうね、あの人の事はお父様でも手を焼くほどだから、
私が考えた所でどうなるものでもないんだけどね。
でも、あれでも一応ね……」
カタリナ付きメイドのアリスが心配そうにそう小声でささやくと、カタリナは自虐的な笑みを浮かべてそう言って最後は言葉を濁した。
ちょうどその時だった、広々とした王宮前庭園に向かって開け放たれたバルコニー付きの窓から、金管楽器を思わせる騒音が流れて来た。そして、それは確実に音量と音圧を増している。その音源は明らかにこちらへ近づいて来ている。
「まったく、あの人はまだあんな野蛮な物を乗り回して!」
カタリナは飲みかけだった紅茶のカップを少し乱暴に大理石のテーブルの上に置いて声を上げた。そして、そのまますくっと立ち上がるとすたすたと扉の方へ向かって歩き始めた。
「姫様!」
傍で控えていたアリスが慌ててその後に付き従おうとすると、カタリナが彼女を振り返ってそれを留めた。
「あなたは来なくてから、
その代り部屋を少し片付けておいて」
アリスはそのカタリナの言葉に率直に従った。カタリナ付きのメイドである彼女にはもう分かっていたのだ。『あの人』とカタリナが呼んだ人物に自分をあまり会わせたくはないのだ、と。あの人とこの王宮で接するのはもっぱらメイド長である『クローディア』の役目であった。
「仰せのままに……」
「お願いするわね、アリス」
アリスが足を止めて頭を下げながら片足を一歩引きスカートを広げる優雅な挨拶をすると、カタリナはそう言って部屋を出て行った。
「クローディア! クローディアは居るか?」
立派な玄関前のロータリーに滑り込んだビンテージフェラーリの運転席から降りて来たその若い女はいきなりそう叫んだ。
その女は、優美なこの王宮にはおよそ似つかわしくない恰好をしていた。
手入れもあまりせず伸ば放しにした漆黒の長い髪。前髪も手入れされる事なく顔の半分を覆い隠す程の長さだった。そして、この国では珍しい良く研がれた碁石の様な黒い瞳。
さらに、その服装がまたなんとも奇妙だった。長い手足にすらりと引き締まった長身ながら、上はシルバーの鋲やチェーンが沢山あしらわれた黒革のジャケット。下は圧手の黒いストッキングに、少し屈めば下着が見えてしまいそうなほどの黒革のミニスカート。
その姿は、ダウンタウンにたむろするストリートギャングか、街娼か、はたまたパンクロッカーと言う一般人なら目を合わせたくない種類の人間そのものだった。少なくともこの様な王宮に足を踏み入れる事は絶対に許される種類の人間ではない。
ところがである。
「静様、何度も申し上げておりますが……
王宮内ではもう少しご自重くださいませ」
すぐさま、アリスと同じ様な恰好をしたメイドが王宮の玄関からスカートの裾を引き上げながら走り寄って来た。そして、深々と頭を下げながらその女にそう言った。
こちらはアリスと同じ格好の侍女ながら、歳はアリスよりかなり上。それでも、まだ女としてピークを終えていない。フレームレスの眼鏡を掛けたこの美しく理知的な侍女こそ、この王宮に居る全てのメイドや使用人を統括し、雑務のすべてを取り仕切るメイド長の『クローディア=フォーサイス』であった。
「分かってるってクローディア。
でもな、ここは私の家なんだ。
家に居る時ぐらい自由にさせてくれ」
「家の外でもかなりご自由にされてるご様子ですが?」
「まあ、相手が私なんだ。多少の事は気にすんな」
『静様』と呼ばれたこの女はそう言って高笑いするとすたすたと玄関に向かって歩き始めた。その一歩後をメイド長のクローディアが付き従う。女は前を見たまま、手に持っていた、これまたシルバーの鋲が沢山打ち付けられた黒革のショルダーバックを無造作に真上の放り投げた。バックはそのまま後ろを歩くクローディアの胸元にふわりと落ちて来た。それをクローディアが慌てて両手で受け止める。
「まったくクローディアさんはいつも表情が固いなぁ。
そんなに美人なんだからもっと笑えば良いのさ」
「美人だなんて、行き遅れの年増女をからかわないください、マックス様」
「何言ってるのさ。クローディアさんは今でも十分魅力的な女性だよ」
助手席から降りて来た若い男が小走りにクローディアの脇を通り過ぎながらそう言葉を交わしてウインクした。そして女に追いつくと横にぴたりと寄り添う様にして歩き出した。そして、クローディも、俯き加減に少しだけ赤く染まった頬を隠すようにして二人の後を追った。
クローディアにマックスと呼ばれたこの男、まるで映画俳優か流行りの歌手の様に整った顔立ちと細身の体を持ついかにもと言う優男だった。ただ女の横に立つと女のヒールの高さを差し引いてもやや背が低かった。まあ、実際はこの男の身長が低い訳でなく、女の方が平均的な女性からするとかなりの長身なのだ。
ちなみにこの男も女同様に、細く長い脚にぴたりと張り付く黒革のパンツに、迷彩柄のタンクトップ、そして黒革のライダージャケットを纏い、腕や首にシルバーでドクロなどをアレンジしたいかにもと言うアクセサリーをじゃらじゃらと身に付けていた。その服装からすると映画俳優、流行歌手と言うよりパンクロッカー、あるいはストリートギャングと言う方がしっくりと来る。
乗ってきた車同様、この二人、その姿、言動はこのような場所に似つかわしくない、絵に描いたような世間の鼻つまみ者、アウトサイダーだった。
それなのにだ。この国の王が住まう王宮を預かるメイド長たる者がその人物を追い出したりする事もせず、あまつさえそれが主であるかの様な言動をしていた。
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