悪役令息上等です。悪の華は可憐に咲き誇る

竜鳴躍

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性女は聖女と言いはって、人気取りの炊き出しをしました

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私はマーガレット。

ただのマーガレットだったのを母さんの葬式に来たコロコロした可愛らしいおじさんが、叔父さんだよってひきとってくれて、マーガレット=ヘイボーン男爵令嬢になったんだけど、あの謁見の日にまたただのマーガレットに戻って、法王って人が「こうなったら本当に聖女になってもらいましょう。少しは癒しの魔法に適性があるわけだし。」とかなんとか言って、今、神殿にいます。

正直貴族より気楽でいいわぁ。
冷めたごはんより、やっぱりほかほかごはんよね。
冷製スープとか意味わかんない。
生クリームが脂っぽくて私は苦手~。


アルバート様は廃嫡はされなかったけど、王位継承権をはく奪されました。
可哀そうだわ!あんなに素敵な人なのにっ!


何にもしなくても癒しの力が使えた私は、ちゃんと修行したらすっごい聖女だったらしいの。

ほら!だからいったとおりじゃない~!

性女なんて馬鹿にしてぇ!私は聖女なんだからぁ!



あの澄ましたアレンが気にくわないっ!

マナーとか爵位とかうるさかった。
私をアルバート様の御妃として認めてくれて、アドバイスだっていうのなら、あんなに回りくどい言い方しなくてよくない?
というか、あんたん家が私を養女にしなさいよ!
教養教養言うけどね、貴族になったばっかだったんだからあんたと比べて足りないのは当たり前よ!
それでもねぇ、赤点じゃなかったんだから!
あんなに意地悪しなくてもいいでしょ!
赤点じゃないってことは合格点はとれてるんだから!
あとねぇ、くっつくな、ってあんたの僻みでしょー、ぷぷー!

あの腹黒はスラムを改革しているみたいで、むかつくことにこの教会にも参拝者から情報がくる。

何がスラムの奇跡よ!

スラム街の女神よ!

あいつ、男でしょうが!


敬われるのは聖女でしょ!
ふつう!



だいたい、あいつのやってることって冷たいのよ。
貧しいんだからお金が欲しいのよ!
食べ物!まずは食べ物!

お金と食べ物あげとけばみんなハッピーじゃん!
なのになんで働かせようとするの?
困っている人たちを苦しめるの!?

だから私は毎日炊き出しをするわ!



ほほほ、今日も貧しい身なりの人たちが並んでるわ!

アルバートに用意させたお金と食材。


いっぱい並ぶから、スープでいいわね。
水いっぱいいれればたくさん作れるし。


ウフフフ、皆嬉しいでしょう!

私をあがめなさい!


私の方が女神デショ!




あんな奴でも王位継承権を持っているって聞いた。
アルバート様が剥奪された今、もしかしたらアレンのやつが次の王様になるかもしれないってこと?

許せない。


私の楽しい学園生活、輝かしい未来に泥を塗った悪役令息の思うようにはさせない。


ほほほほ、私がアルバート様の王位継承権を取り戻してさしあげるわ!
あんたなんかを王様にしない。
次の王様はアルバート様よ!
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