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番外編 執事との恋
私は執事
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レナードお兄さま(外では言い方に気を付けている)の最初の赤ちゃん。
お兄さまによく似たルカ王子の執事になるため、父の下で修行に励み、最初は執事見習いとして。
15の時には執事としてルカ王子についた。
ルカ王子が2歳の時に生まれた弟殿下はアレックス様似。
黒髪にサファイアの瞳。
キラキラとした目で私に甘えてくる。
好きを全身で伝えてくる殿下を愛しく思う。
だけど、私は執事。
たかが伯爵令息なのだ。
リチャード様は侯爵家でクレイ様は辺境伯爵家。
彼らとは違う。
爵位も足りない。
そばで成長を見守られれば、それでいい。
そう思っているのに…。
「ヤードっ。」
「ヤードすき。」
「ヤード、僕に勉強を教えて?」
うぅ…。
僕は20歳、王子は8歳。
今はまだ可愛い弟のような気持ちだけど。
王子は本当に僕のことが好きなのだろうか。
王子が18の時は、僕は30。
王子のためにも、結婚相手を探したほうがいいのかもしれない。
お兄さまによく似たルカ王子の執事になるため、父の下で修行に励み、最初は執事見習いとして。
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だけど、私は執事。
たかが伯爵令息なのだ。
リチャード様は侯爵家でクレイ様は辺境伯爵家。
彼らとは違う。
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そう思っているのに…。
「ヤードっ。」
「ヤードすき。」
「ヤード、僕に勉強を教えて?」
うぅ…。
僕は20歳、王子は8歳。
今はまだ可愛い弟のような気持ちだけど。
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