111 / 113
おまけ
ミニスカサンタ
しおりを挟む
「サンドル、ちょっと来て?」
「何ですか?リーフ様。」
リーフ様に呼ばれて、翡翠宮へ行く。
相変わらずここは、ウィンター王国でも別世界。
冬でも花が咲き、果実を実らせ、木々が青々としている。
「違う違う。研究所の方じゃなくて、僕のプライベートルームね。」
そう言われて部屋に入ると、リーフ様はタンスを漁りだした。
「これでもない、あれでもない………。!あった!」
飛び出してくる衣装がどれもきわどいのですが。
「どう、これ!着てみてよ。サンドルにあげる!」
えっ、これ?
真っ赤な生地にふわふわなファーがたっぷりフチについて。
頭には同じ生地の真っ赤な三角帽子。
クルッと回れば丈の短いスカートが浮いて、パンツが見えそうでちょっと恥ずかしい。
「いいじゃない!よく似合ってるよ!」
「これ…………。」
「ミニスカサンタの服だよ!クリスマスにこれでヤードを悩殺してよ。」
うわあっ、小悪魔ウインクいただきましたっ!
「でも、僕がいただいてもいいんですか?」
「いいの、いいの。もう僕が着るには可愛すぎだし。子どもたちに着せようとするとクレイが怒るの。変だよね、自分は好きなのに。」
ふふっと笑う顔もセクシー。
「じゃあ、いただきます。ありがとうございます!」
クリスマスが楽しみだなあ。
「何ですか?リーフ様。」
リーフ様に呼ばれて、翡翠宮へ行く。
相変わらずここは、ウィンター王国でも別世界。
冬でも花が咲き、果実を実らせ、木々が青々としている。
「違う違う。研究所の方じゃなくて、僕のプライベートルームね。」
そう言われて部屋に入ると、リーフ様はタンスを漁りだした。
「これでもない、あれでもない………。!あった!」
飛び出してくる衣装がどれもきわどいのですが。
「どう、これ!着てみてよ。サンドルにあげる!」
えっ、これ?
真っ赤な生地にふわふわなファーがたっぷりフチについて。
頭には同じ生地の真っ赤な三角帽子。
クルッと回れば丈の短いスカートが浮いて、パンツが見えそうでちょっと恥ずかしい。
「いいじゃない!よく似合ってるよ!」
「これ…………。」
「ミニスカサンタの服だよ!クリスマスにこれでヤードを悩殺してよ。」
うわあっ、小悪魔ウインクいただきましたっ!
「でも、僕がいただいてもいいんですか?」
「いいの、いいの。もう僕が着るには可愛すぎだし。子どもたちに着せようとするとクレイが怒るの。変だよね、自分は好きなのに。」
ふふっと笑う顔もセクシー。
「じゃあ、いただきます。ありがとうございます!」
クリスマスが楽しみだなあ。
31
お気に入りに追加
2,701
あなたにおすすめの小説
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない
てんつぶ
BL
連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。
その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。
弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。
むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。
だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。
人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――

【完結】可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない
天田れおぽん
BL
劣性アルファであるオズワルドは、劣性オメガの幼馴染リアンを伴侶に娶りたいと考えていた。
ある日、仕えている王太子から名前も知らないオメガのうなじを噛んだと告白される。
運命の番と王太子の言う相手が落としていったという髪飾りに、オズワルドは見覚えがあった――――
※他サイトにも掲載中
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
が、レジーナブックスさまより発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m


成り行き番の溺愛生活
アオ
BL
タイトルそのままです
成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です
始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください
オメガバースで独自の設定があるかもです
27歳×16歳のカップルです
この小説の世界では法律上大丈夫です オメガバの世界だからね
それでもよければ読んでくださるとうれしいです


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる