85 / 113
番外編 執事との恋
デート
しおりを挟む
「週末にオペラに行こうと思う。」
「公務?」
両親はオペラの観劇らしい。
芸術観賞をするのも、王族の仕事。
助成もしてるし、王族のお墨付きがもらえるから、主催者もありがたいらしい。
「では、僕たちもいいですか?」
お兄さまもオディール様と行くんだ。
いいなあ。
「僕とオディール。サンドルとヤード。ヤードもそれなら行きやすいだろうし。」
えっ。
僕たちは顔を見合わせた。
やったあ!
どんなお洋服着ていこうかな。
茶色のコートにパンツにして、ドレスシャツを合わせようかな。
「僕は黒のスーツを着るよ。サンドルには僕から贈らせて?」
「いいの!うれしい!」
初めてのデート。
キラキラしたオペラハウスでは、それぞれ個室。
初めてヤードにエスコートされて僕は浮かれていたけど、ヤードが周りの貴族にどう思われているか、僕は分かっていなかった。
「飲み物とってきますね。」
ヤードはみんなの飲み物を取りに行った。
「伯爵令息がうまくやったよな。生まれた時から餌付けか。」
「顔が良いって得だな。」
こういう貴族もいる。
「公務?」
両親はオペラの観劇らしい。
芸術観賞をするのも、王族の仕事。
助成もしてるし、王族のお墨付きがもらえるから、主催者もありがたいらしい。
「では、僕たちもいいですか?」
お兄さまもオディール様と行くんだ。
いいなあ。
「僕とオディール。サンドルとヤード。ヤードもそれなら行きやすいだろうし。」
えっ。
僕たちは顔を見合わせた。
やったあ!
どんなお洋服着ていこうかな。
茶色のコートにパンツにして、ドレスシャツを合わせようかな。
「僕は黒のスーツを着るよ。サンドルには僕から贈らせて?」
「いいの!うれしい!」
初めてのデート。
キラキラしたオペラハウスでは、それぞれ個室。
初めてヤードにエスコートされて僕は浮かれていたけど、ヤードが周りの貴族にどう思われているか、僕は分かっていなかった。
「飲み物とってきますね。」
ヤードはみんなの飲み物を取りに行った。
「伯爵令息がうまくやったよな。生まれた時から餌付けか。」
「顔が良いって得だな。」
こういう貴族もいる。
30
お気に入りに追加
2,692
あなたにおすすめの小説
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
【完結・ルート分岐あり】オメガ皇后の死に戻り〜二度と思い通りにはなりません〜
ivy
BL
魔術師の家門に生まれながら能力の発現が遅く家族から虐げられて暮らしていたオメガのアリス。
そんな彼を国王陛下であるルドルフが妻にと望み生活は一変する。
幸せになれると思っていたのに生まれた子供共々ルドルフに殺されたアリスは目が覚めると子供の頃に戻っていた。
もう二度と同じ轍は踏まない。
そう決心したアリスの戦いが始まる。
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。

愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。


【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる