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第26話
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「私はお前とウィリアム様を離縁させる為に此処に来たのだがな」
あの後、私達は侯爵邸を後にし、今は父が私に預けてくれた支店の事務室でアレクを交えて話しをしています。
結局私には、やはりトラマールもウィリアム様も見捨てる事は出来ませんでした。私は泣きながら私に縋る彼を見て、此処に残り、トラマール領の復興に尽力する事に決めたのです。しかし父は未だにその事が納得出来ない様子です。
実は父は未だ日も明けぬ早朝、このトラマールに到着しました。そこから私達は、今日の事を打ち合わせしたのです。そこで私は、嫁いで来てからこれまでの数日間の詳細を、父や弁護士に説明しました。
その中で弁護士は言いました。
「話を聞く限りですが、侯爵様が今の状態では、この先領主として正確な判断が出来るとは思えません。侯爵位は一刻も早くウィリアム様に引き継いだ方が良いでしょう」と。
ですが、今のあの他人に縋り、肝心な事から逃げてばかりいるウィリアム様では、侯爵位を継がせるには荷が重いと父は判断しました。
「アリエルからは聞いていたが、今日実際に彼に会って更にその思いは強くなったよ。彼に領主は任せられない。彼は大切な事は全て人任せにし、人の言葉を簡単に信じる。今のままでは、彼はまた別の誰かに言葉巧みに騙されるだろう。だが、これではアリエルに彼の防波堤になれと言っているに等しい。アリエルに係る負担は大きいぞ…」
父は残念そうに言います。父はもう既にウィリアム様を見限っていました。
「分かっています。ですが、今、彼を見放せば追い詰められて全てを失った彼は、最後の逃げ場として母である侯爵夫人と同じ様に、自ら命を断つのでは無いかと心配になりました。私はそれだけは避けたいのです」
「だからと言って、お前があの男の為に、苦労を背負い込む必要があるのか?」
父は自問自答している様ですが、私は決めたのです。
彼自身も言った様に、私はウィリアム様が平民になって生きていけるとは思えません。初恋の人に自死なんて最後を迎えさえたくはないのです。
結局、私の意思の固さに父は折れ、何度もアレクに私の事を支えてくれる様に頼むと父は帰って行きました。
「ねぇ、アレク。私は親不孝ね」
父が乗った馬車を見送りながら、私はアレクに話しかけます。
「ええ、本当に…。」
アレクは否定しませんでした。
「アリエル様はご存知ですか? 何故未だにウィリアム様に侯爵位が譲られていなかったのか…?」
「いいえ。父も不思議に思っていたわ」
私は首を振ります。
「クララから聞いたんですが、侯爵様が反対なさっていたそうですよ。自分の目の黒い内はウィリアムには爵位は譲らないと…。その侯爵様の言い付けをサイオス様がずっと守り続けていたそうです。侯爵様が自我を失った後も、『侯爵様の意思に反するお積りですか』とウィリアム様に言い張ってね…」
「サイオスが? そう…。そうだったの…」
「話を聞いていて思いました。もし、サイオス様がそうして頑なに爵位を守っていなければ、もしかしたらこの領地も、不正業者に奪われていたかも知れない…」
「…そうね」
「侯爵様も、ずっと前からウィリアム様を見限っていたのかも知れませんね」
アレクは呟く様に私にそう告げました。
それから数日後、弁護士が爵位の変更の為の書類を持って侯爵邸を訪れました。
「この手続きが終了すれば、晴れて貴方は爵位を継ぎ、トラマール侯爵になります。気を引き締めて、アリエル様と力を合わせ、領地の復興に努めてほしいと、伯爵様から伝言をお預かりしております」
「はい、心して励みます」
ウィリアム様は晴れやかな表情で弁護士にそう告げました。やっと爵位が継げるのです。彼にとっては喜ばしい事なのでしょう。
でも、ウィリアム様のその表情を見て、私はまた不安を覚えました。彼は自分の背負った責任が分かっているのだろうか…と。
それからの私は馬車馬の様に必死に働きました。侯爵夫人なんて名ばかりの日々です。でも自分で選んだ道です。
領主夫人としての仕事、商会の仕事、そして寝る前には必ず義理父様にその日あった出来事を話しに行きました。
そうして話しかける事が義理父様の病気には有効だと、医師に教えられたからです。
忙しい日々はあっと言う間に過ぎて行きました。でも、その甲斐があって領地は少しずつ活気を取り戻していきました。事業も軌道に乗り、職人も育っていき、受注出来る品物の量も増えました。
そうして生活に少しだけゆとりが出る様になった私は、屋敷の使用人の数を増やし、屋敷を整えていきました。
雑草を刈り、そこに亡き叔母の…侯爵夫人の好きだった花を植えます。
そこを車椅子を押しながら義理父様と散歩をするのが日課になりました。そうです。それが出来る時間の余裕が作れる様になったのです。
その余裕は義理父様の病気にも良い影響を与えた様で、義理父様に少しずつ表情が戻っていきました。花を見て、義理父様が「綺麗だ…」と言葉を発しられた時は、サイオスと2人、涙を流しました。
何もかもが順調でした。ただ一つウィリアム様との関係を除いては…。
家中の全ての人間が、侯爵の自分ではなく、大切な事の指示は私に仰ぐ。
最初はそれで良かった。彼も少しずつ以前の姿を取り戻していく侯爵家に喜びを感じている様でした。私もこのままいけば、愛し合い、支え合える、そんな夫婦になれるのではないかと夢見ていました。
でもそうではありませんでした。
負債も減り、少しずつ侯爵家が豊かになっていくと、ウィリアム様は私を疎む様になっていきました。この侯爵家の主人は自分だと…。
そして私がトラマールに嫁いで4年目。
事件は起こりました。
あの後、私達は侯爵邸を後にし、今は父が私に預けてくれた支店の事務室でアレクを交えて話しをしています。
結局私には、やはりトラマールもウィリアム様も見捨てる事は出来ませんでした。私は泣きながら私に縋る彼を見て、此処に残り、トラマール領の復興に尽力する事に決めたのです。しかし父は未だにその事が納得出来ない様子です。
実は父は未だ日も明けぬ早朝、このトラマールに到着しました。そこから私達は、今日の事を打ち合わせしたのです。そこで私は、嫁いで来てからこれまでの数日間の詳細を、父や弁護士に説明しました。
その中で弁護士は言いました。
「話を聞く限りですが、侯爵様が今の状態では、この先領主として正確な判断が出来るとは思えません。侯爵位は一刻も早くウィリアム様に引き継いだ方が良いでしょう」と。
ですが、今のあの他人に縋り、肝心な事から逃げてばかりいるウィリアム様では、侯爵位を継がせるには荷が重いと父は判断しました。
「アリエルからは聞いていたが、今日実際に彼に会って更にその思いは強くなったよ。彼に領主は任せられない。彼は大切な事は全て人任せにし、人の言葉を簡単に信じる。今のままでは、彼はまた別の誰かに言葉巧みに騙されるだろう。だが、これではアリエルに彼の防波堤になれと言っているに等しい。アリエルに係る負担は大きいぞ…」
父は残念そうに言います。父はもう既にウィリアム様を見限っていました。
「分かっています。ですが、今、彼を見放せば追い詰められて全てを失った彼は、最後の逃げ場として母である侯爵夫人と同じ様に、自ら命を断つのでは無いかと心配になりました。私はそれだけは避けたいのです」
「だからと言って、お前があの男の為に、苦労を背負い込む必要があるのか?」
父は自問自答している様ですが、私は決めたのです。
彼自身も言った様に、私はウィリアム様が平民になって生きていけるとは思えません。初恋の人に自死なんて最後を迎えさえたくはないのです。
結局、私の意思の固さに父は折れ、何度もアレクに私の事を支えてくれる様に頼むと父は帰って行きました。
「ねぇ、アレク。私は親不孝ね」
父が乗った馬車を見送りながら、私はアレクに話しかけます。
「ええ、本当に…。」
アレクは否定しませんでした。
「アリエル様はご存知ですか? 何故未だにウィリアム様に侯爵位が譲られていなかったのか…?」
「いいえ。父も不思議に思っていたわ」
私は首を振ります。
「クララから聞いたんですが、侯爵様が反対なさっていたそうですよ。自分の目の黒い内はウィリアムには爵位は譲らないと…。その侯爵様の言い付けをサイオス様がずっと守り続けていたそうです。侯爵様が自我を失った後も、『侯爵様の意思に反するお積りですか』とウィリアム様に言い張ってね…」
「サイオスが? そう…。そうだったの…」
「話を聞いていて思いました。もし、サイオス様がそうして頑なに爵位を守っていなければ、もしかしたらこの領地も、不正業者に奪われていたかも知れない…」
「…そうね」
「侯爵様も、ずっと前からウィリアム様を見限っていたのかも知れませんね」
アレクは呟く様に私にそう告げました。
それから数日後、弁護士が爵位の変更の為の書類を持って侯爵邸を訪れました。
「この手続きが終了すれば、晴れて貴方は爵位を継ぎ、トラマール侯爵になります。気を引き締めて、アリエル様と力を合わせ、領地の復興に努めてほしいと、伯爵様から伝言をお預かりしております」
「はい、心して励みます」
ウィリアム様は晴れやかな表情で弁護士にそう告げました。やっと爵位が継げるのです。彼にとっては喜ばしい事なのでしょう。
でも、ウィリアム様のその表情を見て、私はまた不安を覚えました。彼は自分の背負った責任が分かっているのだろうか…と。
それからの私は馬車馬の様に必死に働きました。侯爵夫人なんて名ばかりの日々です。でも自分で選んだ道です。
領主夫人としての仕事、商会の仕事、そして寝る前には必ず義理父様にその日あった出来事を話しに行きました。
そうして話しかける事が義理父様の病気には有効だと、医師に教えられたからです。
忙しい日々はあっと言う間に過ぎて行きました。でも、その甲斐があって領地は少しずつ活気を取り戻していきました。事業も軌道に乗り、職人も育っていき、受注出来る品物の量も増えました。
そうして生活に少しだけゆとりが出る様になった私は、屋敷の使用人の数を増やし、屋敷を整えていきました。
雑草を刈り、そこに亡き叔母の…侯爵夫人の好きだった花を植えます。
そこを車椅子を押しながら義理父様と散歩をするのが日課になりました。そうです。それが出来る時間の余裕が作れる様になったのです。
その余裕は義理父様の病気にも良い影響を与えた様で、義理父様に少しずつ表情が戻っていきました。花を見て、義理父様が「綺麗だ…」と言葉を発しられた時は、サイオスと2人、涙を流しました。
何もかもが順調でした。ただ一つウィリアム様との関係を除いては…。
家中の全ての人間が、侯爵の自分ではなく、大切な事の指示は私に仰ぐ。
最初はそれで良かった。彼も少しずつ以前の姿を取り戻していく侯爵家に喜びを感じている様でした。私もこのままいけば、愛し合い、支え合える、そんな夫婦になれるのではないかと夢見ていました。
でもそうではありませんでした。
負債も減り、少しずつ侯爵家が豊かになっていくと、ウィリアム様は私を疎む様になっていきました。この侯爵家の主人は自分だと…。
そして私がトラマールに嫁いで4年目。
事件は起こりました。
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