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勇者ざまあが始まる
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馬車を降りると、みんなが注目するのはいつも俺だった。
なのになんで。
今日は誰も俺を見ていない。
腹が立ってみんなが見ているそれを見た。
銀髪の目立つ男を中心に、黒髪黒目の可愛らしい男と金髪にエメラルドグリーンの男。
3人とも、可愛い。
俺より。
お気に入りの玩具が壊れたときのようにイライラする。
しかも3人は、俺のクラスに来た。
「ディユから来ました。カルディ=カフィ。得意属性は光です。よろしくお願いします。」
「同じくディユからです。ルシフェル=ホーリー=アンジュです。魔法は全属性使えます。白い羽がチャームポイントです。よろしくお願いします。」
「……っ、ユース=プラチナムです。よろしくお願いします。」
ディユ。
クラスが固まる。
魔族が何で学校に来るんだ!
よし、魔族なら…、討伐対象だもんなァ。
「魔族めっ!神聖な学び舎にやってくるとは!許せんっ!」
魔法で剣を出し、斬りかかる。
「キャアアアア!」
クラスは騒然となるが気にしない。
だって、目の前の魔族を倒さなきゃいけないだろう?
「ジャスティン君!!」
教師が何か止める声が聞こえたが気にしない。
俺の剣圧で何人かがぶっ飛んだ。
馬鹿め、邪魔にいるところにいるからだ。のろまが。
ぶっ飛んだ奴らの中には、俺の隣の席にいた俺の婚約者もいたが気にしない。
「バリア!」
金色の髪の奴がクラスにいる教師や生徒全員にバリアを張った。
「光魔法、光速化!」
黒髪が何かを唱えた―――――――と思った瞬間。
「ぐあ!」
背後に回られて、体を拘束される。
「大丈夫?」
「今、回復を…。」
めちゃくちゃな教室。
倒れて怪我をしているクラスメイト。
「神の奇跡。」
金髪がめちゃくちゃに壊れたり、崩れた教室を。あっという間に元に戻した。
「………君。この怪我は……今の怪我じゃない…。誰がこんなひどいことを………。確か君はグラディウス様の婚約者のシロナ様では。まさか………。」
銀髪は怪我をした奴らを一瞬で治し、俺の婚約者の傷、衝撃でめくれ、破れた衣服の隙間から除く青あざを見て目をひそめた。
教師も、クラスメイトも、みんなが俺を怯えたような目で見ていた。
なのになんで。
今日は誰も俺を見ていない。
腹が立ってみんなが見ているそれを見た。
銀髪の目立つ男を中心に、黒髪黒目の可愛らしい男と金髪にエメラルドグリーンの男。
3人とも、可愛い。
俺より。
お気に入りの玩具が壊れたときのようにイライラする。
しかも3人は、俺のクラスに来た。
「ディユから来ました。カルディ=カフィ。得意属性は光です。よろしくお願いします。」
「同じくディユからです。ルシフェル=ホーリー=アンジュです。魔法は全属性使えます。白い羽がチャームポイントです。よろしくお願いします。」
「……っ、ユース=プラチナムです。よろしくお願いします。」
ディユ。
クラスが固まる。
魔族が何で学校に来るんだ!
よし、魔族なら…、討伐対象だもんなァ。
「魔族めっ!神聖な学び舎にやってくるとは!許せんっ!」
魔法で剣を出し、斬りかかる。
「キャアアアア!」
クラスは騒然となるが気にしない。
だって、目の前の魔族を倒さなきゃいけないだろう?
「ジャスティン君!!」
教師が何か止める声が聞こえたが気にしない。
俺の剣圧で何人かがぶっ飛んだ。
馬鹿め、邪魔にいるところにいるからだ。のろまが。
ぶっ飛んだ奴らの中には、俺の隣の席にいた俺の婚約者もいたが気にしない。
「バリア!」
金色の髪の奴がクラスにいる教師や生徒全員にバリアを張った。
「光魔法、光速化!」
黒髪が何かを唱えた―――――――と思った瞬間。
「ぐあ!」
背後に回られて、体を拘束される。
「大丈夫?」
「今、回復を…。」
めちゃくちゃな教室。
倒れて怪我をしているクラスメイト。
「神の奇跡。」
金髪がめちゃくちゃに壊れたり、崩れた教室を。あっという間に元に戻した。
「………君。この怪我は……今の怪我じゃない…。誰がこんなひどいことを………。確か君はグラディウス様の婚約者のシロナ様では。まさか………。」
銀髪は怪我をした奴らを一瞬で治し、俺の婚約者の傷、衝撃でめくれ、破れた衣服の隙間から除く青あざを見て目をひそめた。
教師も、クラスメイトも、みんなが俺を怯えたような目で見ていた。
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