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初めての真剣勝負
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「メイ、どうしたんだ?急に怒り出して、そんなにリンゴが酸っぱかったのか?」
突然怒り出したわたしに、ゲンキさんは呆気にとられる。
すると、カシムはニコニコの笑顔になり言葉を返した。
だがその笑顔は引きつり、不気味な雰囲気が漂う。
「お嬢さんどうしました?口に合いませんでしたか?それならリンゴではなくパンはどうでしょう?甘いミルクと新鮮な卵を使った絶品ですよ」
そういうと、カシムは袋から1つのパンを取り出すと、わたしに手渡そうとした。
しかしわたしはその行動を片手で制す。
「そんなに美味しいなら貴方が食べてくださいよ?」
「なに?」
「食べてくださいって言ってるんですよ?それともアサガレシの毒が入ってて食べられないんですか?」
アサガレシ。
前世でいうアサガオに似た植物で、遅延性の猛毒を持っている。
食べてすぐには効果が発生しないが、10分程で激しい動悸と呼吸困難が起こり心臓がマヒして死に至る危険な植物だ。
生成した毒は、無色無臭なのだが、若干の苦みが発生する。
わたしはその毒を知っている。
なぜなら、嫌というほどに幼少期から味あわされてきたからだ。
「聖女は絶対に倒れてはいけない」それがマルチーズ家の家訓だ。
そしてそれを可能にする為に、わたしはあらゆる毒や病原菌に耐性をつける為、毒の摂取と病原菌の注射をされてきた。
その為、わたしを含めたマルチーズ家一族には殆どの毒と病原菌に対して、強い耐性があるのだ。
よって、アサガレンの毒はわたしに利かない。さらにその味も判断することができるのだ。
「・・・・」
わたしの言葉にカシムは沈黙する。
その沈黙に事の重大さが伝わったのだろう、ゲンキさんとアヤさんもカシムを睨みつけて立ち上がった。
「くっくっくっく。これはとんだ誤算だ。このまま、毒で死んでくれれば後処理が楽だったのによ」
「おい!ちょっと待て、これはいったいどういうことだ」
「カシムさん。どうしてこんなことをするの?貴方はいったい・・・」
カシムの突然の変貌に、ゲンキさんとアヤさんは困惑する。
そんな中、わたしはゆっくりと言葉をつづけた。
「おそらく積み荷。貴方達、違法な物を運んでいるんでしょう?だから口封じのために、わたし達を殺そうとした。違いますか?」
「ふん。だったら、どうだというのだ」
「決まっています。貴方達を拘束させて頂きます」
「ふん!偉そうにガキはさっさと、黙って死んどけ」
すると突然、カシムの後ろに控えていた従者の一人が剣を抜くと、わたしに切りかかった。
しかしわたしはヒラリと後ろに下がりそれを躱す。
そして後ろに立つ、ゲンキさんの少し後ろに並んだ。
「メイ、アヤ、取り巻きをお願いできるか?カシムは俺が拘束する」
ゲンキさんも剣を抜き、わたしとアヤさんに指示を飛ばす。
その言葉に、わたし達はコクリと頷いた。
「わかったわ。メイ、左をお願いできる?私は右を担当するわ」
「わかりました。任せてください」
「二人とも気を抜くんじゃないぞ。特にメイ、倒したらすぐに応援にいく。それまで何とか持ち堪えてくれ」
それぞれが武器を構えて、対峙する。
そして1対1の戦いが始まった。
◇◇◇◇
「ふん。ガキがなめやがって」
互いに向かい合うと、従者の男は吐き捨てるように言葉を吐く。
それに対し、わたしは剣を中段に構えた。
対峙するのは従者の男の1人。
常に馬車の中にいた奴だ。
もう1人の従者が少しひょろりとしているのに対し、こちらは恰幅がよくどちらかといえばぽっちゃり体系だ。
しかし腕っぷしは強そうで、半そでの上着からは鍛え抜かれた逞しい二の腕が覗いていた。
ゲンキさん達は既に戦いを始めているのだろう。
周りから剣を振る音が聞こえる。
しかしわたしは動かない、いや動けなかった。
必死に震える体を抑えて、剣の重心を保つので精一杯だったのだ。
さっきまでは平気だった、しかしいざ対峙してみると、わたしにある恐怖が芽生えた。
わたしは前世、今世を含めて人を殺したことがなかった。
前世では普通の日本人の女子高生。
剣道を習っていただけで別に殺し合いに身を置く状況ではなかったし、真剣勝負等したことがない。侍の家系であったので家に先祖から受け継いだ日本刀はあったが、それでも触ったり素振りをする程度だ。そもそも日本で人を殺した時点で、犯罪者になってしまうであろう。
そして今世では、特別な家系とはいえ侯爵家の貴族令嬢だ。
前世の日本と比べると命が軽く、常に危険と隣り合わせのこの世界では、前世よりも多くの死を見てきた。
特に冒険者になった時に経験したライラさん達の死は、わたしに大きな衝撃を与えた。
しかしそれでも、わたしは実際に人を殺したことない。
冒険者になって魔物を殺したことは多々あるが、命をやり取りするこの対人戦は初めてだ。
この剣をふるい急所をつけば、人間は簡単に死んでしまうだろう。
しかし、相手はわたしと同じ人間だ。
その人は普通に言葉を話し、わたしと同じように人生を生きてきた。
もしかしたら彼の帰りを待つ家族がいるのかもしれない。
犯罪者であろうと彼には人生があり、愛されるべき家族がいるのだ。
他人の大切な人、そして彼の人生を奪う権利がわたしにはあるのであろうか?
わかっている。奴はわたしを殺すつもりだ。
その目は血走り、真剣にわたしを睨みつけている。
殺すことを躊躇すればわたしに危険が及ぶであろう。
さらにはわたしが殺されることにより、仲間のゲンキさん達も危険に晒してしまう。
だがそんなことはわかっている。
しかしわかっているのと行動に移すことはまた違う。
わたしはその2つの気持ちに揺れ動いた。
「どうした?動かないのか?それならこっちから行くぞ」
向かい合う男は舌なめずりをして手に持つ剣の刃をなめると、突然距離をつめて切りかかった。
横なぎに剣を振るい、躊躇くなくわたしの首を狙う。
その攻撃を見切ったわたしは摺足で後ろに下がり、それを躱す。
躱した際に男に大きな隙ができたものの、わたしは反撃の一歩を踏み出せなかった。
逆にさらに後ろに下がり、男との距離を取る。
「ふん、ちょこまかしやがって」
男は剣を躱されたことで、青筋を浮かべて怒りを顕わにする。
それから大声を上げなら無茶苦茶に剣を振り、切りかかった。
首、胸、腹、ことごとくわたしの急所を狙い、相手は何度も何度も剣を振るう。
相手の力強い攻撃は、一発でも当たればわたしは命を落としてしまうであろう。
だが男の剣の腕は、そこまで高くなかった。
予備動作、視線、剣の軌道。
それはどれも素直で、パッと見ただけでわかりやすい。
摺足で後ろに下がりながら、その攻撃をなんなく躱す。
今のわたしにとって真剣勝負は恐怖そのもので、現に反撃すらできていない。
しかし前世で長年にわたって培ってきた技術と経験は、反射的に男の攻撃を躱し続けていた。
◇◇◇◇
どれくらい躱し続けていただろう、目の前の従者の男は無茶苦茶に剣を振るったことで、かなりの疲労を滲ませていた。
最初は速かった動きも今はそれほどでもない。
従者の男は肩であらく息を吐きながら、服の袖で汗をぬぐった。
一方、わたしは最小限の動きで相手の攻撃を躱していたので、殆ど疲労はない。
逆に今は、殺さなくても勝てるのではないかという活路を見いだせていた。
このまま躱し続ければ、相手は体力が切れて動けなくなるのではないか?
そうすれば殺さなくても、彼を戦闘不能にできるのではないか?
剣を構えながら、わたしは男の攻撃をこのまま躱し続ける道を選択する。
今では震えは収まり、真剣に男の動きに注視していた。
しかしその均衡は、突如崩れ去った。
「ゲンキ!」
アヤさんの悲鳴のような叫びが木霊する。
わたしは突然の声に驚き、その方向を見た。
するとカシムに深々と剣を突き立てられ、地面に倒れこむゲンキさんの姿が見えた。
その衝撃にわたしは思わず膠着し、隙が生まれた。
「もらった!」
そしてその隙をつき、目の前の従者が剣を振るう。
わたしは慌てて、目の前に視線を戻した。
しかしその時には、相手の剣はわたしの目前に迫っていた。
突然怒り出したわたしに、ゲンキさんは呆気にとられる。
すると、カシムはニコニコの笑顔になり言葉を返した。
だがその笑顔は引きつり、不気味な雰囲気が漂う。
「お嬢さんどうしました?口に合いませんでしたか?それならリンゴではなくパンはどうでしょう?甘いミルクと新鮮な卵を使った絶品ですよ」
そういうと、カシムは袋から1つのパンを取り出すと、わたしに手渡そうとした。
しかしわたしはその行動を片手で制す。
「そんなに美味しいなら貴方が食べてくださいよ?」
「なに?」
「食べてくださいって言ってるんですよ?それともアサガレシの毒が入ってて食べられないんですか?」
アサガレシ。
前世でいうアサガオに似た植物で、遅延性の猛毒を持っている。
食べてすぐには効果が発生しないが、10分程で激しい動悸と呼吸困難が起こり心臓がマヒして死に至る危険な植物だ。
生成した毒は、無色無臭なのだが、若干の苦みが発生する。
わたしはその毒を知っている。
なぜなら、嫌というほどに幼少期から味あわされてきたからだ。
「聖女は絶対に倒れてはいけない」それがマルチーズ家の家訓だ。
そしてそれを可能にする為に、わたしはあらゆる毒や病原菌に耐性をつける為、毒の摂取と病原菌の注射をされてきた。
その為、わたしを含めたマルチーズ家一族には殆どの毒と病原菌に対して、強い耐性があるのだ。
よって、アサガレンの毒はわたしに利かない。さらにその味も判断することができるのだ。
「・・・・」
わたしの言葉にカシムは沈黙する。
その沈黙に事の重大さが伝わったのだろう、ゲンキさんとアヤさんもカシムを睨みつけて立ち上がった。
「くっくっくっく。これはとんだ誤算だ。このまま、毒で死んでくれれば後処理が楽だったのによ」
「おい!ちょっと待て、これはいったいどういうことだ」
「カシムさん。どうしてこんなことをするの?貴方はいったい・・・」
カシムの突然の変貌に、ゲンキさんとアヤさんは困惑する。
そんな中、わたしはゆっくりと言葉をつづけた。
「おそらく積み荷。貴方達、違法な物を運んでいるんでしょう?だから口封じのために、わたし達を殺そうとした。違いますか?」
「ふん。だったら、どうだというのだ」
「決まっています。貴方達を拘束させて頂きます」
「ふん!偉そうにガキはさっさと、黙って死んどけ」
すると突然、カシムの後ろに控えていた従者の一人が剣を抜くと、わたしに切りかかった。
しかしわたしはヒラリと後ろに下がりそれを躱す。
そして後ろに立つ、ゲンキさんの少し後ろに並んだ。
「メイ、アヤ、取り巻きをお願いできるか?カシムは俺が拘束する」
ゲンキさんも剣を抜き、わたしとアヤさんに指示を飛ばす。
その言葉に、わたし達はコクリと頷いた。
「わかったわ。メイ、左をお願いできる?私は右を担当するわ」
「わかりました。任せてください」
「二人とも気を抜くんじゃないぞ。特にメイ、倒したらすぐに応援にいく。それまで何とか持ち堪えてくれ」
それぞれが武器を構えて、対峙する。
そして1対1の戦いが始まった。
◇◇◇◇
「ふん。ガキがなめやがって」
互いに向かい合うと、従者の男は吐き捨てるように言葉を吐く。
それに対し、わたしは剣を中段に構えた。
対峙するのは従者の男の1人。
常に馬車の中にいた奴だ。
もう1人の従者が少しひょろりとしているのに対し、こちらは恰幅がよくどちらかといえばぽっちゃり体系だ。
しかし腕っぷしは強そうで、半そでの上着からは鍛え抜かれた逞しい二の腕が覗いていた。
ゲンキさん達は既に戦いを始めているのだろう。
周りから剣を振る音が聞こえる。
しかしわたしは動かない、いや動けなかった。
必死に震える体を抑えて、剣の重心を保つので精一杯だったのだ。
さっきまでは平気だった、しかしいざ対峙してみると、わたしにある恐怖が芽生えた。
わたしは前世、今世を含めて人を殺したことがなかった。
前世では普通の日本人の女子高生。
剣道を習っていただけで別に殺し合いに身を置く状況ではなかったし、真剣勝負等したことがない。侍の家系であったので家に先祖から受け継いだ日本刀はあったが、それでも触ったり素振りをする程度だ。そもそも日本で人を殺した時点で、犯罪者になってしまうであろう。
そして今世では、特別な家系とはいえ侯爵家の貴族令嬢だ。
前世の日本と比べると命が軽く、常に危険と隣り合わせのこの世界では、前世よりも多くの死を見てきた。
特に冒険者になった時に経験したライラさん達の死は、わたしに大きな衝撃を与えた。
しかしそれでも、わたしは実際に人を殺したことない。
冒険者になって魔物を殺したことは多々あるが、命をやり取りするこの対人戦は初めてだ。
この剣をふるい急所をつけば、人間は簡単に死んでしまうだろう。
しかし、相手はわたしと同じ人間だ。
その人は普通に言葉を話し、わたしと同じように人生を生きてきた。
もしかしたら彼の帰りを待つ家族がいるのかもしれない。
犯罪者であろうと彼には人生があり、愛されるべき家族がいるのだ。
他人の大切な人、そして彼の人生を奪う権利がわたしにはあるのであろうか?
わかっている。奴はわたしを殺すつもりだ。
その目は血走り、真剣にわたしを睨みつけている。
殺すことを躊躇すればわたしに危険が及ぶであろう。
さらにはわたしが殺されることにより、仲間のゲンキさん達も危険に晒してしまう。
だがそんなことはわかっている。
しかしわかっているのと行動に移すことはまた違う。
わたしはその2つの気持ちに揺れ動いた。
「どうした?動かないのか?それならこっちから行くぞ」
向かい合う男は舌なめずりをして手に持つ剣の刃をなめると、突然距離をつめて切りかかった。
横なぎに剣を振るい、躊躇くなくわたしの首を狙う。
その攻撃を見切ったわたしは摺足で後ろに下がり、それを躱す。
躱した際に男に大きな隙ができたものの、わたしは反撃の一歩を踏み出せなかった。
逆にさらに後ろに下がり、男との距離を取る。
「ふん、ちょこまかしやがって」
男は剣を躱されたことで、青筋を浮かべて怒りを顕わにする。
それから大声を上げなら無茶苦茶に剣を振り、切りかかった。
首、胸、腹、ことごとくわたしの急所を狙い、相手は何度も何度も剣を振るう。
相手の力強い攻撃は、一発でも当たればわたしは命を落としてしまうであろう。
だが男の剣の腕は、そこまで高くなかった。
予備動作、視線、剣の軌道。
それはどれも素直で、パッと見ただけでわかりやすい。
摺足で後ろに下がりながら、その攻撃をなんなく躱す。
今のわたしにとって真剣勝負は恐怖そのもので、現に反撃すらできていない。
しかし前世で長年にわたって培ってきた技術と経験は、反射的に男の攻撃を躱し続けていた。
◇◇◇◇
どれくらい躱し続けていただろう、目の前の従者の男は無茶苦茶に剣を振るったことで、かなりの疲労を滲ませていた。
最初は速かった動きも今はそれほどでもない。
従者の男は肩であらく息を吐きながら、服の袖で汗をぬぐった。
一方、わたしは最小限の動きで相手の攻撃を躱していたので、殆ど疲労はない。
逆に今は、殺さなくても勝てるのではないかという活路を見いだせていた。
このまま躱し続ければ、相手は体力が切れて動けなくなるのではないか?
そうすれば殺さなくても、彼を戦闘不能にできるのではないか?
剣を構えながら、わたしは男の攻撃をこのまま躱し続ける道を選択する。
今では震えは収まり、真剣に男の動きに注視していた。
しかしその均衡は、突如崩れ去った。
「ゲンキ!」
アヤさんの悲鳴のような叫びが木霊する。
わたしは突然の声に驚き、その方向を見た。
するとカシムに深々と剣を突き立てられ、地面に倒れこむゲンキさんの姿が見えた。
その衝撃にわたしは思わず膠着し、隙が生まれた。
「もらった!」
そしてその隙をつき、目の前の従者が剣を振るう。
わたしは慌てて、目の前に視線を戻した。
しかしその時には、相手の剣はわたしの目前に迫っていた。
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